Miyabiomi天狗の風

Miyabiomi天狗の風

傘寿を過ぎ、今、これからの日本を支えて行く子どもたちが、正しく育っていくために。先ず、大人がしっかりしなければ!と、言いたいことを、易しい言葉で叫びます。

    9月17日(火) 長月 白露 鶺鴒鳴

 

朝から 中秋の名月と 騒いでいるんです。でも、満月は明日とか? よく分かりません。

なのに 日中は 33℃と 猛暑日に近いんです。  9月も半ば 秋? 夏?

 

    4年生に「石芋」を 語る

 

 近くの小学校「絵本の森」で 4年生 二クラス合同で「石芋」を 語って来ました。

この子たち 私の語りにも 慣れ その「意」も理解して しっかり聴いていましたよ。

 

  その あらすじ・・・・

 

 ある里に もの凄え「けち」は 婆さまが住まっておってな、ある時 背後の河原で「芋」を 夕餉に食おうと洗っておったと。

 そこへ、年取った 旅の坊さまが、よろよろと、橋を渡って来られ、婆さまに「美味そうな芋じゃのう」と 声を掛けた。

 すると 婆さまは 咄嗟に 嘘をひった。

「坊さま 年こいて 目が悪くなっただか。 こりゃあ芋じゃねえ、石じゃ 石じゃ」

 坊さま 哀しそうなお顔されて、「石かや、石じゃあ 食われんのう」といって、その場を離れて行ったと。

 

 晩になって、囲炉裏に鍋かけて、芋、食おうとしたら、何と、芋が 石になってしもうたと。

 

 婆さま あの坊さまが やったんだあ。 きっと 偉え 坊さま(弘法さま)に違えねえ。

その偉え坊さまに嘘ひったあ。こらあ大変だあ。と、橋の所へ行って もういない 坊さまに向かって

 「ごめんなさい・・・」と 手を合わせたと・・・

 こんなこと 言ったのは 生まれて 初めてだったと・・・

 

 家に帰って 「食いたいなあ・・・」と 石になった芋 突いたれば、石が、芋に 戻っておったと・・・ 

 婆さま 「ありがたや‥ありがたや・・・」と よろこんだと・・・

 こんなこと 言ったのも 生まれて初めてだったと・・・ 

                                                                       へい しまい

 

   素晴らしいことを 感じています

 

 流石 四年生 終始 キラキラと目を輝かせ「いい顔」で 聴いていたんだが・・

しっかり 語り手の意図を 感じ取り 考えてくれていたんです。

 

「坊さまが 哀しいお顔で 立ち去って行かれたのは 婆さまが嘘を言っているのを分かっているのに、嘘だと言わずに 哀しいお顔をされて立ち去ったのは 流石 立派な坊さま・・」

 

「婆さまも 直ぐに 自分の嘘を認め 謝るのは やはり 立派だ・・・」

「坊さまは 心を入れ替えれば ちゃんと許してくださるのは 流石・・・」

「婆さまが よろこんだのは 許していただいての感謝と 食べられ感謝の 両方・・・」

 

 子どもたちの心にも いいものが いっぱい残った「いい顔」を 見ながら 教室を 後にしました。

 

   9月 12日(木) 長月 白露 鶺鴒鳴

 

 日本書紀にも登場する 鶺鴒(せきれい)「恋知り鳥」ともいわれ、長い尾の動きが特徴です。

 日中は まだまだ 猛暑日が続き 史上 最も遅い猛暑日になってしまいました。

 でも、 流石に 朝晩は 随分 涼しくなった感じがもします。

 

「秋」です。「実りの秋」と プラス思考にもなりますが、やっぱり「秋」は 何か 寂しいものです。

 

   599 おはなし会 終わる

 

  今月も 第二一曜日に 9月の 高尾599ミュージアムでの おはなし会が終わりました。

高尾のお山の 人気は落ちず、暑さの中 物凄い人出ですね。

 そして、帰りがけに 599に寄られ、一休みされ、併せて 私たちの「むかし話」も 聴いて下さるのです。

 

