22.4.10/18 Endless SHOCK-Eternal- 2022 レポ【二幕】 | full of love

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ジャニゴト・ツレヅレゴト。

Endless SHOCK-Eternal-2022レポ二幕【一幕レポ】

 

 

Endless SHOCK -Eternal-

2022年4・5月東京都 帝国劇場

2022年9月福岡県 博多座

 

エターナル・プロデューサー:ジャニー喜多川

作・構成・演出・主演:堂本光一

出演:佐藤勝利、北山宏光/ 越岡裕貴、松崎祐介 / 高田翔、原嘉孝、大東立樹、今村隼人

石川直、綺咲愛里 / 前田美波里、島田歌穂

※佐藤勝利と前田美波里は東京公演、北山宏光と島田歌穂は福岡公演に出演

6月6日に9月博多座は本編上演(の予定)と発表

 

Endless SHOCK2020レポ【一幕】【二幕】

Endless SHOCK-Eternal-2021レポ【前半】【後半】

 

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Endless SHOCK-Eternal-

 

2022年4月10日(日) 開演18時~/4月18日(月)開演17時30分~ 帝国劇場

 

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【二幕】

(Prologue)

Opening Act2
Dead or Alive

2020年本編と同じく最初にオケで一幕最後の「罠」そのあとに暗転していつも通り雨映像。ショウリが病室を見上げるシーンはカットで間髪入れずに「Dead or Alive」

十字架の前で両手を広げて立つコウイチ。シャツが新しくなったのは配信で気付いた。左身ごろと袖が黒になり背中にもクロス。

コシオカは赤ジャケ、ショウが黄色ジャケ、ハヤトが青ジャケかな?コウイチがゾンビに腕を引っ張られる後ろでハラがハヤトを肩車してた気がする。原くんがブログに書いていた「無条件に任命された」のはここの肩車じゃないかな~。股くぐりも去年は無かったけど今年はハヤトがコウイチの股くぐり。

 

大サビ前は下手側が緑、上手側が赤の照明になりアウトロから「ピッピッピ…」と聞こえてくる心拍音。

ここについても『演出的観点やらもろもろ その9』で「Dead or Alive 振り付けはTravis Payn 自分で自分の首を絞めたり自分の身体を引っ掻くような表現が振りに入っています 最高の振り付けです

アウトロから心電図音が聞こえ停止するロングトーンになりますが そのロングトーンが次の曲のDon't Look Backのストリングスと同じ音階にしておりクロスします 本編ではシーンが離れていますがシェイクスピアの後にストリングスのロングトーンが聴こえてくるのは同様に停止した事を表しています 要するにDon't Look Backのイントロが心停止を表現しています」

アウトロからロングトーンになり「Don't Look Back」のストリングスと同じ音階でクロス=「Don't Look Back」のイントロが心停止を表現してるとか…細かいこだわりがすごい。

 

(Scene:1 オーナーの劇場のバックステージ)
Don't Look Back

想いは時を超え

New York Dream

紗幕が下り、シェイクスピア・シアターはカットでいつもの雨音と「Don't Look Back」のイントロ。上手からはビニール傘をさしたマツザキ。(もう一本の傘は持ってない)

マツザキ「Japanesqueの事故のあと、コウイチは集中治療室に運ばれた。面会謝絶が続く中、ショウリはコウイチの病室の窓を見上げていた。」

事故のあと、ショウリを見ているとショーにかける情熱が伝わってきて少し見直した。と語るマツザキ。

 

舞台センターにはうつ伏せの状態でネイビージャケット姿のショウリがせり上がる。

マツザキ「なぁ、ショウリ。本当はコウイチに振り向いて欲しくてあんなにもコウイチのことを意識してたんだろ?」

正面を向いたままマツザキが「きっとコウイチだって分かっていたと思う」と言うと立ち上がるショウリ。

マツザキ「ったく…お前らって不器用だよな。だから俺がふたりの懸け橋になろうと思ったんだ…」

 

