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G-Remodeling

主にガンプラの改造・改修の過程等を掲載します。

■UPPER BODYが出来上がり全体のバランスやら何やらで最後に隠し味としてディテールを少々で出来上がりました。しかし最近のHGキットは完成度が高いなぁ~とつくづく思います。

一番初期のHGフリーダムは「何じゃこりゃ~」って感じで、とても改修しがいのあるキットでしたが、最近のキットは素組でも行けそうなほどスタイルや可動ギミックはとてもクオリティーが高く感心するばかりです。なので改修というより自分好みに直したといった方が正解なのかもしれません。

さて、それでは私好みに直したライジングフリーダムをご覧下さい。

 

 

■上半身の比較画像です。少し分かりづらいかもしれませんが胸部の幅や中央のコクピットから腹部にかけてのラインを増幅しています。これは頭部を中心にバランスをとる為の工作となります。

■腹部の延長に関しては旧HGキットだと腹部延長は必須でしたが、近年のHGのデザインは絶妙で延長しなくてもOKな感じです。ただ今回は上半身を大型化しているので1ミリ程延長しました。

 

 

 

▲胸部のインテークダクトは、作り直しました。キットの物では水平のフィンで構成されていましたが1/144なのでスペース的な事もありセンターフィン以外は縦型のフィンにアレンジしました。

 

 

▲首は若干ですが頭部が沈んでいる感じがしたので、挟み込みで1mm延長しています。

首の後ろはディテールが無くフラットな状態だったので、パネルを製作し、その他胸部や首周り等にディテールを追加しています。

 

 

 

 

 

■頭部や腕などを含めて上半身の全体的なバランスの比較です。

▲胸部の増幅の他に肩位置を上へ1ミリ程上げています。この辺はそれぞれの感覚というか好みになるのですが、気持ちイカリ肩の方が好みなので調整しました。因みに肩を上げる改修はジオン系のモビルスーツには有効かと思います。

 

▲あと重要なのはマニュピレータ(手)です。HGキットの殆どは武器持ち用なので握り手が欲しい所です。大きさの理想としてはキットの大きさか、もしくは少し小さいのが理想なのですが、最近は確保するのが難しく一から製作しても良いのですが手間と時間がかかるので、出来合いの物が欲しい感じです。

最近は3Dプリンター物が多く出回っていますが今回採用させて頂いたのも3Dプリンターでの製作した物です。お値段は若干お高いのですが、とても良い仕上がりで満足です。

私が以前取り寄せた物での感想なのですが、3Dプリンター物の中には仕上がりがあまり良くない物があり、手直しが必要となる物があります。工作が得意な方やガレージキットの製作経験のある方はリカバリーできるのですが工作が不得意な方には厳しいので注意が必要かと思います。

 

 

 

▲腕のビームシールド発生するユニットは、これ以上大きくしたくないので彫り込み中心でディテールを追加しました。

 

 

▲外の腕のディテールに関してはここをディテール強にするとゴチャゴチャし過ぎる感じがするので、そのままで全体のメリハリとしておきたいと思います。フレームに関してはエッジを整えるに留めました。

いま画像を見て思ったのですがマイナスモールドくらいは入れても良いかなと、ふと思いましたが・・・

 

 

■さて次回は腰~脚にかけての改修ですが、うんん・・ちょっと日数が掛かっちゃってますがその分手を抜かずに確実にやっていきたいと思いますので、今暫くお付き合いをお願い致します。ニコニコ

■皆様、ゴールデンウイーク如何お過ごしでしょうか?私は明日から3日間お休みなので、その3日間をライフり製作についやしたいと思います。さて、これから先はユニットごとに下地処理とディテールで仕上げていきたいと思います。まずは手始めに頭部の合わせ目消しとディテールです。。。。

 

 

 

 

 

          

■まずは頭部の合わせ目を消していきたいと思います。

色々なやり方があるなかで、私なりのベストなやり方を紹介したいと思います。

 

 

 

▲キットのパーツ分割です。

 

 

■上の画像の赤点線部分つまりダクト部分を分割してフェイスユニットを後ハメしたいと思います。

これにはちょっとしたやり方がありますので参考にして頂ければと思います。

 

 

 

▲まずダクトを切り離すのにライン的に湾曲になっているので、タガネを使って切り離すのが良いかと思いますが、タガネで一気に切り落とすのは無理なので何回もなぞって切り落とすという方法です。