    90%は 初めての お客さま

 

 お子さま連れの方、若いカップルの方 初老の ご婦人等々、50名のお客さまの内 90%は 初めての お客さまですが 10%だけですが この会をしって 聴きに来られる方々がいるんです。

 

 我が会で出版している「とんとんむかし」を 書店で見つけて 興味を持たれ、聴きに来られた方もおり、更に関心を深められ、入会希望に 発展される方もいるんです。

 嬉しい限りでっす。

 

  何も知らないで 599に来られ、たまたま 「おはなし」を聴かれた方が どんな感想を持たれるかが、私たちの 一番 気になるところなんですが・・・・

 

 90%の 多くの方々は 「面白いですね・・・」とおっしゃるんですが それで、お終いで、それ以上には 中々進展しないのですが・・・・

 

   「語り」って 何だろう

 

 その中の 一部の方が 「語り」という形に 興味を示されるんですね。

「朗読」とは違う「読み聞かせ」でもない 「語り」って 何だろう?

 

 その「おはなし」の「想い」を 「語り手」の「想い」にして、ごく自然な「手」の動きなども加わって、「言葉」で「表情」で「聴き手」に語り掛けるんです。

 

 「語り手」は「聴き手」の反応を受けて、また、それに「想い」を 返すんです。

 

 「語り」とは 「聴き手」との コミニケーションなんです。

 

  そして、「聴き手」は 終わって おはなしが 「分った・・・」ではなく。

おはなしから「○○を感じた・・・・」と 言って ほしいのです。

 

 これは A Iでは出来ない、人間同士だからできる「技」なんでしょうね。

 

     AI には できないもの・・・

 

 今、世の中 何でもかんでも A I だあ I T だあ・・・と 人間が 間に入らず、何でも 物事を合理的に解決していくことを良しとする 時代です。

 人間が 間に入ることが 煩わしくさえなる時代です。

 

 「語り」は それに 敢えて逆らうことから、「人間」の素晴らしさを 蘇らせるものかも知れないのです

 

 来月 10月は 第二日曜日 13日 13;30~ と 14;30~の二回 また おはなし会があります

 是非 お出かけください。お待ちしています。

   9月 3日(火) 長月 処暑 禾乃登

 

 9月の「長月」は 「夜長月」から来ていると言われますが、実は多くの 別名もあるんです。「稲刈月」「菊秋月」「紅葉月」「涼秋月」等々・・・

 現実には 確かに 夜は 長くなりましたが 残暑厳しき 9月の初めですね。

 

   今の子は 大声を出さない

 

  今朝 2学期最初の 近くの小学校の 朝語り「絵本森」に行って来たんです。が、

 1年生なんですが 大声を出さないので、難聴の私には 全然聞こえないんですよ。

 

          むかしは 大声を 奨励・・・・

 

  昔?は 以前は 少し前 いや 可なり前かな? 小学校では 元気に 大きな声で話しましょう・・・といって、大声で 元気に 声を出していたんですね。

 そして、「元気があって よろしい!」と褒められていたものなんですね。

 

 ところが いつの頃からか、必要以上に「大声」は出さない。

 

   小さな声で いいんです

 

大声は うるさいし 小さな声でも 聞こえますから・・・・ということで、小声が奨励されるようになり、先生も「小声」で話し、子どもたちも「小声」で 反応するようになって行ったんです。

 

 このことは いいこと?決して 悪いことでは ないのですが・・・・

 

 時と場合にもよるのでしょうが、確かに「元気」がないんです。「溌溂」としていないんです。「覇気」がないんです

 また、言い換えると はっきり口を開けず 滑舌のいい言葉が出ないで 

何か「モグモグ」言っている・・・という風に 聞こえるんです。

 

  やはり 喋りの「基本」は 口を 大きく開けて、一つ 一つの言葉を はっきり発音することが 大切では ないでしょうか。

 

    喋りの基本を 教えていない・・・・

 

