LOOK 585 が来ました | TAKE♡WORKS

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平坦脚でヒルクライムをターゲットにしていた50代がピークを越え下降線を描く中で欲求を我慢せず素直に平坦屋さんとして遊ぶ様子を記録するブログです。
星空撮影始めました

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チラチラとお話ししていたTAKE♡WORKS 仕様のフレームの件、ベースとなるフレームが来ましたおねがい


2006年型 LOOK585 です✨



ロード14年生にして11本目のフレーム。

狂ってますね(笑)


LOOK 585 は種類と年式で違う 

585は2004年に以前のホリゾンタルなKGシリーズから目を疑うようなスローピングになって寝ていたシートパイプも立ち気味な一般的なものとなり当時のコアなLOOKファンに批判や拒絶されつつも鮮烈なデビューを果たしクライマーの絶大な支持を得たらしい。


私がロードバイクを始めた2010年にも最終仕様としてラインナップされていていました。

既に595がハイエンドバイクとして君臨していて名車中の名車扱いをされていてそれと平行してクライミング系ハイエンドバイクとして586。

エントリーな位置付けとして566。


同じ時期に3種類(585,595,586)のハイエンドバイクが存在した事になるけど後発の595,586は今や当たり前の上下異形の大径ヘッドやインテグラルシートポストなど最新装備で固められ洗練された今の時代に通ずるバイクで今でも遜色ない存在。


そんな中で時代の継ぎ目にあたる585を大絶賛する人が極一部だけど存在していて私に多大な影響を与えてきました。


585に乗ってみたくなってくると585にも色んな種類が存在する事に気が付く事になりこのように仕分ける事が出来る。

細かいところ間違いがあるかもだけど情報が足りないので大枠です。

2004~2008ノーマル

2007~2008ウルトラ

2007~2008オプティマム

2009~2010ノーマル

2009~2010ウルトラ

2009~2010オプティマム


この中でオプティマムと言われるグレードはトップチューブが短くヘッドが長いアップライトなポジション。

一見するとコンフォートな方向や小柄な人、女性向けとか思いたくなるけどKGシリーズのように後ろに座らせるポジションでのヒルクライムに特化しているようにも見える。


最近の私は前乗り側にいるのでオプティマムは一律に却下となる。


2009年以降はヘッドの固定する構造が変わって軽量化を果たしたけど他にも微細な変更があったか585らしくない乗り味に変わってしまったらしい(他人のインプレ・評価)


狙い打つターゲットは初期型のノーマルかウルトラとなり今回はノーマルにようやく巡り遭えてご縁となりました。

因みにウルトラは高剛性バージョンで15%の剛性アップをした代物。


やってきた585はジャンク 

一部に人気の585だけど古いので中古相場は10万円チョイ位。

サイズ感に疎い初心者も狙っている(笑)


画像で後ブレーキのアウター受けが欠落している(乗れない)のでジャンクだなと思うけど説明書きには記載がない。

売っているのはリサイクルショップで自転車専門ではない(自転車の取り扱いは多い)けど事の重大性を分かってないのか?

分かっての悪質なのか?


悪質さを少し感じたので競合なしの状況を作り出し(瑕疵をこちらから投げる形で質問する)開始値54800円(税込)で落札


中古フレームは見る目がないと隠れた瑕疵や必要になる事に気付けずエライ目に会うけど手放す理由が必ずある中でも悲観的な理由を見抜けばいい買い物になり得るけど覚悟も必要です。


グラフィックが年代を感じるやかましい感じのダサさだけど塗り替えるので問題なし。

塗り替え後がダサかったらどうしようという根本的な私のセンスは無視w

問題の箇所。
リアブレーキのアウター受けの後ろ側がまるごとありません。
折れたであろうリベットがパイプの中でカラカラ鳴ってますが摘出はフレームに穴を開けないと無理なので不可能です。

このままでは乗れないけど方法は幾つかありますので大丈夫です。
・後付けパーツ(見た目がカッコ悪い)
・フルアウター(モー烈にダサい)
・アウター受け(外装)を他のバイクから移植✨
・アウター受けを内装に改造⚡

余談だけどリアブレーキやシフトケーブルのアウター受けの前側は汗でアルミのリベットが腐食してアウター受けが脱落するという恐ろしい事が結構な確率であり得ます。
ローラーで汗だくに使われてる機材は汗でアルミが腐るんですよw

