※Vol.22と時系列が前後するけどお許しください。

 

術後2日目の朝。

 

3人の病室に新たなメンバーが加わることとなる。

メンバー3人の詳細はこちらで確認を。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

 

 

入ってきたのは、Yさん(30代想定)。

はきはきと受け答えし、デキる女子って感じ。
 

入院説明を受けたのち、看護師に質問し、

自分の用事をサクサク片づけていく。

 

そして、ノートパソコンを取り出し、仕事をするYさん。

パチパチパチパチパチ…

割とタイピング音がうるさめ。

そして頻繁に来るLINEにも即対応。

おぬし…サイバーエージェント女子か!と思わず心の中で突っ込む。

 

私の勝手なイメージやけど、サイバー女子ってこんな感じやねん泣き笑い

※サイバーエージェントが運営しているブログでなんかすみません💦

 

ほんで絶対にアカウントプランナーや、あんたは。

 

・大阪弁丸出しのパツキン

・大人しい黒髪

・アホな私

 

共通点が一切なく、馴染まないYさん。

サイバー女子は病室カーストにもまったく動じない素振りでひたすら仕事をしていた。

(そもそも病室カーストってなんやねん泣き笑い

 

 

30分後、1時間後…ずっとパチパチ音は続いた。

22時の就寝時間まで…

 

さすがに、可哀そうになり、

サイバー女子に(心の中で)こう語りかけた。

 

あんた…何しにここに来たんや?

ここは病院や。体の悪いところを治しにくるところやで。

健康より大切なものはないんやで。

あんたの今のミッションは、エクセルで資料作ることちゃうんやで、

自分の体の悪いところを治すことなんやで。

 

せめて、入院中くらいは、仕事のこと忘れや。(誰目線、おかんか)

 

 

自分自身も仕事に夢中になってしまうところがあり、

サイバー女子に同情してしまう気持ちもあった。

でも、この入院でわかったことがあった。

 

自分がいなくても会社、いや社会は回るってことを!(ドヤ)

 

サイバー女子の必死なパチパチ音を聞きながら、

そんなことを思っていた。

 

続く→

 

 

 

術後1日目から歩く練習してね、と言われていたが

なかなかどうして傷の痛みが強く、

歩く時も亀の歩みのようにのろのろとしか動けない…

 

でも、わが子のために1日でも早く退院したい。

そう思うとじっとしていられなくなって

ちょっとずつでも歩く練習をしようと決めた。

 

そうだ、まずは上の階にあるコインランドリーに行こう。

コインランドリーに行くには、病室を出て、ナースステーションを通り、

エレベーターで1階上に行く必要があった。

 

そこで私は作戦を考えた。

ナースステーションを通る際に、痛そうな素振りをみせまい。

ちょっとでも痛そうな感じがバレてしまうと

「あぁ、●●さんまだ(退院)難しいわね」と思われそう。

 

すたすた歩ける感じでナースステーションを通過しよう、

と心に決め歩いてみたが、実際はそううまくいかなかった。

 

あぁ、、、、痛い。腹部の左の傷口が痛い。

思いのほかまだまだ痛みが強く、結局よぼよぼ歩きが限界悲しい

 

のろのろ歩いていると看護師さんから

「●●さん、無理しなくて良いよ~ゆっくりでね」

と声をかけられた。

 

 

あぁ、、、、、バレとるわ。

私のアホな作戦は失敗に終わった。

(良い子のみなさんは真似しないでくださいよだれよだれよだれ

 

 

コインランドリーに行ったり、シャワーを浴びたり。

術後2日目は痛みはまだあるものの

いろいろとできることが増え、自由度が増してきた。

 

ずっとベットの上にいるのが退屈で、暇を持て余し始めたので

病室の他の2人の様子を観察する。

 

パツキンは、旦那にお菓子を差し入れしてもらっていた。

おそらく、洋菓子的なもの(推測)。知らんけど。

 

黒髪も「ポリポリ、カリカリ、ポリポリ…」とじゃがりこらしきものを

勢いよく食べていた。

 

私はまだお菓子OKの許可をもらってなかったため、

とにかく2人がうらやましくて、うらやましくて、、、

 

食べたいリストを頭の中で作る。

・さくさくパンダ

・きのこの山

・アルフォート
・きこりの切株

・エブリバーガー
(ブルボン愛好家か)

(全部チョコ&クッキー笑笑笑

 

絶対に明日許可もらったら、チョコ食べるぞ。

そんなことを思いながら、就寝までの時を過ごした。

 

 

※何日かぶりに牛肉食べれたこの日の夕食(でも牛肉少なすぎて物足りない)

 

 

 

 

そしてまた恐怖の夜がやってきた。

 

続く→

 

 

 

 