 今日の 1年生 ただ 声が小さいのではなく、この「喋りの基本」が 出来ていないのではないでしょうか。

 

 私の難聴のせいもあるんでしょうが 兎に角 聞こえないんです。聞き取れないんです。

 ただ、難聴だから 聞こえないではなく、聞き手に向かって ちゃんと 話かけていないんです。

  先生もそうですが 声を発する表情が 冴えないんです。生き生きと、活き活きとしていないんです。心を向けていないんです。

 

 これでは 心も 通じ合わない・・とも感じたんです。

 

喋るということは「会話」です。相手に 心で語り掛け 心を言葉にして ぶつけあうんですね。

 この「会話」が 今日の  1年生とは 最初は出来ませんでした。

 

    「むかし話」で 「会話」が 成立しました が・・・

 

  きょうは「天狗のつぼ」の話をしたんですが・・・・

 私は 大声というより はっきり発音し 高揚も はっきりつけて 子どもの顔に 語り掛けたんです。

 すると 子どもも 表情で 無言の言葉で 活き活きと返してくれるんです。

 

  これでこそ 両者の「会話」が 成立するんですね。

 

  最初書いた「モグモグ」では 会話が成立しないんですね。

 

   ところが 最後の 日直さんの 号令も 元の「モグモグ」に戻ってしまって、元気なく、覇気なく ただ モクモクと「ありがとうございました」と 無表情でいって、終わってしまいました。

 

  折角の「絵本の森」おはなし会でしたが、 今一つ スカッと致しませんでした・・

 

    8月30日(金)葉月 処暑 天地始粛

 

  台風・たいふう・タイフー

 

 このところ、テレビ・ラジオのニュースは ニュースに限らず 多くの番組は「台風一色」です。

 

      中学の先生が 台風は なくなる・・・・

 

 私が中学生の時、73年前、社会科の先生が、「お前たちが 大人になる頃は 科学の力で 台風なんか、別の方に追いやってしまい、台風は無くなってしまう」と話したのを、今も その黒板の台風」というでっかい文字、先生の表情など、はっきり覚えているんです。

 でも、その先生の願いも、私たちの願いも 叶えられませんでした。

 

    史上 最高の 10号 台風

 

   今現在 台風10号で 史上最強と 大騒ぎなんですが、以前の 少し前の 台風とは 様変わりして、

沖縄 奄美から、遅々として進まず、やっと、鹿児島に上陸して 3日目で 大分・・・

当初 8/28には 関東地方と 報じられていたんですが、最新の情報では 9/2~3に 関東で しかも 温帯性低気圧になるって言うんです。

 

 今 現在 台風は 四国に再上陸なのに ずっと離れた 関東も 大雨なんです。線状降水帯と 台風が絡んで 日本列島 何処も 広範囲で 「大雨警報」なんです。

 

       様々な「警報」等の 言葉

 

 東京でも 多摩川が増水し 目黒川が 増水し、水位が上がり 多摩地区 稲城 府中 調布などでは 「氾濫危険警報」が出て、危険水域3から4になったとして、「避難勧告」が出ているんです。

 稲城市では 「高齢者等避難指示」がでて、スマホが 緊急情報のサイレンがなって、避難所まで示されているんです。

 

 近くの 小学校も 中学校も 休校です。学童保育も 閉鎖です。

普段 働いているお母さんも お休みして 家で お子さまと一緒しなければなりません。

 

  私のいる 府中でも 「緊急安全確保」(確保した・・と誤解されるが、確保すべし‥の意味)の 指示が出て 「避難指示」が出ているんです。

近くの 多摩川は 増水しているようですが 決壊する気配はありません。「氾濫危険警報」です。

  「危険警報」「避難勧告」「避難指示」「安全確保」等々、同じような言葉が 並び、一般人は どうすればよいのか、分かるようで 分りません。

 

 ですが 実際には 我が家も ご近所の 家内が 電話で情報交換していますが、腰を上げて避難する気配はありません。 我が家で じっと 我慢しかありません。

 

