Miyabiomi天狗の風

Miyabiomi天狗の風

傘寿を過ぎ、今、これからの日本を支えて行く子どもたちが、正しく育っていくために。先ず、大人がしっかりしなければ!と、言いたいことを、易しい言葉で叫びます。

   7月 8日(月)   文月  小暑 温風至

 

 今 庭の主役になっているのが「アメリカ芙蓉」で、朝、でっかく咲いて 夕方には ショボンとしてしまう、一日花なんです。

  蕾がいっぱいあって、明日の朝には また 幾つか咲くんです。

 そういう意味では アサガオに似ていますよ。

 

  高尾599ミュージアム おはなし会

 

 毎月 第二日曜日の午後 ここで 私たち「高尾山とんとんむかし 語り部の会」の おはなし会が あるんです。

(8月は 都合で 第一日曜日 4日です。)

 

 高尾山に来られた方々に そのお土産に 高尾山・八王子に纏わる 楽しい・面白い・怖い・不思議な お話を「語り」という形で 聴いていただく・・と言うのは 如何でしょうか。

 

 その日を 覚えていて下さって、わざわざ お出で下さる方も若干おりますが 大部分の方々は、たまたま そこへ来たら 何か?やっているので 覗いてみようと・・・来られた方なんです。

 そして、そういう方々が 「へえ、むかしばなしの 語りって、面白いなあ!」と 興味関心を持たれて、また次回も 聴いてみたい・・・・と 思われたら幸いなんですが・・・・

 

  今回の プログラム

    7月14日(日)

 

 第一部 13:30~

〇 天狗つるし 

(天狗さまは 生ものが 大嫌いじゃ。それは、お山は 修行の場だからじゃ。

 だから、もし お山に イワシの丸焼きなど 持って来たら・・・)

 

〇 石田の はやと

 (日野宿の名医 はやとさまが ある時 河童に 足をつかまれ 引き込まれそうになる。

  でも 反対に 河童の腕を もぎ取って それを 持ち帰ってしまうんじゃよ・・・・)

 

  第二部  14:30~

〇 でえだらぼっち  

  (大男の お坊さん でえだらぼっちが 帝の命令で 蝦夷の地から「富士山」を運んで来           

   るんだが、重くて重くて 多摩の横山で 落としてしまうんじゃ・・・・・・)

〇 盆グモさま

  (お盆になると 用意した盆だなに 何処からともなく でっかい盆グモさまが 現れるん 

   じゃよ。 そして、何か いいことが起るんだが・・・・・)

 

   以上 4話なんですが それぞれ 10分前後の お話です。

 

 

  因みに 私 見習天狗は 「石田の はやと」を 語ります。

 

    その晩「もうし もうし」と 声がして、はやとさまの枕元に 河童が現れ、その腕を 

    返して欲しいと、頭を下げるんじゃが・・・

 

     甲州街道 日野宿の土産に「骨接ぎの妙薬」があるが 何と 64文で ちと高い?

     何故?

 

 まあ、こんな按配で、暑い暑い さ中ですが、涼しい館内で 楽しいひと時を お過ごしください。    お待ちしております。 

 

  尚、その時の 都合で「おはなし」の順番が 変わることも ございますので、その時は、ご了承ください。   ではでは・・・・・ 

 

 

 

   7月 2日(火) 文月 夏至 半夏生

 

 「半夏」とは サトイモ科の薬草「烏柄杓・カラスビシャク」のこと。

この頃に降る雨は 大雨が多いとされていますが、確かに あちこちで大雨災害が出ています。

 我が家では でっかい芙蓉と 真っ白な カサブランカが 大きく咲いて、雨の中 輝きを増していて、道行人たちが 立ち止まって 覗いて行く・・・・

 

   「Dr.コトー」と 「ドクターX」

 

 この二本の お医者さんの TVドラマ。

嘗て 最高の視聴率をあげた、人気番組なんですが、今、ケーブルテレビなどで 再放映されていて、私も 時間が許す時は 結構みて 楽しんでいるんです。

 

  「Dr. コト-」は

 

 沖縄の離島に 派遣され 島民たちの病に 全身で 取り組み 信頼の中で よろこびを得ていく、感動の 「人間ドラマ」なんですね。

 

 前回のブログ、人間が関わらないで 全てが合理的に進行する 現代とは 正反対なんです。

 

 外科医五島健助は 訳あって、離島医になるんですが、当初は その医師としての実力 が認められず、単に島に流れて来た腰掛け医で 直ぐ逃げ出していくと 信頼されないんですが、

 

漁師 剛利の子ども剛洋が盲腸で 本土の医者に行く途中 悪化して 船の上で 健助が手術して治し、徐々に 信頼を受けて行く・・・

 

 この剛洋が 「コトー先生みたいになりたい」と、医師を希望し、東京の中学に入る、

 

 あきじいも、市役の課長さんも、脳卒中で倒れる その夫人昌代も、施設の整っている 本土の病院に行くことを拒み、Dr.コトー(五島健助)に 治療して欲しいと、島を離れようとしないんです。

