高木鉄工のブログ -2ページ目

高木鉄工のブログ

NC旋盤・マシニングセンタによる機械加工、熟練職人による手仕上、産業機械の設計・組立等モノづくりのスペシャリスト集団・高木鉄工株式会社のブログです。CAD/CAMによるNC機械加工プログラムオペレーターが毎週金曜日に記事を更新

アルミ製品の三次元加工中

 

昨年中に作成した三次元加工NCプログラムで現在アルミ製品加工の真っ最中です。

アルミ製品大A-1

アルミ製品小A-2

 

全部で大小12個あり、それぞれ表裏合せて2工程ある為、機械2×2台を使用して効率よく加工していきます。

 

アルミ製品小B-1

小さい方はすでに表工程が終了して類似の新たな製品の加工を開始しました。こちらも大小12個あるので、別のプログラムで同様に加工していきます。

 

類似品は定期的に入ってくる予定とのことなので、工程が遅滞しないように前倒しでデータを作成していきます。

 

それではまた。次回更新は1/26(金)予定です。

2023年を振り返って

 

弊社の2023年の営業もあと一週間となりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

振り返ると、今年は過去実績の増設分のデータ見直し・改善や類似品の新規作成を例年通りこなしつつ、新たに受注した案件を関係部署で集まって加工方法を協議したりしてデータ作成し、加工中の問題点などは即座にフィードバックして改善しながら無事に完成に至るなど、充実した一年でした。

 

来年も平常業務を頑張りつつ、新たなチャレンジの一年としたいと思います。

 

さて、高木鉄工株式会社・高木技研株式会社の年内の営業は12月29日(金)までで、2023年12月30日(土)~2024年1月4日(木)の間は冬季休業とさせて頂きます。1月5日(金)より通常営業となりますので、来年もよろしくお願い致します。

 

それではまた。次回更新は2024年1月12日(金)予定です。よいお年をお迎えくださいませ。

アルミ加工品のデータ作成中

 

前回投稿に引き続きアルミ加工品の三次元加工プログラムを作成中です。

 

材料入荷が遅れていることもあって時々NC機械のオペレータと意見を交わして加工時間短縮の検討も行っています。(使用工具の変更や切削量をはじめ加工条件の見直し等々)

 

一通りできたので簡易シミュレーションで動作チェック。

シミュレーションL1

シミュレーションL2

シミュレーションS1

シミュレーションS2

これから打ち合わせを重ねてデータを仕上げていきます。

 

それではまた。次回更新は12/22(金)予定です。

アルミ加工品のデータ作成開始

 

来年納期分ですが、アルミブロックから削り出す加工品の仕事が来たのでまずは三次元モデリング。

 

三次元モデル1

大小1セットが形状違いで2種類ありました。

三次元モデル2

これを各十数個製作することになり、今回は角材からの削り出しとなるのでのでかなりの加工時間となります。

 

ほんの少しでも加工時間改善ができれば累積で大きな効果となるので、加工者と打ち合わせながらこれまでの実績と照らし合わせて使用工具や加工方法などを改善できないか検討していきたいと思います。

 

それではまた。次回更新は12/8(金)予定です。

アルミ製品の加工中

 

先日から加工データを作成していたアルミ製品がちょうど加工中だったので、加工中・加工後の写真を撮ってみました。

 

まずはCAMシミュレーションの画像

アルミCAMシミュレーション

 

NCプログラムにより機械加工中

アルミ機械加工中

 

加工完了後

アルミ機械加工後

 

今回の製品は形状が単純でサイズも小さい為、加工データ作成・実際の機械加工共に比較的短時間で完了しました。

 

来年納期の案件で比較的形状の大きなものがある予定との情報があるので、今までの加工実績から時短出来そうなところがあれば加工者と相談して改善していこうと思います。

 

それではまた。次回更新は11/24(金)予定です。

鋳物素材製品の旋盤加工後の三次元加工

 

