Miyabiomi天狗の風

Miyabiomi天狗の風

傘寿を過ぎ、今、これからの日本を支えて行く子どもたちが、正しく育っていくために。先ず、大人がしっかりしなければ!と、言いたいことを、易しい言葉で叫びます。

  12月23日(火)  師走 冬至  乃東生

 

  2025年も あと 一週間になってしまいました。

 

     私の 今年の「漢字」

 

 清水寺で 書かれた 一般公募の 今年の漢字は「熊」でした。

各地で「熊騒動」で 大童でしたね。

 

 さて、私 我が家の「漢字」は 結論から 言ってしまえば「愛」としました。

これだけ聞くと 何か ありふれて キザで 平凡と言われますね。

 

     最初の 卒業生を 出す時 

 

  とんとんむかし 50年も前 嘗て 私が 先生をしていて 最初の 卒業生を出す時 子どもたちと一緒に 記念の漢字を 考えたんです。

 

 その時 私は 迷わず「愛」と書いたんです。

でも、その時は あまり評判は よくなかったんです。当時は 昔?で この「愛」という言葉は 何か いやらしさ?を表現する ニュアンスが 感じられたんですよ。今とは、感覚が違う部分もありますね。

 

 でも、私は「立教大学」で学び、 校歌「栄光の立教」の 2番は 「愛の魂 正義の心・・・」で始まるんです。キリスト教の学校なので 「愛」という言葉が ごく普通に 使われていたんですが・・・

一般的では なかったんですね。

 

    「愛」は ありきたりで 意味が 薄い?・・・

 

  その後、また感覚が 違って いい意味で この「愛」が やたらに 使われるように なりました。

 半面 何でもかんでも「愛・愛」で、先に書いたように、キザで ありきたりで 平凡で「愛」の意味が 軽くなってしまいましたね。

 

            A I  の 時代だから  こそ

 

 今の時代 私が思うに A I などが 先攻して 何でもかんでも 効率性 最優先で 更に資本主義経済の歪みで、金銭第一主義になってしまいましたね。

 

      真の資本主義とは 互いに 切磋琢磨して 成長して行くんです。

 ところが ゆがんだ 資本主義とは 相手を蹴落として 成長する・・・になってしまったんです。

 

 お金があって 合理的に 生きることを 最優先する 時代になってしまいました。

言い換えると「人間の心」崩壊の時代になってしまっって いるんですね。

 

  まあ、「金銭」に絡む犯罪の 多いこと 多いこと。

 お金がないと 生きて行かれないので、平気で 他人を殺してまで「金銭」を奪うんです。

「命」より「金銭」が 大切なもの に なってしまったんです。

 

   漢字も「現実的」で夢がない

 

  因みに 一般の 今年度 2には「米」 3位は「高」

  どれも、現実的な「言葉」です。

  漢字に「夢」がありません。

 

   昨年は「金」が 1位でした。 「金メダル」の金の意味もありますが、金貨 お金の意味合いの方が強いかもしれません。

 夢が「お金」だとしたら、やっぱり寂しいですね。

 

   心を 追っかける「漢字」

 

 だから 私の「漢字」は「心」を 追っかけたいんです。

 

 すると そのものずばりの「心」「夢」「望」「誠」「真」「正」「義」などが出て来ますが、

私は やはり「愛」を選んでしまいます。

 

 人間 如何に 生きるべきか 究極的に 何年か前にも 同じことを書きましたが「愛」しかないんですよ。

 「人間愛」です。

 互いに 相手の 人間性を 心を 認め 尊敬しあう 事から 争うことは避け 平和が 訪れるんです。

 

  だからこそ 今、求められているのは 如何にして「人間の心」を 取り戻すかに あるんですね。

 だから、軽い意味の 平凡な「愛」ではなく、真の意味の「愛」という言葉を 皆さんと共に 考えて 頂きたいんです。

  

   12月18日(水) 師走 大雪   鮭魚郡

 

   大好きな「おはなし・語り演目}は・・・・

 

 今年も 間もなく 終わります。

 この 一年間 様々な場所で 沢山の「おはなし」を 語ったんですが・・・

「語り部」は より 沢山の「おはなし・演目」を 語れるようになるといい・・・という考え方が 有ります。

 

 しかし、私の想いは 少し 違うんです。

勿論 沢山語りながら・・・自分の好きは「おはなし・演目」を、より しっかり語れるように訓練し、自分の 得意な「おはなし・演目}を 創っていくことだと 思うんです。

 

  そこで 今年に限らず 自分の 好きな、得意な「おはなし・演目」を 整理してみました。

 