 

 看護師 彩佳 の助けも借りて、最小の施設の中で 患者を治したいという強い心情と技量で、一人ひとりに体当たりで触れ合い、信頼に包まれた深い絆の中で 島民とも人間関係を構築していく 見ていて 何度も涙する 実に温かい 人間ドラマなんですよ。

 

  「ドクター X」は

 

 もう一つの 「ドクター X」は まあ 奇想天外な 安心してみていられる 実に 痛快な ドラマなんです。 

  現実には 出来得ない難し手術を 次々に やり遂げていく フリーランス外科医大門未知子。

  群れを嫌い 権威を嫌い 専門医のライセンスと 叩きあげられた スキルを武器に・・・・

  決め台詞・セリフは「私 失敗しないので・・・・・」これが 格好いいんですが・・・

 

  これだけ聞くと、何か 高慢チックな 自信過剰で、安っぽく 受け取られるんですが 左にあらず、手術をするからには、それなりの「覚悟」を表す言葉だと いうんです。

 

「何でもかんでも」 訳もなく「失敗しないので・・・」ではなく、何度も 何度も、しっかりと データを 映像を確認し、PCで調べ、開腹により起こり得る 予想しなかった様々な事態も予想して、多くの術式を検討した上での「失敗しないので・・・・」なんですよ。

 

  別の名医が 手術に臨み 開腹したところ 予想だにししなかった 癒着、転移などあって、「インオペ・閉腹」が迫られる時、オペ室のドアが開いて ドクターXが 颯爽と登場する・・・「待ってました・・・拍手・・・」という感じ・・・ホントに格好いいんですよ。

 

 そして、しっかり 患部を確認、術式変更で サッサと 完了してしまう。 鮮やかなんです。

 

 だから、凄いんです。その経歴には 多くの謎はあるんですが 叩きあげられたスキル・・・様々な悲壮な経験 体験が その裏にはあるんですね。

 

 だから 凄いんです。格好いいんです。

 

   メロンと 高額の請求書を持って現れる 名医紹介所の榊原晶氏も 謎だらけの人物ですが・・・・・楽しいです。

 

 まるで「漫画」のような お話だから 気軽に 楽しく 安心して見られる 楽しさがあるんですね。

 

     二つのドラマの 共通点は

 

 ところで この二つのTVドラマ 共通点があるんですね。

 

  現実の 医療の 世界は やはり 機器が進歩して A I 等も 活躍して 人間性より 合理的な 能率的な金銭も絡めた 患者の顔を見るより 別の所を見ている 医療現場の感じがするでしょう。

 

 ドクターX・大門未知子 の セリフにも何度も出て来ます。まず見るのは 目の前の患者なんです。患者の顔なんです。

「患者」ということは データ、映像にも出て来ない「患者の心の内」「人間そのもの」を診る・・・・ということなんですね。

 

 Dr.コトーも 先ず 「目の前の患者」 を診て 患者と お話をしながら その上で データー・映像を しっかり確認するんですね。 

 

  単に「医療現場」に関わらず、今、考えなければいけない「大きな課題」が そこには 在るんですよね。   

   6月27日(木) 水無月 夏至 菖蒲華

 

 我が庭の カサブランカが もう直ぐ開きます。種から蒔いたヒマワリが 大きくなっています。カシワバアジサイと アナベルが 蒸し暑い 梅雨空に 彩を添えています。

 

    誰とも 喋らないで「回転ずし」・・・・

 

 我妻が 留守なので 一人で スシローで 食事をすることにしました。

店に入ると 受付のタブレットがあって

 一人・そんなに混んでいなかったのでボックス席と タッチすると シートが出て来て 席が指定され、その場所に座ると、

 タブレットがあって 季節限定品を タッチすると お寿司の写真と値段が出て来る、選んで その絵をタッチすると 注文しますか・・・と出て来て タッチすると 注文されます。

 

「にぎり」の欄をタッチすると 幾つも「にぎりの写真」があって ほしいものを 2点押すと 同じように 注文しますか・・・と出て来るんです。

 

 暫くすると「ご注文の品が 間もなく到着します」とアナウンスと 写真と文字が出て・・・

 品物が 回って来る・・・それを とって 食べる・・・・

 

 この繰り返し・・・・

 注文したもの 食べたお寿司の 履歴チェックをタッチすると その累計が出て来る・・・・

一応食べ終わって 会計をタッチすると トータル 幾ら・・・と金額が出て来る・・

 

あとは出口で 座席番号の バーコードを 当てると、支払いの指示が出て 支払って おしまい。

 

         合理的でいい? 全然 よくない!・・・・

 

 入店してから 出るまで ちらっと お店の人は見たけど、ちゃんと顔は見てないし、喋ることもなく 「回転ずし昼食」お終い・・・・・

 

 少し離れていたけれど、横の席に 小学校中学年?と親子連れが来たんですが、小学生が素早くタブレットを取って 自分の分だけ頼んで 食べて 後は 本かなんか見てるんです。親とも喋らない、親同士も 殆ど喋らない ササっと食べて出て行きました。

 実に 合理的な? 食事です。

 

    喋りながら 食べたいなあ!

