東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から15年
東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から15年
2011年3月11日に震災・津波・原発事故による衝撃は、大阪府在住の私でさえ大変なものだった。その後の世間のあれこれなどを、時事エッセイにまとめたものが、以下の電子版だ。
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※『時評集 もしも地震ポケモンがいたならば 定点観測・3.11後の文化芸術』(土居豊)
また、これまで繰り返し、この3月11日に合わせて、原発事故のリアルタイムでの危機感、恐怖感を実感しようと、時系列に合わせて東電テレビ会議記録を中心に時々刻々と事態が悪化していく様子をツィート(ポスト)していく試みを、何度も行った。
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※noteでまとめたもの
東日本大震災&原発事故14年〜記憶を新たにする
https://note.com/doiyutaka/m/m34bf87b2b405
第1回
https://note.com/doiyutaka/n/n45b05351c47b?magazine_key=m34bf87b2b405
今回、NHKなどで震災&原発事故15年目の特集が色々放映されているが、どうも歯がゆい部分が多い。特に、NHKのクロ現で故・吉田所長(事故時の福島第一原発所長)の談話を、いかにもスクープ然として放映したのには、首を傾げてしまう。
そういうものは、もっと早く、もっと大きく取り上げるべきだった。
また、美談のような扱いにも疑問だ。この談話を取り上げて、同じ東電の柏崎刈羽原発の再稼働を批判するべきではなかったか。
吉田所長が語る福島原発事故の現場の悲惨さを知れば知るほど、同じ老朽の世界最大の原発である柏崎刈羽を再稼働させるべきではないことは、明らかなはずなのだ。
東電福島第一原発事故で、われわれが肝に銘じなければならないのは、巨大原発という存在が必然的に持つ「全滅」の可能性だ。
原子炉が6つも7つも同じ敷地に隣接する巨大原発は、フクイチ事故で実際にそうなったように、一つが過酷事故に陥ると、その対応次第では他のすべての原子炉が同じ過酷事故に陥るという罠が仕掛けられている。
考えてみれば当たり前なのだが、一つの原子炉が放射能汚染で接近できない事態になってしまえば、同じ敷地に隣接する原子炉がすべて、接近不可能になる。つまり、一つだけの原子炉の致命的な事故が、隣接する残り5つ、6つの全部の原子炉の放棄を意味する。
だからこそ、311当時の菅直人総理は、東電幹部がフクイチ事故現場からの撤退を考えていると聞いて、「東日本全滅」を意識したのだ。本当に、そうなりかねないギリギリの危機だった。フクイチの6つの原子炉がすべて過酷事故に陥っていれば、あの時、本当に日本は関東以東をすべて失ったかもしれない。
もちろん、そうなれば日本という国が存続できるとは到底思えない。この国土消滅のシミュレーションは、はるか以前に、故・小松左京が小説『日本沈没』で描いているではないか。
この点で、本当は吉田所長の最後の談話とともに、当時の総理大臣だった菅直人氏に、事故当時の記憶をもっと詳しく、タブーなしに語ってもらえればよかったのに、と悔やまれる。今となっては、菅直人氏は健康上の理由で、そういった詳しい談話を残せる状態ではないという話だ。
同じ意味で、あの時、内閣にいたすべての政治家やスタッフに、フクイチ事故当時の記憶を、タブー抜きで語っておいてほしいと思う。
以下の映像記録、「東電テレビ会議」も、音声が消されている部分を回復させてほしい。特に、菅直人総理が東電本店に乗り込んできて演説した箇所の音声を回復させてほしい。
※YouTubeで視聴可能な「東電テレビ会議」映像
2012年3月12日22時59分~3月15日0時06分の映像
https://youtu.be/RWbCiJPA_Lg?si=x7s0qFrWVhp-iD8b
※NHKサイトで参照できる「東電テレビ会議」記録