  こんなことで 朝から、いや、夕べから、何だ かんだ・・・・と テレビ見ながら、落ち着きません。

 

  午後になって 日が差して来ました。 雨は 上がったり 降ったり・・

 さて さて 明日 明後日と どうなることやら・・・・

 

 

 

 

       8月20日(火) 葉月 立秋 蒙霧升降

 

 再び アメリカ葵が 幾つも 咲き続けています。明日咲くであろう 蕾も その陰に・・

高砂百合は 見事だし、ハイビスカスも 連日 鮮やかに朝を演出しています。

 

    熱闘 甲子園球児

 

  毎年のことながら 真夏の 甲子園は 高校野球で湧き 私たちを 感動させてくれるんです。

 昨日は 孫たちも帰って 静かになった リビングで 身体は のんびり 心は ワクワク テレビの前で 甲子園の熱闘を 四試合 全部 満喫して しまいました。

  

      ホームランを 打たれた 悔しさ

       (関東第一 対 東海大相模)

 

  東海大 藤田投手は 6回まで 3塁を踏ませない好投・・・

 しかし、6回に 関東一の キャプテン 高橋に レフトスタンドに 一発を打ち込まれてしまたんです。

 打った 高橋キャプテンの 顏。 今まで 中々打てなかったので、無我夢中で 振り切った・・・どんな 球だったか 覚えていないんです。手ごたえはあったので 入ったとは 思っていました。 アルプス応援席も ベンチも 歓喜・歓喜・歓喜 観ていた私も 思わず立ち上がって拍手・・・・

 打たれた 藤田投手の 悲痛な表情 涙をためて・・・決して 失投ではありません。この悔しさを糧にして 今後の人生、どんな方向に進んでも 正々堂々と 生きて行きます。

              2-1  関東第一の 勝ち

 

 バックホーム タッチアウト

       (青森山田 対 滋賀学園)

 

  いくら 好打しても 6回終わって 0-0 なんです。

 両軍ピッチャーの好投だけでなく 物凄く好守備なんです

 

 ランナーが出ても ヒット性の当たりをナイスフィールデイングで 幾つも ダブルプレイ・・・選手の顔も 素晴らしい輝きです。

 

 中でも ランナー セカンドで ライト左前の 守る者にとっては難しい ヒット。

 誰が見ても 1点確実なケース・・・・

 

  ところが 関東第一の ライト 佐藤洸の レイザービーム・・・ホーム前で タッチアウト。

 

  昔 私が唯一観戦した 高校野球 歴史に残る 松山商の バックホームで 熊本工の勝利を阻んだ あの歴史的な バックホームアウトを思い出しました。

 ただただ 凄い!

        1-0 で 青森山田の勝ち

 

   バッテリーの 見事な 観察力

          (京都国際 対 智辯学園)

 

 京都国際の 奥井キャッチャー、最後のバッターを三振に打ち取ると、何時は冷静な彼が、拳を二度も振り上げ ガッツポーズが出たんです。

 

 初め シヨ-トだったんですが、フットっワークとキャッチングの巧さから キャッチャーに転向。でも、彼の一番の優れているところは、「観察力」なんです。

 

    徹底的に バッターを観察して、ピッチャーに 野手の 守備位置などを その都度指示して 徹底的に 守り通したんです。

 

 その結果 3試合 連続完封を ピッチャーにプレゼントしたんです。

 表面的には「完璧な投手陣」と評価されましたが それは キャッチャー奥井選手の力なんです。   

 逆転の「智辯」と言われる「智辯」に 逆転の機会を与えませんでした。

              4-0 京都国際の勝ち

 

    洗練された 内野守備 ホームを 踏ませず

              (神村学園 対 大社高校)

 

   神村は ランナー 2塁3塁 1塁3塁 で バッターの 難しいゴロを セカンド増田が 迷わず瞬時に バックホーム 続けて 2者が ホームでアウト 大社の追撃を阻んだんです。 その果敢なプレイに 誰もが 心打たれました。

 

