ここからは3月のソウル行きのお話。
3月18日(火)
昨年12月以来の関空第2ターミナル。
今日はチェジュ航空でソウルに向かいます。
1月に〈アジアの手仕事展〉の仕入れのためベトナムに行ったのですが
素敵な手仕事に出会うことができなくて仕入れは断念。
仕切り直して目的地をソウルに変更し今回の旅となりました。
空気はまだ冷たいけど、抜けるような青空をバックに
チェジュ航空のオレンジ色がよく映えます
仁川空港からのA’REX直通列車はすでに満席、次発を待つよりも
各駅に停車する一般列車の方が速いと判断しました。
懐かしのソウル駅。
12月に来たばかりだからまだ3ヶ月しかたってないけどね
地下鉄1号線鍾閣駅で下車、歩いてホテルに向かいます。
道端にはまだ雪が溶け残っているし
空気も日本よりずっと冷たくて全然春じゃないわ~
昔の定宿だった仁寺洞世林ホテルを見にちょっと寄り道。
昨年営業を終了、現在は跡地にアートギャラリーを建設中です。
寂しい気持ちと新しい施設に期待する気持ちが交差します。
今回のお宿はそこからほど近いザ・プリマホテル鍾路です。
以前はアベンツリーホテルと言う名前でしたが一旦廃業した後
全館リニューアルして新しいホテルに生まれ変わりました。
エントランス横のヘチ君がユーモラスな表情でお出迎え。
1Fレセプションは白を基調にすっきりと清潔感が溢れます。
最近はフロントが上階にあるホテルも多いけど
私は1Fにある方がホテルらしくて好きだなあ…
壁面にはアートがたくさん飾ってあって
書画骨董の街、仁寺洞のスピリッツを感じます。
極めつけはこれ。
エレベーターホールに置かれたアンティークの
バンダチ(韓国の伝統家具で小さめのタンスのようなもの)です。
李朝白磁の小壺と梅の花がいいですね~
造花ですけど、ま、そこは目をつぶりましょう
お部屋の中はこんな感じ。
きれい、清潔、設備も整ってる、しかしめちゃ狭い。
世林ホテルに10年泊まってた人が言うのもなんだとは思いますが
ベッドの上の額も李朝鶏龍山瓶の写真という渋さ。
いいねいいね~ 確かに仁寺洞のDNAが流れております。
小さいながらもバスタブ付き。
肩まで浸かろうと思えばアクロバットダンサーになるけど
トイレは最新式の洗浄機付きAmerican Standard
便座はのけぞるくらい暖かくてまさにホスピタリティ100%
ガウンが壁にぶら下がってました(使ってないけど)
クローゼットは無し。この狭さでは仕方ありません。
デスクの引き出しにコーヒー・お茶・マグカップ
お箸とスプーンに始まる韓国の引き出し文化は進化し続けています。
カードキーのデザインも李朝白磁のタルハンアリ(満月壺)
さすが仁寺洞の…あ、もういいですか?
ザ・プリマホテルの裏口を出ると東屋と石造三重塔のあるスペースが。
ベンチもあるので気候の良いときにはここでお茶してもいいよね。
定宿だった世林ホテルがなくなってからあちこち迷走していましたが
やっぱり仁寺洞が落ち着くのでまた舞い戻ってきました。
こちらで3泊、懐かしい空気を吸って帰りたいと思います。
今回は仕入れのための旅なので観光的要素はゼロ。
でもソウルにいること自体が嬉しいのですべてOKです
次回に続く…
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