いつも平日ランチはテキトーご飯だけど、

休日は自分の好きなモノ、食べたいモノに忠実に。

大好きなラーメンを食べたり、コーヒー飲んでただただボーっとしたり。

休みの日は何も考えずにボーっとするのが幸せラブ飛び出すハート(24時間365日ボーっとしてる笑

 

 

 

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イビキ問題にヒヤヒヤしつつも、せめて日中は大人しく(泣き笑い)過ごそうと決めた。

 

今日は日曜日。

入院前にママ友が「週末にスポッチャに行くんやけど、

●●くん(うちの息子)も一緒に連れて行っていいかな?」と誘ってくれていた。

 

平日も2日、ママ友のお家でご飯やお風呂をお世話になっていたので、

さすがに週末はお願いしづらいなぁと思っていたところ、

向こうから声をかけてくれた。

 

一緒に連れていこうか、ではなく、一緒に行かへん?と誘ってくれる優しさ。

ほんと、私は恵まれている。ありがとう。

この恩は必ずちゃんと返そうと思った。

 

--

 

16時ごろ。

仕事中の旦那からLINE。

 

仕事が忙しく、この日は出勤日だったのだが、

お腹の調子が悪く、仕事にならない。仕事を切り上げて帰るとのこと。

 

潰瘍性大腸炎を患っている旦那。

こういうことは日常茶飯事なんだけど…

なんというか、ガックリした泣

 

私は結婚してから、多いときで毎年、入退院を繰り返す旦那のお世話をしながら、

入退院中は必死のパッチで子どもを守り育ててきた。

 

お願いだから、結婚して初めて入院する嫁に

「家のことは心配せんでいいから、俺に任せとけ」と言ってほしかった。

体のことは本人にしかわからないし、タイミングが悪かったといえばそれまでだけど、

このときばかりは健康な体の旦那が欲しい、と思った(ココだけの話泣き笑い

 

途端に息子のことが心配になった。

 

せっかく用意した作り置きも食べさせてないみたいやし、

夕方、スポッチャから息子が帰ってきても、

コンビニのご飯とか食べさせるんやろな。

 

早く帰って、わが子に手料理食べさせてあげたい!

(全然料理上手ちゃうけど、でもコンビニ飯を食べさせたくない!)

とにかく早く退院して、息子の顔が見たい!

明日から外出許可出るから、先生に相談してみようか。

 

いろんなことが頭の中をぐるぐるぐるぐる…うずまきうずまきうずまき

 

息子に会いたい、その一心だった。

これが母性本能の成せる技なのだろうか。

 

 

※病室から抜け出し窓の景色をぼーっと眺めていたとき。

 

続く→

 

 

2日目の朝を迎えた。

 

手術当日、ほとんど眠れておらず、フラフラだった私は

睡眠薬の効果もあってか、死んだように眠った。

 

普段、3~4時間に1度目覚めてしまう私にとって、

消灯時間の10時から、朝の6時まで一度も起きずに寝れたのは奇跡…!

20代のころのようにぐっすり眠れたことに感動した。

 

でも、気になるのは1点。

「私の騒音(イビキ)がバレたのか、バレてないのか」ということ。

 

カーテン越しのみしかわからないが、

みんなの一挙手一投足に注目していた。

 

そして、看護師が検温と血圧測定のためにやってきた。

朝の測定時に看護師がいつも確認する言葉があった。

 

「●●さん、よく眠れましたか?」

 

私は、パツキンと黒髪がどう返事をするのか

薄いカーテン越しからドキドキしながらその返事を待った。

 

 

 

~パツキン~

看 「●●さん、眠れました?」

パ 「うーーーーん。ま、まぁ、眠れたかなぁ?」

 

ものすごくしらじらしい。

いつもはっきりモノを言うパツキン(お前が何を知ってる)が

奥歯にモノが挟まったような言い方をしている。これは怪しい。

きっと眠れなかったんだろう。

 

 

次は黒髪。

 

 

~黒髪~

看 「●●さん、眠れました?」

黒 「あ、、、全然眠れませんでした!!!!(キッパリ)」

 

あぁ!絶対にカーテン越しの私に向けて言ってるねこの言葉は!

「あ、、、(あいつのイビキのせいで)全然眠れませんでした!!!!」

ということだよね。さすがに本人を目の前に言えないもんね。わかるよ。

大人しそうな顔して(後ろ姿しか知らんけど)意外とはっきりモノを言うタイプなんだね!

 

でも、全ては私のせいだから、ほんとごめんね!!!!!と心の中で二人に謝罪したふとん1

 

 

そして私の番が来た。

看 「●●さん、眠れました?」

私 「はい、めっちゃぐっすり眠れました~!!!!ニコニコ

 

 

そらそうや!あんなにイビキかいていたんやからそらぐっすり眠れたわな!