 公立校 唯一の ベストエイト。地元の 出雲大社に守られ 馬庭投手が投げ切り 神頼みで 快(神)撃とまで いわれたんですが・・・・・

 2800人という 大応援団の 物凄い大声援も虚しく 初の ベスト4入りは叶いませんでした。               8-2 神村の勝ち

 

 一番 心を動かしてくれたのは 選手たちの 輝いた表情なんです。

 そして果敢な 動きなんです。失敗しても 瞬時に挽回できる 機敏な行動力が 一日中 私を テレビの前に 釘付けにしたんですね。

 

これは 洗練されたプロ野球では 出て来ません。

若人出なければ 出来ない特権ですね。

 

 一日 休養日を挟んで 明日は 準決勝2試合 テレビ前で どう対応しましょうか・・・ 

 

      8月17日(土)葉月 秋分 寒蝉鳴

 

 岸田総理が 次期総裁選挙には出ない・・・と 辞任表明・・・新しい自民党つくりに 一兵卒として応援するというんです。

 でも、そのタイミングが 終戦記念日で 終戦を総括する前日ということで物議を醸しました。

 

      オリンピックは 終わっても・・・

 

 「平和の祭典」オリンピックが 終りましたが

ロシア・ウクライナ戦、イスラエルの ガザ侵攻の中、改めて「平和」とは?と 疑問を投げかけているんですね。

 

 広島・長崎もあって、「戦争は 絶対に あってはならない・・・」という 素朴な願いの中、終戦記念日を 迎えたんです。

 

 日本だけでなく 世界に 届けと 叫びたいのですが・・・中々です。

 

         息子・孫たちが出て来るんです

           台風なのに・・・・・・

 

 そんな騒ぎの最中・・仙台にいる 息子家族が 嫁さんと 2年生の男の子が 帰って来るという連絡が入ったんです。。

 ところが 台風7号が発生して、16日、関東直撃のニュースが出て来たんです。

 

  数日前から この台風のニュースで テレビは 大騒ぎ・・・・

 雨風 最大級の 大型台風・・・・

 

  2019年に来た 台風15号で 千葉県は 大変な被害を 被ったんです。

 その災難を教訓にして・・・・と 当時の情報で まあ 大変でした。

 

    「関東・関東」では 分からない

 

  台風の情報も 「関東・関東」というんです。ですが、実際には 千葉は大変なのですが、東京多摩地区は 殆ど 大丈夫なんです。

 

 ところが 沢山の 知り合いなどから、心配の 電話、メールなどが 結構ありました。有難いことですね。

我々も「関東」の言葉から、大雨が いつ来るか、いつ来るか・・・と 身構えている感じなんですよ。 予報が難しいのは 分かりますが この「関東」という言葉 もう少し狭い範囲に「千葉」とか「東京」とか「埼玉」とかに ならないでしょうねえ。

 

  同時に 交通網が 話題になるんですが 我が家もそうですが、多く

の方が「お盆」で 行ったり来たりするんです。

 

     新幹線情報も いろいろで・・・

         気を揉んだ 数日間でした

 

 東海道新幹線 東京~名古屋の 16日 終日 全面運休を早くから決めて 報じているんですが 同じ JRでも東日本は 東北新幹線の運休は 決めず 16日昼頃から、状況により 一部運休を決める・・・と言っているんです。

 

 息子たちは 東北新幹線を利用するんですが その時にならなければ 分からないので、ずっと ニュースを見ながら やきもき・・・・

 

 台風の コースから考えても 東海より 東北の方が 影響がある筈なのに 対応は逆なんです。

 乗客の 立場から どっちがいいか、賛否両論 ありますが・・・.