 ① 「天狗わらい」 ②「天狗の湯」

  ダントツの 一位、二位ですよ。

 

  兎に角 「天狗話」が 好きなんですが 先ず 格好いいですね。

お話の中に「天狗」という 大主人公・ヒーローがいて、悪を退治し、

善い人を助け 力になるんです。 文句なしに 格好いいんです。

 

「天狗わらい」では 豪快に 「ウワッハ、ウワッハ」と呵々大笑し、悪者を戒めるんです。

「天狗の湯」では 吾平と おっかさんの 絆。 それを 嬉しく思って 力を貸す 優しい 大天狗さまの 温かさ。 格好いいですよ。

 

  だから、格好よく 堂々と 語りたいんですよ。

 

 ➂ は やはり「天狗ばなし」で、「天狗のつぼ」です。

   人間の「善意」を引き出す「不思議な壺」です。そして「欲張りへの戒め」もあります。

 

④ 「天狗つぶて」 

➄ 「天狗つるし」 

   何れも「悪行」への 戒めです。 「悪者」には 強い 怖い天狗さまです。

 

⑥ 「天狗の大岩かくし」  

  畑の邪魔をする大岩を 何処かへ運んで行ってくれて、困っている人を助けてくれるんです 

 

 この後は「天狗さま」は 少し 待ってもらって・・・

 

⑦ 「盗っ人の耳つき板」

 盗っ人「悪太郎」が 耳が板戸に 、くっついて離れなくなったんですが、 この悪太郎 最後は 修行に耐えて「大僧正さま」になるんです。 

  矢張り「悪」は 滅び 心温まる いいお話です。

 

⑧ 「でいだらぼっち」

  帝の命令で でっけい法師が 蝦夷の地へ「富士山」を獲りに行くんです。

  横山で ひっくり返して 富士山は 甲斐と駿河の 間に 腰を下ろして動かない

 今「トウキョウ」から 富士山が 見えるのは でっけえ法師のお陰なんっです。

 

⑨ 「くらぽっこ」

 遠野の「座敷童」に対して 武蔵野の くりくり坊主の「くらぽっこ」。

 この「くらぽっこ」が  おる家は「家内健勝・裕福」だというんです。が・・・

 

➉ 「石 芋」と「開運たこ杉」

 この二つが 同時で ベストテンの 最後を飾ります。

 

「石芋」は 弘法伝説の代表で 欲張り婆さまが「芋」を 独り占めしたくて、弘法さまに「石じゃ」と 嘘をついて、夕餉の鍋の中の芋が みんな「石」にされてしまう。後に  弘法さまにお詫びして 元の芋に 戻してもらうんですが・・・・・

 

 「開運たこ杉」は 参道の邪魔で 引っこ抜かれるというので 自ら 根っこをタコの足のように丸めて 道を開いた・・という 矢張り「天狗」が出て来ます。

 

 これらの はなしは どれも 何時でも 何処でも キチンと 語れます。

 

  他にも これらに 準じる 好きで 語れる いい話が 沢山ありますよ。

 

 「とんがらし地蔵」「一反地蔵」「おちゃめ地蔵」「華川の泣き地蔵」などの 地蔵ばなし。

「あとかくしの雪」「あとつけぽっこ」「極楽寺の一里鐘」「小比企の三太郎」「炭焼き三太郎」

「峠のきつね」「こんぴら狸」「おびんずるさま」「暴れ絵馬」「笛の彦兵衛」「日野っ原の鬼婆」

「カラスの源さん」「長寿の里」「紅葉の縁結び」等々

  思いつくままに ダラダラ書いているので 様々な ジャンルが 混じっていますが、

  まだまだ どんどん 出てきそうですが・・・きりがないので 止めます。

 

これらの話も チョット確認だけすれば どれも みんな 何時でも 語れますよ。

 

 どれも 楽しい 日本の 民話 伝説で 「古き良き日本」のお話です。

今の時代 ややもすると  忘れられている 大切な「日本人の心・良さ」なんですよね。

 

 「むかしばなし」を聴いて 「日本の美しい心」を 思い出してください。

   12月16日(火)師走 大雪  熊蟄穴

 

  早いもので 今年も あと15日です。

 でも、お正月は まだまだ  先のような気がするんですね。

 年賀状を ポストして、やっと少し お正月気分を 感じていますが、まだ、ピンと来ません。

クリスマスが 終わったらでしょうか。

 

    高尾 599で 最終語り

 

 昨日 高尾599ミュージアムでの「おはなし会」で 我が「語り部の会」も今年 最終語りになりました。

皆、張り切って 開始一時間前には 会場に参集したのですが・・・・・

 

