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1981年のアルバム(その100 Sound Affects / The Jam)
1981年のアルバム・シリーズ・・・100枚目に登場するのは・・・何と
The Jam
'70年代、パンク・ムーブメントの中で登場
その後、アルバム All Mod Cons、Setting Sons
と傑作アルバム
を発表
そしてNME紙のリーダーズ・ポールで、ベスト・バンド、ベスト・アルバムに輝き
'80年代へ・・・
1980年、シングル Going Undergroundが初の全英No.1
続く、The BeatlesのTaxman
を意識したと言われる Start
も続けてNo.1
そのような中、満を持して登場したと言えるのが、5枚目のアルバム
Sound Affects
前述のシングル Startも収録されています。
レコーディングは、1980年6月15日~10月22日
ロンドン、The Town House Studiosにて・・・
Paul Wellerギター
、ヴォーカル
、キーボード🎹、シタール
Bruce Foxtonベース、ヴォーカル
Rick Bucklerドラムス
、パーカッション🥁
エンジニアリングは、Alan Douglas
アシスタント・エンジニアリングは、Geroge Chambers
プロデュースは、The Jam、Vic Coppersmith-Heaven
アルバム・ジャケット、デザインは、Bill Smith
写真撮影、表ジャケットは、Andrew Rosen、Marvin Goddard
内ジャケットカラー写真は、Andrew Douglas、その他は全て、Pennie Smith
ほぼ全曲、Paul Wellerの作品です。
A面1曲目、ベースが響いて、シンバルが刻まれ、Paulが歌い始める・・・
Pretty Greenでスタート
、シンプルな力強いロック・ナンバー
エフェクターを効かせたギターも効果的です。
2曲目、ベースが刻むフレーズに合わせて、ギターとともに歌が始まる・・・
Monday、キーボード🎹も挿入され、サビの部分はメロディアス・・・
メンバーのコーラスPaulをバックアップしています。・・・
3曲目、ハードなギターのカッティングから、勢いよく始まる・・・
But I'm Different Now、スピード感あふれるロックン・ロール
このようなナンバーでもメロディアスなコーラスは、Jamならでは・・・
邦題は短縮で、「ディファレント・ナウ」となっています。
4曲目、Ventures風のエレクトリック・ギター
にホイッスル音も入り…
Set The House Ablaze、ツー・ビートに合わせて熱唱するPaul
サビの部分はメロディアスに・・・ストーリー性もあるアルバム最長のナンバーです。
5曲目、力強いベースのフレーズが刻まれ、ノリのいいリズムに・・・
Start!、前述の通り、Beatles
のTaxman
を思わせ・・・力強く歌うPaul
サビのコーラス、ギター・ソロ、ホーンの入り方もBeatles
を思わせます。
アルバムから先行シングルで、全英No.1
、シルバー・ディスク
獲得
全米ダンス・チャート No.75、Jam
のファン層を広げたナンバーです。
6曲目、アコースティック・ギターのカッティングにベースが加わって・・・
That's Entertainment、力強く歌うPaul
、コーラスもキマっています。
途中入る逆回転音等、Beatlesを思わせるところも・・・
アルバムから第2弾シングルで、全英No.21
、ゴールド・ディスク
獲得
ニュージーランド No.34、そう、The Style Council
に繋がるものを感じます。
B面1曲目、効果音が流れ、そこからシンプルで力強いロック・ナンバー
Dream Time、軽快なビートに合わせて歌う Paul
"A Supermarket~"の部分が印象的、途中曲調が変わり、ホーン音も・・・
最後は、パワフルにエンディングとなります。
2曲目、エレクトリック・ギター音が響き、やはりアップ・テンポに・・・
Man In The Corner Shop、ノリよく歌うPaul
、ベースが響き・・・
"La La La La La~"のコーラスが耳に残ります。
3曲目、タップ音が続き、静まったところで、ギター、ベース、ドラムス
Music For The Last Couple、Rick Buckler
、Bruce Foxton
、Paul Weller
アルバムで唯一、3人の共作によるナンバー
、Paul
の歌も入りますが・・・
インストゥルメンタルの要素の強いナンバーです。
4曲目、カウントからいきなりPaulが歌い出す・・・
Boy About Town、こちらもノリのいいロック・ナンバー
効果的に、ホーン音が入り、ドラムスもフィーチャーされます。
5曲目、ベースがノリよく響いて、エレクトリック・ギター音が加わって・・・
Scrape Away、早口で語るように歌い始める Paul
歌を引き立てるようなギター音が印象的、ベースを中心の音に・・・
アナウンス(ナレーション)が入ってきて、フェイドアウトしていきます。・・・
CDの時代になり、2010年には、2枚組デラックス・エディション盤
がリリース
ボーナス・ディスクのCD2
には、シングル・ヴァージョン、デモ・ヴァージョン等
全22曲が収録されています。
全米アルバム・チャート最高位 No.72
遂に全米アルバム・チャート TOP100入りを果たしたのでした。
全英アルバム・チャート 最高位 No.2ゴールド・ディスク
獲得
こちらも、それまでで最高のチャートインです。
その他、オーストラリア No.53、カナダ No.39
、ニュージーランド No.2
、スウェーデン No.17
・・・ワールドワイドにビッグ・セールスに成りつつありました。
アルバム・タイトルは、"Sound Effect"をパロッたものであり、そのように効果音も色々使われ、そしてロックン・ロールでありながら、メロディアスなコーラス等も・・・
Paul Weller自身もそのように言っている通り、Revolver
の頃のBeatles
と共通したものも感じます。
(事実、The Jamは、その時代のBeatles
ナンバーをカバーしていました。)
高評価だった前2作を上回る完成度の本作 Sound Affects
’80年代のBeatles・・・
The Knackや、Cheap Trick
がそのように言われましたが・・・
The Jamこそが、それに匹敵する存在であったと思っています。
これを機に、さらにビッグな存在になっていくと、確信しました。・・・
ただ・・・Beatlesと違って、あまりにもPaul Weller
1人の比重が大きかった
それは否めないことでした。・・・
(参考までに)
1981年のアルバム・シリーズ![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
今回、全作品
、全米TOP100に登場した作品![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![CD](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/110.gif)
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
そんなこともあって、最後は、ブリティッシュ・ニュー・ウェイヴの騎手であり・・・
今回、唯一の全米TOP100登場となった The Jam
で締めることになりました。
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
John Lennon
が旅立って・・・Led Zeppelin
が活動停止・・・
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
そんな中で、幕開けましたが・・・
REO Speedwagon
の快進撃をきっかけに、Styx
、Journey
、Foreigner![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
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![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
純然たるロック・バンド
がポップな路線に・・・
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
今までロック・バンドで、シングル・ヒットを連発していたのは、Grand Funk
くらい
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
・・・でしたが、シングル・ヒットも多く生まれ、それが’80年代の1つの大きな流れに繋がっていくことになるのでした。・・・
今回、トップ・バッターは、Sheena Easton
でしたが、新進の彼女に触発されて・・・といったわけではないでしょうが、女性シンガー
の活躍も目立ち、決定打と言えるのは、勿論、Olivia Newton-John
でしょう。・・・
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![カラオケ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/168.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
またディスコ・ブームは、影を潜め始め・・・例えば、Earth, Wind & Fire
のLet's Groove
などキャッチーなナンバーではありますが、ディスコに限ったヒット曲ではないでしょう。・・・
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
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さて、1982年ですが・・・この流れも加速されることで、ロック・バンドのヒット曲が多くなり、ロック色がより強くなっていくと思います。![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
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乞うご期待
・・・宜しくお願いいたします。![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
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