CAD/CAMオペレーターを担当しております私の業務内容を紹介させて頂きます。(内容そのものはホームページ内のブログのコピペになりますがご容赦を)
私の業務はCAD/CAMによるNC工作機械のデータ作成がメインとなります。
NC工作機械とは
NC工作機械とは、工具の動きをNCプログラムにより制御してワーク(被削物)を加工する機械で、NC旋盤、NCフライス、マシニングセンタ等があります。これらの機械は数値制御により動作し、そのプログラムを作成するのが仕事となります。
NC旋盤
NC工作機械の内、NC旋盤はワークが回転してそれに工具(バイト)を当てることにより大根の桂むきの様に切削することで目的の形状に加工する機械で、円筒形状の加工に使用します。
NCフライス、マシニングセンタ
NC工作機械の内、NCフライス盤・マシニングセンタは固定したワークを回転する工具(フライス、エンドミル、カッター等)を動かして加工する機械で、様々な形状の加工を行います。
機械加工NCプログラム作成
では、ここから機械加工NCプログラム作成の流れを見ていきます。
CAD図・3次元モデル作成
客先から頂いた図面によりCADで形状図や3次元モデルを作成し、それを元にNC旋盤やマシニングセンタのNC加工プログラムをCAMで作成します。当然ながらここで間違うと全てがダメになります。特に図面寸法はよく精査し、疑問点は客先に問い合わせます。CAD図ができたら引き続きCAM作業となります。
CAM作業
CAM作業の前に加工オペレーターと打ち合わせをし、加工機械やワークの大きさ・材質等に合わせて使用工具や切削条件を設定します。
それを元にCAMで工具情報や切削パラメータを入力し、CADで作成した形状線やモデルを選択して計算実行することで工具軌跡が自動生成されます。
作成後は3次元モデルを表示して工具の動きを確認し、簡易シミュレーションにより干渉等のチェックを実施します。
NC出力、編集
CAM作業が完了したらNCプログラムとして出力します。出力したデータは使用する工作機械に合わせて若干編集を行い、工具リストとメインプログラムを機械加工オペレーターに渡し、加工内容の擦り合わせを行います。
こうして作成したNCプログラムを使用し、製品を機械加工していきます。責任重大ですが、出来上がった製品を見た時の達成感は大きいです。
作業の様子の紹介画像を上げたいところですが、受注する品物は基本的に機密保持のため公開できないものばかりなので、折を見てサンプルで紹介ページなどを作りたいものです。
それではまた。次回更新は7/15(金)予定です。