こんにちは。田島です。
私事ですが。
人の『心』を扱う仕事をはじめてから
会社員時代の経験もいれると、かれこれ１０年になります。
先日とある方と話していたときに
「自分が信じ続けてきたことは、ココだったんだなぁ」と思い出す機会がありまして。
その辺のことを１度
言葉にしておこうと思って、パソコンを開きました。
お付き合いいただけるとうれしいです＾＾
そもそも私が『心』に興味をもったのは
当時24歳（社会人2年目）のとある挫折経験がきっかけでした。
これは当時の私にとってしたら
「時間」以外の、健康・お金・仕事・人間関係・夢(希望)が一度すべてなくなったという挫折でした。
私は学生時代から受講生としてお世話になっていた
ビジネススクールを運営している人材教育会社の社員さんから声をかけてもらい、そのまま社員として入社することに。
その会社は教育業界に珍しい
「フルコミッション（成果が出ないと給与もゼロ）」の環境で、固定給のないリスクはありましたが。
当時の私からしたら
『自分がやりたい人材教育の仕事が、理想的なお客さんとの距離感で、それを仕事としてできる』という喜びの方が強かった。
（今思えば勢いだけだったなと思うけどw
家族にも大反対されたけれど、私自身は『就職活動大成功じゃん！』と思っていました。）
しかも入社当初から想像以上に順調で
「この年で、天職に出会ったわ。俺、すげえな！」と心から思うほど調子にのっていました。笑
▼そのときの調子のっていた写真が、こちら。笑▼
ただ入社して半年が経つと
自分のキャパを超えたんでしょうね。
パタッと成果がでなくなり
会員さんが1ヶ月で5名退会するという前代未聞のトラブルを起こし、笑っちゃうほど天国から地獄へ崩れおちていきました。笑
【当時のことを言葉にすると、こんな感じ。】
1年目なんて365日中363日働き
それなのに月給は１桁万円ということが何ヶ月も続く。
当たり前のように貯金はなくなり
けど生活と仕事を続けるために、社会人1年目でまさかの数百万の借金を背負うことに。
（負の連鎖は止まらないものでw）
追い打ちのように、成果を出せない私に対して
当時の上司からは厳しい言葉とともに、ときに手をあげられることもあった。
あれだけ好きだった仕事が
どんどんやりたくなくなっていき
そんな中途半端な自分が
人を指導するなんて・・という自己嫌悪に陥って
お客さんの前に経つのが恐くて
相手の言動１つ１つにビクビクしていた。
そして、最悪だったのが
「目の前の人の成長」よりも「いかに自分が失敗しないか。怒られないか。」というところに意識が向き、仕事をするようになったこと。
そんな生活が１年ほど続いたある日。
会社に行こうと思って起きようと思ったら、体が動かない。
どんなに脳から「動け」と指令を出しても、まったく体が動かなかった。
「あっ、このままいったらおかしくなる......」
命への危機感を強烈に感じて
それがきっかけで、その日に電話で「やめたいです」と伝え
会社に行ったらどうにかなりそうだったので
その電話以降、一度も会社に行くことなく逃げるように辞めた。
・
・
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そんな私に残ったのは
「大量の時間」と「多額の借金」だけ。
ずっと仕事をしていたから
仲の良かった友達とも疎遠になってしまった。
家族となんて電話をすれば毎回ケンカで
しぶしぶ実家に帰ってもコミュニケーションなんて破綻していた。
（今思えば、こんな自分を迎え入れてくれた両親には感謝しかない）
そして仕事も、お金も失った。
なにより一番つらかったのは
「夢」「想い」を失ったことだったな・・。
それからしばらくは
ずっと怒りと悲しみの渦のなかにいた。
暴力をふるった上司への怒り
それをみて何も言ってくれない先輩への怒り
気持ちをわかってくれない両親への怒り
その一方で
その人たちがいたからこそ経験できたことがあり
恩を感じていたはずだったのに
そんな人たちのせいにしている自分をみて
そんな自分が悲しく、なんかもうよくわからない感じになっていた。苦笑
そんな「怒り」と「悲しさ」で
いっぱいになっていた時期が３ヶ月ほど続いたときに
『そんな自分が、悔しいよ・・。』
『こんなことをしたいんじゃなくて、俺はもっと自分の可能性を広げていきたいよ。いい加減、もう前へ進みたいよ・・・。』
そんな声が、どこからか聴こえてきた。
怒りや悲しみも本音だったけど
きっとあれは『自分のもうひとつの本音』だったんだろう。
そこに気づけたときに
あれだけ怒りや悲しみでいっぱいだったのが、だんだんとなくなっていった。
そして３ヶ月ずっと生まれなかった
『活力』が、フツフツと湧き上がってきた。
その経験を通して、わかったんですよね。
『あっ、そっか。怒りや悲しみの果てには「純粋な想い」があるんだ』って。
この発見は、私にとって
暗闇のなかに一筋の光を見つけた、そんな感覚でした。
この経験がきっかけになって
「もっと"心"について知りたい」という気持ちが芽生え
そこから『心理（感情）』を探求する旅がはじまり、今に繋がっています。
私は心のことを仕事にしていますが
それでも今もまだ、自分を責めてしまうことはあります。
クライアントさんにお伝えしたことを
「私自身ができてないじゃん」と思うこともあります。
毎日、軌道修正の連続です。笑
ただ『心』のことを学び、それを仕事にして
これまで3,500名を超える方々の心や生き方に寄り添ってきてハッキリいえることがあります。
その人がいま、どんな状況でも
どんなに自分のことを信じられずとも
そのゴチャゴチャの奥には
『可能性（自分のまんなか）』がある
ということです。
そこに辿り着いた瞬間に
いまの物理的な状況は変わらなくとも、心が変わる。
無理やり気持ちを高めなくても
少しずつ、でも着実に「やるぞ」という気持ちが生まれてきます。
塞ぎこんでいたとしても
少しずつ顔が上を向いて、瞳にもチカラが宿ります。
どんなに「自信」がなくても
どんなに「最悪」が起こっても
たとえ「一般常識・レール」から外れたとしても
誰にでも『可能性』はある。
それを思い出すことで
またそこから、全く新しい物語を創っていける。
そんな瞬間を、何度も何度もみてきました。
そして、この経験は、いまの私のスタンスを創っています。
目の前の人がどんな状況でも
なるべく自分の経験に当てはめずに
自分のなかの常識で計らずに
良い意味で、その人からでてくる言葉を信じずに
「何が伝えたいんだろう？」とアンテナをはり
『その人のなかに眠る可能性がある』を信じて、関わる。
見つけるまで、絶対に諦めない。
そんなスタンスへと。
この気持ちはどんな仕事をしていても、いつも"自分のまんなか"にあります。
ただ、自分の可能性って
自分ではなかなか気づかないものです。
だからこそ、
『人との繋がり』『人との共生・共創』があるんだと思うんですよね＾＾
だから、無理に説明しなくていい。
言葉にできなくてもいい。
荒削りだっていい。
だからこそ、一緒に考えたいじゃないですか！
それが形になる瞬間を、みたいじゃないか！！
私でよかったら、話を聴かせてください。
ぜひ、あなたの本音を聴かせてください。
私ができることだったら
もてるもの全てを使って、全身全霊で
あなたのなかに眠る可能性を、一緒に見つけます。
さぁ、その可能性を解き放っていこう。
※コメント、リブログ歓迎
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