 

■ご存知かと思いますがタガネやデザインナイフでカットした場合ですが、刃の厚み分の隙間が出来てしまいます。なのでその隙間をプラ板やパテで埋める処理が必要となりますが、今回私が紹介する

やり方はプラ板で簡単に出来るやり方です。

 

■そこで重要になってくるのはタガネの刃を当ててケガク方向です。つまり・・・・・

 

 

▲上の画像の矢印で説明しますと、緑の矢印の様に上から当ててダクト側をケガクのか、赤の矢印の様に横から頭部側をケガクのかで変わってきます。

 

■この場合の正解は赤のタガネを水平にして頭部の方をケガキます。

2パーツに分かれたヘルメットパーツがダクトパーツの内側に入る仕上がりになるのですが・・・・・

 

■ダクトパーツに余分な厚みが残ります。

 

▲上画像の緑のAは1mmのプラ板を貼って1mm延長とします。また赤のBの部分はヘルメットパーツを当てながら余分な厚みをカット調整して合わせていきます。(※削り過ぎると隙間になってしまうので注意)

 

 

▲出来上がりです。上手く出来て組み込むと自然な感じで収まります。

 

 

▲切り離した頭部と後方と前方のヘルメットを接着して合わせ目を消します。

 

 

▲新たなパーツ分割です。因みに頭部(チョンマゲ内部)のクリアーパーツはツインアイと切り離して

仕込んでいて取り外しは出来ませんが、最終的な仕上げは塗装ではなくてオーロラフィルムを貼るので問題ありません。

 

 

 

■その他、画像に表記していますがツインアイは隈取とハッキリさせて塗装したいので0.5mmのプラ板で新たに作っています。バルカンは1mmのピンバイスで開口してメタルパーツに置換えています。

 

 

▼その他ディテールを入れて仕上げました。

 

 

 

                          ■■比較画像です■■                   

■アンテナはシャープ化して黄色いアンテナは全体的に厚みがあり過ぎるので切り飛ばして新規プラ板0.3mmで作り直して角度を変えています。また頭部のメインカメラの縁は削って厚みを無くしています。

 

 

■フェイス部分は直す所が見当たらないのでそのままとします。

 

■如何でしょうか?ニコニコニコニコニコニコ 次回は肩と腕の部分です。連休中にUPしたいと思っています。グッド!

■ライジングフリーダムですが各部の調整が終わり、ちょっと一息という所です。

それではご覧下さい。。。。

 

■まず最初に肩の方を調整改修していきたいと思います。

▲劇場のポスターではライジングフリーダムの肩のスラスターが思いっきり下を向いていて、キットではその可動が制限されていたので、可動域を広げました。

 

■この改修は簡単で干渉している部分を見つけて切欠くだけです。

 

▲つまり肩パーツの画像の部分を切りとって。。。

 

 

▲スラスター左右の軸の根元のぽっちを切り飛ばせば完了です。

 

 

▲そしてディテールを追加して・・・・・

 

 

▲肩とスラスターがスケールの割合から言うと厚すぎるので縁を薄く加工して、スラスター内部にフィンを仕込みました。

 

 

▲あと肩装甲裏の抜き部分に0.5mmのプラ板でフレームパーツを追加しました。

 

 

▲全体的に見て思ったのは、肩をもう少し上へ持っていきたいかな・・・

 

 

▲肩を上へ上げる為に、この肩のフレームを延長します。

 

 

▲と言う事で、肩のフレームパーツを切断!!!

 

▲0.8 mmのプラ板を挟み込んで再接着し1mmの真鍮線で補強としました。

 

 

▲こんな感じで肩位置が上へ移動して良い感じになったかなと思います。

 

 

 

■肩はこんな感じで良いとして次は腰です。

 

 

 

▲腰の中央部分です以前の改修でウエストを1mm延長したので、それに伴って段落ち部分にプラ板を挟み込んで1mm延長。

 

 

▲全体的に大型化したので、それに伴い腰のフロントアーマー中間でプラ板を挟み込んで1.5mm延長と上部を0.5mm延長しました・

 

 

▲定番工作ですが左右繋がっているので切り離して別可動としました。

裏側は抜きになっているのでフレームパネルで蓋をしました。

 

