これ、どこが「バリア」かな?~トイレの手すり編~ | 様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

障壁(バリア)というのは、ホントに捉え方次第で「マイナス的要素だけの影響」ということにはならないのですが、本ブログは、自身の経験を交えながら、主に車いす関連・ボッチャ関連において、様々な「バリア?」との向き合い方を紹介しています。


おはようございます。  
バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリアフリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日の「バリア」は、
これ、どこが「バリア」かな?~トイレの手すり編~



『ところで、
「BYT」(ビーワイティー)って何だよ?』

そうですよね。僕も聞いたことないです。
またタイトル名を
ちょっとイジッてみたのですが、

「KYT」っていう言葉を
聞いたことありませんか?

「KYT」とは、
危険(kiken)予知(yochi)
トレーニング(training)の
頭文字をとったもので、
そのまんまなんですが、
KY(危険予知)を的確に行うための訓練

製造工場や建設現場などで
事故や災害を防ぐために、 
作業上の危険を予測したり、
その改善策や対応策などを
話し合ったりするもの。

『なんかDaigoっぽいな...苦笑』

これを文字って「BYT」
「バリア」予測トレーニング!

基本的には、
今までのタイトル名:
様々な「バリア」解消術!
の言い方を変えただけです。m(__)m

『なんだ、造語か...(^-^;』

となったところでひとつ、
この「BYT」をやってみますね。





たとえば上の2枚の写真を見て
どこが問題なのか分かりますか?


・・・


ズバリ言いますね。

上の写真については、
手すりが低いところまでしかなくて
金属製ですよね。

ってことはまず、
この手すりを握ったら冬とかだと
「冷たっ!」
になるから良くないんですよね。(^-^;

あと便座に移乗する際に、
障がいの具合によっては
L字手すりじゃないと移れないことが
あるんですね。(^-^;

つまりこれ、
人によっては使えないトイレなんです。


下の写真の方は一応L字手すりだし
木製なので一見悪くはないのですが、
手すりと壁面の間隔が狭すぎるんですね。

壁とあれくらい空いてれば問題ないんじゃ、
と思いきや
頭が壁にあたる人もいるんですね。(^-^;

こちらは我慢すれば使えるトイレです。


多目的トイレの「手すり」って
ホントにいろいろな種類のモノがあって、
手すり付けとけばいいじゃん的な手すり?も
けっこうあるんですね。(苦笑)

なので外出時
初めてそのトイレを使用する場合は、
実際に目にするまでは
けっこうドキドキなんですよね。

昔は僕も、
トイレの向きと手すりの種類・位置に
神経質になっていたのですが、
5年くらい前からは、
どんなトイレでもなんとか対応出来るように
なってはきたんですけどね。

なんですけど、
こんな多目的トイレ(車いす用トイレ)に
遭遇した時なんかは
めっちゃテンション
上がるんですよね。(苦笑)
(ヨーシって、
トイレに入ったらガッツポーズ!)

こんな感じのヤツ...

・キレイ
・「L字」になった手すり。
・手すりの材質が金属製のモノじゃなくて、
 何かでコーティングされたモノ。
 (ゴム製であると手が滑らないし、
  冷たっ!にならない。)
・手すりと壁が充分離れている。

さらには、
ある程度の広さ(4畳半くらい)があって、
(車いす利用者が動きやすいように...)
(広すぎると
逆に落ち着かないんですが...苦笑)
床が滑りにくいだとか...etc 



『じゃあ、
上の2枚の写真のようなトイレ(手すり)
に遭遇した時ってあきらめるの?』

いえいえ、使えないと言ったけど、
なんとかするんですよ。(^-^)

1枚目の金属製の短い手すりの場合は、

たとえば僕のやり方で言うと、

僕は片手が使えないので、
手すりを掴んで立ったら
首の付け根の辺で
L字手すりに身体全体を支えさすんですね。
(手をフリーにするため)

でもそれが出来ない場合なんで、

その時は、

実は、


・・・


入口扉の取っ手を手すり代わりに
使うんです!(^-^)
『なんと...』

(もちろん、トイレ側でですよ!笑)

『でも入口が自動ドアだったら
the endってことか...』

いや、トイレの中には
手すり代わりに使えそうな
箇所であったりモノが必ずあるんです!
探してください。(^-^)


『じゃあ2枚目の写真の手すりの方は?』

この手すりの場合は、
頭を横にするというか壁に持たれさせば、
ちょっと見映えが悪いんですけど
なんとか使える手すりなんです!(^-^)



まぁでもどんなタイプの多目的トイレ
および手すりにも対応出来る、
適応能力しかり臨機応変さしかり
「変容力」を向上させたいものですね。

そして「出来ることup」に繋げましょう!(^-^)
『これや...苦笑』