 お天気が最悪でした・・・・夜中には 東京地方 初雪があったようで・・・朝には 溶けてしまって全然 その跡はありまあせんでしたが・・・午前中は 氷雨 午後は晴れ間・・・という予報でしたが・・・兎に角 寒いんです。

 

    高尾のお山は ガラガラなんです

 

 通常であれば、一年中 寒暖に関係なく 休日は 京王線は 大混雑 高尾山口駅を降りると 朝から 晩まで 「人ヒト人」なんです。午後3時頃からは 帰る「人ヒト人」で 座席を見つけるのに一苦労なんですよ。

 

 ところが、昨日は その「人」がいないんです。

  電車も ガラガラで、駅を降りても登って行く人は ぽつん ぽつんしか いないんです。不思議な現象?という感じ。

 

  おはなし会場の 599も 普段は 人で 溢れているんですが・・・・今日は こっちも ぽつん ぽつんなんですよ。

  お天気の 影響って 凄いって 改めて 思いましたね。

 

   13:30~ 第一部のおはなし会が  始まるんですが

  最初の お話 見習い天狗が語る「天狗つるし」

   お客様席には 3歳くらいの女の子と ご両親の ご家族3人。   と 中年の ご婦人 お一人の 合わせて 4人が

座っているだけ・・・・

 

  「高尾のお山の 天狗さまの 話だぞう!」と 始まったんですが・・・反応なし・・・・

 女の子に 「天狗さまって、何人おるか 知ってるかのう・・」って 話かけたんですが 何か、怖がっているようで 失敗!

大勢の中だと 結構 それなりの「いい反応」は 感じられるんですが。

 

  見習い天狗 大いに張りきって 大熱演するんですが・・・・逆に 白けてしまって 空振り三振。

 

      お客さまは お一人になって   しまいました

 

   二人目は   大ベテランの 女性語り手。 先程の 家族連れは ここで退席・・・聴き手は 一人になってしまいました。

 

  呼び込み係が 必死にお客さまに声掛けして 途中から やっと 8人まで 増えましたが それが 限界・・・・

 

   兎に角 599ミュージアムの中に 人がいないんです。 テーブル席の付近に  ぽつん ぽつん 

 

  何年も この 599の会場で 「むかし語り」をやっていますが こんなことは 初めての体験です。

 

   こんなことで 折角 楽しみに迎えた 「今年最後の おはなし会」は 寂しく終わってしまったんですよ。

 

    まあ、こんなこともあるんですねえ!

 

    高尾のお山に 人が 来ないんですから どうしようも ありません。

 

      「語り部の会」は 敗けません

 

  でも、我が「高尾山 とんとんむかし 語り部の会」は 健在です。

    殆ど 他に人のいない 599テーブル席で 我が会員 7名 真面目に?楽しく反省 お喋り会 お手製の アップルパイあり、高尾饅頭あり クッキーあり・・・パクパク  モグモグ お喋り・・・

 

 仲間の「語り」を 認め合い 褒め合った上での 反省も キチンと・・・

  会場に相応しい「演目選び」真剣に・・・・・

 時が経つを忘れました。    4時 599 閉館の時間です。

 

  お客さんが いなかったのは 致し方なかったですが 有効な反省会も持てて  

 

   今年度 599 おはなし会 は へい しまい・・・ 

 

 

    12月12日(金)  師走 大雪      熊蟄穴

  今 熊騒動が 話題ですが 正に 熊が穴に蟄 頃なのですね。

 

  つい先日 12月8日 この日。 アメリカでは 日本の「原爆の日」と 同じように 先の大戦のきっかけになった「日本のパールハーバーの攻撃の日」として 反日感情を高めているんです。

 一般的には 日本人には 関心が薄いのですが・・・・もっと、考ええるべき 日本が「真珠湾攻撃をした日」なのです。

 

     「くらぽっこ」を 語る

 

  くりくり坊主で 一年中 綿入れの チャンチャンコを着た 豆神さま「くらぽっこ」 

可愛くて ユーモラスで 尚且つ 幻想的で 私の 大好きなおはなしの 一つなんですが・・・・


     近くの 小学校「絵本の森」での 朝語りで 聴き手は 2年生でした。

 初めに「くら・蔵」を 知っているか 確認したのですが 殆ど知りません。

  そこで 古い昔の大きなお屋敷には 母屋と蔵がある話をして その「蔵とぽっこ」を結びつけました。

 

      この「おはなし」の良さを どう感じさせるか・

 

  この「よさ」を 小さい子どもたちに どう 感じさせるかが 課題です。

  もう少し 学年が上になると「遠野」の民話 「座敷童・ザシキワラシ」と対比させて 関心を 引き出せるのですが・・・・

  2年生では 殆ど「ザシキワラシ」知りませんね。

 