https://news.web.nhk/news/special/shinsai-portal/genpatsu/
※この書籍も、ぜひ復刊してほしい
『福島原発事故 東電テレビ会議49時間の記録』福島原発事故記録チーム 編 宮﨑 知己 解説 木村 英昭 解説
https://www.iwanami.co.jp/book/b262814.html
※2011年3月当時の週刊誌
教育ジャンルトップ50位入り!→大阪府立高受験最終倍率確定〜驚愕!府立池田高が定員割れギリギリ
教育ジャンルで久々にトップ50位ランク入り!→「大阪府立高校受験の最終倍率確定〜驚愕!府立池田高校が定員割れギリギリ」
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12958983801.html
上記記事へのアクセスが爆上がりですが、他にも最近、公立高校関連の記事をシリーズでアップしていたのも影響したに違いありません。
公立学校ネタの記事は色々やっかいなので長らく書かないでいましたが、世間的には注目度が高いのです。シリーズ記事もどんどんアクセスが増えていましたが、前々回のアメンバー限定記事に書いたように、よんどころない事情で削除せざるを得なくなりました。
もし読者の方々が過去記事にもご興味あれば、ぜひアメンバー申請をしていただければ光栄です。
以下、Xなどで加筆したものも追加します。
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(加筆)
参考記事「2020年、大阪府立高校受験倍率」
6年前、2020年春の大阪府立高校受験の倍率が、すでに異常だった。明らかに、維新の会の教育改悪の結果だった。あれから6年、ますます教育格差は拡大している。
府立高校トップ10校だけは安泰で、その下のランクの高校は、毎年、振り回され続けて、ついに今年はハイレベル校のすぐ下のランクの池田高校などまで定員割れスレスレになった。このまま維新の会の独裁を放置すれば、伝統ある大阪府立高校は完全に滅ぼされる。
以下、ここ数年の大阪府立高校受験倍率の異常さを、過去記事で振り返ってみよう。
※参考1
2019年の大阪府立高校受験と、大学入試結果
「(まとめ)今年の大阪府立高校入試と大学入試の結果で、維新の会教育改革失敗が証明された」
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12450639923.html
《結論を言うと、橋下維新の改革で大阪府立高校はズタズタにされた。
具体的には、
1)橋下教育改革の目的だった府立高校の競争力増加は、思ったほど伸びていない(毎年、京大に100人程度、東大に数人合格)。
2)府立高校を統廃合する一方、なぜか大阪府下の私立高校が税金で守られている。
3)大阪府下の中堅層の生徒は、統廃合で倍率の上がった中堅校を大量に落ち、私立高校に大量に流れている。
4)大阪府下の低学力の生徒は、進路不明となりつつある。本来受け皿となるはずのエンパワメント校などが定員割れしているから、その分、私立に流れたと考えられるが、その実態はわからない。》
※参考2
2021年の大阪府立高校受験倍率
「2021年度大阪府公立高校入試の倍率、確定。高倍率と定員割れの格差を作ったのは維新の会の教育政策だ」
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12660782281.html
《維新の会の教育改革の目玉、大阪府立高校文理学科はどこも高倍率だ。特に、豊中高校と茨木高校が目立つ。大阪府トップ校の北野へ行きたくても手が届かない層が、この2校に集中するのだろう。もちろん、高学力の生徒をきちんと伸ばすのは必要なのだが、府立トップ10校の文理学科、このところ、肝心の大学進学の結果がもう一つだ。他の大多数の高校生を踏み台にして、超エリートを育成するはずなのだから、それにしては今ひとつの結果しかあがっていない。維新の会10年の教育改革は、成功だとはとても言えない。》
※参考3
2021年の大阪府立高校の大学入試結果
「共通テスト初年度とコロナ感染危機のダブルパンチの中、大阪府立の高校3年生の国公立入試結果は?」
