自己愛性パーソナリティ障害の人の怖さをわかっていない人があまりにも多過ぎます。
「いつかわかってくれるんじゃないか」
「私が治してあげなきゃ」
という気持ち、
共依存体質の方にありがちな気持ち、
これらは何の意味もないどころか、むしろその考えを利用されて傷つけられます。
自ら地獄に飛び込むような考えです。
「いつかわかってくれるんじゃないか」
「私が治してあげなきゃ」
という気持ち自体を否定するつもりはありません。
立派だと思います。
ただし、自己愛性パーソナリティ障害の人に向けての気持ちは例外です。
この気持ちはきれいさっぱり捨ててください。
建設的な話し合いは不可能だと思ってください。
建設的な話し合い、どころか、普通の会話を成り立たせることすら難しいです。
「自分がおかしい(悪い)のではないか」
とは1ミリも思いません。
思うことができません。
夫婦の会話での注意点等をカウンセリングの中でお伝えすることがありますが、
自己愛性パーソナリティ障害には何も通用しません。
自己愛性パーソナリティ障害の人と会話を成り立たせるための正解はありません。
いくらこちら側が正しくてもその正しさは何の意味もありません。
客観的な正しさは無力です。
めちゃくちゃな論理で打開されます。
「自分が絶対に正しい」という世界しかないからです。
「自分が変われば相手も変わる」
とよく言われますが、もちろんこういったことも通用しません。
時々、
「私は自己愛性パーソナリティ障害なのではないか心配です」
と相談を受けることがありますが、
こういう相談をされる方はまず間違いなく自己愛性パーソナリティ障害ではありません。
安心してください。
自己愛性パーソナリティ障害の人は自分を客観視できませんし、
自分が絶対に正しいと思っていますから、
「自分は自己愛性パーソナリティ障害なのではないか」
なんてまず思わないわけです。
思わないというより、思えない、と言った方が正しいでしょう。
自己愛性パーソナリティ障害の人から散々被害を受けて、
ようやく「離れた方が良い」と思えてきた時に、
悔しさも同時に湧き上がることがあると思います。
そしてなんとかギャフンと言わせたいと思う方もいると思います。
その気持ちはよくわかりますが何も通じませんのでできるならやめた方が良いです。
たった一言でも謝罪が欲しい、
と頑張っている方、
諦めてください。
そのパワーと時間を自分のために使ってください。
自己愛性パーソナリティ障害の人は基本的に謝りません。
自分が間違っていると思えず、そのため謝る必要性を感じることができません。
プライドなどで「謝れない」ということもありますが、「謝る必要性を感じない」ということが多いです。
謝ることは負けだと思っていることが多く、謝るとしてもそれは「謝れば自分に得がある時」だけです。
決して気持ちは入っていません。
「ごめんなさい」という音が発せられるだけです。
自己愛性パーソナリティ障害の人に対してどうしても悔しいなら、
「それで良いの?」
の一言だけで良いです。
それだけ問いかけて去ってください。
(あくまでも一例です)
「それで良いの?」
の「それ」には、
「あなたはこんな風に人を傷つけて振り回して、誰からも避けられてこれからも生きていくんだね」
という意味が含まれています。
ですが、わざわざこんな丁寧に説明する必要はありません。
「それ」で充分です。
おそらく相手はキョトンとするはずです。
本当にこちらの言ってる意味がわからないか、
意味がわかっていてもわからないフリをするはずです。
何か言い返してくるかもしれませんが聞かずに去ってください。
自己愛性パーソナリティ障害の人は負けたくないので、何か言われたまま去られるのはかなり悔しいはずです。
ただし、何度も言いますがこちらの発言の意味はほぼわからない、伝わらないものと思ってください。
ですので「負けたくないから悔しい」という気持ちを持たせることすら難しいと思ってください。
届かなくても良い、響かなくても良いです。
自分の気持ちを言えた、
ということにとりあえず無理矢理満足してください。
(上記の例は一例ですので、何をしたらまたは何を言ったら満足するかは人それぞれです)
30年後40年後の遠い未来にでも伝われば良い、
しかも万が一の確率で響けば良い、
くらいに思ってください。
後は自分の幸せに向けて出発して、集中してください。
本当に本当に復讐したいなら、考え方を変えてみてください。
「相手がこのまま変わらずにいてくれた方が復讐になる」
という考え方、にです。
同じことを繰り返して誰からも相手にされなくなるのを待つのです。
(また別の他の誰かが被害に遭うことは辛いことではありますが)
相手に何か直接復讐はしなくて良いです。
しない方が良いです。
身のためです。
「それで良いの?」
のようなことも本当は言わない方が身のためです。
慰謝料などの請求も、もしするなら弁護士さんなど第三者にしてもらった方が良いです。
直接関わらない方が良いです。
いろいろなところで言っていますが、
自分が幸せになることが間接的な相手への復讐となります(これを「綺麗事」と思ううちはまだまだです)。
自分が幸せになってしまえば、相手への復讐という当初の目的は離れていきます。
そんなものです。
自分が幸せになってしまえば、同じことを繰り返して誰からも相手にされなくなるのを待っていたことも忘れます。
構っている時間が無駄過ぎます。
自分のことに集中しましょう。
どうしても諦められない方、
パートナーが自己愛性パーソナリティ障害なのではないかと思った方、
自己愛性パーソナリティ障害の人に傷つけられた方、
自己愛性パーソナリティ障害の人からの洗脳から脱したい方、
やれることをやって納得したい方、
はぜひご相談ください。
他の方の事例や私自身の話もお伝えすることができます。
ご相談すること自体に悩まないでくださいね。
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<参考ページ>
<参考ブログ>
自己愛性パーソナリティ障害のパートナーと離れないとどうなるか
自己愛性パーソナリティ障害(人格障害)の特徴①
<有料コンテンツ>
自己愛性パーソナリティ障害の人から被害を受けた今だから理解できるお話かと思います↓
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