(1255) 人間教育の 欠如 | Miyabiomi天狗の風

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傘寿を過ぎ、今、これからの日本を支えて行く子どもたちが、正しく育っていくために。先ず、大人がしっかりしなければ!と、言いたいことを、易しい言葉で叫びます。

   6月 4日(火) 水無月 小満 麦秋至

 

  花屋さんの店頭には 様々な「アジサイ」の鉢が 並んでいます。

 我が家でも「アナベル」が うす緑が  白っぽく変わって来て 鮮やかさを増して、大きく 主役に君臨しています。

 「カシワバアジサイ」は 雨に打たれると 直ぐに 三角帽子が うなだれてしまうんです。

 少し落ち目ですね。 

 

    人間教育の 欠如

 

 私の 今 在るのを 支えて下さっているのが 明星学苑 創設者であられる「児玉九十」先生なんです。

 先生の教えは 難しい教育学ではなく 日々 毎日の 平凡な暮しの中での、人間の 生き方を教えてくださっているんです。

 

 「健康・真面目・努力」を校訓として、小学校では「正直な良い子」を 教室 正面に 掲げ、お腹の下に 力を入れて 物事に集中する「凝念・ぎょうねん」の精神を 体験させてくださいました。

 

 毎朝のお話は 社会の 犯罪 事件を嘆き 人の在るべき 正しい道」を 淡々と話されておられました。

 何がいけないことか 何が良いことか じっくり語られておられたんです。

 

  今の世の中 日本だけでなく 世界中の人間に この話を 聴かせてあげたいと願うのです。

 

   過当な 金儲け競争が 人間を 変えてしまう

 

  今、世界は 資本主義経済が おかしくなっているんです。

資本主義 そのものは 間違っては いないんです。ただ、その具体的な活動で 金儲け競争が 歪められてしまったんです。

 

 お金儲けは 生きて行く上で 正しいことです。でもそこには 秩序があります。

しかし 今は、その金儲けが 過当競争で、相手を 窮地に追い込んで 、自分だけが 勝ち抜こうと なり過ぎて、法すれすれのところで いや、法を犯してまで、競争相手に勝つことに 終始する 経済活動が行われているんです。

 

また、そうしないと この争いに負けて 経済破綻に陥り、生きていけなくなるのです。

  経済格差が 益々 大きくなり そこには 「正しい人の道」など 在りません。

 

 人間の考えた方が、常識という言い方もできますが、変わってしまたんです。

 

まあ、日本だけでなく 世界中が 犯罪大国です。

 盗み、殺人事件の多いこと、多いこと。ニュースを見ても 昔?ほど、いけないことだ、大変なことだと 感じなくなってしまったんです。

 しょうがないなあ!と言いながら、どこかで それを認めているようなことは ありませんか。

 

相手の立場を考える「人の道」は  そこには ありません。 

 

 そこには より 効率的 合理的 機能的 な活動が 求められ 心が触れ合う経済から 機械が 機器が触れ合って、物事を解決する時代になってしまったんです

 

        AI が SNS が・・・・

 

 A I が 人間に代わって、どんどん 物事を判断し 解決して行くんです。

そして、そんな中で、出て来るのが 心の通わない 機械的な 効率第一な判断。

 

 このことは「人の道」を変えることに 拍車を掛けます。

 

更に、 間違った情報からの フェイクな判断が、それに輪をかけての SNSなどの インチキ情報の拡散。  何を 信頼して 仕事をすればいいのか さえ 分からなくなってしまうんです。

 

  そんな時だからこそ、素朴な初心に戻って「人の道」とは何かを しっかり考えて 正して行かないといけないと 人間が 人間で なくなってしまう のでは ないのでしょうか。