<2022.5.14>公式対談音源挿入
TOKYO FM/JFN38局ネットで、5月5日(木・祝)に放送した特別番組『JFN Special Life Time Audio 2022~My first music 14歳のプレイリスト』。
その中でオンエアしたスペシャル企画、矢沢永吉さん&福山雅治さんの2人のアーティストによるメディア初対談の模様を“完全版”としてお届けします。
今回の対談に至った経緯や、若かりし頃の音楽体験、さらにラジオだからこそ語り合ったお互いの人生観まで…余すところなくお聴きください!
【矢沢永吉×福山雅治 スペシャル対談 完全版】
JFN Special Life Time Audio 2022 ~My First Music~ 「14歳のプレイリスト」
(55分52秒)
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<2022.5.6記事>
TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネットで生放送された特別番組「JFN Special Life Time Audio 2022~My First Music~「14歳のプレイリスト」」。先ほど(5月5日17時)放送が終わった。
この中でスペシャル企画として、矢沢永吉と福山雅治の対談がトータル30分、オンエアされた。いい対談だった。
番組コンセプトである「14歳のプレイリスト」ってなにか…。
2018年2月、アメリカの『The New York Times』に掲載された、Seth Stephens-Davidowitz※による音楽の好みに関する研究報告で、Spotifyのデータをもとに人々が聴く音楽を分析した結果、10代の時聞いた音楽が、その後の音楽の好みに最も大きな影響を与えるというもの。
平均すると男性の場合14歳、女性の場合13歳の時に聴いていた音楽だとする。それに基づいて「14歳のプレイリスト」として、番組2時間を通して、パーソナリティやリスナーなどが14歳(頃)の時に聴いていた音楽とそれにまつわるエピソードを紹介していた。
※ アメリカのデータサイエンティスト、エコノミスト、作家。ニューヨークタイムズの記事執筆者
対談の前半で”いい言葉”だな、と思ったのは―
福山雅治:矢沢さんは、他の人たちの良いところを採り入れることが得意ですよね。
矢沢永吉:そうね。”パクる”って言ったらちょっと言葉悪いけどさ、わははは。でもそういうところあるよね。他の人の音楽でも芝居でも、いいところがあったらそれを自分に採り入れるってことは昔からやってきた。”おっ、これいいな”と思ったらいただく。もともとある自分に他の良いところを乗せるとまた自分が高くなる。そこにさらに良いところを採り入れる。そうやって、素直にやって来たことが今の自分を作っている気がするね(要旨)。
後半では―
福山:僕も今53歳なんですけど、50歳過ぎたらもっとゆったりした人生になるのかと思ったら、そんなことはないですよね(要旨)。
矢沢:そう。あの「悠々自適」って言葉、誰かが作ったんだろうね。そんな人生はあり得ない。忙しい人生が一番いい。でも福山さんね、65歳を超えた頃からだんだんそれがなくなってくる。その時、敢えて自分に課す(自分でレベルを上げる)、することがなかったらそれを自分で探す、そうやって生きてきた。やることが多いっていうのは幸せですね。一番幸せ。(要旨)
矢沢永吉の生命力の強さ、たくましい楽観主義、挑戦を止めない姿勢は本当に勉強になるし、話しを聞いていてすっきりする。
対談の最後の部分で矢沢永吉も福山雅治も同じように、14歳頃に影響を受けた楽曲を紹介していた。
矢沢永吉はBEATLESの「Please Mister Postman」
福山雅治は浜田省吾の「MONEY」
福山雅治が矢沢永吉の前で「MONEY」の歌詞を読み上げた際に、矢沢永吉が「これは彼(浜田省吾)の歌?もう1回歌詞を読んでみて。いい詞だね。いい詞だし、みんなこうやってハングリーで、”今に見てろ””今に見てろ”って思って頑張ってきたんじゃないかな。悔しさ、かな?そういう気持ちを少なからずみんな持ってきた」(要旨)と語った。
当然かもしれないが、矢沢永吉は浜田省吾の存在は認識していたが「MONEY」という楽曲は知らなかった。でもその場で歌詞を聞いてすぐに「いい詞だね」と評価していたのは嬉しかった。
あっという間の30分だった。実際には1時間ほど対談をしていたようで、5月13日にその対談の完全版をTOKYO‐FMなどの公式YouTubeで公開するとのこと。
矢沢永吉 50周年メモリアルツアー開催!
Money (WE ARE STILL ON THE ROAD.)