 

 普通だったら、私も 店員さんに 「今日のおすすめは何ですか」「シマアジは どうかなあ?」

「イワシもおいしそう!」とか 喋りたいです。

「えんがわ 美味しかったですよ・・・」「ごちそうさまでした・・・」なんて 喋りながら食べたいんです、本当は・・・ これが「食事」というものでしょう・・・・   

 

  動物が 与えられた 餌を食べているのと 同じ?   少し言い過ぎかな?

 

 でも、現実は 黙って タブレットの睨めっこして 合理的に食べて 支払って お終い・・・ 味気ないでしょう。これじゃあ・・

 

  この前までは 店員さんが お皿を数えて 「○○円です。ありがとうございました・・・」 と言っていたんですよ。

 

    スーパーも 100ショップも セルフレジ!

 

  終わって スーパーで 補聴器電池など 4点 買い物。

「○○は どこにありますか?」と 訊きたかったけど、訊けずに ぶら下がっている案内板?で、やっと見つける。

 

 あとは、セルフレジで 買っ物のバーコードをタッチして、指示に従って 現金を入れて お釣りを取って お終い・・・

 

  お店の人の顔を ちゃんと見ていません。誰とも 口を利いていません。

 

 100円ショップで 2点 買い物。

ここでも 同じく セルフレジ。 

誰とも 顔を合わさず、誰とも 口を利きません。

 

 まあ、合理的で、いいですねえ!! 「えっ ホントに いいですか」

 

 店員さんと「今日は 暑いですねえ・・・」くらい 言いたいし・・・

 何か、物凄く、空しい気持ちです・・・

 

  これから先 益々 便利になり 合理的 ? な 暮らしになるんでしょうね。

 喋るは 煩わしくて 喋らない方がいい・・・・となってしまったら・・・

完全に 人間が 人間で 無くなっちゃうんですね・・・・ 

 

    ちゅうバスで やっと・・・・

 

 帰りは 駅前から ちゅうバス(「府中コミニテイバス)に乗ったんですが・・・

下りる時に いつも そうですが

「ありがとう ございました」っていうんです。

すると 「どうぞ お気をつけて・・・」と 優しい言葉が 帰って来るんです。

 

 これだけで 心が 和みますねえ。 ほっとして 家に 帰って来ましたよ。

    6月23日(日) 水無月 夏至 乃東枯

 

 乃東とは 靭(うつぼ)のこと。多くの草花が これから 咲揃うのに、靭は 冬至に 芽を吹き、夏至に枯れるという 珍しい植物です。

 多くの家々には アジサイが乱れ咲き、梅雨を 彩っていますよ。

 

  72才の 子どもたちと 集う

 

 このブログ   4月22日(1243)「順番が違う」にも書いた 私の 最初の教え子 J,Aが亡くなって49日も過ぎ、同級生有志により「彼を偲ぶ会」が 新宿高島屋 14回の中華レストランで 行われ 担任の私も 皆に加わりご一緒したんです。

 

 そして、加えて 私の「米寿」も祝う会も兼ねて、献杯と乾杯を 両方やったんです。

 

 少し前に「64才の子どもたち・・・」を書きましたが 今度の子たちは 更に 8年上で、私とは 15才違いです。

 

      私が 27歳で 初めて先生になり、担任した子たちで、そういう意味からも、最も印象に残っている子たちなんです。

 

    殆ど 歩かず 久し振りの「新宿」で

 

 以前に書いた MとNが 最高級国産車で 自宅まで迎えてくれて、何十年振りに 新宿を訪れたんですが、その変わりようには只々 驚きでした。

14階のレストランからの 新宿の夜景も、外国のようでしたね。

 

  未熟な 新米教師が 一生懸命に・・・・

    

 最初の子たち 教師としては、未熟だらけで 失敗も多かったんですが、一生懸命 体当たりで 一人ひとりに触れあったことだけは 自信がありました。

 

 厳しいモンスターペアレントもいましたが 多くの親は この若い先生を 助けてくれたんですよ。 

 その親も 97才で 健全な方がお一人おられて、「よろしく・・・」とのことでしたが、知り得る限り 他にはお元気な方々はおられません。残念ですが 致し方ありませんね。

 

 そのご両親の方々が 72才の子どもたちとと 同じように心に残っているんです。

 

   初めに 出席を取りました

 

「一番 ○○ ○○○○」 みんなが「はい・・・」と代返してくれました。

本日は 特別に 天国からの参加出席です。

 仲間の顔は 半分よろこび、半分悲しみの 不思議な表情でした。

 いない子は みんな その子を思い浮かべて 見事に 代返してくれて 44名全員出席でした、実際は 14名の参加ですが・・・・

 