▲製作したパネルの裏はエポパテで塗装後にハメやすいように型を取りました。

 

 

▲腰のリアアーマーは固定式で脚を後方に引くと太腿が干渉して立ちが決まらないので、切り離して可動するように改修してここも抜きに裏パネルを製作しました。

 

 

■これで腰部分の改修も終わって今度は脚の方にいきたいと思います。

 

 

▲膝下がもう少し前へ出るように関節の可動範囲を確保したいと思います。

 

 

 

▲膝関節フレームが干渉している膝パーツの部分をくり抜いて可動域を大きくします。

 

 

▲ここも干渉するので切欠きます。

 

 

▲こんな感じで膝と太腿の隙間が無くなって膝下がより前へ出るようになりました。(鳥足)

 

 

■さて、次に気になるのは・・・・

 

▲太腿方脛までのジョイントラインです。

キットの処理として段落ちのディテールになっていて、劇中のアニメでも同じライン割になっているのでこのままでいいと言えば良いのですが個人的にラインが上から下まで通っているのが・・・・なので消します。所謂合わせ目消しなのですが、そうなるとフレームの後ハメ加工をする事となります。

 

■加工のやり方には数パターンあって

➀フレームを取り付けて合わせ目を消してマスキングで塗り分け・・・・

②フレームを切欠いて後からハメ込む加工を施す・・・・

➂パネルラインで分割して後からハメ込めるように加工・・・・・

上記のような加工方法が考えられますが、今回の場合

➀は手間がかかり塗装時のスナップフィットの割れのリスクがあります。

②は可動部の後ハメ加工は動かしているうちに関節が緩くなってしまう場合があります。因みに私の場合後ハメ加工は可動部以外にしています。

➂この方法は手間がかかりますが今回の場合一番安全な方法かと思いますので、このやり方に決めました。

 

 

▲まずは脹脛のこの部分をパネルラインに沿って切り抜いていきます。

 

 

▲タガネやデザインナイフを駆使して切り抜いていきますが手の怪我に注意です。

一番安全なのは超音波カッターを使う事ですが、お高いので何とも・・・・

 

 

▲切り取ると刃の厚さ分だけ隙間が出来てしまいますので・・・・

 

 

▲面倒ですがエポパテ等で処理します。

 

 

 

▲こんな感じです。

 

▲こうすると可動部の加工はしていないので、関節が緩くなることも無く塗装後に関節と青い羽をハメて脹脛をハメるという仕組みです。

 

▲ポリパテで中心線の合わせ目を消しました。

 

■これで、各部の調整が全て終わりました。

 

 

■腰のサイドアーマーが終わって、これで腰廻りが全て終わりました。

先はまだ長いけど頑張って少しづつでも進めていけばいつか終わるだろうと気長に考えています。

 

■さて、腰のサイドアーマー いわゆるスカート部分の改修ですね、それではご覧下さいませ。

 

 

 

 ■ナイチンゲールのサイドスカートです。

 

 

 

 

▲ぱっと見この形状がしっくりとこないので、少し変えていきたいと思います。(鳥の羽根みたいです)

 

 

 

▲このバーニア部分もほぼ見えない感じですが、それなりに自己満改修してみたいと思います。

 

 

■さて、まずは形状を変えたいのですが、もっとシャープなイメージで変えていこうと思います。

 

 

▲大まかにこんな感じの形状にしてみました。後方になる画像左側は白いプラ板分だけ延長していて中央部分は切欠いてバーニアがチラ見えする感じにしています。更に右側はフロントスカートとに自然に沿うようにラインを変更しました。

 

 

 

▲もう少し見た目が複雑になる様にエポパテで表面に段差をつけてみたいと思います。

エポパテは硬化後加工しやすいように下地にクリームを塗って剥離するようにしています。

 

 

▲硬化したらプラ板からエポパテを剥がしてヤスリで形状を整えていきます。

 

 

 

 

▲エポパテの形状が決まったら本体に接着します。更に周りに出来た隙間をポリパテで埋めて一体化して不自然さを無くします。その後パネルライン等のディテールを加えて仕上げていきます。

 

 

 

 

▲バーニアの基部はこんな感じでディテールを追加してそれらしくしました・・・見えないのにね(笑)

 

 

 

 

                

                        

■バーニアは見栄えとスリットから見えやすくする為にコトブキヤのプラパーツで既存の物より少し大きなものに変更しています。

 

