2回目ワクチン接種しました | たまご寒天のブログ

たまご寒天のブログ

テーマを選ばず思いついた事をそのつど書き込みます。
好きな作家は藤沢周平さんです。
歌手羽山みずきさんのファンです。

医療従事者に続き、高齢者向けへの新型コロナワクチン接種が進んでいます。

ワクチンを接種するかどうかは、あくまでも個人の希望によるのは当然の事です。

 

菅首相も訪米前に接種を済ませ、先日も「ワクチン接種をコロナ対策の武器に」と述べたという事です。

もちろん、バイデン大統領も接種済みで、米国では既に3億回分の接種が終わり、7月中には希望者全員の2回接種を完了するとのことです。

 

コロナ対策においては、ワクチン接種は防具で特効薬が武器だとは思います。

武器の特効薬はまだ開発されていませんが、防具のワクチンの方は既に開発され世界的にも接種が進んでいます。

 

仮にワクチン接種がされないと、国民の70%程度が感染して、いわゆる集団免疫が完成されるまで、感染は終息しないことになります。

 

米国での感染者数は、国民の10%を超えたと最近報告されています。

しかし、実際の感染者数はおおよそこの3倍は存在すると専門家は推測しており、それらを見込んだ米国民の感染率は30%程度ということになります。

 

日本でも、昨年12月に5都府県で各地区毎3,000人を対象にした抗体検査の集計によると、抗体保有者は報告されている感染者の約2.5倍~3倍存在していると推計され、これからみると米国の状況と似ています。

 

日本国民の実際の感染率は地域によっても違いますが、現在でもまだ7%を超えていないのではと思われます。

ワクチン接種しないで、集団免疫を獲得するとなると相当の年月を要することになります。

 

新型コロナでは無症状感染者が半分以上存在し、軽微な症状の場合には医療機関を受診しない人も有るだろうから、こういう結果になるのだろうと考えられます。

 

インフルエンザワクチンの有効率はせいぜい50%程度と言われていますが、それに比べるとファイザー(ビオンテック)やモデルナの新型コロナワクチン有効率は95%ととても高いです。

 

今後、変異株がドンドン増えると、株によっては現在のワクチンでは有効率が下がることもあり得ます。

しかし、それに適応したタイプの改良型ワクチンも開発されるでしょう。

 

接種が終わった医療従事者を調査した富山大学の報告では、ワクチン接種により獲得した抗体量は、感染者のそれよりも60倍も多いとの報告がされています。

 

話がそれますが、これを聞いて破傷風ワクチンの事を思い出しました。

 

破傷風はウイルスでなく菌による感染症ですが、破傷風に感染しても抗体は得られず、ワクチンによってのみ抗体が獲得されます。

 

破傷風ワクチンは、菌が作成する毒素に対するワクチンです。

猛毒ですが、微量しか生成されないため、感染しても抗体は獲得できないからです。

 

亡くなった母が、当時飼っていた猫の爪により傷を負ったので、病院を受診したら傷の手当てを受けて、破傷風ワクチン(トキソイド)を接種してくれました。

交通事故でケガをして病院に運ばれた人などは、破傷風ワクチンを接種するみたいですね。

 

そこで、破傷風について調べてみました。

 

破傷風菌の培養を世界で初めて成功したのは北里柴三郎博士で、その後治療法も開発しました

 

ところが、第二次大戦時米国やフランスなどの国では、兵員全員が破傷風ワクチンの接種を受けていたのに、日本兵には接種されていなかったので、南方のジャングルなどで戦った兵隊さんの中には、破傷風で亡くなった方も少なくなかったという事です。

日本の兵隊さん達は、本当に大事にされていたのかなあなどと思います。


破傷風で亡くなる人は、現在では年間100人強と少ないので、過剰な心配は要らないと思います。

 

破傷風などの予防として、1968年からは三種混合ワクチンの接種が始まりました。

その年生まれから後の人たちには、破傷風に対する基礎免疫が有るので、大事にに至るケースはまれな様です。

 

ところが、1967以前生まれの人には抗体が無い事になります。私もその一人でした。

発症すると、死亡率も30%以上と高く、しかも症状が激烈で、筋肉の緊縮のために骨折するほどで、それを知っていささかビビッてしまいました。

 

そこで、植木の手入れ中にトゲをさした時があったので、大袈裟かと思いましたが近くの病院を受診し、「破傷風ワクチン接種できますか」と医師に聞いてみました。

怪訝な顔をされましたが、「庭での土いじりが趣味でよく擦り傷や切り傷をする」と説明したら、ワクチン接種してくれました。

その後1年間で3回接種したと思います。

 

医師の説明では、消防士などの危険を伴う仕事の人はワクチン接種を受けるそうで、その時も「危険な仕事ですか」と聞かれました。

昔と違い今は、自衛隊員は接種が義務付けられているようです。

 

海外渡航時に接種を義務付けられていることもありますね。

 

破傷風菌はどこにでもいる菌で、気が付かない小さな傷からでも感染するそうです。

 

私の場合保険適用してくれたので、接種料は1回500円くらいだったと思います。

余計な事ですが、1967以前生まれの方は、機会があれば念のため接種するのが安心と思います。


 

話が横道にそれましたが、私は新型コロナワクチン接種2回目も無事終了しました。

 

感想としては、とりあえず一安心と気持ちが楽になりましたね。

 

しかし、報道されているような副反応は特にありませんでした。

4割から5割の方が発熱するようですね。その他にも頭痛や倦怠感なども出るようです。

 

原液を生理食塩水で5倍に薄めた0.3ml(CC)のワクチンを筋肉注射されますので、その分の軽い痛みを後で感じただけです。

 

副反応は無いに越したことは有りませんが、無きゃ無いで、抗体が完成しているのか心配になります。

効果の無い5%の方に入ったかなんて思います。

全く副反応無いのもバカみたいじゃ無いですか。

 

それからおまけですが、ワクチン接種は筋肉注射の方が血液量多く抗体獲得の効果が上がるようです。

 

今の注射針は細くて痛みもほとんどありませんし、インフルエンザワクチンも、皮下注射じゃなく本来は筋肉注射すべきなんでしょうね。

 

 

いつもながら、長々と失礼しました。