    昔の 思い出と 現況の中に 歩んだ 生き様が・・・

 

 9時半までの 約3時間、私も、みんなも席を移動して、あちこち一人ひとりの隣に移動して、耳が悪く補聴器をつけた 私ですが、現況を 昔の思い出を 思う存分話し合うことが出来ました。

 多くは 現役を退いた身ですが、何らかの形で 以前の仕事に関わっている者もいますね。

当時小さな町工場で あの子どもの頃から、「世界の○○鉄工にします・・・」と騒いでいた子が 正にその通り、今も 一年の半分が外国を動き回って、でっかい仕事をしている Eという男もいます。 

  あのころから「こいつは 何かをやるぞ・・・」という感じでしたね。

 

 JAICAの 秘書として大活躍していた 当時から優等生だった A女子もいます。

 

 母親のガンジガラメの教育でピアニストを目指し、ウイーンにまで行ったのですが、指が長くなかった・・・と言う理由で ピアニストを断念。今は 事業家として、立派に成功している Tという女の子もいます。その転身振りに 仲間も みんな仰天したのですが、その子の「母親」への 凄まじい 厳しい想い?も いろいろ訊きました。

 

 黙々と独身を貫き 後には 認知症の母を しっかり支えたY女子もいましたね。

 

 お母さんが「尼さん」になった男子M

 

改めて 「現代の子どもたちに、我が母校の師 児玉九十先生の「教え」を聴かせたい・・」と叫ぶM・・・・流石 Meis○○っ子・・・・

 

  一人ひとりのこと書きたいのですが 書き切れません・・・ 

 

    体当たり教育の 効果を 自負します

       過去があって 現在があり 未来へと・・・

 

 私の 新任新米教師の この子たちへの体当たり」が 今ある 教師としての私を育ててくれた原点であり、同時に この「体当たり」こそ この子たちが 立派に72才を迎えられ「力」に(力の一部に)なったと 自負しています。

 過去があって 現在があるんですね。

 

 だから、単なる「先生」と「教え子」ではなく 切っても切れない「絆」以上のもので 結びついていると確信しているのです。

 

 そんなことで あっという間に 3時間が流れてしまいました。

 私も後期高齢者です。彼らも高齢者の入り口です。みんな 身体を思い 二次会はなし・・・で 名残惜しくも 次の集まりを楽しみに 9;30 お別れしました。

 

 帰りも MとNが 自宅まで 送ってくれて、次回 新年会で また迎えに来ます・・・と 言って帰って行きました。  そして 未来へと 繋がるんですね。

 

 遠い新宿まで 殆ど歩かず 行って来られ 物凄いよろこびの ひと時を 体験ができたこと、ただ 感謝あるのみです。 ありがとうございました。  

   6月12日(水) 水無月 芒種 腐草為蛍

 

 昔は、草が腐って 蛍になる・・・と言われていたんです。

蛍の名所  蛍池が近くにあったんですが、今は 無くなりました。

 東京では 殆ど 見られませんね。特別に 飼育している 雅叙園など以外には・・・

 

     「いい語り」って どんな「語り?」

 

 先日 599ミュージアム「おはなし会」で 「華川の泣き地蔵」を お客さまに 聴いていただいたんですが・・・・・

  これは「蛍」の飛ぶ お話です。

 

 この「おはなし」我が会では 定番で 結構 多くの会員が 急に言われて「語れる」演目なんですが・・・・

 

 その日 我々会員も 聴いていて、何だか 凄く 新鮮に 初めての お話を聴くように 聴くことが出来たんです。     何故??

 

   聴きたい「話・語り」 とは・・

 

 普通 お客さまが おはなし会などで 「おはなし」を聴くときに、

「このお話は」知っているので・・・別のお話を 聴きたい・・・という時と。

 

「このお話は」知っているけど また聴きたい・・・・という時。

 

 更に ○○さんの語る「このお話」を また 聴きたい・・・・という時が ありますね。

 

 この 三つの聴きたい・・・・

 それぞれ 状況は 違いますが、三番目が 「語り」としては 最高だと思うんですが・・・

 

 そのお話が 好きだあ! いいお話ですねえ!  でも ○○さんが 語るのを 聴きたいです。  となるんですね。

 

 ということは、単に 話を ストーリを 聴くのではなく その「語り方」から 楽しさ 面白さを 感じ取る・・・・ということなんです。

 

   「語り」の 醍醐味は・・・・

 

 この辺りが「語り」の 「大切さ」「醍醐味」そして「 深さ」なんですね。

 

 冒頭に書いた「華川の泣き地蔵」は

 

 お地蔵さまが 村人の願いである 雨を降らすことが出来ずに 涙をこぼし その度に お身体が欠けて 流れ星になり その流れ星が 蛍になったんじゃと

 お身体が欠け お地蔵さまは 無くなってしまうんじゃが  そこに 泉が沸き 華川となって流れ 田畑を潤し 雨の降らない 村を 救う・・・・という話じゃよ

 

