アポロ11号 | たまご寒天のブログ

たまご寒天のブログ

テーマを選ばず思いついた事をそのつど書き込みます。
好きな作家は藤沢周平さんです。
歌手羽山みずきさんのファンです。

今日は24年ぶりのスーパームーン皆既月食だったそうな。

皆さんご覧になりましたか。

 

先日、月面着陸したアポロ11号の乗組員の一人だったコリンズ宇宙飛行士が亡くなったというニュースが流れていた。

90歳だったという。

 

アポロ11号による月面着陸は1969年のことだから、もう半世紀以上も前のことになる。

 

私は、その月面着陸のテレビ中継放送を、当時の大阪の勤務先の事務所の向かい側に有った、有料駐車場の管理室で、オーナーさんのおじさんのご厚意で見せて頂いた。

 

丁度仕事で外出先から車で帰って来た時で、「今から中継が始まるよ」と声を掛けていただいた。

時間は平日のお昼頃だったと記憶している。

 

この時の中継テレビ放送の視聴率は80%を超えたと言われている。

みんな息をのんで、テレビ画像をみていたに違いない

 

テレビ画像は、粗いものだったが、それでも当時の技術からして、よくまあ月からの電波を受信できるものだと感心した。

 

そして、有名なアームストロング船長の「これは人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な跳躍だ」という言葉が流れた。

 

その後、月面をぴょんぴょんと飛ぶような感じで歩く宇宙飛行士の姿が映し出されたときは、とても興奮した。

 

月面着陸成功に当たり、地球からお祝いのメッセージをおくったのが、当時のニクソン大統領だった。

アポロ計画を立案し、その後暗殺されたケネディの政敵だった人物というのも不思議な因縁だ。

 

サターンロケットで3人の宇宙飛行士を乗せた着陸司令船「コロンビア」は37万キロ先の月を目指して飛行した。

 

一旦月の周回軌道に入り、着陸船「イーグル」にアームストロング・オルドリン飛行士2名が乗り換え、そしてコロンビアから切り離されて、月の静かの海 に着陸することに成功した。

これでもすごい事だよね。

 

この時司令船に一人残ったのがコリンズ宇宙飛行士だった。

月面で20時間程滞在して活動した2名の宇宙飛行士の帰還を、月を周回するコロンビアで一人待っていた。

 

20kgほどの月の土などの資料を採取し、再び「イーグル」に乗り組んだ2名は、月面からエンジン噴射して離れ「コロンビア」とドッキングした。

 

この時持ち帰った月の石が、大阪万博で展示されすごい人気になった。

 

その後、月の周回軌道から離脱した「コロンビア」は地球に向かい、無事帰還することができた。 

 

半世紀も前に、こんな事をやり遂げた事に驚く。

 

米国と旧ソ連との冷戦時代で、いろんな分野で両国の競争は激烈で、人工衛星の打ち上げや、その後に続く有人人工衛星などの技術では、全てソ連が一歩リードしていた。

 

アポロ11号で、米国が逆転した感じとなった。

 

当時は、世界中で技術革新が盛んだった。

アポロ11号の成功を見て、その10年後には火星にでも人類が行ける時代になるのではと思った。

 

しかし、その後月や火星などの惑星への有人飛行は行われていない。

宇宙実験室の人工衛星内での、地道な研究が続けられている程度だ。

費用が巨額になるのも理由の一つだろうと思う。

 

 

いま地球は新型コロナによるパンデミックで大変だ。

 

ワクチン接種の予約がなかなか取れないとか、システムミスが有ったりという報道が有ると、なんだかなあと思ったりする。

 

実際には、今も技術革新は継続して行われているはずだが、かってのような熱気むんむんという雰囲気は、世の中から消えてしまったの

ではと感じる。

人間の価値観も変わっているし、そういう時代じゃ無いのかもね。