  豆神さま 妖精のような 可愛い ちっちゃい 神さま。

 

    幻想的で 仄々とした 温かい世界

 

 子どもたちに 頭に中に 絵で描いてごらん・・と 呼びかけました。

 みんな 頭に 手を置いて 「いい顔」をしていました。 きっと「素敵な 可愛らしい 豆神さまが イメージ出来たんでしょうね。

 こんなことを最初にやって、お話を 進めて行ったんです。

そして、「くらぽっこ」がいる家は「みんな 健康で お金も貯まって」幸せになれる・・・と繋がって行くんです。

 

  何とも言えない 幻想的な ロマンの世界・・・・・

 子どもたちの心に 何か 仄々とした 温かいものを 育てますね。

 

   ある子が「くらぽっこ」て 男?女?って訊いた子がいました。

 ある語り手は 神様だから 男も女もない?・・・て答えたんですが 感じからして「男の子っぽい?」子も知れませんね。「ザシキワラシ」は 「女の子っぽい?」・・・・

 

    それって 「嘘」ばなし でしょう

 

  ところがです。別の学校で 4年生ですが・・・・

   それって 本当の話ですか そんなの いる訳がないでしょう。 「嘘」の話でしょう・・・という子が いたというんです。

 

  確かに この素敵な話。 現実的には ないかもしれません。

 でも、そう感じては「もともこも」ないんです。

 

  確かに 最近の子には この様な「現実的な子」が 多くなったことも 事実ですね。

何でも かんでも A  I A I   と 騒いで 機能的で 合理的なことを由とする 傾向が多いんです。

 

  だからこそ・・・

 「くらぽっこ」の ロマン 子どもたちに 感じさせてあげたいですねえ。 

 

    12月7日(木)  師走 大雪 閉寒成冬

   きょうも快晴です。 気温は 低いのでが 陽の入る家の中にいれば 結構 温かいんですが、外に出ると やっぱり 風が冷たいんです。

 

   「語り」は 魅せる

 

  「むかしばなし」の語りを 続けていて 「これでいい」という所までは 中々 辿り着かないんです。

そこには 物凄く 奥が深い 何かが あるんです。

 

 「語り」の良さは 「読み聞かせ」では 出来ない、語り手と、聴き手の コミニケーションとよく言います。

「語り手」が 語りかけて、「聴き手」が それに応えて 反応することですね。

 この繰り返しで 「おはなし」が進んで行くんです。

 

   「聴き手」を引き付ける「何か」

 

   その為には「聴き手」を 引き付けないといけないんです。

 では 引き付けるためには どうしたら いいか? ということなんです。

 

 率直に言って、聴き手の心を動かす「何か」があればいいんです。

それが「魅せる」ということなんですねえ。

 

 「魅せられれば」黙っていても 食いついて来るし、 それが、なければ 幾ら 見て見て・・・と言っても 食いついて来ません。

 この「魅せる」の一つに「言葉」があります。

「魅せる言葉」選び 重要な課題です。

 喋る 語る 原稿の中に この「魅せる言葉」探し 重要な テーマの一つです。

 

 今回は これには 余り深入りしないで

 言葉以外の 魅せるものを探して行きましょう。

 

   アクションで 魅せる

 

  その一つに「動き」があります。

 「魅せる言葉」を伴った アクションです。

 

 自分自身の反省点は オーバーアクションで「わざと」らしくなって、」白けてしまう・・・ということなんです。

じゃあ、動かないで「言葉」だけで 勝負するかというと これは 難しいです。

 

  力説すると 自然に 手が動いて来ます。「あれです」それでいいんです。

 でも、この自然な動き、 実は 易しいようで 意外に難しいんです。

 

     オーバーにならない 最高の アクションを・・・

 

  オーバーにならない範囲での 最高のアクショ演じた方が「魅せるんです」を この自然な動きの中で探ることが 語り手の 現実の いちばんの課題なんでしょうね。 

 ですから、「自然な動き」プラス 微妙な α(アルファ)なんでしょうね。

 

 演劇ではないんです。  お芝居の 最高の演技では 語りでは 演じ過ぎになってしまうんです。

 

 しかし、演じて「魅せるんです」

  難しいですねえ。奥が 深いですねえ。

 まあ、こんなことを 「ああでもない」「こうでもない」と 毎回考え乍らやっているんです。

 

  でも、結論は 簡単に言って、「楽しければいいんですよ」

  「語り手」も「聴き手」も・・・・

 

   屁理屈なしに、自然に  楽しくやれば 「魅せる」のかも 知れませんねえ。

 

 

  

 

             12月4日(木)  師走  小雪 橘始黄

 

 今季最大の寒波とか・・各地で 大雪被害・・・・東京も,最高気温が 10℃になりません。 お天気は 快晴! 