       山場を 如何に 美しく 盛り上げるか・・・

 

 「語り」の山場が 二つあります。

① お地蔵さまの お身体が欠け 満天の空に 流れ星が 流れるところ。 

② お地蔵さまが 無くなり 代わりに 泉が沸き 華川となり 村人を救うところ。

 

 この 二つを「語り」で どう 美しく 盛り上げるかで 聴く者の 心の打ち方が 変わって来ます。 

 ストーリは知っていても また聴きたくなるし・・・○○さんの「語り」を聴きたくなるんですね。

 過日の 599での この「語り」 この二つが 嘗て なかったように 見事に 盛り上がり 我々の心に 美しく 響いたんでしょうね。

 

 こういう語りを 普通 「いい語り」って いうのかも知れませんね。 

 

                 

    6月7日(金) 水無月 芒種 螳螂生・カマキリショウズ

 

 お隣の 庭先に 黄色の 百合が 十本くらい 纏まって咲いていて

何とも言えない 気品のようなものが 漂っているんです。

 単に 綺麗ではなく、何か シャキッと させらるんです。

 

   599 むかし話の会

 

 毎月 恒例の 高尾599 ミュージアム おはなし会が 明日 行われます。

 

 第一部 13;00~ 「天狗のつぼ」 「華川の泣き地蔵」

 第二部 14;30~ 「盗人の耳つき板」 「カラスの源さん」

 

  この おはなし会は 毎月 第二日曜日の午後、行われるもので 高尾山に纏わるお話。八王子のお話を 聴いて頂くんです。

 

 この催しを 事前に分っていて、来てくださる方も 若干おられますが、多くの方々は たまたま 599に来たら、何か やっているんで、聴いてみようか・・・と来られた方なんです。

 

その時によって お客さまの数は 違いますが、2回合わせて 精々 50名くらいなんです。

 これも、その時によって違いますが お子さまが 10数人 家族連れで 来られることもありますが、少ない時もあるんです。

 

 一度聴かれて みなさん「楽しかった・・・」「面白かった・・・」と 言ってくださるんですが、リピーターとして、また次回 見える方は 少ないですね。

 

    「盗人の耳突板」

 

 因みに 今回 私 見習天狗は 二回目の「盗人の 耳つき板」を 語るんですが・・・

 

「とんとんむかし ここ高尾の 薬王院に 盗人が 忍び込んだことがあったそうじゃ。

名前は「悪太郎ちゅうてなあ・・・ まあ、悪そうな 名前じゃのう。 そいでな その名の通り、中々の 悪党で 関東一円の 名だたる 神社 仏閣を 片っ端らから 荒らし回っておったんじゃと。

 そいでな、この悪太郎。とうとう、この高尾のお山にも 目を つけたんじゃよ・・・・

 

 で、 お話が 始まるんじゃ・・・

 

   どれも 素敵な「いいおはなし」です

 

 高尾のお山には 沢山の むかし話が 残っていますが、この「盗人の・・・」は 高尾山薬王院の話です。

 今回「天狗のつぼ」のお話が ありますがもの 、 いわゆる「天狗ばなし」も沢山あります。

 天狗って、何者なんじゃろうか。

 「カラスの源さん」は お山の「からす」の話・・・

 「華川の泣き地蔵」は 八王子 相即寺の近くの話・・・

 

 どれも、みな 夢のある 楽しい「いいお話」です。

勿論 入場無料ですよ。

 

  初夏の みどり輝く 高尾山を愛でながら・・・山下、高尾山口駅から 5分の 高尾599へ お立ち寄りください。

 

 

 

   6月 4日(火) 水無月 小満 麦秋至

 

  花屋さんの店頭には 様々な「アジサイ」の鉢が 並んでいます。

 我が家でも「アナベル」が うす緑が  白っぽく変わって来て 鮮やかさを増して、大きく 主役に君臨しています。

 「カシワバアジサイ」は 雨に打たれると 直ぐに 三角帽子が うなだれてしまうんです。

 少し落ち目ですね。 

 

    人間教育の 欠如

 

 私の 今 在るのを 支えて下さっているのが 明星学苑 創設者であられる「児玉九十」先生なんです。

 先生の教えは 難しい教育学ではなく 日々 毎日の 平凡な暮しの中での、人間の 生き方を教えてくださっているんです。

 

 「健康・真面目・努力」を校訓として、小学校では「正直な良い子」を 教室 正面に 掲げ、お腹の下に 力を入れて 物事に集中する「凝念・ぎょうねん」の精神を 体験させてくださいました。

 

 毎朝のお話は 社会の 犯罪 事件を嘆き 人の在るべき 正しい道」を 淡々と話されておられました。

 何がいけないことか 何が良いことか じっくり語られておられたんです。

 

  今の世の中 日本だけでなく 世界中の人間に この話を 聴かせてあげたいと願うのです。

 

   過当な 金儲け競争が 人間を 変えてしまう

 