 

  我が家の場合、台風が 予報のコースで そのまま来たら、新幹線が動いていても、東京に着いてから暴風雨では動きが取れないのでは・・・と 日程の 延期を 勧めたのですが・・・

 

 結果的には 新幹線も 予定通り出て、台風の進路も 東にそれて 千葉の方々には 申し訳なかったのですが、東京は 特に多摩地区は 殆ど 風もなく 雨も 大雨にはならず、無事に 予定通りに来られて 

孫が行きたがっていた「東京ドームシテイ・プラレイル展」にも行って来られ 楽しく 夕食も出来たんです。

 でも、その間 まあ、気を揉んだ数日間でした。

 

  さあて、来週からは 8月も後半・・・「語り部」活動も ぼちぼち 始まります。

    8月14日(水) 葉月 立秋 寒蝉鳴

 

  連日の猛暑日なのに 暦では「立秋」。

 複数の 台風が 動き回っている 昨今です。

 

     過ちは 繰り返しませぬから

 

 この言葉の前に「安らかに 眠ってください」という言葉が 入って、

ヒロシマの 平和記念公園の碑に刻まれている言葉です。

 

    福田さんの詩

 

 9日の 長崎平和記念式典で 鈴木市長の「平和宣言」の挨拶の冒頭で、長崎市の 福田須磨子さんの詩を引用されたんですが、

 そん力強い 言葉に 感動・・・というより 衝撃を受けたんです。

 

 原爆を つくる人よ

 しばし 手を休め 目を閉じ給え

 昭和20年8月9日

 あなたがつくった原爆で 幾万の尊い生命が奪われて 家が財産が一瞬にして無に帰し

 平和な家庭が破壊しつくされたのだ

   ( 中 略 )

 原爆を つくる人よ

 今こそ ためらうことなく 手の中にある 一切を放棄するのだ

 そこに初めて 真の平和が生まれ 人間は 人間として蘇ることができるのだ

 

  市長は 怒りを込めて こう叫び 総理に 「核兵器禁止条約」批准を訴えたんです。

 また、同じ言葉を書きますが 感動・・・いや 衝撃を受けたんです。

 その迫力に・・・・

 

    朝ドラでも 原爆裁判

 

 調度 今朝の 朝ドラでも 伊藤沙莉演じる 日本初の 女性裁判官 三淵嘉子が「原爆裁判」を担当するところが 出て来たんですが・・・

 

 多くの 原爆被爆者が 政府を相手どり「被爆賠償裁判」を 起こすんですが、サンフラン条約などで 直接 爆撃者 アメリカには 訴訟を 起こせないので、対 日本政府に・・・・という形になったんですが・・・

  60年前の 出来事ですが・・・

 

    誰が 考えても「国際法違反」の「大罪」なんです

 

  この時 三淵裁判官は アメリカ大統領に対して 「米大統領による 原爆投下は 国際法違反である」と 驚天動地の 判決を下したんです

 

  でも、アメリカ大統領は 犯罪者には 成りませんでした。何故?

 

  この原爆投下は「戦争だから、致し方ない・・・」では 済まされない「大罪」なんですよ。

 

 明日 終戦記念日 日本だけでなく 世界が この日を きっかけに 改めて 核兵器による「人類破滅」の悲劇を 考えなければいけないんですよ。

 

 今 世界は 確実に 二度と起こしていけない 過ちを また 繰り返そうとしているんです・・・・

 

 

  

 

 

    8月 6日(火) 葉月 大暑 大雨時行

 

    松井市長「平和宣言」

 

  79回目の「ヒロシマの日」が やって来ました。

      午前 8時15分 鐘の音を合図に 黙祷し 

 広島平和記念式典が 始まりました。

  今年は 世界 109か国の代表者が 参列しています。

 

   湯浅知事・岸田総理など 挨拶

 

 知事、総理、子ども代表、国連代表(代読)などは、所謂 挨拶なんですが、後で 書く 松井市長のものは、挨拶ではなく 「平和宣言」なので 一味 違うんです。

 

  湯浅知事

 核兵器の維持や 増強の為に 多額の資金や 人材が 投入されているのが、現況であり、この資源を 核兵器の維持、増強の為ではなく 「核兵器廃絶の為」に 使うべきである・・・と強調。

 

   岸田総理は

 核兵器の無き世界への 歩みを止めない・・・

  教科書通りの 優等生の答えですが、核兵器禁止条約には 何も触れない。

批准しない、いや 出来ないからです。

 