   でも、外は 空気が 温まりません。 冷たいです。

 

         年賀状を 書く

 

毎年、この時期・12月の初めは 年賀状に 追われます。

今年は 例年より減らし 250枚 購入しました。

 我妻は 自分で 競馬場へ行って 馬を写生して来て「馬の顔」アップで描きました目が綺麗なんです。

私が PCで 印刷しました。 35枚 持って行ってしまいました。

 残り 220枚。 足りなくなったら、また補充します。

 

                      「天狗の写真」の 取り入れ

 

  毎年「むかし語り」の場面を 選んで「写真」を取り入れ 

 簡単な 文章を書き 手書きを入れられるスペースを十分に開けて印刷です。

 

 今年は 天狗わらいの バックに でっかい「天狗の顔」の入ったものを 選びました。

 文章も 簡単に 「寄る年波に勝てず・・・・・天狗のおじいさん やっています」というものです。

 

  結構、大変な作業ですが、 ああだ、こうだ、と 楽しんでやっているので 苦には なりませんよ。

 

    「賀状」廃止の傾向ですが・・・私は・・・

 

  最近の傾向としては「年賀状は 廃止」なんです。

 昨年頂いたものの中でも、今回で「最後にします」・・・・という方が 結構の数いるんです。

  高齢の為というのも ありますが それだけでは ありません。

 

  私は 止めたくないんです。 減らしたくないんです。

 

    逢えない方々と 「賀状」を通して 繋がっている

 

 現在 一緒に活動中の「とんとんむかし」の 語り部仲間には 全員書きますが。  、

 

  残りの方々は 普段は 逢えないけれど 縁を切りたくない方々ばかりなんです。

 前回書いた「年2回の 高尾のおはなし会」に来て下る方々には 書きます。

 

 その他 何十年 お会いすることはないけれど、「賀状」だけで 繋がっている方々が 結構な数いるんです。

 

 恩師の方々は 殆ど亡くなりました。 同世代の仲間は 随分減って 少なくなりましたが、若干残っています。

大切に 繋がっていたい方々なんですね。

 

 あとは 沢山の 小学校の教え子 数は切りがないのですが、気になる者には こちらから書きますが 多くは 先方から来たら返事として「賀状」を 後から書く方々も 多いですね。

 

 大学の教育実習で 関わって「先生」をしている方々、結構な数いますが、矢張り 気になる者には こちらから出しますが、来たら返事組も 多いです。

 

 ある意味 儀礼的ではありますが 親族にも ある数 書きますね。

 

  そんな事で 200枚くらいでは 足らないんですよ。

 後で 補充品といけませんね。

 

   先程書いた「語り」を 聴きに来てくれる方々には そのお礼と これからも是非・・・・と書きますね。

  また、何十年も 会っていなけれど、大切な方々には こちらの近況を連ね「お逢いしたい・・・」と願いを書きます。

 

     間もなく 90歳になります 

      元気な フリをして 「とんとんむかし」やってます

 

  また、今年 特に 今まで書かなかったことは・・・・

 間もなく 90歳を迎えます。

  正直 足腰も痛く・・・耳も悪くなり・・でも、「元気なフリをして・・むかし語りで 天狗のおじいさん 続けています。

 

  なんて いうことを 書いちゃいました。

 

        頂いた「賀状」を 見る楽しみ

 

    そして、もう一つの楽しみは・・・

   私も書くので 結構な数の「賀状」を 頂きます。

 

   だから、特に 逢うことのない方々の それは その「お顔」を 「近況」を 思い浮かべながら ニコニコ しながら、読むことなんですねえ。

 

  それと、先に触れた 先生組の 問題を抱えていている と予想され 返事組にされた方々への 返事書きが また 大変ですが  実に楽しいんですよ。

    11月24日(月)霜月 小雪 虹蔵不見

 

 ムラサキの ランタナが 寒さで震えているんです。奇麗ではありますが 何か 鮮やかではありません。

 メインツリーの ハナミズキが 葉っぱが 赤くなって来ました。 

 

    紅葉まつり とんとんむかし話 おはなし会

 

    今年最後の   三連休の中日 24日は勤労感謝の日 私たちの「紅葉まつりおはなし会」でした。

 曇り空の高尾のお山は 上も下も 満員電車のような 混雑で ケーブルカーに乗るのに 1時間は 待つ感じでしたね。

 高尾山は 何で そんなに人気なんでしょうね。

 