  今、世界は 資本主義経済が おかしくなっているんです。

資本主義 そのものは 間違っては いないんです。ただ、その具体的な活動で 金儲け競争が 歪められてしまったんです。

 

 お金儲けは 生きて行く上で 正しいことです。でもそこには 秩序があります。

しかし 今は、その金儲けが 過当競争で、相手を 窮地に追い込んで 、自分だけが 勝ち抜こうと なり過ぎて、法すれすれのところで いや、法を犯してまで、競争相手に勝つことに 終始する 経済活動が行われているんです。

 

また、そうしないと この争いに負けて 経済破綻に陥り、生きていけなくなるのです。

  経済格差が 益々 大きくなり そこには 「正しい人の道」など 在りません。

 

 人間の考えた方が、常識という言い方もできますが、変わってしまたんです。

 

まあ、日本だけでなく 世界中が 犯罪大国です。

 盗み、殺人事件の多いこと、多いこと。ニュースを見ても 昔?ほど、いけないことだ、大変なことだと 感じなくなってしまったんです。

 しょうがないなあ!と言いながら、どこかで それを認めているようなことは ありませんか。

 

相手の立場を考える「人の道」は  そこには ありません。 

 

 そこには より 効率的 合理的 機能的 な活動が 求められ 心が触れ合う経済から 機械が 機器が触れ合って、物事を解決する時代になってしまったんです

 

        AI が SNS が・・・・

 

 A I が 人間に代わって、どんどん 物事を判断し 解決して行くんです。

そして、そんな中で、出て来るのが 心の通わない 機械的な 効率第一な判断。

 

 このことは「人の道」を変えることに 拍車を掛けます。

 

更に、 間違った情報からの フェイクな判断が、それに輪をかけての SNSなどの インチキ情報の拡散。  何を 信頼して 仕事をすればいいのか さえ 分からなくなってしまうんです。

 

  そんな時だからこそ、素朴な初心に戻って「人の道」とは何かを しっかり考えて 正して行かないといけないと 人間が 人間で なくなってしまう のでは ないのでしょうか。

   6月 1日(土) 水無月 小満 麦秋至

 

6月は 梅雨で 雨が多いのに 水無月。面白い。

 初夏なのに 麦にとって 実りの秋 なので 麦秋至。 これも面白い。 

 

   米寿の 朝散歩

 

 前回書いたように 米寿を迎え 意を決して 朝歩きを 始めています。

布団の中で 手足の体操をしてから、朝食前の 30~40分の 無理しない 朝歩きです。

 

    輝く「日の出」に 心躍る・・・

 

 未だ 3日しか経っていませんが、いろいろな 体験が そこには あり、いろいろな発見が あり、それなりに 楽しいのです。

 

  最初の よろこびは 美しく 輝いた 日の出を 拝する よろこびです。

 10年前 大腸がんの手術をする朝。病院の 7階の窓から この「日の出」を見た時の 感動、心の動きは 今だに 忘れません。

 

「今日の手術は うまく行くぞ・・ 大丈夫だ・・・」と何か 凄く 自信が沸いたのを 覚えているんです。

 

 今朝、朝散歩で 日の出を 拝しながら、大きく深呼吸をして、きょうも 希望で輝くことを 感じるんです。

 

  みなさん 早起きですねえ。

 

 次に 感じたことは 早朝 5時前後の時間ですから 多くの方々は 未だ 睡眠か 起きて間もないのでは・・・と思っていたんですが さに非ず・・・

 

  既に 一日が 明るく 動き出しているんですね。

 

  通期の方々は そんなに多い数では ありませんが 一人二人ではないんです。

 自転車で 駅に向かう方。

 速足で 歩いて出かけて行く姿に その方々の 働く姿を想像するんです。

 勤務先は 都心? サラリーマン? 営業マン? 社長秘書?

 勝手に 思う その働いている様子は どの方も 素敵で感動的です。

 

 ② 走っておられる 中高年の方々。 そんなに多くはありませんが いつも 同じ方が、同じ時間に 同じ方向に 同じ速さで 走っています。

 

 この後 お仕事でしょうか。 それとも 定年後で 余暇をエンジョイしておられるのでしょうか。 みなさん「いいお顔」ですね。

 

  ワンちゃんの お散歩組も まあまあ ありますね。

何故か ご婦人が 多いです。 やはり 中高年が 多いのですが、 お一人  二十歳前後の方がおります。ワンちゃんの 種類の名前は 分かりませんが 小っちゃくて 白くて 毛むくじゃらで ちょこちょこ 動いています。大学?へ行く前の ひと運動?