 

 

 

▲仕上がりはこんな感じです。一生懸命に作り込んだバーニアの基部は当然見えません(笑)

 

 

 

 

▲フロントスカートとの取り合いはこんな風に自然な重なりになりました。スッキリと違和感ゼロです。

 

 

■さて、次回はお待たせライジングフリーダムの改修の続きをUPしたいと思います。

今のところ製作時間が少し取れそうなので一気にライジングフリーダムを進めていきたいと思います

■やっと厳しい冬の季節が終わり、ポカポカと温かい春が到来!休みの日は午後の温かい日差しを浴びながら 製作の途中でまったりとしてしまいます。う~ん至福のひと時です。桜

皆さま如何お過ごしでしょうか。。。

 

■さて、お待たせ致しましたライジングフリーダムの改修です。今回は私自身気になっていた腰のレールガンの改修です。このキットではレールガンの減幅工作が必須でした。(個人的に)

このライフりのキットは秀悦で良くできているキットかと思いますが、私は更に上の「スケール感」を求めています。スケール感というのは分かり易く言うとHGのキットなのにもう一つ上のMGキットに見えるように改修すると言う事です。たまにそういう完成品を見る事があるかと思いますが、そこには画像の見え方というのもあるのですが間違いなく改修による完成度の高さクオリティーの高さが求められるかと思います。なのでこのキットをMGの様に見せる為には「頭部を小さく見せる為のスタイル改修」と「腰のレールガンの減幅工作」が必須でした。

 

■最初はレールガンのフルスクラッチも考えていたのですが、製作時間もあまり取れない状況なので

キットでの改修を軸として工作しました。

 

 

                

■やはりこのレールガンは全体で見るとゴロッとしていて太く感じます。後方から先端まで同じ太さのキットに対し劇中だとレールガンはもっとシャープな感じで、私の中では先端が少し細くなるイメージです。

その事を踏まえて改修をしていきたいと思います。

 

■このキットのレールガンを細くするには各パーツを半割にして内側から削って再接着をするという方法でレールガン全体を細く縮小していこうと思います。

 

 

 

▲キットの厚みを測ったところ厚みが4.5mmありました。

 

 

 

▲半割にして3mmの厚さにして再接着しました。その際に合わせ目のを消す作業も並行して行いました。結果はキットより1.5mm薄くなりました。(4.5mm⇒3mmに)

 

 

▲半割にして裏側を削るのに注意する事は削りすぎないと言う事です。その為にプラ材の端切れを使って簡単な治具を作ってやりました。参考までに・・・・;因みに治具は瞬間接着剤の点付けで仮固定しています。

 

 

▲ここもキットの厚みが4.5mmあります。

 

 

このパーツは一体化になっているパーツですがエッチングソーなどを使って半分に切断して1mmほど削って再接着します。(4.5mm⇒3.5mmに)

 

 

▲後方のセパレート部分ですがこれはキットの物の厚みで3mmあります。

 

 

▲これは0・5mm弱削って約2.3㎜くらいに調整してあります。

 

 

■これで全てのパーツの厚み調整が出来ました。では比較と共に見ていきましょう。

 

 

▲上から見た厚みの比較です。下がキットの物で上が薄くしたものです。

 

 

 

▲画像を見て右が改修品です。キットでの先っぽの赤い部分はプラ板で新規製作しています。

因みにフレームも合わせて薄く加工しています。

 

 

■次に全体の比較になります。

 

 

■画像で見比べて頂くと分かると思いますがキットより薄くなったのが分かると思います。また先端に行くほど細くなり長さを少し短く調整しています。

 

■それでは今までの改修も含め改めて全体像をご覧下さい。

 

 

■如何でしょうか?冒頭で言ってましたスケール感というやつが出たように見えるでしょうか?

 

■他に腰のフロントアーマーを少々延長するとか各所の可動部分の改修や最終的なディテール追加等まだする事がてんこ盛りですが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

 

 

■追伸、ナイチンゲール改修ですが現在サイドアーマーの改修が少しづつですが進んでおります。

形状の変更はほぼ出来ているもののディテールで少々つまづいている所であります。

次回はナイチンゲールの記事をUP出来るように頑張りたいと思っていますのでナイチンゲール推しの読者様にはもう少々お待ちください。。。