こんにちは。
ジブン探究家の田島です。
今月はブログの更新頻度が
これまでに比べると、ずっと少なくなってしました。
実は今年に入ってから心境も環境もめまぐるしく変化していて
私の中で次のイメージは見えていても、そこの言語化がなかなか追いつかず、こんな感じになってしまいました。笑
そして最近、ようやく私の中で言語化ができました。
なので今日は、私事になりますが、
これまでの変化の経緯や、そこからみえた新しい事業の方向性について、シェアさせていただければと思っています＾＾
※いつにも増して長文になっておりますので
ぜひお時間あるときに読んでいただけたらと思います。
まず、そもそものきっかけを振り返ってみると
今年に入ってから、これまでのワーク&ライフスタイルが大きく変わったということが、とても大きかった。
ちょっとだけ私のお話をさせてもらうと
昨年までの私は、「１対１」のパーソナルセッションがメインでした。
クライアントさんは３０〜５０代の
経営者から起業家、会社員と、幅広い立場の方でしたが、その中でも「同業者」や「心理学・能力開発などに興味関心の高い方」が多かった。
ただ、それが今年に入ってから
むしろ『業界外の方』の相談にのる、お仕事をさせていただく機会が増えていったんです。
例えば、パーソナルセッションも
これまでの経営者さんや起業家さん、会社員以外にも
「学校の先生」や「中・高・大学生」といった学生さんが、継続的に受けていただくようになりました。
（学生さんは、親御さんの承諾を得ています）
そのほかにも、法人企業様とお仕事をさせていただいています。
多いときは週１日のペースで、私も実際にその会社に訪問して
「社内のトップから現場までのコミュニケーションの促進・連携強化」を目的にしたファシリテーション兼コンサルティング担当として、関わらせていただいています。
経営陣や各チームの会議に同席させてもらったり
１日に「１５人」と個別カウンセリングしたり、とw
そんな経験から、会社で働く方々と触れあう機会が、格段に増えました。
がっつり企業に関わる以外にも、１日単位での研修依頼という形もあります。
（テーマは「男女のコミュニケーション・モチベーションの違い」や「認定講師向けの講座写真撮影」など多岐にわたる。）
あとは、本業とは別に
２０２０年４月に神奈川県で小学校（フリースクール）を立ち上げるプロジェクトにも参画しています。
そこでの活動を通して
今までだったらご縁のなかった「教育現場で働く先生」や「教育に対して想いがある２０代の方」「親御さんやお子さん」などと、これもまた違った価値観やバックグランドをもたれる方々と関わる機会も増えました♪
このような新しい流れのおかげで
この６ヶ月間、自分の業界を「外」からみるという貴重な経験をすることができました。
（海外に行くと、初めて日本の魅力や課題がみえる感覚に似ています）
「業界内」と「業界外」を行き来するなかで
いつの間にか自分自身も
すごく自分の業界の常識・当たり前に染まっていたことに気づいたり
その気づきから今まで何も感じていなかった
この業界に対する「違和感」「世界の狭さ」のようなものも見えてきたんです。
ただ、この違和感との出会いが
私のこれからの事業の方向性をグッと広げてくれることになるとは、正直思いませんでしたが・・・笑
心理学。能力開発。スピリチュアル。
カウンセラー。コーチ。コンサルタント。
セラピスト。ヒーラー。セミナー講師。
このような「無形サービス」を扱う人たちを
ココでは「自己啓発業界」と一括りにさせていただきます。
私は学ぶ立場もカウントすると
かれこれこの自己啓発業界には、「１０年以上」もお世話になっています。
そして、今ではその業界で、仕事をする立場に変わりました。
私としては、この業界で
出会った人や考え方、知識や技術などを学んだことで、色んな恩恵がありました。
まずは「自分」という存在を理解でき、
「起業」をして、「自分の強みを活かした働き方・生き方」が歩めるようになりました。
そして人間関係においても、
一時は２年間両親と全く口をきかない時期があったものの、今ではその関係が格段によくなりました。
周りにいる友人たちも心から信頼できる人に囲まれています。
だからといって。
毎日がハッピー！というわけではなくw、今だってときにめちゃくちゃ落ち込むこともあれば、悩みが生まれて引きこもりたくなるときもあります。
ただ、それでもそこに振り回されすぎず
自分の日常に「幸せ」を見つけられ、それを育める自分になれていると思っています♪
このように個人的には、
この業界にはとても感謝しているし、むしろもっと広がればいいなーとも思っているので、今までも仕事をしてきました。
それくらいこの業界で伝えられていることは
人が生きる上で、とても大切なエッセンスが詰まっていると、私は考えています。
（学校教育でいうなら「道徳の時間」に当たるエッセンスだと思っている）
ただ、その一方で。
この業界が個人でもビジネスとして成り立つようになってから
どこか「ビジネス色」が強くなりすぎてしまったようにも感じている。
これはあくまで、私個人の意見ですが。
この業界で伝えていることは
心やマインド、生き方や精神性など、目に見えないものがとても多い。
特にそれを個人レベルで仕事にされていて
かつ、SNS（ネット）を使った起業スタイルを選んでいる方は、「自分」という存在や生き方を表現していかないと、目に留まることは難しい。
だから、少しでも人の目に留まるために
いつしか必要以上な露出や自撮り、目立つためのキャッチーな表現が溢れてしまったように感じます。