前回記事の鋳物素材の溶接前三次元加工データ作成の続きとして溶接・熱処理から旋盤加工まで終わったので、次は部品取付部の三次元加工の為のNCプログラムを作成し、マシニングセンタにて加工しました。

 

こちらが旋盤加工終了後。

旋盤加工後

 

CADで加工部位を三次元モデリング。

三次元モデリング

 

CAMで三次元加工データを作成する為の補助要素作成。

補助要素作成

 

工具やパラメータ設定をして計算。三次元加工データが生成されました。

三次元加工データ

 

加工シミュレーションにて確認。

シミュレーション結果

問題ないようなのでNC出力・編集してマシニングセンタにて加工します。

 

ちょうどメイン部分の加工が完了していたので撮影してきました。

加工後写真

穴明けが残っていますが、部品取付部の形状は問題ありませんでした。

 

毎度思うことですが、作成したデータで思った通りの加工ができていると達成感があります。

 

今後もしっかり頑張っていきたいと思います。

 

それではまた。次回更新は11/10(金)予定です。

鋳物素材の3次元加工NCプログラム作成

 

前回紹介した鋳物素材の旋盤加工後の溶接前マシニングセンタ加工プログラムを作成しました。

 

鋳物素材

赤○印の部分。(↓拡大図)

鋳物素材部分拡大

 

加工データ作成の為に補助要素を作成します。

CAM補助要素

 

補助要素を使用してCAMでNCデータ作成の為の各種パラメータ設定。

CAMパラメータ設定

 

計算実行して加工パスが生成されました。

CAM加工パス

 

作成したらシミュレーションにて確認します。(加工途中)

加工シミュレーション1

 

加工後。

加工シミュレーション2

 

シミュレーション確認したら出力後、NCプログラム化してNC工作機械で加工となりますが、加工終了後の写真を撮るのを失念しておりました。すでに溶接まで無事完了して熱処理に行っております。

 

ありがたくもまだまだ多くの仕事があり、後工程に支障のないよう必要なデータの必要なタイミングをよく打ち合わせて進めていきたいと思います。

 

それではまた。次回更新は10/27(金)予定です。

入荷した鋳物素材の三次元モデリング

 

先日入荷していた鋳物素材を三次元モデリングしました。他部材と溶接接合して熱処理後に機械加工となりますが、溶接組立の為に鋳肌を切削して合わせ面を仕上げる他、強固な溶接となるように開先を設置します。旋削加工する面を赤色、マシニングセンタ加工する面を水色で色分けしわかりやすくしたものが下画像となります。

こちらのモデリング形状を元に旋削・マシニングセンタのNCプログラムを作成していきます。

 

後工程に支障のないように連携を密にして進めてまいります。

 

それではまた。次回更新は10/13(金)予定です。

鉄鋳物素材の入荷

 

今週の初めに鉄鋳物素材が入荷していました。

 

溶接構造の製品の一部であり、旋削加工→マシニングセンタ加工→溶接→熱処理→旋削……といった具合に、複数の工程をまたぐため、工程間の連携が重要になります。打ち合わせを密に行い、スムーズに流れるよう注意を払っていきます。

 

まずは図面を精読し、3次元モデリングにより各部の納まりを確認してデータの作成を実施してまいります。

 

それではまた。次回更新は9/29(金)予定です。

9月の始まりと工程打合せ

 

今日から9月が始まります。2023年度上半期の締めということで、全体朝礼では上半期の振り返りと下半期の展望について説明がありました。

 

その後は部署内にて工程打合せを実施。現状の擦り合わせと受注済案件の優先順位の設定、年末から来年にかけての受注計画等の共有を行い、それを元に工程間の流れも踏まえて自分の作業をどう進めていくかを検討していきます。

 

ありがたくも手待ちにならない仕事を頂いているので、後工程と緊密に打ち合わせを欠かさないようにしていきます。

 

それではまた。次回更新は9/15(金)予定です。