ショウリが自分の両手を前に出し「Don't Look Back」冒頭を歌い出すとマツザキを照らすライトが消え、ショウリは「なぁ、コウイチ…どうしてあの時続けろって言ったんだよ!」と叫ぶ。

ショウリ「本物の刀をお前が使うことだって出来ただろう!?なぁ、コウイチ!答えてくれよ!」

センターから登場したコウイチ、下手から登場したオーナーとショウリの3人で歌うところは例年通り。(マツザキはほぼライトが当たってない状態で歌わず上手にビニ傘さしたまま立ってる)

 

コーダでコウイチは舞台奥へとはけてネックレスを手にしたリカと入れ替え。

「コウイチ…!」と膝をつきむせび泣くショウリの元へはマツザキが近付き「ショウリ…」と声を掛け傘を差し出し、ふたりはゆっくり奈落へせり下がり。

 

リカが「もう二度と戻れないあの頃には♪」と歌い始めると後方のLEDに映る復活シーン。ネックレスを渡し、冷たいコウイチの手に触れたリカが動揺する3年前の映像。

リカ「コウイチが眠っている間ずっと祈ってた。また一緒にショーができますように…って。」

3年前、コウイチが戻ってきて一緒に踊ったとき嘘みたいな時間が儚くて悲しかったと言うリカ。

リカ「でも、嬉しくて…永遠にこの時間が続けばいいのにって思ってた。」

 

「Missing Heart」と歌詞違いの「Don't Look Back」ではほとんどメロディーを歌っていないコウイチ。歌っているのはオーナー・リカ・ライバル役。

なので「これSHOCKで使ってる曲じゃ~ん!」と去年の光一ソロコンで歌詞違いの「追憶の雨」を歌うのが逆に新鮮だった。

「追憶の雨」を歌った後に歌詞を思い出しながら「この地上(ホシ)に残された人達は…逝っちゃったもんなぁ、残して。ジャニーさん。ハハハ…」とジャニーさんの話。誤魔化すように笑い「俺は笑えるけどみんなは笑えないよね」と客席に話しかけた光一。

「6年前のコンサートはこの会場に来て見ててくれた。それが今はいないのが不思議。今は俺の中で生き続けるでしょうし。そうやって生きていけばいいかなと思ってます」という言葉もSHOCKに重なる…。

 

ここでいつもはオーナーも3年前のことを話し始めるけど今年からオーナーとリカが歌う新曲「想いは時を越え」オーナーが「そう…」と台詞を言ったあとに「これはまぼろし♪」と歌い始める。

オーナーとリカは歌詞違いで歌っていて、オーナーは「この世につなぎ止めておくには♪」「あなたの笑顔永遠に 消えゆく命 かけがえのない夢♪」みたいな。

オーナーは「永遠(えいえん)に♪」リカが「永遠(とわ)に♪」と歌い向かい合い近付く。最後はピンスポの下で「想いは時を超え♪」と抱き合い手を取り合うふたり。

 

『演出的観点やらもろもろ その10』では「オーナーとリカの新曲 メロディのベースは最後のショーの「マスク」です 最後のショーでは歌詞が逆再生になっています 多少違う部分もありますがEternalではオーナーが逆再生を元に戻した歌詞を歌っています リカの歌詞とメロディはマスクにあるスコアを生かしつつ新規に作りました 二人共コウイチへの想いが薄れていかないよう時間を戻して欲しいという思いや祈りに近い願いを込めたもになっております ちなみに最後のショーこの曲で使っている扇子の振りは皆時計と逆に回しており 同様の願いを見た目で表現しています 全員が願いを込めコウイチが具現化されているのです」

 

「マスク」でアンサンブルが歌う演出は2018年から追加。2018年初日カテコで光一が歌詞を逆再生していると言い、翌日に今はなきPON!で駒井さんと源太によって本来の歌詞が「時を越え 想いは空の輝き 影は願う夢 消えていく祈り」と判明。

