第4報 03月06日から現在までのノイズについて
流山観測点での、03月06日から現在までのノイズ観測状況をお知らせします。
流山観測点の3月6日から現在までの観測状況は下記の通りです。
平成19年03月06日、西スマトラ州パダンの北方約50キロで
午前10時49分(日本時間午後0時49分)にマグニチュード(M)6.0
同じく午後0時50分(同2時50分)にM5.8。
一方、国内では、
平成19年03月07日18時20分 気象庁地震火山部 発表
07日18時14分頃地震がありました。
震源地は群馬県南部 ( 北緯36.4°、東経139.2°)で
(群馬県前橋市粕川町深津付近 流山観測点から震央までの距離85キロ)
震源の深さは約10km、
地震の規模(マグニチュード)は2.5と推定されます。
平成19年03月08日14時12分 気象庁地震火山部 発表
08日14時04分頃地震がありました。
震源地は鳥島近海 ( 北緯30.0°、東経141.1°)で
震源の深さは約140km、
地震の規模(マグニチュード)は6.0と推定されます。
がありました。
2月27日のノイズλを、インドネシアスマトラ島西部M6.0
また、3月4日のノイズμを、インドネシアスマトラ島西部M5.8
3月8日のノイズνを、鳥島近海M6.0
の対応と考えると、ノイズの数と地震の数の帳尻は合うのですが、
ノイズλのような大きなノイズで、スマトラ島周辺のような遠方で地震が起きるとすれば、
M8ぐらいの規模でないと、流山で、このような大きさのノイズがとらえられるとは思えず、
また、
M6.0という規模では、スマトラ島のような遠方の場合、流山からはかなり距離があるので、
流山の観測機では、この地震の前駆ノイズは捕らえられていないと思われます。
すると、2月27日のノイズλは、本日起きた鳥島近海M6.0の前駆ノイズということになり、
今後、3月4日のノイズμ、本日のノイズνに対応した地震が発生する可能性がある
ということになります。
従って、もうしばらく注意深く経過を観察する必要があると思われますので、
評価は後日にいたします。