これ、どこが「バリア」かな?~エレベーター編~ | 様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

障壁(バリア)というのは、ホントに捉え方次第で「マイナス的要素だけの影響」ということにはならないのですが、本ブログは、自身の経験を交えながら、主に車いす関連・ボッチャ関連において、様々な「バリア?」との向き合い方を紹介しています。


おはようございます。  
バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリアフリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日の「バリア」は、
これ、どこが「バリア」かな?~エレベーター編~



さて、

これは何の変哲もない
エレベーターなんですが、
これ何か問題になる箇所は
あると思いますか?


『え、別に何も...
只のエレベーター内部でしょ。(^-^;』

ですよね、
一見どこもおかしくはないですよね。

じゃあ、
車いす利用者で、さらに左手が使えない人が
このエレベーターをひとりで利用をしよう、
としたらどうでしょう。
しかもエレベーター内には自分ひとり...

ズバリ言いますと、

おそらく前進でエレベーター内に入るので、
左手が使えないとなると
操作ボタンに手が届かなくて押せず、
ず~とその階でエレベーター内に
たたずむことになるでしょう。(^-^;
誰かがそのエレベーターを利用するまでは...

たとえ身体を捻って
手が届いてボタンを押せたとしても、
時間が掛かってしまうでしょうから
反応しないということに...(^-^;
[あ~あれ、押すのが遅過ぎると
反応しないんですよね。(T_T)]

誰かがいればスッと押してもらえるので、
なんの問題もなく
エレベーターは作動するんでしょうけど...

じゃあひとりだったら、あきらめるのか...
かと言ってエレベーター内に
ず~といる訳にはいきませんよね。(^-^;
用もあるだろうし
トイレにも行きたいだろうし...

『え、じゃあどうするの?』



・・・



大丈夫!
車いす利用者で左手が使えない人でも、
自分で難なくボタンが押せる
エレベーターがあるんです。(^-^)

「ユニバーサルデザインのエレベーター」
と言うモノで...


「ユニバーサルデザイン」とは、

障がい者も高齢者も小さい子供も健常者も...etc
すべての人を対象にしていて、
そのすべての人が苦なく
使いやすいようなデザインに設計されている、
モノのことを言います。

両サイドの低い位置に操作盤があって、
関係ない人もいるでしょうけど
手すりも両サイドにあって、
車いすの人は出る時バック走行になっても
大きな鏡があるから安心安全!(^-^)

このようなタイプのエレベーターは、
新しい施設とかですと
だいたいそうですね。
ユニバーサルデザインのモノの
普及の進展を感じますよね。(^-^)

これによりエレベーターに対する、
不安要素はなくなるので
思いきった行動に繋がります!(^-^)

『ふ~ん、でもちょっと待って、
その利用したいエレベーターが
ユニバーサルデザインじゃない
一番上の写真のようなヤツだったら?(^-^;』


・・・


大丈夫!
車いす利用者で左手が使えない人でも、
これを使えば
自分で難なくボタンが押せるんです。(^-^)

毎度お馴染みの、
「車いすのブレーキレバーの延長棒」で...


車いすのブレーキレバーに、
筒のようなモノを(短い水道管)
差し込んでいて、
取り外しが出来るので
いつでもどこでもこの棒でパシッと...(^-^)

『ふ~ん、それはいいな、
ところでこの「エレベーター」以外で、
ユニバーサルデザインのモノの普及が
進んでいるモノってあるの?』


・・・


そりゃありますとも...
たとえば、
「色」のユニバーサルデザイン!

(見やすい色の組み合わせ表)

カラー印刷技術の発達で、
以前は白黒が当たり前だった
新聞も書籍類も地図なども、
見やすいカラーになりましたよね。
それから駅とか電車の中でも
カラフルな説明表示が増えましたし...

また駅名の表記も日本語だけでなく、
ひらがなや英語・その他を用いたりして
いろいろな工夫がされていますよね。


この「色」のユニバーサルデザインの表記は、
色弱とか視覚障がいのある人にとって
(僕も軽い色弱なんですが...)
とても見やすい配色というか
見やすい色のバランスなんですね。(^-^)

このように色分けとかでの情報伝達が
昔と比べてはるかに増えているんです!
色が重要な伝達手段になっている
現代において、
「色」のユニバーサルデザインは、
ますます重要になっていくんでしょうね。(^-^)


あとこれはけっこう昔からありましたが、

「ワンタッチタイプの歯みがき粉」とか...etc

フタを落とす心配の
いらないヤツですね。(^-^)

『ほ~』


このようにユニバーサルデザインのモノを
適材適所で使ったり触れたりすることで、
今まで不便に感じていた作業や
自分で出来なかったことが
出来るようになります!(^-^)

その結果「出来ることup」
繋がっていきます。(^-^)

まぁそうで無くても
方法はあるんですけどね。(^-^)

『なるほどね~』