■マリコ先生の自己紹介
②自尊心が高い人と低い人の差はここで出る。まずは消費者センターへ。
2023年4月11日。
元生徒がカナダにスノボをする為に、旅行会社申し込んだが、旅行会社の不備によりカナダに行くことが出来なかった。
スノボとスーツケースとリュックを抱えて出国しようとしていた彼は、15時台の飛行機に乗ることが出来なくて3時間羽田空港に放心状態でいた。
そこから1週間以上の日にちが過ぎた。
元生徒の言動がおかしいから「病院へ行きなよ」って促したけど「おかしくなんかないです!」って言っていたから病院へ行かないと思っていたら、
マリコ先生…
病院行って来ました。
と、LINEが届き、診断書には
「適応障害」
と書かれていて、
精神的に強い負荷がかかり抑うつ状態…
と説明が書かれていた。
その後の弁護士さんとの話の内容も、彼の期待とは裏腹にガッカリする内容だったことを聞いた。
憲法14条の条文
第十四条〔平等原則、貴族制度の否認及び栄典の限界〕
1、すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
「人間は皆、平等!」じゃないのか?泣き寝入りしたくないから弁護士がいるんじゃないのか?弱者は切り捨てられるのか?コレが日本なのか!
答え。
そもそも、人は「平等ではない」という事実を知ることです。
今回の彼は無職です。
カナダで働くことも視野にいれてのカナダ旅行でしたから。だから、「この旅行が行けなくなったので契約が不履行になりました。」みたいなビジネマンなら弁護士を立てて訴訟も出来ますが、この場合の慰謝料なんて、カナダにいけなかった自分の悔しさ料にしか過ぎないのです。
しかも、「支払った旅費が全額戻ってきた」のは、相手の誠意が見られると見なされている。普通なら、支払った3分の1か4分の1の金額しか戻ってこないらしい。
旅行の定款を読んでいないので知らないけど。
全ての最終責任は自分の責任です。ということ。確認しない自分がいけないとのこと。「知らなかった」とかいう「無知」な人には容赦ない。だから勉強しろよ!本読めよ!と思うかもしれないけど、そうじゃない。
普通なら、全額戻ってこない旅費が戻ってきたんだよ。それで良しとしなよ…
普通なら…
普通は、とか使うけど、
普通とは、数字のことです。
どこを切り取るかで、
人は普通にも非普通にもなるのです。
うつ病になった彼…
彼の家庭は全員仲良しで、
SNSでは家族旅行の写真がたくさんアップされていた。だから、彼のことは全く心配はしていない。子どもを信頼している両親と毎日楽しく暮らしている。
彼は、
理系の大学に指定校推薦で入学できるくらい優秀でした。しかし、「俺の人生だから」と言って大学に進学せず高卒で就職。
しかし、22歳は若い。
カナダで思う存分スノボをするために選んだカナダ。それが航空カウンターの係員と話しただけで終わるという…悔しさと悲しさで、呆然と羽田空港のカタカタと時刻と出国先を示すフライトボードを眺めていたらしい。
やるせない気持ちが「慰謝料」となることはない現実。
アンラッキーを嘆いていても、
何の得にもならないから!なんて、
この言葉をかけることは出来なかった。
今は、
この現実を受け入れるしかない。
悲しむしかない。
配られたカードで戦うしかない。
「感情を受けいれる」
とは、こんなこと。
泣き寝入りするのか?
彼は、自分の状態を自覚して認めるだけ。
今は、
彼からの連絡を待っているマリコ先生なのです。
楽しい文章が怒涛のごとく書いてあるから(^^)
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