『演出的観点やらもろもろ その10』の続きで逆再生の歌詞は「いとにうきえていく えむいあねあげかく いかやがこなをつ あういおも えおこういこつ あみうたでぃばつ」

時を越え→「えおこういこつ」想いは→「あういおも」空の輝き→「いかやがこなをつ」影は願う夢→「えむいあねあげかく」消えていく祈り→「いとにうきえていく」かな?…アルファベットにして書き出してるときにやっぱりDの嵐の逆再生シリーズを思い出したw

 

「コウイチをこの世につなぎ止める方法。いつもの笑顔で向き合う」と3年前を思い返すオーナーの生涯で一番楽しくて悲しいダンスだった「New York Dream」

オーナー「でも思い出と呼ぶのは早すぎる。だって目を閉じればあの時の光景が、コウイチの笑顔が浮かぶから…」

「New York Dream」のイントロで後ろのLEDが開き、コウイチ・コシオカ・ハラが登場。コシオカは「オーナー!」と声を掛けハットとステッキを渡す。

赤ジャケット姿のコウイチはサビからリカを誘う。本編では戻ってきたコウイチにとまどい、オドオドと踊っていたリカも笑顔ではつらつと歌い踊る。2コーラス目からはリカとオーナーがチェンジして、サビからはショウリたちも参加!いつもは舞台後方、紗幕奥でほぼ後ろ向きだったライバルチームの踊りが正面から見られるのは嬉しい。最後はオーナーと並んではけるコウイチとショウリ。

 

ひとり下手に残ったリカは「こんな風にみんなでショーをするのが夢だった…でも、叶わない夢だってことも分かってた」と3年前コウイチがショウリに会いに行ったときのことを語る。

ひとりで重荷を背負っているショウリを救えるのはコウイチだけ。苦しむショウリを見てきたリカは「今、ショウリに会いにいくのは…!」とコウイチを止める。しかし「シェイクスピアをやっている」と聞かされたコウイチはショウリに会いに行ってしまった。

リカ「願いはたったひとつ。笑顔で夢を語り合っていたあの頃に戻りたい。ただ、それだけだったのに。」

 

『演出的観点やらもろもろ その11』「New York Dream」本編ではオーナーとコウイチが歌い踊り リカは真実を知っている為複雑で一緒に歌うことができません 一方その後ろに見える大劇場ではショウリが精神的に追い詰められながら同様の曲を同じ時間軸でやっています Eternalではリカの理想の世界として描かれています この曲をカンパニー皆でやるのはEternalならでは 本編よりも楽しく華やかに 逆に悲しく切ないシーンです リカだけではなく全員の理想だったでしょうね」

 

(Scene:2A インペリアル・ガーデンシアター)
Higher

「Higher」のイントロで中せり上がり。せりのセンターにはシルバージャケット姿のショウリ。その両脇に片膝をついている4人。「Higher」を歌う勝利の姿を見る日が来るとは…。

下手からハヤト・マツザキ、ショウリを挟んでショウ・リツキの並びでテンポアップすると4人がジャンプしてステージ前方へ移動し、ショウ→ハヤト→リツキ→マツザキの順で踊るソロダンス。

再び中せりに4人が戻り、最後にショウリが右腕を上げると後ろの大せりにコウイチ・コシオカ・ハラ。振り向いた先にコウイチの姿を見つけ「…コウイチ!?」と驚くマツザキと茫然とするショウリ。

 

Eternalのコウイチは登場から黒のギラギラジャケット着用なので生着替えがないことだけが残念。赤ジャケから黒ジャケに着替えるあの一瞬、白ノースリになった腕を見るのが好きなのにw

コウイチたちが踊り始めるとショウリはジャケットを脱ぎ捨て、下手へと逃げるようにフラフラと歩く。息を切らし苦しそうに下を向くショウリの後ろには戸惑う表情のマツザキとショウたち3人。

