地震前兆電波★千葉流山観測点★ -4ページ目

平成19年04月03日から04月12日までのノイズについて

流山観測点での、04月03日から12日までのノイズ観測状況をお知らせします。


流山観測点の04月03日から12日現在までの観測状況は下記の通りです。


NRY2007/04/03
NRY2007/04/04
NRY2007/04/05
NRY2007/04/06
NRY2007/04/07
NRY2007/04/08
NRY2007/04/09
NRY2007/04/10
NRY2007/04/11
NRY2007/04/12


前回のブログでお知らせしたとおり、

04月02日のB型ノイズ、ノイズφに対応して、04月04日に茨城県沖でD32 M3.9 の地震が起きました。

また、懸案であった同じ日のA型ノイズ、ノイズυに対応しては、

04月05日に鳥島近海でD34 M5.8 の地震が起きました。


過去の同じようなA型ノイズで、同じような大きさの、

ノイズλで日本海北部D500 M6.2、

ノイズρで能登半島沖D50 M7.1、

ノイズσで南太平洋D10 M8.1であったため、

ノイズυの大きさで日本近海だと、M6後半以上の地震が予測されましたが、

日本海北部や南太平洋よりは近いが、

日本から意外と遠くの鳥島近海で発生したため、M5.8の規模で済んだようです。

これがもし、能登半島のように日本に近ければ、M7クラスだったのではないかと推測しています。


その後のノイズ状況として、


ノイズが短い時間に観測されるB型ノイズとしては、

04月04日にノイズχが発生しています。

NRY2007/04/04
対応地震としては、

04月05日の、茨城県南部D56 M3.0や、茨城県沖D58 M4.7 が考えられます。


次に、04月08日にノイズψが発生しています。
NRY2007/04/08
これもノイズが短い時間に観測されるB型ノイズで、対応地震としては、

04月10日の、茨城県沖D47 M3.2 または、1分差で2回起きた、宮城県沖のD74 M4.0、D74 M4.1の地震が考えられます。


次に、04月09日にノイズωが発生しています。
NRY2007/04/09
これもノイズが短い時間に観測されるB型ノイズで、対応地震としては、

04月11日の、房総半島南方沖 D77 M4.0 と考えています。


次に、04月12日にノイズΒが発生しています。
NRY2007/04/12
これもノイズが短い時間に観測されるB型ノイズです。

このノイズΒに対応する、対応地震はまだ発生していませんが、

発生するとすると、

震源地は、茨城県南部・茨城県沖・千葉北西部など、流山観測点の近くで、

地震の規模は大きくてもM4前半と考えられ、人的被害が出る地震ではないと推測しています。



そして最後に、

大きな地震と関係が深いと思われる、長い時間ノイズが観測されるA型ノイズですが、

04月11日にノイズΑが発生しています。
NRY2007/04/11

このA型ノイズ、ノイズΑに対応する、対応地震はまだ発生していないと考えられ、

もしも発生するとすると、前回のA型ノイズ、ノイズυ

NRY2007/04/02
よりも少し大きいと思われますので、


今後1ヶ月以内に、

M6クラスで前回の鳥島近海よりも、より日本に近いか、

もしくは、

鳥島近海付近でより大きな地震


が発生するモノと思われます。


がしかし、地震の予測は大変難しく、外れる確率の方が高い情報です。

万が一、日本の近くで発震するとすれば、

能登半島のような大きな地震に繋がる可能性もあります。


地震に対する備えは怠らないように注意してください。

平成19年04月02日から現在までのノイズについて

流山観測点での、04月02日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。

流山観測点の04月02日から現在までの観測状況は下記の通りです。
NRY2007/04/02
n20070403

昨日のブログで、04月02日にノイズA型のυが観測されたことは既報ですが、

その後、新たにもう一つ、ノイズφが観測されました。

このノイズφはノイズB型で、03月27日に観測されたノイズτと似たようなノイズです。

03月27日に観測されたノイズτの際には、その後、流山観測点周辺で、

03月29日に、茨城県南部 D60 M3.3

03月30日に、国後島付近 D100 M5.6

03月31日に、宮城県北部 D80 M5.0

04月01日に、東海道南方沖 D380 M5.7

の地震が起こっています。


今回もこのノイズφ観測後に、


平成19年04月03日06時03分 気象庁地震火山部 発表
03日05時58分頃地震がありました。
震源地は千葉県東方沖 ( 北緯35.7°、東経140.8°)で震源の
深さは約60km、地震の規模(マグニチュード)は4.0と推定されます。
20070403-01