    大混雑の 高尾の お山

 

  都心から 交通の便もよく 実際より近く感じる 気軽に行ける  手ごろな 東京の美しい自然なんですね。

 特に 今年の 混みようは 異常で 「お蕎麦」を 食べる予定だった方々が 諦めて「おにぎり」にして、駅前のコンビニでは、「おにぎり」の仕入れが 倍増したって 言っていた と 聞きましたよ。

 

 そして、私たちの おはなし会も、毎年 この日 11月23日 勤労感謝の日に 行われるんです。

 

      私に 逢いに 来てくれるんです

 

  毎回そうなんですが 私の出番 第二部の最初、少し前から 座席が 埋まり始め、司会者の「笛の彦兵衛」○○が語ります。コールの時は 満席。 全80人くらいの席の内 お子さんも入れると 私の関係者が 25名以上いるんです。

 

 そして 私の出番が終わると 空席が出て来るんです。

 困った現象は 毎回なんですが・・・・。

 

 私の関係者の内訳は 小学校先生時代の教え子。 大学通信の 教育実習の教え子(大体が現役の先生)。 それに、今、「絵本の森」で 関わっている 地元「府中」の小学校の関係者。

 

  嬉しいことなんですが、その多くが 直接の関りが 終わった後でも 関りが 切れないんです。そのまま 繋がりが 続いているんです。

 だから、一応 大きなイベントがあれば 来られた30%くらいは 案内メールなどして、来られた方ですが 他の多くは 毎年あるこの日を 予定に入れていて 事前に 向こうから 確認の連絡がある方もありますが、多くの方々は、黙っていても 来てくれるんです。

 

 会の 他の方には 本当に申し訳ないのですが、「おはなし」を聴くよりも、「私に 会い(逢い)に」来てくれるんです。

「会う」より「逢う」の方が ずっと 多いんですね。

 

 そして、「語りの会」を媒体にして 年に2度 4月の「若葉まつり」と 今回、 私との顔合わせを 楽しみにしている方々が 多いんです。

 

  ほんの 僅かな 接触の時間しかありませんが、お互いの健康を よろこび合えるんです。

 ご都合で 来られない方も おられますが 必ずメールで 知らせて来ますね。

 

  ある意味 もうすっかり 仕事面では 引退している 私を 慕って 顔を見に来て下すことは 嬉しい限りなんですが・・・

 

     「むかし語り」が 好きになって下さい

 

  それだけでなく 私のする「むかし語り」に 興味関心を深めていただいて、一部の方は そうですが 多くの方が「むかし語り」そのものに 興味関心をもって、聴くこと自体を お楽しみいただけると 更に 嬉しいのですが・・・・ 

 

  そして、今回は 「語りの初めに こんな話を してしまったんです。

 

      間もなく 90歳になります

 

  足腰の痛みだけでなく 最近は「語り」そのものも、咬んでしまったり、言葉が出なくなってしまったりすることが たまに あるんです。  大きなイベントでの「語り」は これで 最後かも知れません・・・・と。

 

 そうすると、プログラム最後の 感想発表会では その多くが 私に絡む話で  皆さんが「まだまだ 大丈夫です。是非 続けてください・・・」・という訴えだったんです。

 

  正直 涙が出る程 嬉しかったです。

 

 「出来得る限り もっと、もっと 頑張ります・・・・」と 応えていましたが・・・・本当大丈夫か 心配です。

 

 差し入れも沢山頂いて 物凄く 楽しい 嬉しい一日が 終わりました。

   11月19日(水)  霜月 立冬 金盞香

 

  鉢植えの シクラメン ビオラなど、季節と 関係なしに 良くさて 玄関脇を 華やかに彩っています。

何か、いい感じです。

 

   みんな「いい人」

 

  ある 高齢者への 対応

 

 散歩の帰りに 我が家の近くの 路上で 自転車に乗ったっまま、動かない老人が いるんです。

その時は ちょっと気になったが  そのまま 家まで戻ったんですが、やっぱり 気になって 戻ってみると、矢張り そのままなんです。

 70歳過ぎ位の 男性なんですが、声をかけると 体調がおかしくて 動けない・・・というんです

電話番号を訊いたら、近くのアパートで 一人暮らし・・というんです。

 

 すご前に セブンイレブンがあるので、そこで、相談すると 直ぐに出て来て、「ああ、この方なら 知っています、お店の常連さんで 直ぐ先の アパートまで 知っていました。

 

 取り敢えず 部屋まで 連れて行こう・・・と したんですが、中々 思うように 抱えられないんです。

 

