前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト -106ページ目

持つべきものは想像力〜大停電を踏まえて

持つべきは想像力だと思います。

https://matome.naver.jp/m/odai/2156808762096005401

この記事はみなさんの災害への想像力を膨らませてくれると思います。
あと西に数十キロそれたらどうだったか。和光市で数年前に台風の目が通ったことがありましたが、和光市のすぐ西を強い台風が通った例はここのところなく、たまたま台風による甚大な被害は最近ありません。
しかし、和光市でも来週にでも起こりうる。
ヘッドランプはありますか?持ち出し袋は?水害の際の避難所は?地震の時とは違う地域もありますよ。
新たな避難情報の出され方は頭に入っていますか?

ちなみに和光市で停電があったら、という想像力のもと、配水池を2つから3つに増やし、水の在庫を拡充しました。もちろん、浄水場には一定の自家発電もあります。

しかし、この令和の世でも電気が数日止まるととんでもないことになる。

結びに、停電で苦しまれている地域の方々に心からお見舞い申し上げる次第です。

加藤年紀著「なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?」書評


「なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?」が売れています。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4313150994/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4313150994&linkCode=as2&tag=sidebar111-22&linkId=9dcdb06ff01b421ac7e2c8bc6c8a0307
著者である、ホルグの加藤年紀さんとの出会いはある人の紹介です。
会社を辞めて、頑張っている地方公務員を応援するサイトを作った人、という紹介に絶句したことを思い出します。それ自体に関して、マネタイズの可能性を一切感じないだけでなく、あまりにもテーマが地味で硬くて、ときめかない。

ただ、やってくれるならそれはありがたいことで、私も首長としてインタビューを受けたり、おもしろい仕事をしている地方公共界隈の人を紹介しつつ、首をひねっていました。「あの人、食っていけるのか!?と。」

ただ、頑張っている公務員や政治家を紹介するサイトはだんだんコンテンツが充実し、話題にもなり、地方行政界隈では名の知れた存在になり、という流れの中で、ついにこの本が出るから和光市役所の山本亨兵さんを出していい?なんて問い合わせが来て「もちろん!お願いします!」とお返事しました。

いつの間にやら、インタビュアーとしての力量も高くなり、実際にまとまった本を読んでみると、いい仕事をしていて、突き抜けた公務員たちが活き活き描かれている!

一人ひとりの事例は読んでいただくとして、本書を一貫して流れるのは公務員のやりがいとか、地域に貢献するマインド、周囲との関係性の苦労と突き抜けられた要因が具体的に描かれているのがいい。

本書を読んでいただきたいのは職員、地方公務員という仕事に興味がある人、となりますが、地方議員にも手にとってほしいな、と思います。

市長になって、役所の中の人という立場と政治家を兼ねてみて、議員の時に見えなかった、見えにくかったけど、こういう風に役所の人は苦労していて、だから仕事が進まない、とか、いろんなことが見えましたが、本書にはいろんな議員向けのヒントがあります。

「存在感ある地域公共交通」へ~モビリティの自由への挑戦

現代の社会では、「人権」といっても一言では言い表せない、本当に幅広い議論が行われています。
そのなかで、和光市の人気の理由という観点からも、和光市において課題がある、という観点からも、「人権としての移動の自由」、いわゆる「モビリティの自由」が昨今は行政の大きな課題の一つとして注目されています。
日本の戦後の発展は、我が国の隅々まで移動の自由を浸透させる戦いと表裏一体であったといっても過言ではないと思います。
鉄道網の整備、高速道路網の整備など、人々は交通網を通じてつながり、この交通網を通じて人々は都市に集まりました。

 

と、大きい話はここまでにして、和光市の現状と課題です。和光市は駅に来てしまえば本当に便利で2分間隔で池袋方面の電車が来る時間帯もあります。
しかし、実際には北側の地域を中心に、バス停が近くになくて駅までどうやっていくのか、市役所で会議があるのだけれど循環バスは本数が少なくてしかもタイミングが悪い、等々、私が受けるお叱りでも、駅などにどう行くか、という観点からのご指摘は多々あります。

ちなみに、現在、市内循環バスのルートの見直しの手続きに入っていますが、実は現在の小型バス3台体制は私の市長就任後に進めてきた施策の一環です。
ただ、使用されるバスが2台から3台に変わったところで「便利になった」という実感を持つ人は少ないと思います。現在、4千万円ぐらいの予算を投じていますが、高齢化が進む中で、この方向の延長線上に未来はない、と私としては実感していて、先日の市内循環バスルート見直しの説明会の中でも「今回は手直しですが、次は抜本的にやります」という説明を職員にはしてもらいました。

では、この抜本的とはどういうことなのか。実はこの地域のモビリティのトータルでの見直し、という観点からの取り組みとしては国交省が主導してきた「地域公共交通会議」というスキーム(≒枠組み)があります。福島大学の吉田樹先生に言わせるとこれが「事業者ごと、モードごとの施策ではなく、合わせ技の取り組み(=連携)で存在感ある地域公共交通へ」という流れをつくるためのプラットフォームとなるのです。うまく機能させることができれば、地域の交通資源を最適化することが出来る、というわけです。

本格的に取り組むのはこれからになりますが、循環バスだけ、とか、デマンドタクシーだけ、とかそういう単発の打線ではなく、まちづくり、北口の駅前広場の整備に代表される道路網の今後の整備の方向作りまで、ひっくるめて設計しなおします。

画像は東北運輸局の「2回 地域バス交通活性化セミナー」における吉田樹先生の「『バスの力』を考える ~過度な自動車依存からの脱却を目指して~」のレジュメの一部です。

和光100年まちづくり会議〜市民と若手職員のワークショップ

日曜日に和光100年まちづくり会議の市民&職員ワークショップを行いました。第五次和光市総合振興計画策定の前段です。
円形ダンボールを机代わりにして、いわゆるワールドカフェ形式で行ったワークショップには私も参加しました。
皆さんのやり取りを聞いていて、市の考えているまちづくりの方向性は市民の考えたかと同じ方向を向いているということがよく分かりました。

早稲田大学の後藤春彦先生(都市計画)には、堅苦しい講演ではなく、グループの発表へのコメントという形でお話しいただき、皆さん熱心に耳を傾けていました。

総合振興計画はいま、義務付け枠付けの軛を離れ、作るのも作らないのも自由、もちろん形式も自由、というまさに自治のツールとして活用できるものになりましたから、今回は徹底的に自由に発想して組み上げていきたいと考えています。

上田きよし埼玉県知事の任期の最終日

上田きよし埼玉県知事の任期の最終日。

上田さんの存在がなければ、2代目でも有力者の係累でもない私が政治家になろう、などと言う発想も浮かばなかったと思います。
私が20代だったサラリーマン時代、上田さんはいつもむさ苦しいあのテーマ音楽をかけて、和光市駅にいて、一人ひとりに訴えかけていました。
民主党という政党は嫌いでしたが、実はある時、上田さんが私と同じ、財政学者のブキャナンの愛読者と知り、思想的にも距離が縮まりました。
地域の課題解決やまちづくりにおいて、さまざまな相談に乗っていただきました。
一言では言い表せない、色々な思いを込めて、ありがとうございました、これからもよろしくお願い申し上げます!