平成19年04月03日09時37分 気象庁地震火山部 発表
03日09時32分頃地震がありました。
震源地は福島県浜通り ( 北緯37.0°、東経140.8°)で震源の
深さは約100km、地震の規模(マグニチュード)は4.1と推定されます。
20070403-02



平成19年04月03日10時00分 気象庁地震火山部 発表
03日09時54分頃地震がありました。
震源地は千葉県北東部 ( 北緯35.7°、東経140.7°)で震源の
深さは約60km、地震の規模(マグニチュード)は3.6と推定されます。
20070403-03



平成19年04月03日19時34分 気象庁地震火山部 発表
03日19時28分頃地震がありました。
震源地は千葉県東方沖 ( 北緯35.6°、東経141.2°)で震源の
深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は3.9と推定されます。
20070403-04


などの地震か起きており、ノイズτの場合と照らし合わせて、


このノイズφが、これらの地震の対応前駆ノイズであった、

もしくは、

今後、このノイズφに対応した、茨城県南部で大きくてもM4クラスまでの地震か、

もう少し遠いところでのM5クラスの地震が起こる


と思われることから、


4月2日に観測されたノイズυの対応地震はこれらの地震ではなく、

ノイズυの対応地震は、まだ起きていない


と考えられます。

ノイズと大きな地震に対しての考察

ここでいったん、観測された大きなノイズと
日本を含む西太平洋周辺で発生した大きな地震について
考察することといたします。

今回の発端といえるべき大きなノイズと、M5.5以上の大きな地震を記します。
平成19年
02月27日ノイズλ→03月06日西スマトラ州パダンM6.0
03月06日ノイズμ→同上、M5.8
03月08日ノイズν→03月08日鳥島近海D140 M6.0
03月09日ノイズξ→03月09日日本海北部D500 M6.2
03月10日ノイズο→03月11日北海道東方沖D30 M5.6
03月12日ノイズπ→03月13日千島列島D163 M5.4
03月13日ノイズρ→03月17日マレーシアモルッカ海 M6.1
             03月18日十勝沖D59 M5.6
03月15日ノイズσ→03月25日能登半島沖D50 M7.1
03月27日ノイズτ→03月30日国後島付近D99 M5.6
04月01日東海道南方沖D380 M5.8
04月02日南太平洋D10 M8.1
**************************************************************::
なを、2007-03-13 20:47:43のプログ中で、

ノイズの大きさと、発震までの間隔から、
3月10日のノイズοに対応する地震が、11日の北海道東方沖M5.6
3月12日のノイズπに対応する地震が、12日の胆振支庁中東部M4.5
だと思われます。

としていましたモノを、その後の精査から、

ノイズの大きさと、発震までの間隔から、
3月10日のノイズοに対応する地震が、11日の北海道東方沖M5.6
3月12日のノイズπに対応する地震が、13日の千島列島M5.4
だと思われます。

に、訂正いたします。
**************************************************************::::

