2日目の朝を迎えた。
手術当日、ほとんど眠れておらず、フラフラだった私は
睡眠薬の効果もあってか、死んだように眠った。
普段、3~4時間に1度目覚めてしまう私にとって、
消灯時間の10時から、朝の6時まで一度も起きずに寝れたのは奇跡…!
20代のころのようにぐっすり眠れたことに感動した。
でも、気になるのは1点。
「私の騒音(イビキ)がバレたのか、バレてないのか」ということ。
カーテン越しのみしかわからないが、
みんなの一挙手一投足に注目していた。
そして、看護師が検温と血圧測定のためにやってきた。
朝の測定時に看護師がいつも確認する言葉があった。
「●●さん、よく眠れましたか?」
私は、パツキンと黒髪がどう返事をするのか
薄いカーテン越しからドキドキしながらその返事を待った。
~パツキン~
看 「●●さん、眠れました?」
パ 「うーーーーん。ま、まぁ、眠れたかなぁ?」
ものすごくしらじらしい。
いつもはっきりモノを言うパツキン(お前が何を知ってる)が
奥歯にモノが挟まったような言い方をしている。これは怪しい。
きっと眠れなかったんだろう。
次は黒髪。
~黒髪~
看 「●●さん、眠れました?」
黒 「あ、、、全然眠れませんでした!!!!(キッパリ)」
あぁ!絶対にカーテン越しの私に向けて言ってるねこの言葉は!
「あ、、、(あいつのイビキのせいで)全然眠れませんでした!!!!」
ということだよね。さすがに本人を目の前に言えないもんね。わかるよ。
大人しそうな顔して(後ろ姿しか知らんけど)意外とはっきりモノを言うタイプなんだね!
でも、全ては私のせいだから、ほんとごめんね!!!!!と心の中で二人に謝罪した
そして私の番が来た。
看 「●●さん、眠れました?」
私 「はい、めっちゃぐっすり眠れました~!!!!」
そらそうや!あんなにイビキかいていたんやからそらぐっすり眠れたわな!
二人の心の声(ツッコミ)が聞こえてきた。
ほんまごめん…
続く→