【先週の一冊】伊藤くん A to E
伊藤くん A to E/幻冬舎¥1,404Amazon.co.jp柚木麻子さんはあまからカルテット以来ずっと好きで、制覇しようと思っていたのですが、この本はなかなか本屋さんにないので見つけた瞬間すぐ手に取りました。装丁も素敵です。けむたい後輩という作品に出てくる黒木と伊藤くんが絶妙にかぶって、柚木麻子さんはダメ男書くのうまいなぁと思ったwいるなぁこういうやつ。。。軽くあらすじから。※以下ネタバレ含みます伊藤に長い間片思いするが、粗末に扱われ続けるデパート勤務の美人。伊藤からストーカーまがいの好意を持たれる、バイトに身の入らないフリーター。伊藤の童貞を奪う、男を切らしたことのないデパ地下ケーキ店の副店長。処女は重いと伊藤にふられ、自暴自棄になって初体験を済ませようとする大学職員。伊藤が熱心に通いつめる勉強会を開く、すでに売れなくなった33歳の脚本家。こんな男のどこがいいのか。5人の女性を振り回す、伊藤誠二郎。顔はいいが、自意識過剰、無神経すぎる男に彼女たちが抱いてしまう恋心、苛立ち、嫉妬、執着、優越感。ほろ苦く痛がゆい著者会心の成長小説。(amazonnより抜粋)もうあらすじから伊藤くんのダメさが伝わってくる。こいつほんと・・・しょうもないなっていう。端からみてればわかるんだけど、A~Eまでの女性はわからないんだよなとむず痒い気持ちで読んでました。結構おもしろかったんだけど、どうしてもEの描写がえぐすぎて読めず、ちょっと気持ち悪くなってしまい、それがとても残念。A~Dまでは、あ~もうこいつほんとに・・・クズ・・・って思いながら楽しく読めたので、それで終わりたかったな。まぁでもEまで入って一つの作品なのでしょう次に読みたい柚木麻子さん作品はなかなか本屋で見つからないので、ちょっと時間あきそう。