以上のことを踏まえまして、ノイズと地震について考察して参ります。


まず、上記をノイズパターンで分けると、

02月27日ノイズλNRY2007/02/27

03月09日ノイズξNRY2007/03/09

03月13日ノイズρNRY2007/03/13

03月15日ノイズσNRY2007/03/15




が、比較的発生時間が長いノイズA型、



03月06日ノイズμNRY2007/03/06
03月08日ノイズνNRY2007/03/08

03月10日ノイズοNRY2007/03/10

03月12日ノイズπNRY2007/03/12

03月27日ノイズτNRY2007/03/27


が発生時間が短い鋭いノイズB型

と、ノイズ出現の特徴によりA型・B型の2種類に分けることが出来ると思われます。


次に、この間の大きな地震を、Mの大きいモノから4つ上記から拾い、

それを、比較的発生時間が長いノイズA型と、時系列で記してみますと、


02月27日ノイズλ
NRY2007/02/27
→03月09日日本海北部D500 M6.2


03月09日ノイズξ
NRY2007/03/09
→03月17日マレーシアモルッカ海 M6.1


03月13日ノイズρ
NRY2007/03/13
→03月25日能登半島沖D50 M7.1


03月15日ノイズσ
NRY2007/03/15
→04月02日南太平洋D10 M8.1


となります。


次に、

過去の比較的発生時間が長いノイズA型と似たような、ノイズ発生の際を振り返ってみると、


平成19年01月09日のノイズα

20070109

→01月13日北西太平洋 M8.3


平成15年10月31日のノイズ

NRY2006/10/31
→11月15日千島列島 M7.9


平成15年11月02日のノイズ

NRY2006/11/02
→11月15日千島列島 M6.6


と、ノイズA型が発生した後に、非常に大きな地震が起きています。

また、そのA型ノイズをさらに詳しく見てゆくと、同じA型ノイズでも、


比較的規模が小さくかなり遠い地震であった、03月17日マレーシアモルッカ海 M6.1
の際の03月09日ノイズξ

NRY2007/03/09

→03月17日マレーシアモルッカ海 M6.1
では、ノイズ発生時間が短く、


逆に、同じM6前半クラスでも近い地震であった、03月09日日本海北部D500 M6.2のノイズλや、

大きなM7、M8クラスの地震のノイズρ、ノイズσでは、ノイズの発生時間が長くなっていることが見て取れます。

NRY2007/02/27

→03月09日日本海北部D500 M6.2


NRY2007/03/13

→03月25日能登半島沖D50 M7.1


NRY2007/03/15
→04月02日南太平洋D10 M8.1


以上のこのことと、先日から述べている仮説、


今、流山観測点で捉えているノイズは、震源からのノイズではなく、
西太平洋周辺で、M6、M7、M8、などの大きな地震を起こすような活動が
同じように与えている、

関東近辺の地殻に対するストレスにより、関東近辺の地殻から出ているノイズである。


を照らし合わせて考えてみても、


日本から遠くでも、M7、M8クラスの地震に繋がるような、より大きな地殻のストレスや、
近くのM6前半の地震に繋がるような地殻のストレスは、
関東近辺の地殻に対するストレスも大きいので、
流山観測点で捕らえられる、関東近辺の地殻から発生するノイズも、
長い時間観測される。


と結びつけることが出来ます。


もしも以上の考察が正しければ、
本日4月2日にも、午前6時40分から8時40分の2時間という長時間に渡って下記のように、


ノイズυ

n20070402


が観測されていますので、


今後1ヶ月の間に、より日本に近い場所で、M6後半以上の地震が起こる可能性がある


と結論づけることが出来ます。

そのような地震が起きた場合、


日本近海で発震すれば、大きな津波を伴う危険性があります。

沿岸部の方々は、揺れを感じたら、ただちに避難できる体制を確認してください。


住宅内など、厳重な警戒が必要です。

壊れやすい物、倒れやすい物には注意してください。


みなさまの周辺の対地震防災体制を今一度確認されるなど、

地震に対して、厳重な心構えが必要です。


ただし以下の注意事項も良くお読みになって、冷静に対応してください。
 ↓

※注意

地震予測はたいへん難しく、

はずれる確率の方が高いので、


必ず予測した地震が来るというわけではありません。


ですので、この情報を見たからと言って、

むやみに怖がることは全くありませんし、

もしかしたら来るかもなぁ・・・ぐらいに

思って見てください(^_^;


また、はずれる確率の方が高い情報ですので

この情報を友人や家族、親類など、



他の人に伝える場合には、

流言飛語の流布

デマの伝搬

にならぬよう、

使用する言葉に十分に注意してください。





平成19年03月27日から現在までのノイズについて

流山観測点での、03月27日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。

流山観測点の3月27日から現在までの観測状況は下記の通りです。


NRY2007/03/27
NRY2007/03/28
NRY2007/03/29
NRY2007/03/30
NRY2007/03/31
NRY2007/04/01
n20070402


この間に発生した注目される地震は下記の通りです。


平成19年03月29日22時45分 気象庁地震火山部 発表
29日22時40分頃地震がありました。
震源地は茨城県南部 ( 北緯36.0°、東経140.1°)で
震源の深さは約60km、
地震の規模(マグニチュード)は3.3と推定されます。
20070329



平成19年03月30日18時10分 気象庁地震火山部 発表
30日18時05分頃地震がありました。
震源地は国後島付近 ( 北緯44.0°、東経146.3°)で
震源の深さは約100km、
地震の規模(マグニチュード)は5.6と推定されます。
20070330