 そうこうしていると 自転車で 通り過ぎようとした 高校生風の男性が 自転車を降りて その高齢者を 抱えて運ぶのを 手伝ってくれたんです。

 そこへ、また 別の 自転車の 青年が やはり 抱えるのを 手伝うんです。

 

 中々思うように 動けないでいると また別の 今度は女子の 若い主婦風の方が 様子を見て 交番?救急車?に 連絡してくれているみたいなんです。

  セブンの店員さんは 出前を何度も しているようで 一階の部屋まで 分かっているようで鍵を借りて 先に行っていて、 

皆で 抱え入れた高齢者に 一生懸命 様子を 伺っているんです。 みんな 自分の自転車は そのまま 道路の端に 置きっぱなしで・・・・

 ややもすると 警官が 到着 その後 直ぐに 救急車も 到着・・・・

 病院に 搬送され、 セブンの店員は 別の店員に お店は任せ 自分は 病院まで 付き添うといううんです。

 

   私が 感心したのは この短時間に まあ、見ず知らずの 多くの方々が 何の躊躇もなく その高齢者の為に 動いたことなんです。

 

  みんな「いい人」だなあ・・・と つくづく思いましたね。

 

     私が バスに乗ると

 

  私(89歳)は 膝が悪く 歩行が 大変なのですが 「杖」を つきながら、結構 出かけることも 多く バス 電車にも 良く乗るんです。

 

 バスなどでは 私が 乗り込んだ途端に 必ず 何方かが サッと 立ち上がって 席を 譲ってくれるんです。

時には 複数人が 同時に 立ってくれるんです。

 

 バスは 私が 座り終わるまで 動かず 待ってくれるんです。

そして、アナウンスで 「お気をつけ下さい。ありがとうございました。」言ってくれるんです。

 

 バスの中が 爽やかな いい感じになるんです。

 

 バスの 運転者さんを含めて みんな「いい人」だなあ…」と つくづく 感じるんですよ。

 

 

  逆に まあ殺人など 凶悪事件の多いこと 多いこと・・・・

 でも、犯人たちも 本当は みんな「いい人」なのに、そうせざるを得ない 何かが あったんでしょうね。

 

 

  

    11月8日(土) 霜月  立冬  山茶始開

 

 暦の上でも「冬」ですから 当然ですが 寒いです。

昨日は22℃で きょうは 16℃ですって、何と 6℃も 下がっちゃったんです。

 インフルエンザの流行が 例年より ずっと早いんです。

  昨日、予防接種を したんですが 2週間経たないと効果が出ないんですって・・・

 気をつけなくっちゃ・・・・・

 

   開運 たこ杉

 

 昨日 k保育園の 定例おはなし会で 年長さんが、一週間後に 遠足で「高尾山」に行くので 「開運たこ杉」の お話をして来たんです。

 

 ケーブルカーを下りて ずっと続く 杉林の 直ぐの所にある、高尾山で 一番 有名な「大杉」の お話なんです。

 

     その  あらすじは・・・・

 

  「薬王院」を開いた 俊源大徳さまが 天狗衆の手を借りて 沢山の人が 参拝に来易いように「参道」を 綺麗に 造り直しておるとな 杉林の入り口の所に 寿千年の大杉が 根っこを 参道に 大きく伸ばしていて 人の通る邪魔をしておるんじゃ。

 

 こりゃあ困った 何とかしなくては・・・・

 きょうは もう夕方だから、明日の朝 いちばんに この根っこを 引っこ抜けべえ・・・・

 

  それを聞いた 大杉は 初めは起こったぞう・・・

 「おれは 寿千年の 大杉じゃあ,」引っこ抜くなんてとんでもない・・・・」

 でも よく考えると 「人の通る邪魔をしているのでは いけないなあ・・・・」

 

 そこで 夜の間に いろいろ考えて ある工夫をしたんじゃよ。

 

    翌朝 天狗たちが やって来て 驚いたあ。 あの 参道を邪魔していた大杉の「根っこ」が 無くなっているんじゃよ。

 よくよく見ると 何と、あの「根っこ」が タコの足のように くるくる丸まって 大杉の 根元に 固まっているんじゃよ。

 

  それが 丁度「タコの足」のようなのでみんなは「たこ杉」と呼ぶ様になったんだと。

 

そして、道を開き 運も開いたということで 「開運たこ杉」と 呼ばれ、周囲から 親しまれたということじゃ。

 

  参拝の人々が ここへ来て 「おーい たこ杉よう」と声をかけると 「よく来たなあ・・・」と返事が 返って来るような気がしてな、いいことが あるちゅうことじゃ。                 

                                             へい  しまい

                                                                                                   