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12665734954.html
《京大・阪大・神戸大の合格者数の差をみると、豊中高校は神戸大がボリュームゾーンだとわかる。
それはそれでいいじゃないか、というかもしれないが、ちょっと待て、と言いたくなるのだ。
つまり、こういうことだ。大阪府立高校トップ高グループ、文理学科10校の中に入っている豊中が、京・阪大ではなく神戸大にもっぱら進学させている。これでは、はたして12年間かけた維新の会の競争政策は成功したと言えるのだろうか? 現に、阪大の現役合格で、普通科の春日丘や千里と、そこまでの差はないではないか。》
※参考4
2022年の大阪府立高校受験の倍率
「(3月5日更新 倍率確定版を追加)入試2022年大阪府立高校入試の倍率、維新の会の教育改悪」
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12730121136.html
《昨年までの場合よりもっと倍率が偏っている。
中堅校だけでなく下位の府立高からも、私立に多数の生徒が流れる傾向は、高校生の保護者層にとって、経済的な痛手になりかねないのだ。つまり、維新の会の宣伝する「私立無償」を信じてしまった場合、府立高校を高望みして落ちてしまうと、多くはその日のうちに私立高校への入学手続きが必要で、思いがけない大金を払うはめになる。》
※参考5
2023年の大阪府立高校受験の倍率
「2023年度高校入試、大阪府立高校倍率は維新の会の教育政策の最悪の結末だ」
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12792660974.html
《解説すると、この旧1学区には橋下府知事時代、14年ほど前までは、偏差値的に中堅の普通科高校がもっとたくさんあり、偏差値の低い普通科も数校あった。ところが、中堅の府立高校が次々統廃合され、現在、旧1学区の中堅校は片手でおさまる。その中で最も人気が集中するのが桜塚高校だというわけだ。偏差値の低い方も、どんどん統廃合され、豊島高校が成績低位の中で安定した人気の学校になってしまっている。
そうなると、この倍率のまま、受験が行われると、どうなるか?
中堅高レベルと、偏差値低位レベルの生徒が大量に不合格になり、併願受験した私立高校に流れる。
これこそ、橋下府知事以来の維新の会のやった教育政策の成れの果てなのだ。》
※参考6
2024年の大阪府立高校受験の倍率
「2024年大阪府立高校の異常な倍率差、維新の会教育改悪はもう取り返しがつかない大混乱」
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12843455985.html
《大阪府立高校トップ10である文理学科以外で、本来なら中堅私大進学を狙えていた中堅クラスの府立高校が軒並み、維新の府立高校統廃合政策で次々に減らされた。そこで、成績中堅層の生徒は、これまた維新の会主導による私立高校授業料無償によって、結果的に私立へ流れる仕組みである。これが、維新の会の政策による一部私立高校への利益誘導を疑わせる理由だ。だが、2024年春の府立高校受験の様相は、これまでよりひどい。さらに今後、私立高校授業料無償の所得制限が撤廃される予定で、これによってますます混乱が増すだろう。大阪府下の高校進学は、完全にカオス状態で、中学校による進路指導はもはや不可能な有様だ。》
※参考7
2025年の大阪府立高校受験の倍率
「大阪府立高校、定員割れ多数。なんと寝屋川・八尾・鳳も!」
https://ameblo.jp/takashihara/entry-12889155541.html
以下、画像は、大阪府の私立高校と、名門府立高校の施設対比(注:筆者の独断と偏見で選んだ箇所です)
※名門公立高校
※このトイレは、高齢のOBが遺産を寄贈して最新設備に改築された
※某私立高校の校内
大阪府立高校受験の最終倍率確定〜驚愕!府立池田高校が定員割れギリギリ
大阪府立高校受験の最終倍率確定〜驚愕!府立池田高校が定員割れギリギリ
※参考記事
【志望校が検索できる一覧表】大阪府内公立高校・一般選抜の入試倍率…北野1・26倍、天王寺1・16倍【確定】