平成19年03月31日22時44分 気象庁地震火山部 発表
31日22時32分頃地震がありました。
震源地は宮城県北部 ( 北緯38.9°、東経141.6°)で
震源の深さは約80km、
地震の規模(マグニチュード)は5.0と推定されます。
20070331



平成19年04月01日11時58分 気象庁地震火山部 発表
01日11時52分頃地震がありました。
震源地は東海道南方沖 ( 北緯32.4°、東経137.7°)で
震源の深さは約380km、
地震の規模(マグニチュード)は5.7と推定されます。
20070401


平成19年4月2日6時45分 気象庁地震火山部 発表
02日05時40分ころ地震がありました。
震源地は、南太平洋(南緯8.6°、東経157.2°)で、
地震の規模(マグニチュード)は8.1と推定されます。
20070402


平成19年04月02日13時42分 気象庁地震火山部 発表
02日13時37分頃地震がありました。
震源地は栃木県北部 ( 北緯36.8°、東経139.5°)で
震源の深さは約10km、
地震の規模(マグニチュード)は3.5と推定されます。
20070402-02

長くなりますので、次で考察することとします。

能登半島沖の地震と流山観測点のデータについて

平成19年03月25日09時56分 気象庁地震火山部 発表
25日09時42分頃地震がありました。
震源地は能登半島沖 ( 北緯37.3°、東経136.5°)で震源の
深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は7.1と推定されます。
20070325

の地震が発生しました。


まずは、この地震で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。


流山観測点の、3月13日から3月27日までの観測状況は以下の通りです。


NRY2007/03/13
NRY2007/03/14
NRY2007/03/15
NRY2007/03/16
NRY2007/03/17
NRY2007/03/18
NRY2007/03/19
NRY2007/03/20
NRY2007/03/21
NRY2007/03/22
NRY2007/03/23
NRY2007/03/24
NRY2007/03/25
NRY2007/03/26
NRY2007/03/27

この間の顕著なノイズとして、前回のブログでも紹介したとおり、


3月13日にノイズρが出ており、その後、17日にマレーシアのモルッカ海で、
M6.1の地震が発生しています。

次に、3月15日にノイズσが発生し、25日の能登半島沖M7.1(現在はM6.9に修正)
が発生しました。


この能登半島沖の地震に関して、日本の気象庁は、
3月25 日9時42分ごろ、能登半島沖(輪島の南西約30km)の深さ11km を震源とする
マグニチュード(M)6.9(暫定値)の地震
1回だけという見解をとっていますが、海外の観測機関では、地震は、
9時42分ごろ震源の深さ5キロM6.7と、その5秒後に深さ32キロM6.2の2回
地震が発生した、複合型地震であるとの見解を発表しているところもあります。
流山観測点の25日の地震発震時のデータを見ても、
地震発震によるノイズ攪乱データは、Aのように2つに分かれて観測されました。


どちらにしても、既に報道機関発表などで既報のとおり、
メカニズム的には、太平洋プレートなどの海洋プレートの圧力により、
大陸プレートであるユーラシアプレートが挫屈した結果による地震と見られており、
ほぼ断層直下型地震に近いメカニズムであると考えられています。


以上のことを踏まえて、最近の日本・東太平洋周辺での地震を考えてみた場合、
これらのM6以上の大きな地震は、日本周辺のプーレートの全体的なバランスを
再構築する過程のモノではないか、と考えられると思います。


きっかけは、去年の平成18年08月07日に、父島周辺で起きたM6.2の地震で
これにより、蓄積されていたストレスにもかかわらずバランスがとれていた
西太平洋周辺のプレート間の均衡が崩れ、
その後、
平成18年11月15日に千島海溝付近、M7.9
平成18年11月15日に同じく、M6.6
平成19年01月13日に千島海溝付近、M8.3
平成19年03月06日にインドネシアスマトラ島西部M6.0
平成19年03月08日に鳥島近海M6.0
平成19年03月09日に日本海北部M6.2
平成19年03月17日にモルッカ海でM6.1
そして今回の能登半島沖M7.1と、
M6以上の大きな地震が次々に発生していることから、現在は、
あっちが崩れれば、こっちに力がかかって、こっちも崩れ、
こっちが崩れたら、そっちに力がかかって、そっちが崩れるような、
地震によって、次の地震が引き起こされるというドミノ倒し的状態なんだと思われます。