対 アメリカとの関係を 切ることは出来ないからなんです。戦後 79年経っても 日本は 独立国なのに 独立していないで アメリカの 属国なんですね。


      子ども代表  

 子どもが その後を受けついて 平和に貢献したい・・・と

これも 教科書通り いい答えですが 子どもの 生の声として 響いて来ないんです。 何故でしょう・・・・

  昨年は「仮面ライダー」は 悪をやっつけるんではなく、「平和」に 貢献する・・・という話を したのを覚えているんですが・・・

 

   松井市長の 平和宣言

 

 先に 一味 違う・・・と書きましたが・・

 先ず 紛争を解決するのは「武力」ではなく「対話」である・・と 強調。

 

現実には 紛争を解決すために「武力行使」に 頼るしかない・・という考え方が強く、その「武力」に「核兵器」が はっきり 見えていることに 大変懸念を示しています。

 

 その「抑止力」として ここにも「核兵器」だ登場している 現実があるんです。

 

 そこで 「核止力」に依存する為政者の転換を望まなければ ならないのです。

 

  唯一の被爆国日本が 率先して「核兵器禁止条約」に批准して 世界のリーダーとして

希望に胸を膨らまして 市民社会に行動を起こさなければならない・・

 

  と 力強く 宣言し 市民に 国民に 世界に 叫んでいるんです。

 

   NHKの ニュースで 「この日 一日 広島を 思い出して・・・・・」と アナウンサーが 原稿を読んだのですが・・・

 

 この日 一日ではダメなんですこの日を 切っ掛けにして 国民が  政府が 世界を引っ張って 常に 「恒久平和」を 具体的に考え 実行していかねばならないのでは ないでしょうか・・・・・

    

 

 

     8月 5日(月) 葉月 大暑 大雨時行

      「ヒロシマ」 その日が 来た

 

 その日 ヒロシマの空は いつになく 朝から きれいに晴れ上がり ジリジリと 暑い一 日の始まりだった  (略)

 

 一瞬 辺りは まっ白い ギラギラした光で ぬりつぶされ 全てのものが 息を止めた時 ヒロシマは 大爆発を 起こしていた

 それは まるで 太陽が 落ちて来たとしか いいようのない光景であった

 

  ビルも 家々も 電柱も 火の塊のようになって 地面に 叩きつけられ 空に吹き飛ばされた

 

 目はつぶれ 耳は 破れ 身体じゅう 焼けただれた 人々が

「痛いよう・・・・・助けてくれえ・・・・助けてくれえ・・・・・」と 辺りを はいずり回って 叫んでいる

                     沼田曜一「おこりじぞう」より 抜粋

 

       多くの子どもたちは 知らないんです

 

近くの小学校の 朝の「読み聞かせ・絵本の森」で 夏休みに入る前 6年生に この話「おこりじぞう」を 読むのではなく「語って」来たんです。

 残念なことに それが「コロナ」で 中止になり 未だ 復活していないんです。

 

  何年か 続けてきたんですが、 お話の前に 「8月6日」って 何の日か 知っていますか?と 訊いてみても 6年生が」殆ど いや 全く 知らないんです。

 

 6日と 9日(ナガサキの日)と 組み合わせてみたら 数年のうちに 2回だけ 自信なさそうに

 「それって 日本に 原爆が 落された日?」と 答えた子がいたんです。

それを聞いて、数名が 「あっ そうかあ!」と反応しましたが 多くの子は それでも 何のことか 分からず、きょとんと している実情なんです。

 

 そこで、このお話と合わせて 原爆投下と 敗戦に至る お話を 簡単にしたんですが、確かに 多くの子は 初めて聞く話でもなく、何となく知ってはいる感じでは ありましたが・・・・

・・・・・

     

    先ず 大人が 関心を持って・・・

 

 そこで この日が 近づくと ニュースや 様々な 特集番組なども マスコミで出て来るので、関心を持って 聞いたりするように 促したんです。

 