踊るコウイチに煽られショウリは背を向けるも、マツザキたちがコウイチに合流して踊り始めると舞台から立ち去る。最後はせり上でひとり残ったコウイチが右腕を高く上げる姿のピンスポから暗転。

 

『演出的観点やらもろもろ』の番外編で5月6日には「明日5/7あるシーンの演出を変えます 半ばに来ての変更、、、『毎日毎日変更しやがって 皆ついていけなくなってんだよ!』という誰かの台詞のような声は一つもあがりませんでした ありがたい、、、明日ソワレ前に場当たりします 皆の協力に感謝 Eternalでしか見られないいいシーンになるはず!」

5月7日のソワレ後には「演出変更は「Higher」勝利の努力と成長 スタッフも演者も全員が気持ちを一つに更に素敵なシーンになりました」

 

『演出的観点やらもろもろ その12』「お伝えの通り「Higher」の演出を変えました これまでは3年前のそのシーンを振り返っているだけでしたが変更後は3年前から3年後にクロスしています ショウリがオーナーの劇場に戻り3年間皆でShowを続けているという背景がありますが それを明確化させた形です ショウリは心の中でずっとコウイチと踊っているのです 曲の最後で勝利の周りに皆が集まりショウリを讃えます その背後には3年前とは逆にコウイチは一人でその曲を終えます ショウリの周りに人が集まるほどコウイチの元から離れていくほど多くのことを乗り越えカンパニーは前に進んでいる事であり 幻影となったコウイチにとってはそれが願いであり喜びのはずです 本編の時から個ではなくカンパニーの成功をコウイチは望んでいましたからね!」

 

5月7日から「Higher」途中でショウリも踊り始め、最後はショウリがセンターでその後ろにコウイチという演出に。最後の配信で見られたらしいけど都合が合わなくて見られなかったんだよなぁ。(インスタでのリハ風景の画像は見た)

最初は「光一が上演期間中に演出を変更するなんて珍しいな~」と思った。ジャニーさんなら上演中の変更とかしょっちゅうあったけどw

そしたら「その12」で「3年前の振り返り」から「3年後にクロス」ということで「オーナーの劇場に戻り3年間ショーを続けているショウリとショウリを讃えるカンパニー」の形に変更と判明。

「Higher」の間、ひとり下手で苦しむライバルの姿は観てるこっちも辛かったw前に進んでいることが明確化された演出変更とかさすがですわ。

 

(Scene:2B バックステージ)

ONE DAY(Reprise)

バイオリンが奏でる「Don't Look Back」が流れ、舞台奥のLEDパネルに本編の映像。その後に白いドレス姿でカサブランカを持ったリカとオーナーが下手から登場。

上手からは「お前は正装が似合わないなw」とコシオカに言われて反論するマツザキと笑うハラ。

マツザキ「は?どこが!俺が一番似合ってるだろ?」

ハラ「確かにお前が一番能天気w」

「なんだと?」とマツザキがハラに近付くと下手から走り込んでくる同じく白スーツ姿のJr.3人。コシオカが笑いながらマツザキの正装どう思う?と聞くと「全然似合ってねーじゃん!マツ!」とからかうリツキ。

去年のパンフよると呼び捨ては末っ子だったミナト(リツキ)も3年間で成長して距離が近くなったという表現。

 

「なんだとー!」とリツキに反論するマツザキを止め、まだ来ていないショウリはどうしたのか聞くオーナー。ショウが「朝早く出て行ったよ」と答えれば「あいつ、まさかあのタキシードで来ないよな?w」とハラが笑う。「やりかねないw」とみんなが話していると上手からは白の正装でカサブランカの花束を持ったショウリが登場しリカが声を掛ける。

コシオカは「ちゃんとスーツで安心した」とショウリに話し掛けてから「あ、そうだ。花を忘れた」とつぶやき、マツザキたちも呼んで次から次へとショウリの花束からカサブランカを抜いていく。「なにやってんだよ!」と怒るショウリたちに「もう!すぐ揉める!」と呆れるリカ。リカに怒られて揉めてなんかいません風に「仲良し~♪」とキャッキャして誤魔化す男性陣w