そして、観測データ的にも、幾度と無く感想を述べてきましたとおり、
流山観測点でのデータの出方が、
今年に入ってそれまでとはあきらかにノイズの出方が変化しており、
捉えられるはずがない遠方であっても、
大きな地震の前にはほぼ、大きなノイズを観測するようになりました。
それも、震源の深さに関係なくです。


このことから、なぜ、流山観測点が遠く何千キロも離れた地震のノイズを
観測できるようになったのかという疑問に対して、


このバランスが崩れた周辺のプレート状態が、
千島海溝やインドネシア周辺、日本海周辺の地殻に次々にストレスを移行し、
ドミノ倒し的な地震を引き起こしているのと同じように、
これらの地震によって関東近辺の地殻構造も、同じように次々にストレスが加わっており、
それによって、関東近辺の地殻から発生するノイズを流山観測点が次々に拾っている・・・


というモデルを考えています。


とすると、現在は、関東近郊でも、千島海溝やマレーシア付近、日本海のように、
M6以上の地震がいつ起きてもおかしくない状態であると考えられ、
それが起きないのは、関東近郊よりも、
千島海溝やマレーシア付近、日本海で弱い部分があったからに過ぎず、
関東周辺の地殻にはかなりのストレスが蓄積されているが、
今まではギリギリのところで耐えている・・・と考えられます。


また、今、流山観測点で捉えているノイズが、上記の仮説のように、
周辺の地震が与えている関東近辺の地殻に対するストレスの結果、
関東近辺の地殻から出ているノイズ、であるならば、

これら、周辺の地震は、関東付近で起こる大きな地震の前震になりうる
とも言えることであり、対岸の火事どころではなく、
よりいっそうの地震に対する心構えが必要かと思います。


今後の大きな見通しとして、能登半島沖の地震の後、
27日も大きなノイズτを観測していますので、
また、今後、一ヶ月以内に、M6以上の大きな地震が発生すると思っています。


これまでの茨城県南部などの地震前駆ノイズと違い、
上記のように、他の場所のストレスの解放によって、関東近郊の地殻が受けるストレスによる
関東近郊で発生するノイズだと思われるので、場所的には、どこで起きるか全然わかりません。


いよいよ関東でM6以上の大きな地震が起こる場合、また違ったノイズ状態になると思いますが、
もしかしたら、このノイズτが関東の地震の前駆ノイズかもしれません。


どちらにせよ、関東の地殻に影響を与えられる場所、つまり日本周辺の、
ユーラシア・フィリピン・太平洋・北米プレートで、M6以上の地震ドミノがまだ続く状態
であることは、間違いなく、
この一連の地震活動は、それぞれのプレート間の均衡が、再び保てるようになるまで続く
と考えます。


関東周辺で大きな地震が発生することなく、再び均衡が保てる安定した状態になればいいのですが・・・。

第6報 03月11日から現在までのノイズについて

流山観測点での、03月11日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。

流山観測点の3月11日から現在までの観測状況は下記の通りです。

NRY2007/03/11
NRY2007/03/12
n20070313


この間の顕著な地震としては、


平成19年03月11日16時15分 気象庁地震火山部 発表
11日16時09分頃地震がありました。
震源地は北海道東方沖 ( 北緯43.7°、東経147.8°)で
震源の深さは約30km、
地震の規模(マグニチュード)は5.6と推定されます。
20070311


平成19年03月12日20時37分 気象庁地震火山部 発表
12日20時32分頃地震がありました。
震源地は胆振支庁中東部 ( 北緯42.7°、東経141.6°)で

震源の深さは約140km、

地震の規模(マグニチュード)は4.5と推定されます。
20070312



平成19年03月13日09時19分 気象庁地震火山部 発表
13日09時14分頃地震がありました。
震源地は相模湾 ( 北緯35.1°、東経139.2°)で
(静岡県熱海市沖付近 流山観測点から震央までの距離110キロ)
震源の深さは約10km、
地震の規模(マグニチュード)は2.9と推定されます。
20070313


