試写会、泣ける…
友人と試写会へ。映画監督は仕事関係の知人です。CMディレクターでどんどん有名になって、今やオファー殺到の押しも押されぬ実力派監督です。↑監督も名女優、俳優さんも全然映ってない(汗いやーいい映画でしたよ!あったかくてラブリーな映画とも言えるし、切なくてたまらない映画とも言えます。わたしは涙があふれて止まらず、終演後もしくしくシュンシュンしている有様。個人的な悲しい思い出が映画を観ているうちに甦ってきたからなのですが。。。(会場も泣いてる人多かったです。皆いろいろ悲しみを抱えてるのね)終演後、ロビーでそんな涙目のわたしたちを監督が呼び止め、「どうだった?おもしろかった??」と目をキラキラさせて聞いてきます。面白かったし、深く考えさせられたし、よく練られててスゴい!巧い!と感動したし、当時撮影裏話なんかも聞いてて身近だったし、何よりその才能を褒め讃えたかったのに、「すごい悲しくなっちゃったよ~~だってわたしー(泣)!!」とワッと号泣しながら心の揺れ・震えをただ語っているだけでした(笑)。友人も一緒に、なんだかもう想いがあふれて涙が止まらないのでした。いろんな愛情がごちゃまぜになってきてね。それにしても、映画製作者ってやっぱり描くスケールが大きいよ!!監督という震源地のそばにいたせいか、「感動させる大きな装置」という存在感をビシビシ感じたからかもしれません。CMなんかとてもちっぽけで適わないような、大きな大きな怪物がそこに潜んでいるのを感じました。映画はひたすらに、人間を深く知ること。そして人間を動かす時間や環境を、俯瞰で冷徹に見つめ続けること。すべてにすみずみまで命を吹き込むこと。自分が化けないと(化け物にならないと)何も始まらないこと。天と地獄の両方に、悦びと苦しみの灼熱に手が届く人であること。とてもいい人では務まるもんではありません。こんな風に、人の心を揺さぶる職業。ほんとにステキです。憧れます。憧れっぱなしじゃなくて、わたしも少しでも近づけるようになりたいものです。。。!