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20260306-GYO1T00149/
大阪府立高校受験の最終倍率確定。
ますます、文理学科などのハイレベル校と、普通の学力レベルや学力の低い高校との倍率格差が極端な開きになっている。
特に今回は、中堅校だけでなく、文理学科に次ぐ高偏差値の府立高の定員割れや定員ギリギリの事例が目立つ。
また、職業系の低倍率もますます顕著で、吹奏楽日本一の府立淀川工科高校まで定員割れだ。
この10数年間、維新の会の大阪教育改悪の結果だということを、もういい加減大阪府民も素直に認めたらどうか。
このまま維新独裁を続けさせたら、伝統ある大阪府立の高校は完全に滅びてしまう。
※
学校区分 学校名 募集数 志願者数 応募倍率
府立 池田 360 359 1.00
府立 春日丘 320 530 1.66
府立 豊中 360 644 1.79
府立 茨木 320 446 1.39
府立 淀川工科 210 193 0.92
音楽の部活で仲間から排除されること、排除すること
音楽の部活で仲間から排除されること、排除すること
かつて1980年代に、母校の高校の吹奏楽部で私は部長をしていた。その当時、仲の良かった同期が、吹奏楽部を辞めて軽音楽部に移ってしまった。楽器はサックスで、吹奏楽ではやりたい音楽ができない、と考えてのことだった。
ところが、その後、再び吹奏楽部に戻りたい、と相談を受けた。軽音楽部での活動が、自分の納得のいくものではなかったのだという。私は、そういうことなら別にいいんじゃないか、と考えて、復部を認めようとした。ところが、同じサックスの同期たちが大反対をした。一度裏切ったくせに、ということなのだ。結局、その反対意見を聞いて、友達は復部をあきらめた。
この友達は、1年生の時からクラスでも部活でも人気者で、とにかく明るいキャラの子だったのだが、この一件で、吹奏楽部の同期から総スカンにあった。そのとばっちりで、私も散々非難された。
だが、私には、そのサックスの同期たちの「裏切った」という気持ちがよくわからなかった。一度、別の部に移ったとしても、やっぱり吹奏楽部に戻りたいというなら、受け入れていいのではないか?と考えたのだ。それに、吹奏楽部と軽音楽部では、音楽の方向性が異なるのは事実だ。どちらがやりたいか、それは個人の指向性であり、裏切るとかそういう問題ではないはずだ。一度やってみて、やっぱり合わなかったということも、やはりありうることだ。一度抜けたら二度と戻れない、などというのは、暴走族やヤクザじゃあるまいし、おかしいのではないかと思った。
それでも、同期たちの「裏切られた」感情を説得することはできなかった。今でも、あれはおかしかったのではないかと考えている。
音楽の部活から排除したり、されたり、というのを私はもう一つ経験している。こちらは、1年生の時に一度入部してすぐに、健康上の理由だったと記憶しているが退部した同期の子がいた。この子も、2年生になってもう一度、入部したいということになった。部長だった私は、それでもいいと考えて了承した。けれど、やはりこの子の場合も、部員たちの反対があり、結局受け入れることはできなかった。
こういうのは、昭和の部活だから熱血系の子が多かったので、一度やめた人間を排除する意見が勝ったのだろう、とこれまで考えていた。だが、前段に書いたように、そうではないことが最近分かった。
音楽をやる部活なのに、どうして人を簡単に排除するのだろう? 同じように楽器をやることを、なぜ認めないのだろう? そんな狭い心で、どんなに上手に音楽を演奏しても、そんな音楽演奏は人の心を動かすことはできないに違いない。
”JAZZ喫茶「コル」の想い出”
懐かしい場所を、ネット上で見つけた。
大阪府茨木市にあったジャズ喫茶「コル」。
1980年代〜90年代前半、筆者がまだ茨木市の実家に住んでいた頃、学生時代からよく通った。
高校生の頃に、たまたま見つけて吹奏楽部の友達とおそるおそる入った店。
それからなんとなく行くようになって、マスターともお喋りするように。
ジャズに全く無知だった私は、ここでモダンジャズを学んだ。
その後、自分の小説の中で喫茶店のモデルとして描きこんだりもした。
遅ればせながら、マスターのご冥福をお祈りします。
土居豊