中古でありがちなBB付属。
固着してると交換不能な場合もあるけどなんとかなるでしょう。
塗装前に一度、外しますが試走が終わるまではこのまま使います。
BB回りのラグの補強が凄いですね✨

アウター受けを付ける 

これさえクリアすればジャンク品が極上品に変身するんだけどアウター受けを他のバイクから移植する案が現実的なのでアウター受けを取られてしまう生け贄が必要です。
生け贄はcervelo

一瞬でも『えっ💦サーベロから❔❕』と思ったなら私の勝ちです(笑)

心配無用でS5は油圧ライン専用なのでアウター受けそのものがありません。

ならばTTバイクのPが生け贄に~❔❕
ってTTバイクのP-シリーズのブレーキはほぼ内装なのでこれにもアウター受けがありません。

他にサーベロっていえば・・・

はい。
事故の残骸がまだ残ってましてね(笑)
S2から頂きます😊

ドリルでリベットを揉めばすぐに取れると思ってたけどかなり強力な接着剤が使われてるみたいで簡単にはいきませんでした。
カーボン製ではなくてアルミ製。
実はこの形、色んなブランドのバイクに付いてる汎用品でLOOKやcerveloなどバイクメーカーのオリジナルではないんです。

たまたまでだけど585とS2のアウター受けが同じでした(笑)

アウター受けを専門に作ってる会社があるみたいですね~
出来れば単品で部品供給して欲しいですね。
アウター受け破損で苦しんだり泣いてる人がかなりいると思います。

収穫完了❗

問題はここからでアウターが収まる筒が邪魔で普通にリベットは打てません。
フレームメーカーは恐らく専用のリベッターを持っているんでしょうね。

うちには当然、一般的なリベッターしかないので工夫してやるしかないんですがカーボンフレーム修理で有名なカーボンドライジャパンさんでも同じ状況みたいです。

カーボンドライジャパンさんが凄いのはその工夫でリベッターを加工しちゃうんですが思わず吹きました😂😂😂


考える事は同じなんですがリベッターを加工出来る環境はないのでオーバーサイズの長いリベット(3.2㎜)を使う事にしました。

フレームの穴が少し大きく(2.5㎜→3.2㎜)なりますが大勢での影響は少なかろうという判断です。

スペーサーは必要になるのでアウターキャップを加工して作りました(雑ですがw)


無事に付きました照れ

オーバーサイズのリベットを使ったせいで微妙な寸法が合わずケーブルアウターが入らないなんて間抜けな事になりましたけど傘の頭を飛ばして1点止めになってしまいましたが・・・
大丈夫でしょう💦

ジテ通で試走始めてます 

585の今後の流れは買う前から決めてありまして事始めにリドレーをバラして585に組み付けました。

SRAM e-tapは換装が容易で助かります。
ブレーキと繋がったままのハンドルごと正確にはステムごとボンっ!と移植してクランクなど全て込みで30分ほどで組み付け完了w

変速調整は一定以上は追い込めずリアハンガーの曲がりと判断して後日、新品に交換。
サードパーティー製ですが中古フレームはハンガーが曲がってるケースが多いので事前に入手可能か調べておかないと泣きをみることになりますので要注意ですよ⚠️

右がイジクリ倒して修正を試みたオリジナルのハンガーで左が社外新品のハンガー。

もう1点、素直に付けられなかったのがFDでバンド式なので同じバンド式のリドレーからポン付けするつもりでしたがリドレーのパイプ径34.9㎜に対して585は31.8㎜と一回り細かったのです💦

パッと見でクロモリか?って位に細身な585ですが油断してました(笑)
シマノのバンドを速攻でボチッて早速、付けにかかりますがe-tapのFDと形が合わない💧

予期せぬエラーでしたが1時間ほど切削加工して使えるようにしました(笑)

シートポストは27.2㎜で手持ちにはないので・・・
とりあえずで奥様・子供用(未稼働)のアンカーを追い剥ぎ略奪してサドルごと付けました口笛

このサドルはアンカーが設定した女性用でしたが全く合わず。

写真はFDが付く前でFDを付けると一緒にサドルも在庫のスペシャパワーに交換。

ジテ通を数日とヤビツ1本をこなしてますけど初期インプレは次の記事にて照れ

一言だけいうと『超楽しいバイク』です爆笑