両子寺

両子寺

 

 

天台宗  別格本山  両子寺

 

 

山号 : 足曳山

宗派 : 天台宗

寺格 : 中山本寺、杵築藩最高祈願所、六郷満山総持院

本尊 : 千手観音、両所大権現、阿弥陀如来、不動明王

創建年 : 養老2年(718年)

開山 : 仁聞

正式名 : 足曳山両子寺
         足曵山兩子寺

 


所在地 : 大分県国東市安岐町両子1548

 

 

天台宗延暦寺派の寺。
足曳山総持院と号する。
本尊は不動明王。
また奥の院本殿には千手観音、両子大権現と称する男女一対の神像、
宇佐八幡、仁聞菩薩を祀っている。
718年(養老2)仁聞菩薩が開基した神仏習合の霊場と伝えられ、
国東半島に古代以来展開したいわゆる六郷満山と称せられる仏教文化圏の一中心であった。
境内には、高さ3.6メートル余の国東塔(鎌倉期作、県指定文化財)をはじめとして、
国東半島独自の仏教遺物が数多くあり、また修正鬼会に使用される鬼面鈴鬼
六郷満山関係の古文書を所蔵している。

両子寺は六郷満山の中山本寺。
杵築藩主・松平家の祈願所として大いに栄えたと言われている。
かつて多くの僧たちが修行したところ。
時雨紅葉など七不思議をたずね、境内をゆっくり散策する。
伽藍の配置など、山岳寺院の立地状況を見るのに欠かせない。
九州西国三十三箇所の一つで、子授けの観音霊場としても有名。

 

『無明橋』 両子山の七不思議①
不信心者が渡ると落ちるという。
橋の下に観音様を祀ってあり、この橋を渡ると不思議と信仰心が湧き起こると伝えられ、
牛や馬が渡れば落橋すると言われている。

 

『仁王像』

 

『山門(綜合門)』

 

『池』

 

『寺標』

 

『案内板』

 

『客殿』

 

『書院』

 

『香炉』

 

『平和の鐘』

 

『護摩堂(本堂)』
山岳修行の根本道場にして本尊不動尊をはじめ諸仏を祀る。
(観音菩薩、阿弥陀如来、毘沙門天、歓喜天、)など、
明治2年焼失後20余年の歳月を費やし、同25年に原型どうりに再建

 

『お地蔵様』

 

『仏像群』

 

『道祖神』

 

『三面出世大黒天堂』

 

『稲荷堂』

 

『大講堂』
明治維新の廃仏毀釈の法難に焼失し、平成3年再建。
10m×10m(五間四方)。720本の垂木を使用し、銅板葺。
釈迦三尊像、天台・伝教両大師像を奉安しています。

 

『大講堂本尊』

 

『曼茶羅』

 

『国東塔』

 

『神仏習合の証「奥の院」に通じる鳥居』

 

『磨崖板碑と国東塔』

 

『奥の院の本殿』
弘化3年(1846)旧杵築藩主松平候の寄進によるものです。
千手観音立像、両子大権現(男・女二天童子像)、宇佐八幡神像、仁聞菩薩像を崇め祀り、
不老長寿と子授け申し子祈願の霊場として広く国内に知られている。

 

『十一面千手観音立像』

 

『奥之院岩屋洞窟』

 

 

 

『お山参り入口』

 

『百体観音』

 

『針の耳』 両子山の七不思議②
山腹に岩が重なり合い、その隙間を通るのが、
針に糸を通すように難しそうなところがあるが、
不思議と容易に通り抜けることができるという。

 

『鬼の背割』 両子山の七不思議③
山腹に昔、千徳坊という力持ちのお坊さんが、
背で割って通路をあけたといわれる二つの大岩が立っている。

 

『鹿のツメ割』 両子山の七不思議④
山頂へ登る道の途中にある大きな石に、親子鹿の大小の爪跡がのこっている。

 

『『豊後国両子寺縁起』を著した瀧澤馬琴碑』

 

『鬼橋』 両子山の七不思議⑤
昔、千徳坊という力持ちの僧が山から引きろして橋にしたといわれる
大石が両子寺の境内にある。

 

『しぐれ紅葉』 両子山の七不思議⑥
両子寺の境内にあるこの紅葉の下に立ち、上を見上げると、
晴天の日でもしずくが落ちるといわれている。

 

『走水観音』 両子山の七不思議⑦
両子寺の西方1500mの山際にある観音様の下から湧き出る貫水は干ばつでも無くならず、
雨季でも増水せず、年中一定の水量を保っており、水温もまた常に変わらないという。