松尾観音寺

 

 

山号 : 龍池山

宗派 : なし

寺格 : 単立寺院

本尊 : 十一面観音

創建年 : (伝)和銅4年(712年)

開山 : (伝)行基

正式名 : 龍池山松尾観音寺

別称 : 松尾観音

 


所在地 : 三重県伊勢市楠部町156-6

 

 

日本最古の厄除観音
今から1300年前の奈良時代初め(712年) 当時の高僧「行基」が伊勢参宮の折に
夫婦の龍神様が住むと言い伝えられている池(二つ池)を尋ねられ、自ら「十一面観音菩薩」、「毘沙門天」、
「地蔵菩薩」の三尊様を 刻み、 池のほとりに建立し安置したのが始まりと言われています。
その後は、伊勢国の国司であった北畠氏が祈願寺として守護し、
その後、北畠家一統の木造氏が氏寺として守護してきました。

また松尾観音は本山、末寺 、檀家も持たず「単立寺院」であり、仏教本来の教義・本質を守り、
葬儀や供養など一切行わない「祈願時」という形態をとっています。

本堂裏にある二ツ池(龍池)と呼ばれるふたつの池には、昔から東の池には雄龍、西の池には雌龍が角住み、
観音様を守っていると言われています。

 

 

『松尾橋』

 

『参拝の作法』

 

『参道』

 

『手水鉢』

 

『香炉』

 

『本堂』
文政3年、総欅造りで建てられ(木造長郷氏による寄進)、本堂正面一面に彫られた 
欅一刀彫り龍神欄間や、江戸時代流行となったお礼奉納の絵馬や額、約100点が収められています。
再建された今の本堂の天井には、龍神様の通り道として、天井板が一枚だけはずしてある。
その板は、いくら閉めても、いつの間にか開いてしまうのだそうな。

 

『十一面観音様』
三十六態ものお姿に変身して人々の危機を救ってくださるという、ありがたい観音様。

 

『本堂龍神様』
ある日突然本堂の床板に龍神様が浮かび上がってきたとか
1403年本堂が火災にあった際に池からその2体の龍神様が現れ、
雄龍は燃え盛る炎を飲み込みながら空から舞い降り観音様を自らの体で幾重にも巻きつけ、
また雌龍ほ何度も池の水を炎に吹きかけ観音様を火災から守ったという伝説が残っています。
この龍神様を撫でると幸運がやって来る「撫で龍」 とも呼ばれ、
知る人ぞ知るパワースポットになっています。

 

『本堂扁額』

 

『龍池社への参道』

 

『松尾龍池社』

 

『聖観音堂(護摩堂)』

 

『石碑』

 

『石碑』

 

『庚申堂』

 

『お地蔵様』

 

『お地蔵様』

 

『石塔』

 

『大主耕雨の句碑』

 

『筆塚』

 

『社務所』

 

『納札所』

 

『龍神庭園』
花の見ごろにはツツジが咲き龍神様の形に見えるそうな。

 

『龍神庭園ののぼり龍の説明書』

 

『由緒書』

 

『龍神様が住む二つ池(西池)』

 

『龍神様が住む二つ池(東池)』