 

オーナーは「あなたもようやくコウイチに会う決心がついたのね」とショウリに声を掛ける。

ショウリ「コウイチは責任やプレッシャー、みんなの気持ちをたった一人で背負いこんでステージを作っていた。」

この3年間オーナーの劇場に立ち、オンの先にあるカンパニーの未来も考えていたことに身を持って気付いたことでやっと墓前に行き、コウイチと顔を合わせることが出来るようになったショウリ。

「あなたの気持ちはコウイチにもきっと伝わってるわ。よく頑張ったわね」とオーナーがショウリの3年を労うと「みんなでこうしてるとコウイチが帰って来そうだな」と言うマツザキ。

コシオカ「本当だな。悪い!寝坊しちゃったよって。」

ハラ「どうせ天国でも朝はダメだ!とか言ってるんだろうな!」

 

笑いながらも生前のコウイチを思い出してしんみりするカンパニー。その空気を変える様に「ねえ!3年前、最後のあのステージにコウイチも舞台にいたよね?」とリカが尋ねる。

コシオカ「うん。不思議な感覚だったな…。」

マツザキ「消えるな、消えるな!って思いながらやってたけど…いただろ!いましたよね?オーナー。」

「私達が想い続けている限りはいつだってそばにいるんじゃないかしら」とマツザキの問いに答えるオーナーは「そのひとつひとつの想いがコウイチをあのステージに呼んだのよ」と続ける。

 

遠くを見つめて泣きそうな笑顔で「会いたいな…」とリカがつぶやくと「ONE DAY」のイントロ。紗幕が上がり、コウイチが歌いながらセンター奥から前方へ。静止してたショウリたちも「輝いた♪」から一緒に全員が歌い、最後にショウリのナレーションで「最後のステージ、コウイチは確かに俺たちと共にいた」

 

『演出的観点やらもろもろ その12』※『正しくはその13!笑』「「Higher」の後3年後墓参りに行く準備をしているカンパニーの会話になります ここでの会話のポイントはショウリを筆頭に3年間皆がオーナーの劇場に戻りSHOWをしていた事 先頭に立ったショウリがコウイチの立場を理解した事 そして3年前 あの時コウイチは共にステージに立っていたのかどうか? 想い続けている限りはずっとそばにいる 会話は明るくその中に寂しさを感じさせるものになっています 実はこのシーン ジャニーさんの火葬場での雰囲気を思い返しながら作りました」

 

(Scene:3 It's A New World On The Earth)
New Show Introduction
MUGEN(夢幻)
インターミッション
マスク

夜の海
大桜

「New Show Introduction」が流れてくると舞台センター上から落下する赤布。いつもの青白く光る仮面をつけたアンサンブルの群舞あとに太鼓の音で赤布が落下し、去年はカットされた舞台奥への赤布シュパーンが復活!これ、見てて気持ちが良くて大好きな演出。

前方へ歩くコウイチの後ろで赤布を左右に引っ張りサポートするのはマツザキとコシオカ。ふたりに渡された赤布をギュッと腕に巻きつけてコウイチはリボンフライング。まだ今年も客席にせり出さないように舞台上でのフライングだったけど安定の美しさ。間髪入れずに始まるMUGENも本当に素晴らしい。

 

一旦、コウイチのみが残り下手から登場したショウリとダンスのあとに8連太鼓。大セリで太鼓を叩いていた直さんがスネアを叩き始め、続いて日野さん、田矢さんもふたりの後ろで太鼓を叩く。いつものことながら日野さんはふたりの太鼓をめっちゃチェックしてたけどwコウイチはもちろんショウリもノーミスで完璧。最後はハイタッチのあとに肩を組んではける。フルキャストのMUGENも最高。

 