  残念なことに 先に書いたように「コロナ」で 中止され、そのままで 現在は その機会が 無くなってしまっているんです。

 

 きょうは 5日ですが 多くのマスコミが この話題を扱っているし、明日 6日には

ヒロシマで 記念式典などもあり その様子が 生中継される筈なんです。

 

 先ず 大人が 関心を持って お子様たちを ごく自然に その輪に入れて みんなで この問題を 考えて行きたいものです。

 

  

            8月 3日(土) 葉月 大暑 大雨時行

 

 大雨時行 大雨 時々降る・・時々ではなく、しょっちゅう降る この頃です。

我が庭では、背高のっぽの「高砂百合」が 2メートルの上から 群がって咲き 威張っています。

 その横で メドーセージの 小さな鮮やかムラサキが 主役です。少し離れて 前々から「ヒマワリ」が 「夏ですよ~」と 微笑んでいます。  

 

    オリンピック・オリンピックの 毎日

 

  オリンピックも 早くも 前半が終わって 水泳から 陸上へと移って行くんですが、 前回も書きましたが 新聞も テレビも インターネットも 連日「オリンピック・金だあ 銀だあ・・・」と 大騒ぎですね。

 

  もっと大切な「株価・暴落」のニュースもあるのに・・・

  

  現地との時間差の問題で、夜中に 起きていてテレビを見て、昼間

眠くて仕事にならないサラリーマンも 多いとか・・・

 

   やはり「金・金・金」で 大騒ぎ

     オリンピックは 10% の 選手のもの

 

 そして、「金」を取った選手の、 初めて「銅」を取った 団体の、血の滲むような努力や頑張りを 讃えています。

 それはそれで 価値があることで マスコミが取り上げることは 間違っているとは 思いませんが・・・やはり 一寸 大袈裟過ぎて 偏り過ぎるのではないか・・・と懸念します。

 

 今回の オリンピック  参加選手 約 1万1000人で 参加種目 329種目

 だから「金」を取る者は 329人しか いないんです。

   団体戦では メダル一個と数えるが 実際貰う人数は もっと多くなるんですが・・・

 

 銀・銅×2だから 658名(一部銅が2名のものがあるので 若干増ですが 

 残りの 約 1万名は「敗者」なんでですね

 

 一部 エピソードなど、紹介されることもありますが 名前も写真も出て来ないんです。

 

 言い換えると オリンピックは その 10%弱の選手のものになってしまっていませんか。

   90%以上の選手は ただ 出たというだけで お終いだとしたら、味気ないでしょう。折角 素敵な場を 得られたのに・・・・・

 

「金」を逃した人は 涙を流して 4年後には「金」を取ると 訴えているんです。

 ある意味 尊いことではありますが、決して「敗者」の 90%になったことが 無意味ではない筈なんですが・・・

 

       誹謗・中傷 数々の誤審?

 

 今回 今までは 余り話題にならなかったことが出て来ています。

 「選手」に対する 誹謗・中傷です

SNSなどが 簡単にできるようになった結果かもしれませんが・・・

 

 それと、明かな審判の 誤審が問題になっています。資格のある審判の筈ですが、力不足か・・またまた お金で買収された(絶対にないと信じたいですが・・・)という話まで出て来ているんです。

 

  競技は 正しいルールに則って、行われているのに、その誤審が 直接「金」を左右する場面で出て来るとしたら、確かに「問題」かも知れませんね。

 

  他国の選手達との「楽しい交流の場」となっているはずの「食堂」も不評ですね。

  選手村での「盗難事件」も多いとか・・・

 

  更に更に イスラエルの選手に対して「殺人予告」まで出ていると聞きます。

 

  前回書いた

 「オリンピックは 参加することに意義がある」

 「オリンピックは 世界平和の祭典」   ということから考えると、やはり「課題」が多過ぎるのでは ないでしょうか・・

 

 残された後半。 少しでも この願いに近づけるよう・・・何か 工夫出来ないものでしょうか。