でした。

ノイズの大きさと、発震までの間隔から、

3月10日のノイズοに対応する地震が、11日の北海道東方沖M5.6

3月12日のノイズπに対応する地震が、12日の胆振支庁中東部M4.5

だと思われます。


それにしても、少し前までは、北海道で起きたM4クラスの地震の前兆ノイズなど、

流山観測点の観測機では、全くと言っていいほど捉えられませんでした。

流山観測点がノイズを捉えることが出来る地震は、

半径50キロ以内の、茨城県南部を震源とする地震がほとんどだったのです。

それが、最近になって、急に捉えられるようになった原因が理解できずにいます。


観測機自体に何かを施したというわけでもありませんし、

アンテナ周辺の環境が大きく変化したわけでもありません。


ただ、


これらのノイズは、流山観測点から半径50キロ以内で起きている


つまり、


これらの地震によって、

茨城県南部の、頻繁に地震が発生する場所がなんらかの影響を受けて、

それによって、そこ・・・つまり、茨城県南部付近からノイズが出ている。


と仮定すれば、つじつまが合うのですが、

残念ながら、理論がついて行きません・・・・・。


また、本日観測されたノイズρについてですが、上記の通り、数時間後に、

相模湾の浅いところで地震が起きています。

しかし、M2.9と規模がとても小さいので、この地震が対応と考えるのは、少し腑に落ちません。

ノイズの形も、それまでと違った形を呈していますので、

別な地震が起きるかもしれません。


第5報 03月08日から10日までのノイズについて

流山観測点での、03月08日から03月10日までのノイズ観測状況をお知らせします。

流山観測点の3月8日から03月10日までの観測状況は下記の通りです。

NRY2007/03/08
NRY2007/03/09

NRY2007/03/10

この間の海外の顕著な地震としては、

平成19年03月09日12時30分 気象庁地震火山部 発表
09日12時24分頃地震がありました。
震源地は日本海北部 ( 北緯42.9°、東経134.4°)で
震源の深さは約500km、
地震の規模(マグニチュード)は6.2と推定されます。
20070309


一方、国内では、前回のブログでお知らせした、


平成19年03月08日14時12分 気象庁地震火山部 発表
08日14時04分頃地震がありました。
震源地は鳥島近海 ( 北緯30.0°、東経141.1°)で
震源の深さは約140km、
地震の規模(マグニチュード)は6.0と推定されます。

20070308

の地震の後、


平成19年03月08日23時34分 気象庁地震火山部 発表
08日23時29分頃地震がありました。
震源地は千葉県東方沖 ( 北緯35.6°、東経141.2°)で
(千葉県犬吠埼沖付近 流山観測点から震央までの距離110キロ)
震源の深さは約40km、
地震の規模(マグニチュード)は4.0と推定されます。
2007030802


平成19年03月10日17時52分 気象庁地震火山部 発表
10日17時47分頃地震がありました。
震源地は埼玉県北部 ( 北緯36.0°、東経139.3°)で
(埼玉県比企郡ときがわ町大字玉川付近 流山観測点から震央までの距離56キロ)
震源の深さは約20km、
地震の規模(マグニチュード)は2.7と推定されます。
20070310