今年もラダーフライングとつ~ゆ~とハラの襷掛けカット(本編の配信では見られた)でセンターで白着物姿のオーナーが踊ると上手からショウリ、下手からMUGEN衣装の上にピンク着物を羽織ったリカが登場。リカはオーナーと大せり上で踊り、ショウリは上手で扇子を使って踊った後に扇子投げ。キャッチはもちろん今年もショウ。安定感バッチリで問題なくキャッチ成功。

 

リカとオーナーが踊る大せりが回転しながら下がり「マスク」で裏側から2018年から追加された男女混合のアンサブルさん8人のコーラス。

「時を越え 想いは空の輝き 影は願う夢 消えていく祈り♪」を逆回転で『いとにうきえていく えむいあねあげかく いかやがこなをつ あういおも えおこういこつ あみうたでぃばつ』

時を越えが「えおこういこつ」想いはが「あういおも」空の輝きが「いかやがこなをつ」影は願う夢が「えむいあねあげかく」消えていく祈りが「いとにうきえていく」

 

LEDパネルが閉まりオーナーの姿が見えなくなるとハヤトとリツキが組み紐を渡す。ハヤトが青(ショウリ)でリツキが赤(リカ)。後ろで行われている扇子が全て時計と逆回転とか気にもしてなかったけど言われてみれば確かに逆回転だわ。ちなみに日野さんは下手サイドの2階、直さんは上手サイド2階。

 

傘フライングのあとにコウイチのみが残りアンサンブルと「夜の海」

上手からハラ、下手からコシオカ、上手からショウリ、下手からリカ、上手からマツザキとJr.3人。間奏でショウリから「立ち止まったらそこで終わりが来てしまう。あの言葉の意味、今なら分かる」とコウイチに対する想いを伝える。

ショウリ「ステージはひとりでは作れない。人はひとりでは生きていけない。あの頃の俺が気付いていたら、今もコウイチは死なずに済んだ…」

ここ、はっきり「死」という台詞に。去年は「今もコウイチは踊っていた…」だった。

 

「コウイチ!私の想い届いているかな?」とコウイチに問いかけるリカ。

リカ「あなたの背中を追い続けることが出来て、私は幸せだったんだよ!」

ハラ「コウイチの輝きが増す度に、その瞬間が近付いてるような気がした。」

コシオカ「この景色、この瞬間を俺は絶対に忘れない!」

マツザキ「コウイチの想いを信じてきたから今があるんだ!」

ショウリ「コウイチは自分が消えることを知りながらも走り続けている。SHOW MUST GO ON!あいつの想いは永遠なんだ!」

ショウリたちが立つせりの後ろに浮かぶのは大きな月。せりが下がり前方に移動してきたリカと目を合わせて頷くコウイチ。

 

大サビはいつものようにフルキャスト。ここでいつもリカ役にステップとかちょっと違和感があったけど綺咲さんは踊りが上手い!ビジュアルも麗しいし、ここ数年のリカの中で(いい意味で)気が強そうなのもいい。

最後は紗幕が下り、他のキャストは横向きで一歩ずつスッスッとはけてステージにはコウイチひとりに。光がパーンと弾ける映像後に暗転。

 

「大桜」が流れてくると紗幕にはひらひらと舞い散る桜の花びらの映像。紗幕後ろには直さんと日野さん。紗幕前には再び白いドレス姿でカサブランカを手にしたオーナーたち。

オーナー「どれだけ傷ついてもこれだけは忘れないで。あなたはひとりじゃない。遠く離れていても心はひとつ。流した涙の数だけ優しく強くなれる。だから一歩踏み出して。」

「その先に未来は広がっているから」と言うオーナーの言葉のあとにひとりずつコウイチに「ありがとう」と声を掛ける。マツザキは「ショウリのことは俺に任せろ」と言い、リカは大きな声で「またね!コウイチ!」と想いを伝え、最後にショウリが「コウイチ、ありがとう」

ひとりずつ手に持ったカサブランカを舞台センターに置き、最後にショウリが花束を手向ける。

 

