12月23日(火) 師走 冬至 乃東生
2025年も あと 一週間になってしまいました。
私の 今年の「漢字」
清水寺で 書かれた 一般公募の 今年の漢字は「熊」でした。
各地で「熊騒動」で 大童でしたね。
さて、私 我が家の「漢字」は 結論から 言ってしまえば「愛」としました。
これだけ聞くと 何か ありふれて キザで 平凡と言われますね。
最初の 卒業生を 出す時
とんとんむかし 50年も前 嘗て 私が 先生をしていて 最初の 卒業生を出す時 子どもたちと一緒に 記念の漢字を 考えたんです。
その時 私は 迷わず「愛」と書いたんです。
でも、その時は あまり評判は よくなかったんです。当時は 昔?で この「愛」という言葉は 何か いやらしさ?を表現する ニュアンスが 感じられたんですよ。今とは、感覚が違う部分もありますね。
でも、私は「立教大学」で学び、 校歌「栄光の立教」の 2番は 「愛の魂 正義の心・・・」で始まるんです。キリスト教の学校なので 「愛」という言葉が ごく普通に 使われていたんですが・・・
一般的では なかったんですね。
「愛」は ありきたりで 意味が 薄い?・・・
その後、また感覚が 違って いい意味で この「愛」が やたらに 使われるように なりました。
半面 何でもかんでも「愛・愛」で、先に書いたように、キザで ありきたりで 平凡で「愛」の意味が 軽くなってしまいましたね。
A I の 時代だから こそ
今の時代 私が思うに A I などが 先攻して 何でもかんでも 効率性 最優先で 更に資本主義経済の歪みで、金銭第一主義になってしまいましたね。
真の資本主義とは 互いに 切磋琢磨して 成長して行くんです。
ところが ゆがんだ 資本主義とは 相手を蹴落として 成長する・・・になってしまったんです。
お金があって 合理的に 生きることを 最優先する 時代になってしまいました。
言い換えると「人間の心」崩壊の時代になってしまっって いるんですね。
まあ、「金銭」に絡む犯罪の 多いこと 多いこと。
お金がないと 生きて行かれないので、平気で 他人を殺してまで「金銭」を奪うんです。
「命」より「金銭」が 大切なもの に なってしまったんです。
漢字も「現実的」で夢がない
因みに 一般の 今年度 2には「米」 3位は「高」
どれも、現実的な「言葉」です。
漢字に「夢」がありません。
昨年は「金」が 1位でした。 「金メダル」の金の意味もありますが、金貨 お金の意味合いの方が強いかもしれません。
夢が「お金」だとしたら、やっぱり寂しいですね。
心を 追っかける「漢字」
だから 私の「漢字」は「心」を 追っかけたいんです。
すると そのものずばりの「心」「夢」「望」「誠」「真」「正」「義」などが出て来ますが、
私は やはり「愛」を選んでしまいます。
人間 如何に 生きるべきか 究極的に 何年か前にも 同じことを書きましたが「愛」しかないんですよ。
「人間愛」です。
互いに 相手の 人間性を 心を 認め 尊敬しあう 事から 争うことは避け 平和が 訪れるんです。
だからこそ 今、求められているのは 如何にして「人間の心」を 取り戻すかに あるんですね。
だから、軽い意味の 平凡な「愛」ではなく、真の意味の「愛」という言葉を 皆さんと共に 考えて 頂きたいんです。