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高木鉄工のブログ

NC旋盤・マシニングセンタによる機械加工、熟練職人による手仕上、産業機械の設計・組立等モノづくりのスペシャリスト集団・高木鉄工株式会社のブログです。CAD/CAMによるNC機械加工プログラムオペレーターが毎週金曜日に記事を更新

三次元モデリングと加工データ作成つづき

 

前回更新時に紹介しました三次元モデリングと加工データの作成には対となる部品があり、そちらも同様にモデリングと加工データ作成をしました。

 

まずはモデリング。

3Dモデル-S1

3Dモデル-S2

モデリングした要素を活用しCAMで加工データ作成。

CAM-S1

CAM-S2

加工データ作成後にシミュレーション確認。

シミュレーション-S1

シミュレーション-S2

確認後、NC出力して機械加工プログラムを作成。

 

現在、順調に加工が進んでおります。(半面加工済)

半面加工済-L

半面加工済-S

 

こちらは最終加工中。

機械加工中-S

 

まだまだ暑い日が続きますが、体調に気を付けて頑張りたいと思います。

 

それではまた。次回更新は9/1(金)予定です。

三次元モデリングと加工データ作成

 

先日の更新からの期間中に3D-CADによる三次元モデリングとCAMによる加工データ作成を行っておりました。

 

まずは3D-CADによる三次元モデリング、表と裏。

3Dオモテ

3Dウラ

次にモデルの要素を使用してCAMで加工データ作成。

CAMオモテ

CAMウラ

 

加工データを作成したらシミュレーションで確認。

シミュレーションオモテ

シミュレーションウラ

 

この後NC出力して機械加工プログラムを作成しました。

 

もうすぐ加工が始まるので、加工中・加工後の写真も掲載できればと思っております。

 

それではまた。次回更新は8/18(金)予定です。

 

工程会議開催

 

昨日は所属部署内の工程会議がありました。

 

各工程の進捗確認から始まり、年内で受注の決まっている案件の内容説明があってその後直近の要注意加工製品を個別に打ち合わせました。

 

昨今の製造業を取り巻く現状の中、多くの仕事を頂けているのはありがたいことですが、納期を見据えて優先順位をつけて順番に確実に進めていかないと進捗に支障が出るので、今後も工程間で緊密に連携を取って進めていかなければなりません。

 

そんな中で私の担当作業は工程の最初の方に当たるので、図面をよく精査して気付いたことは情報共有して後工程がスムーズに流れるよう今後も努めていきます。

 

それではまた。次回更新は8/4(金)頃の予定です。

改善発表会議

 

今日は製造業といえばおなじみの毎月恒例の改善発表会議があり、今月は私が当番でしたので先日から実施していた鋳物素材の三次元測定機での計測による素材形状設定の件を発表しました。

2023年前半で大小30組の鋳物素材の加工があり、三次元測定機を活用した素材設定により機械加工NCプログラムを作成したことで約50分×30=約1500分=約25時間短縮でき、効果の評価と今後の改善の継続のお言葉を頂きました。

 

まだまだ改善できるところはあると思うので、今後も取り組んでまいります。

 

さて、前回は投稿の素案が思いつかなかったのと、社内ネットワークの不調によりインターネットに接続できない状態がしばらく続いたため1週飛ばさせて頂きました。今後もその時に応じて1~2週間間隔での投稿とさせて頂きます。

 

それではまた。次回更新は7/21(金)予定です。

NCプログラムによる機械加工結果

 

先日からいくつかNCプログラムによる機械加工シミュレーションを紹介しておりましたが、実際の加工完了&加工途中の品物がありましたので今日は写真を撮ってきました。

 

まずは5/27(土)に「三次元測定した鋳物素材の加工データ作成」記事で紹介したこちら。

加工シミュレーションA1

加工シミュレーションA2

厳密には類似品となりますが、

機械加工結果A1

機械加工結果A2

このように加工されました。この後、手仕上と表面処理等を経て出荷となります。

 

次に6/2(金)の「今週も三次元測定した鋳物素材の加工データ作成」で紹介したこちら。

加工シミュレーションB1

加工シミュレーションB2

こちらは加工途中になります。

機械加工結果B1

機械加工結果B2

こちらも加工完了後に手仕上と表面処理等が待ってます。

 

そして6/9(金)の「三次元CAD/CAMを活用した加工データ作成」、6/16(金)の「先週に引き続き三次元CAD/CAMを活用した加工データ作成」で紹介した溶接組立部材。

組立形状

こちらの各部品について、

加工シミュレーションC1

加工シミュレーションC2

このシミュレーションから、

機械加工結果C1

裏返ってますが、

機械加工結果C2

加工シミュレーションは掲載していませんでしたが、

機械加工結果C3

これらの部材を溶接し、溶接による熱応力を除去する為に「焼鈍」という熱処理を施したものが下記写真になります。(類似品を先に加工済の分)

熱処理後1

熱処理後2

ここからNC旋盤&マシニングセンタによる最終加工に入っていきます。

 

自分の作成したプログラムによりこうやって品物が出来上がっていくのを見るのは一種の達成感があります。

 

もちろん、プログラムだけで製品は出来上がるわけではなく、他工程との共同作業により完成するのでその一翼を担っているという思いも忘れずに作業していきます。

 