『演出的観点やらもろもろ その14』「ラストのSHOWに関し やはりそこにコウイチはいたのかいなかったのか 何度も書いたように思い続けていればそばにいる カンパニーはその思いの中絶対にこのSHOWを成功させようとステージに立っています 「夜の海」の中にあるショウリの台詞「コウイチは自分が消える事を知りながらも走り続けている」 Show Must Go Onの意味とは?生きていればその先にある何かを求めて何かを掴み取る為に走り続ける意味があります 消えゆく者にとってその先にある掴むべきものは?掴めたところで、、、 コウイチにとってもカンパニー皆にとってもShow Must Go Onという言葉すらも超えた思いがそこには生まれています」

 

『演出的観点やらもろもろ その15』「本編の大桜とEternalの大桜は全く違う演出というか 本編の大桜は3年前のラストのSHOWの直後 Eternalの大桜は3年後というわけではありません そもそも本編の2幕は全体を通してコウイチ視点の物語です 以前映像化されたものに特典として作ったアナザーストーリーがありますが本編の2幕はコウイチが息を引き取る瞬間に見たフラッシュ(願望)としてストーリーを作っています コウイチが見たフラッシュは夜の海のラストまで

Eternalではコウイチ以外のメンバー視点でストーリーが進行していきます コウイチ視点の大桜のシーンは幻想的に Eternalラストではメンバーから見たリアルなシーン 視点が違うので見え方や表現は異なっていますが両作品とも大桜のシーンは3年後の同じ時間軸です なのでメンバーの衣装はどちらの作品でも同じ正装です(白なのでSHOCKの世界の正装ですけどね)

コウイチは3年後ショウリが墓前に来てくれた事でようやく前に進めます CONTINUEまで正装を着れずに彷徨っていたという事です」

 

(Scene:4 フィナーレ)
CONTINUE

紗幕奥が明るくなると大桜下の階段上にコウイチ、下にアンサンブル。「CONTINUE」を歌い始めると紗幕が上がる。コウイチが着ている白コートも新しくなってた。前回までの白コートがどうしても好きになれなかったけどw今回のは肩と胸のキラキラ装飾が好きな感じ♪

 

ワンコーラス歌うと例年と同じ「俺は走り続ける背中見せることがみんなを繋げることだと思っていた。でも、少し違っていたのかも知れない。俺はみんながいたから走ることが出来たんだ!」とコウイチの台詞。

最後に「俺たちの夢、お前たちの夢はこれからなんだ!」と叫んで2コーラス目に。

 

2コーラス目を歌うのはショウリから。ショウリたちの並びは下手からハヤト・ショウ・コシオカ・リカ・ショウリと・マツザキ・ハラ・リツキ・オーナー。同時に大桜パネルが上がり、コウイチは階段を下りる。後ろのLEDにはキラキラと煌めく星空みたいな映像。

ニューホラとかいろいろな曲と「CONTINUE」を歌う大好きなクライマックスはいつも通りで嬉しい。「I SAY YES♪」とハラ+Jr.3人がニューホラを歌うところが個人的に好き。 

 

途中でコウイチがオーナーと「New York Dream」リカと「ONE DAY」を歌い大サビへ。

「ショウリだけコウイチの姿を見つける」シーンも健在。ハッとした表情になったショウリはコウイチに向かって泣きそうになりながらも頷きセンターに集まって歌う大サビでは微笑み合う。


『演出的観点やらもろもろ その16』「その15で書いたように最後のCONTINUEは本編もEternalも3年後となります ですので途中で言う台詞も両作品ともコウイチは同じ事を言っています わたくし、、、Eternalの2幕芝居以外ではここまで台詞が一つもありません笑 もっとコウイチ視点の思いなど作ることも考えましたが非常に野暮になる事 何よりそれをするとコウイチのキャラじゃなくなるのでやめました 思い出は時に厳しく時に優しく寄り添ってくれます あのカンパニーはその全てを胸にコウイチが作ったCONTINUEの歌と共に夢は続いていきます」