 

 ワンちゃんは 私の顔を 暫く じっと見ています。何か 言いたそう・・・

「元気そうですね・・・」って、聞こえましたよ。 いいワンちゃんです。

 

 ④ のような 高齢者 もう少し 若そうですが・・・・

 ゆっくり マイペースで 散歩しています。 時々立ち止まりながら・・周囲の 木々の緑を眺めています。 穏やかな顔ですね。

 

 私の様に、かみさんに 言われて出て来たんでしょうか。

 それとも、一人暮らしかも知れません。 食事は どうなんでしょう。帰って 作って食べるのかなあ・・・・

 

    「菖蒲池」で 一休み

 

 そんな方々の 動きを 勝手に「よろこびのドラマ」にして、 勝手に共感しながら、菖蒲池で ベンチに ちょこっと 腰掛けて あちこち眺めます。

 

 黄色と ムラサキの「ショウブ」や「カキツバタ」が 咲き終わって 少し しょんぼり しかけていますが まだまだ観られます。 

 

 市の管理ですが 今一つ 行き届いていません。ですが それが、反って 自然のままで、いいのかも・・・

 

 「鴨」が 6~7羽 静かに 泳いでいます。大きな 黒い「鯉」も その下に見えますか 活発な動きは ありません。  何か 目を覚ましたばかりの様にも 見えます。

 「鴨」たちは いつ寝るんでしょうかねえ。

 

 昼間だと 結構多い「鳩の群れ」は 全くいません。

まだ、どこかで 眠っているんでしょうか。

 

  何か 激しい 一日の躍動の プロローグの様にも感じる 米寿朝散歩の ひと時です。

 

 

    5月29日(水)皐月  小満 紅花栄

 

 カシワバアジサイの 三角帽子のような 淡い 白に近い黄色い花が 20近く 咲き揃い 目立っています。少し 離れて あじさいの アナベルが 出て来ました。

やはり 白に近い 淡い緑です。

 

    米寿を迎えました

 

 私 見習天狗は きょう 2024年・令和6年・平成36年 昭和99年 5月29日。昭和11年 5月29日 生まれですから、88才 米寿を迎えました。 

 

 自分が若い時、米寿を 迎えた方々を 何人も知っていますが、皆さん 物凄く お爺さんで、今、自分が 他から見て そう見えるのかと 思うと、何だか 奇妙にも 思えるんです。

 自分では そんなに お祖父さん では ないと 思っているからです。 

 

 文字で書いても 微妙に ニュアンスが違いますね。

 

 お爺さん・・・・むかし話風で 髭を生やしています。

 お祖父さん・・・まあ、孫、ひ孫が 沢山いて かなり お年寄り風。

 おじいさん・・・私は これが好きです。

 

    あち こち いろいろありますが

         体調は ずっと 若いつもり 

 

  耳は 難聴で 両方 補聴器をつけて いますが 中々聞き取れない部分もあって、正直、「むかし語りの会」でも 20人くらいの 全体会では 皆さんの話に 入っていけない部分もあるんです。でも、3~4人の集まりなら 何んとか 大丈夫です。

 

 目も 片方は 加齢性黄斑変形症で 肝心の中心部 見たいところ 文字などは読めません。

もう片方は 白内障の 手術をしましたが 正常に見えていたんですが、最近 少しおかしくなって来て、眼科で 検診治療中です。

 

 内科的には 朝晩 5種類の薬を 飲んでいますが 血圧も 安定しているし、ただ、血糖値が少し高く 食事療法で ほゞ解消しています。

 

 心臓 腎臓 肝臓 問題なし、若い時 タバコを吸っていたので、肺気腫気味ですが、ずっとそのまままで 悪化していません。

 

 40年前からのカルテのある 信頼する M医院に 何かと相談しながら 何か引っ掛かることがあれば、大病院を紹介してもらい 検査など受けていますので、安心です。

 膝が痛い、腰が痛いと言いながら、まあまあ元気に 平穏無事に暮らしています。

 

 週2回は 八王子まで出かけ 仲間からは「不死身ですねえ・・」と おだてられ「とんとんむかし・・・」と 語り部活動を 続けているんです。

 

    お祝いメールが 届きます

 

 誕生日の朝 8時前後に 毎年 教え子の MEちゃん(と言っても もう還暦をすぎましたが)の「おめでとう メール」が届くんです。

 

  この子は 東京にいないので、年に一度の 「お誕生日メール」だけで、他には 全く 何も やり取りは ないのですが・・・・この朝は 毎年 忘れずに メールが届くんです。

 ですから、私も、それを 期待して 待つようになってしまいました。

 

 今年は 特に 米寿ということもあり、内容が 膨らんでいました。

 

  様々な 祝辞の後に、

「今日は 奥様に 飛び切りのご馳走を作っていただき、皆さまでお祝いですね・・・今後も 平穏無事でありますように・・・・・平穏無事であるということが、如何に大切で 有難いことなのか、を思い知りました。

 大変な状況になった時こそ、少しでも平常心になれるように、前向きに何か 希望になる光を見出し、歩み出せる力を持てるように・・・」

 

 何か、教え子に いろいろ教えらえているように 嬉しく感じました。

 

 お祝いメールは 二人の 息子(家族)からも実妹、からも 更に、語り部仲間からも 届き 共に 88年の長きを祝い、今後の 更なる 長寿を 願うものでした。

 