 

二人の心の声(ツッコミ)が聞こえてきた。

ほんまごめん…知らんぷり

 

 

 

続く→

 

 

 

 

 わたしの推し服

 

私の推し服は、ずばり「自分がハッピーになれるもの」

カラフルな服を着ると元気になれるし、周りにも元気を与えられる(気がする)YO笑

 

服がモノトーンな時はピアスをインパクトのあるものに!とメリハリを

つけるとちょっとおしゃれさんになった気分照れ

その日の気分でおしゃれを楽しんでま~す。(シワシワ服でごめんなさい爆笑

 

 

 

 

>みんなの推し服をみる<

 

 

 

 

ウォーキング帰り、ボンバーヘッドの外国人が近づいてきた。

 

道をたずねられる…?

英語わからんけど頑張ってみよ。

 

うんうん。と話を聞いていると自分のスマホ画面を見せられた。

 

 

筆文字で「美」と書かれた画面びっくり

 

 

うん、おねーちゃん、可愛いと言い、グータッチを求められた。

一応、応じてみたキョロキョロ

 

中指にゴツイ指輪付けてたから、お兄さん、きっと痛かったやろけど💦

 

なんか、ありがとう笑

(おねーちゃんちゃうで、おばちゃんやけど)

 

 

 

 

 

 

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昼間から、高級トマトとノンアルビールラブラブラブ

しふく飛び出すハート飛び出すハート

 

 

 

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入院前、私には不安なことがあった。

 

それは「イビキ」問題。

 

旦那曰く、日によってマチマチだけど、

疲れている日の騒音はヤバいらしい泣泣泣

 

実際に「いびきラボ」っていうアプリがあるんだけど、

自分のいびきを録音していびきをかいている時間、

音量までがグラフで可視化され、対策までアドバイスしてくれる優れものニコニコ

 

 

自分でも気になっていたので、数年前からちょこちょこ利用していた。

参考までに共有笑

 

 

★イビキがすごくない日のスコア照れ

 

 

★ヤバい日のスコア爆笑

 

激しいがすぎるよ…笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

前日、いろいろな管を取り付けられ、睡眠不足だった私には

目を閉じればすぐ眠れそうなほど、眠気MAXだった。

 

あぁ、これは絶対に爆睡&イビキかいちゃうだろうな…

パツキンと黒髪ロングにバレちゃうな…

 

そんなことばかり考えて、ドキドキしていた。

 

--

 

消灯時間の22時に近づき、看護師が巡回に来た。

まだ術後の痛みもきつかったので、看護師に痛み止めをもらえるか相談した。

 

すると看護師から「睡眠薬にする?」と提案された。

 

そういえば、更年期に差し掛かっているからなのか、

40代を過ぎてから眠りが浅くなっていた私。

2~3時間に1度、起きてしまうことも多々。

(今思えば巨大な子宮筋腫が尿道を圧迫していたから、頻尿で起きていたのかもしれない)

 

そんな話をしながら、そうか睡眠薬という手もあるのか。

眠れているときは痛みも感じないし、とにかく寝たほうが治りも早くなるし。

 

私は看護師の提案を受け入れ、睡眠薬を1粒もらった。

 

 

そして、祈った。

「神様、どうかイビキをかかずに朝を迎えられますように…」

 

 

そんなことを考えながら、死んだようにその日は眠りについた。

 

 

続く→

 

 

 

2日ぶりに食事もでき、ようやく人間らしい生活に戻れると

ホッとしたものの、まだまだ身動きを取るのも一苦労。

 

今日ばかりは痛みと戦いながら、のんびりしよう。

私の病室はこんな感じだった。

 

4人部屋で私含め3人がいた。

 

 

※私の右横のサイバーエージェントバリキャリ女子(勝手に想像)は後に参戦することとなる

 

--

 

昼ごはんを食べたあと、入り口横にある手洗い場で歯を磨くのだが、

暗黙の了解で歯を磨く順番が決まっている。

 

1番目 パツキンおばさん

2番目 黒髪ロング

3番目 私

 

と入院順に歯を磨かなければいけない(と推測)。

 

 

パツキンはご飯を食べ終わると、1分もたたないうちに手洗い場に向かった。

カーテン越しのそれぞれの動きを音で感じ取りながら

入院中は、病室カーストにしっかり従うべし、と心に決めた。

 

 

パツキンおばさんはとにかくすべてのアクションが大きめだった。

特に気になったのが歯磨き時の

「ぐちゅぐちゅぐちゅ…ペッッ!!!!!!!」の音。

 

完全に大阪のザ・おばちゃんだった(顔も一切見てないんで知らんけど)

 

手洗い場に近いため、音がダイレクトに届き、

内心「うるせーーーーー」と叫んでいた(でも絶対に言えない小心者よだれよだれよだれ

 

 

そして恐怖の夜がやってきた。

 

 

続く→