   純粋な 子どもたち みんな たこ杉の前で ニコニコ笑顔で くるくるタコの足のように 丸まっている 根っこを見て、今度は、大杉の 上の方を見て 「お~~い タコ杉 よう」と声をかける様子が 見えて来ます。

 

  そして、心の中に 「よく来たなあ・・・」という タコ杉の声を 感じているんでしょう。

 

 

 

 

 

    11月 3日(月) 文化の日   霜月 霜降 楓蔦黄

 

 中高大の一貫校で育った 自分は この日は 毎年「学苑祭」を やっていたんです。

そして、この日は一度も「雨」が降らないんです。

 前日2日には「バザー」で賑わい、3日は 様々な「展覧会」「模擬店」も多く出て

更に 盛り上がり、我が青春の 一ページを 飾っていましたよ。

 

    ドジャースの つき? 運? 空気?

 

  前回 world series の 面白さ 凄さ について 書いたんですが、その続きみたいに なっちゃいました。

 

  ナショナルリーグ 覇者 ドジャース。

  アメリカンリーグ 覇者 ブルージェイズ。

 

 ブルージェイズ 3勝 2敗  で 

 

                   ドジャーズ 崖っぷち・・・・

 

 数字的に見れば 両者の力は 五分五分。  最初の カナダのトロントでは 1勝 1敗ですから、ドジャースの ホームタウン ロスアンジェルスで ブルージェイは 1敗したのち 2連勝したんです。

 

 だから、本拠地 カナダ トロントに帰っての 第6戦 3勝  2敗 の ブルージェイは あと 1勝 で 優勝なんです。

 客観的には どう見ても ブルージェイ 有利 優勝の可能性が 高かったんです・・・・・

 

  ところが カナダの 客席の 90%が 敵の ドジャースが 最終戦は 延長戦で 見事 2連勝して 逆転 優勝してしまったんですよ。

         結果的には こういうことなんですが・・・

 

           観ていて ヒヤヒヤ・ドキドキ の連続・・・・

 

 実際に テレビで 観ていると  どちらに 転んでも おかしくない場面が いっぱいあったんです。

 

 ヒット一本が 出る 出ない。    内野に 強烈は ゴロが飛んで あと 5センチ 左か 右で 勝敗が 違ったんです。

外野に ボールが 跳んで 野手 二人が ぶつかり合って 捕った 落したかで 優勝か 敗退か が決まっちゃうんです。

 

   これは 何?  ついてる? 運?  そうなる 空気?があった? 

 

   第三戦で 18回延長の 結末の凄さは 前回 書きましたが・・・

 

 今回は 7回終わって  4-2で ブルージェイ リード。 

  大谷が 3ランホームランを浴び 更に加点され、何とか 2点は 返したものの、 ドジャースの敗戦 濃厚。 

    ブルージェイの 世界一が 目の前・・・と多くの者が 思っていた筈なんです。

 

 ところが 8回、 マンシーが ホームランで 一点差。9回には 普段殆ど活躍することのない ロハスが ホームランで 同点・・・再び 延長戦になってしまったから、凄いんです。

 

  これって  運?  つき? そうなる空気?

 

 9回途中からは 常識では 考えられない 山本がマウンドに 出て来ました。 前日 9回 完投しているんですよ。

だから、本調子ではありませんよ・・・・・ デットボールも出して、ワンアウト 満塁の大ピンチです。

 ヒットが出れば サヨナラ負けの場面。 

 

   ですが・・・・何とか 0点に抑えました。 観ていてヒヤヒヤの場面でした。 。

 

 そして、11回表、スミスが ホームランです。 彼は 以前にも、打っていますし、ここぞという時に 打つんです。

 

  これで 勝ち越しです。 

 

 そして、最後です。山本が 続投。

 ところが いきなり JRに でっかいのを打たれて ワンナウト ランナー 3塁 1塁・・・

 

    同点か 逆転の大ピンチ・・・・

 

  ハラハラ・ドキドキ・・・が続きますねえ。

 

   そこで、 山本は 長打力のある キルクを ツウストライクに 追い込んだ後 ショートゴロで ダブルプレイに打ち取り やっと、やっと ゲームセット 試合が 終わりました。  

  山本が 天を仰いで 歓喜の 雄叫び・・・ 世界一です。   world series チャンピオンです。

 

    結果的に 山本が このシリーズ 3勝して MVPに選ばれましたが 勿論 実力は ありますが 

 

     その時々の 場面では

          運? つき? 空気?が・・・

 

   長い時間でした。  本当に 観ていて くたびれました。

 

    でも、近頃 これほどの 充実の時間は ありませんでしたね。