そして弊社では現在ありがたくも多数の仕事を頂いており、CAD/CAMオペレーターに限らず様々な職種で一緒に働いていただける方々を募集しております。詳しい情報は弊社求人情報ページをご覧ください。

 

又、本ブログ内にも弊社の主な工作機械の紹介と、CAD/CAMオペレーターの業務紹介の記事もありますので、ご覧頂ければ幸いです。

 

モノづくりが好きな方々のご応募をお待ちしております。

 

それではまた。次回更新は6/30(金)予定です。

先週に引き続き三次元CAD/CAMを活用した加工データ作成

 

先週、下図のコの字型部品の機械加工NCプログラム作成をしました。

コの字ブロック

こちらの部品、どういう箇所に使用しているかというと、

組立形状

このようになっており、図の溝の部分を溶接して強固に接合します。

 

そのため、他の部材も三次元CAD/CAMを活用して機械加工のNCプログラムを作成します。

 

今回はこちらの部材になります。

本体1

 

視点を変えてみます。こちらの機械加工プログラムを作成していきます。

本体2

 

CAD/CAMでのプログラム作成完了。

加工プログラム

 

それではシミュレーション確認します。

加工シミュレーション1

加工シミュレーション2

加工シミュレーション3

 

加工シミュレーション完了です。別視点も合せて。

加工シミュレーション完了1

加工シミュレーション完了2

 

後はNC出力して実加工となります。このように事前の加工状態の確認により間違いを限りなく減らすことができるので、CAD/CAMはなくてはならないですね。

 

それではまた。次回更新は6/23(金)予定です。

三次元CAD/CAMを活用した加工データ作成

 

本日は三次元CAD/CAMを活用して溶接構造の一部品の機械加工NCプログラムを作成しました。

 

・加工対象物

三次元CAD図1

三次元CAD図2

三次元CAD図3

三次元CADで作図した上記の溶接構造部材をCAMを使用して加工プログラムを作成します。

 

作成したら加工シミュレーションにて確認。

CAMシミュレーション1

CAMシミュレーション2

CAMシミュレーション3

CAMシミュレーション4

向きと段取りを変えながら加工し、目的の形状にします。

 

シミュレーション確認できたので、明日もう一度各部を見直してNC出力。週明けから加工となります。

 

これに関連する部材の加工データも引き続き作成していきます。

 

それではまた。次回更新は6/16(金)予定です。

今週も三次元測定した鋳物素材の加工データ作成

 

先週に引き続き今週も三次元測定した鋳物素材の製品の機械加工NCデータを作成しております。

 

手順はいつも通り、

  1. 三次元測定結果の点群情報のCADへの落とし込み
  2. 点群情報を元に素材形状作成
  3. 作成した素材から製品形状を加工する加工プログラム作成
となります。
 
1.まずは点群情報のCADへの取り込み。
点群情報小1
点群情報小2
 
2.次に点群情報を元に素材形状の三次元モデリング。
素材形状小1
素材形状小2
 
3.そしてここから製品形状へと加工するCAMプログラム作成を作成し、加工シミュレーション。
加工シミュレーション小1
加工シミュレーション小2
 
一通り完了しました。後はCAD/CAMで作成したデータを出力し、工作機械で使用できるNCプログラムを作成します。
 
一旦おいて来週に再度見直ししての作業になるかと思います。
 
それではまた。次回更新は6/9(金)予定です。
 
 

三次元測定した鋳物素材の加工データ作成

 

先週三次元測定したアルミの鋳物素材について、計測した点群情報をCADに取り込んで素材設定し、NC加工プログラムを作成していきます。

 

まずは点群情報の取り込みとメジャー計測した形状のワイヤーフレームを作成。

 

鋳物素材点群情報1

鋳物素材点群情報2

 

続いて点群情報で作成したワイヤーフレームから素材形状を三次元作図。

素材3DCAD図1

素材3DCAD図2

 

設定した素材形状に対して加工データを作成し、加工シミュレーション。

※鋳物素材の場合、鋳肌で可の箇所は加工不要部分となります。

加工シミュレーション1

加工シミュレーション2

 

同様の作業を全4種類実施します。今日現在2種類終わっており、こちらを加工している間に残り2種類は作成すればよいので少し時間に余裕ができました。

 

他にもデータ作成作業はあるので、工程進捗を確認しながら作業を進めてまいります。

 

それではまた。次回更新は6/2(金)予定です。

鋳物素材の三次元測定

 

先日入荷したアルミ鋳物の素材を三次元測定機で計測しました。

 

鋳物素材の為測定機上面を傷つけないように段ボールを敷いて素材をセット。

アルミ鋳物素材セット

 

メジャーで計測できる箇所は事前に計測。

アルミ鋳物素材メジャー計測1

アルミ鋳物素材メジャー計測2

 

測定端子の校正を行い

測定端子

 

素材形状設定の為、各部を計測していきます。

三次元測定中

 

測定結果その1。

三次元測定結果1

 

測定結果その2。(反対面)

三次元測定結果2

 

更に、現在入荷してる素材は全て各1点ずつサンプル計測しました。

 

今日のところはここまで。次回はCADに計測データを取り込み素材形状を作成します。

 

それではまた。次回更新は5/26(金)予定です。