の地震がありました。


今回、3月9日の大きなノイズξの後、日本海北部でM6.2の地震が発震していることから、

2月27日のノイズλは、インドネシアスマトラ島西部M6.0
3月4日のノイズμは、インドネシアスマトラ島西部M5.8

3月8日のノイズνは、鳥島近海M6.0

が、それぞれ対応地震である可能性が高くなってきました。

なお、本日3月10日の午後8時30分頃にも、比較的大きなノイズοが発生していますので、

場所は特定できませんが、大きな地震の発震はまだ続く可能性があります。


また、インドネシアスマトラ島西部M5.8は、地震の規模が小さく、

インドネシアスマトラ島西部M6.0の数時間後に発震した余震であることから、

流山観測点で捕らえられたインドネシアスマトラ島西部M5.8の地震前駆ノイズは無かったと仮定し、

改めて、それぞれのノイズとM6クラスの地震の発震を注意深く見てみると、

3月4日のノイズμは、インドネシアスマトラ島西部M6.0

3月8日のノイズνは、鳥島近海M6.0

3月9日のノイズξは、日本海北部M6.2

と、ノイズの大きさ、地震発震までの間隔がともに似通っていることがわかります。

そうすると、

今後、本日捕らえたノイズοに対応する地震が発震するのはもちろんのこと、

2月27日のノイズλの対応地震もまだ発震していない。

という見方も出てきました。


よって、評価は、後日とします。



第4報 03月06日から現在までのノイズについて

流山観測点での、03月06日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。

流山観測点の3月6日から現在までの観測状況は下記の通りです。



NRY2007/03/06
NRY2007/03/07
n20070308

この間の海外の顕著な地震としては、

平成19年03月06日、西スマトラ州パダンの北方約50キロで
午前10時49分(日本時間午後0時49分)にマグニチュード(M)6.0

同じく午後0時50分(同2時50分)にM5.8。


一方、国内では、

平成19年03月07日18時20分 気象庁地震火山部 発表
07日18時14分頃地震がありました。
震源地は群馬県南部 ( 北緯36.4°、東経139.2°)で
(群馬県前橋市粕川町深津付近 流山観測点から震央までの距離85キロ)
震源の深さは約10km、
地震の規模(マグニチュード)は2.5と推定されます。
20070307


平成19年03月08日14時12分 気象庁地震火山部 発表
08日14時04分頃地震がありました。
震源地は鳥島近海 ( 北緯30.0°、東経141.1°)で
震源の深さは約140km、
地震の規模(マグニチュード)は6.0と推定されます。

20070308


がありました。


2月27日のノイズλを、インドネシアスマトラ島西部M6.0
また、3月4日のノイズμを、インドネシアスマトラ島西部M5.8

3月8日のノイズνを、鳥島近海M6.0

の対応と考えると、ノイズの数と地震の数の帳尻は合うのですが、


ノイズλのような大きなノイズで、スマトラ島周辺のような遠方で地震が起きるとすれば、

M8ぐらいの規模でないと、流山で、このような大きさのノイズがとらえられるとは思えず、

また、

M6.0という規模では、スマトラ島のような遠方の場合、流山からはかなり距離があるので、

流山の観測機では、この地震の前駆ノイズは捕らえられていないと思われます。


すると、2月27日のノイズλは、本日起きた鳥島近海M6.0の前駆ノイズということになり、

今後、3月4日のノイズμ、本日のノイズνに対応した地震が発生する可能性がある

ということになります。


従って、もうしばらく注意深く経過を観察する必要があると思われますので、

評価は後日にいたします。

第3報 03月03日から現在までのノイズについて

流山観測点での、03月03日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。

流山観測点の3月3日から現在までの観測状況は下記の通りです。


NRY2007/03/03
NRY2007/03/04
NRY2007/03/05
n2070306

3月3日から比較的静穏な状態が続いていましたが、

本日3月6日の午前3時30分頃に、比較的大きなノイズが出ています。

ノイズの形状から、茨城県南部の地震の前駆ノイズではなく、

前回のノイズαの際にも、M8.3発震までの間に、

似たような鋭いノイズを数回観測していますので、


H19

2月27日のノイズλに関連したノイズではないかと判断しています。


第2報 2月27日から現在までのノイズについて

まず、

第1報で大きなノイズをお伝えしましたが、その後の検討の結果、

懸案でありました、27日のノイズλの見解について、

立ち上がりや減衰が穏やかで、人工ノイズである可能性は低く、

またEsや太陽活動の変化もみられなかったことから、

これらに起因するノイズではない可能性が高いことをご報告いたします。


次に、流山観測点での、2月27日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。


NRY2007/02/27
NRY2007/02/08
NRY2007/03/01
nry2007/03/02
n20070303

上記のようにノイズはその後、3月2日をピークとして収束したように見えます。

この間に流山観測点の比較的近くで発震した地震は下記の通り、


平成19年03月02日13時22分 気象庁地震火山部 発表
02日13時17分頃地震がありました。
震源地は茨城県沖 ( 北緯36.4°、東経140.9°)で
(茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦沖付近 流山観測点から震央までの距離108キロ)
震源の深さは約50km、
地震の規模(マグニチュード)は3.2と推定されます。
20070302


平成19年03月03日18時31分 気象庁地震火山部 発表
03日18時26分頃地震がありました。
震源地は千葉県東方沖 ( 北緯35.7°、東経140.8°)で
(千葉県銚子市屏風ヶ浦付近 流山観測点から震央までの距離82キロ)
震源の深さは約60km、
地震の規模(マグニチュード)は3.9と推定されます。
20070303

の2つですが、27日のノイズλの対応地震としては、どちらの地震も、

地震の規模が小さく、

流山観測点から震央までの距離が遠いことから、

27日のノイズλの対応地震ではなく、その後に観測されている小さなノイズが

これらの地震の前駆ノイズで、


ノイズλに対応する地震は、まだ発震していないと思われます。