    更なる 前進を・・・・

 

 正直、何か 自信のようなものも生まれ、更なる前進が出来るような気も してきました。

  そこで 新たに 次の事柄を 行うことにしたんです。

 

 朝起きたら 布団から、上半身を起こし、手足の 指の屈伸 握ったり開いたり 3種類30回ずつ。そして、 食事前に 30分~40分の 早朝散歩・・・・

 

 今日は 一回目をやってみたんですが、何と、早朝 5時前後なのに、もう、自転車で 出勤の方々、犬と散歩の 高齢者。

 走っている中年の方々。 ゆっくり散歩の 私よりは 少し若い高齢者など。

 実に、多くの方々が こんなに早い時間に 活動しているのに 驚きでした。

 

 更に 感動したことが  深呼吸して 清々しい空気を吸って、お天気も良かったので 輝く「日の出」を 拝む(観るではない)ことができた よろこびでした。

 

 

  この日を きっかけに 更なる 一歩前進を 誓った 「米寿の朝」でした。

 

 

 

    5月21日(火) 皐月 小満 蚕起食桑

 

24節気「小満」とは 日を追う毎に気温も増して 万物が次第に長じて天地に満ち始める時季。 本来は、麦の穂が実り始め、ほっと一安心、少し満足という意味・・だそうです。

 まろやかな マイルドな いい季節です。

 

      64才の 子どもたちと 集う

 

 昨日、私が先生をして 3回目に教えた 子たちが 久し振りに 集まって、私は 我妻と一緒に お呼ばれして、楽しい ひと時を過ごすことが出来たんです。

 

  府中に 「MM屋」さんという 本格的な 和食料理の老舗があるんです。

 ご主人は クラスは別だが 同学年で、私も 今日集まった子たちも お互いに よく知っていて、何かあると よく利用している お店なんです。 

 

  集まったのは 男女 半々で、合わせて 10人そこそこでしたが、久し振りで 後で 子どもたちも 数えてみたら、15年振りのようでした。

 

 今回 世話役を してくれた Hなどは 何年か前に 顔合わせて いたので 分かりましたが 他の子たちは 「え~~と ○○?」「違いますよ、△ ▽ ですよ~~」と、こんな感じで・・・昔の 面影は 中々出て来なかったですね。

 

     今の 生活は 様々ですが 

       みんな 素直な いい子に 戻って・・・・・

 

 イタリアンのレストランを経営している子。

 メキシコ、イタリアなど、転々と回っている 貿易商の子。

 奥さんが イタリア人の 輸入雑貨商の子 等々。

 

 サラリーマンを 停年で辞め、今も 何らかの形で 会社に関わっている子。

 幼稚園の先生で、やはり 定年後 時間講師で 勤務を続けている子。

 

「子、子、子・・・」 書いていますが みな 64才の 高齢者ですよ。

 

 子たちの母校は 児玉九十先生創設の「M学苑」ですが・・・・

 このうち 3人は 事前に学校にお願いして 休日の 小学校を「会」が 始まる前に 久し振りに訪問して来たんです。

 校舎も、子たちの時と違って 新しくなり 場所も 少し違たんですが、建物は違っても、教室の雰囲気、正面の校訓「正直な良い子」の文字 等々。

 何か懐かしかった・・・・と 話していましたよ。

 

     むかしの話も 現実の話も 共有して・・・

 

 ご馳走を頂きながら 思い出話、今の様子など いろいろお喋りしたんですが・・・

この人数ですと、車座に座って、近くの子同士の お喋りもありますが、全員で 一つの話題で 盛り上がることも出来るんです。

 

 長縄跳び 記録会で 100回以上に もう少しで、いつも引っ掛かってて、それが 同じ子で、でも、みんなは その子を 攻めることなく 笑顔で 励まし合った事。よく覚えているんです。 

 ソフトボールで、先生が「プレーボール」と言わないで 真面目に「プレーボーイ」と叫んで大笑いしたこと。等など。たわいのない話に 花が咲きました。

 

 現実的な話では、血糖値が高く 炭水化物を控えている子がいて、お寿司を 肴だけ食べて、ご飯部分を 分けて食べないんです。 その意志の強さに 一同拍手の場面もありました。

 

 不思議なことに、64才が みんな 純粋で 素直な「いい子ども」に戻っていることを  ふと 感じるんです。

 

 私だけでなく、子どもたちも みんな そう言っているんですね。

 

    元気で 再開を 約束して・・・

 

  あっと言う間に 3時間の時が 流れ 終了の時間になってしまいました。

 高齢でもあり 2次会は 遠慮したんですが 子たちは これから 2次会ですね。

 

 タクシーを呼んでくれて みんなで 店前で 手を振って 元気で また 集まることを約束して お別れしました。

 

 私と 我妻も 厳しい 問題の多い 現実を忘れ 心温まる 素敵な ひと時を 過ごすことが出来 大変うれしかったんです。