 

(Curtain Call)

カーテンコール

カテコは光一が階段を下りて、ステージセンターに置かれた花束を持ち上手を指す。まずは勝利と原くん、高田くん、隼人、大東くんが「MOVE ON」に合わせて登場。階段に移動して盆が回転すると次にアンサンブル(DOB)→JAEとGロケ(合戦)→直さんのスネアと日野さん・田矢さん→綺咲さん(ONE DAY)→つ~ゆ~(ニューホラ)→ビバさん(New York Dream)※つ~ゆ~はビバさんと一緒にラインダンス

最後は光一が「So Feel It Coming」に合わせて下手から登場して三方礼の後にフルキャストで「So Feel It Coming」のサビ大合唱。オケのみなさんにもステージから拍手するカンパニー。

 

初日カテコレポ

光一「本日はありがとうございました。2022年のEndless SHOCK-Eternal-如何だったでしょうか。エンタメメ業界も少しずつ通常を取り戻しつつある中、この作品は特殊でまだまだ本編を上演するのはリスクが伴うということで今年も3年後を描いたEternalをお届けました。

今年も素晴らしいキャストの皆さんと立たせて頂いてます。本編は配信で行っておりますが、その稽古とふたつを同時進行するという…皆さん、ふざけんな光一。と思っている中w文句も言わず素晴らしいものにしてくれました。

目を覆いたくなる様なニュースも飛び込んで来る世の中ですが、SHOCKの持つメッセージが少しでも皆さんの励みや勇気になれば嬉しく思っています。千秋楽まで全員まで走って行こうと思います。本日はありがとうございました。」

光一のあいさつ終わりにスタオベ。SHOCKの最前でスタオベ出来て感激だった~。

 

『演出的観点やらもろもろ ラスト』「オープニングから順を追って書きましたがほんの一部分にすぎません 人の動きやダンス歌に込められたもの1人1人の台詞に込められたもの 映像や照明の意味合いはたまたストーリーそのもの 演出意図は細かくあれど『Everything is in your imagination』 これに尽きます

演者側も根底にあるものを大事にし その物語を生きていれば日々違った感情も生まれますし毎日が発見です 誰を主体で物語を見るかによってもかなり違った印象になる筈です ただ本編はファンタジー要素が強くEternalは現実的な視点での描き方をしているので哀しさが漂ったものになっています 好みも分かれるでしょう 本当の意味でのハッピーエンドがお好きな方には現実を突き付けられてします感覚になるかもしれません ですが彼らは勇気を持って一歩を踏み出し前に進んでいく未来を選びました

皆さんにとってのShow Must Go On 走り続ける意味とは何でしょう?」

 

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書き終わった~!実は一幕レポは結構前に書き終わってたけどアップするタイミングが掴めず。理由はサマパラのアプリの件とかでバタバタだったからw

 

ジャニーさんからの寵愛を受け、常にステージの真ん中に立つ。それを認めない人からの嫉妬や心無い言葉、現実とのギャップやプレッシャー。でも悩んでるところなんて決して見せない。そんな姿を数年だけど見てきたので今回の勝利の姿は感慨深いものがあったなぁ。

勝利って繊細でポキっと折れそうなんだけど、折れない。折れる前に立ち上がる強さを持ってる。滅多に泣かないけど泣いてしまうときは絶対に人に見せない男らしいところもある。

あとはなんたって圧倒的な美しさ。デビュー当時は「顔だけ」「あの顔だから」と言われることもあったけど、今回の「ショウリ」はそんなこと言わせないパワーと技術を身に纏ってた。

 

改めてSHOCKの舞台に立つ勝利の姿を初日に見ることが出来て、二回目は最前列で見ることが出来たのは運命だったとちょっとまじで思うw全力で勝利の担当をしてた日々が報われたw

来年も続投して欲しいな。経験を積み、帝劇の舞台上でさらに煌めく「ショウリ」を次は配信じゃない本編で見たい。