（起業塾や起業コンサル、協会ビジネスなどの教える側も、ココを推奨する空気もある。私もそうアドバイスされたこともあります。）
他にも自分が成長できて良いものだと思うがあまり
過去の自分と同じ境遇の人の「役に立ちたい！」「助けたい！」という気持ちが、強くもっている人が多い業界でもあると思います。
別に自分を表現するとか、
救いたいという気持ちが悪いとかダメとか言いたいのではありません！
ただその想いが強すぎるが故に、
相手に伝わる表現よりも、「自分の想いを伝えるだけの表現」になりすぎて、どこか押しつけがましいような印象を与えている人が、SNSをみていると多いように感じる。
（純粋な交流をしたい人が、SNS疲れになるのはこういった背景もあるのではないかな）
あと私が今回。
最も違和感を覚えたのが、こちらです。
自分が何者なのか、
自分の在り方や生き方、マインドといったものって
本来は短期的で見つかるものではなく、
いわば『生涯』を通して、実践や探究を繰り返しながら見つかっていくものなはず。
それなのに、なぜかこの業界では
３ヶ月、６ヶ月とかでそれらが見つかりますよー！
そんな生き方ができる自分になれちゃいますよー！
みたいなキャッチコピーやサービスが溢れている。
（私自身も昨年まで、その１人でしたけどね）
あと、自己啓発本のタイトルとかでも
◉◉をしたら、年収◉円の生活が手に入る
自分のままで、◉◉になれる
幸せになるためのたった◉つの法則
そんなキャッチーな言葉を
ここ数年、異常によく見かけるようにもなった。
そもそも人間教育を目的にしている学校教育でさえ
義務教育として「９年」という月日をかけているのにね。
そう考えていくと
とても不自然だなと、正直思っちゃったんですよね。
ただそれはきっと、時代の変化が大きい。
昔とちがって、今の時代は
「コレさえやっておけば！」「良い大学・大手企業に就職すれば安泰！」という社会構造は、すでに崩壊したよね。
そうなってくると、「自分で」働き方や生き方を考え、決めていく必要がある。
ただ今までそこに慣れていない人にとっては、自分の心の在りどころも、生き方もうまく見えなくなってしまう。
その上で情報は多く、やることも増え、
海外も身近になったことで、色んな境界線が曖昧になっていて、先行き不透明な時代になっていると思うんです。
そんなめまぐるしい変化によって、自分の在り方・生き方に迷う人が増えた。
すると、ココに困っている人たちは
「今すぐにでも解決したい！」「安心したい！」という焦りの気持ちが生まれやすくなる。
その困りごとも、表面化してきたから
それが「一個人」でも、「ビジネス（仕事）」としても成り立つようになった。
それを仕事にしたい人も増えた。
「長期的な目線でじっくり考える・育てる」という視点は
きっと大切と思いつつも、先ほども述べたように、それだとインパクトに欠ける。
無名の個人にとってはそもそも興味をもってもらえない。
興味をもってもらいたいから、見せ方や伝え方などの表現方法が「過度なビジネスたっぷりなキャッチーなもの」になっていったんだろう。
いま困っている人からみても、
長期的に時間をかえるものを３ヶ月６ヶ月とかでサクッと見つかったら、魅力的に映るよね。
これは残念だけど、１つの事実だと思います。
つまり、在り方・生き方のようなものが
短期的に悩みを解決するための「問題解決（ソリューション型）のビジネス」になってしまった。
それと、１つの業界に長くいると
上記のような違和感を抱いても、「そんなもんだよね、という当たり前」がどこかで生まれる。
あと、「伝わる人に伝わったらそれでいい」みたいな気持ちも、正直あると思う。
（私は、正直そうでした）
ただそれは業界内のお話で、
じゃあそんな業界を、「業界外」にいる人から見たらどう思うんだろうか。。。
とても『不自然で、特殊な世界』に見えると思うの。笑
正直なところを言えば、
この自己啓発業界は「怪しい」「胡散臭い」「宗教みたい」というイメージがまだまだある。
ただそれも、上記のような不自然さが影響していると私は考えています。
念のためにいっておくと
ココまで業界のことを色々と言ってきましたがw
私は別に、この業界のビジネスや同業者の方々を否定したいだなんて、微塵も思っていません。
そもそも私もその１人ですし！w
ただ、先ほども冒頭で述べたように
この業界を少し「外」からみてみたときに
私自身も普通に
「怪しい」「胡散臭い」「宗教みたい」と、素直に思っちゃったんですよ。笑
けれど、そこに気づいた時に
私はこの違和感をスルーしたくないと思った。
こんな一面もちゃんと理解した上で
「じゃあこの業界をもっと"身近"に感じてもらうには、どうしたらいいか？」という方に、もっと時間やエネルギーを注ぎたくなったんです。
だって、何度も伝えますが。
私はこの業界が本来大切にしていることも、教えられていることも、素晴らしいものだと思っている。
最近では、「人生（生涯）教育の一部になる」とも考えているくらいです。
このような違和感が生まれたからといって
私はこれからも、セッションの仕事を続けていきます。
いや、余計続けていきたくなりました。
ただし！！！
今までやってきたような「問題解決型のアプローチ」や「言葉だけのセッションスタイル」は、やめていこうと考えています。
いくら利益が上がるのか
短期的にどれだけ現実が変化したのか
こういった目先の利益や問題解決は
「目の前の現実を変える」という点ではとても大切です。
ただそれは
『長期的に、目指す目的地』があってこそ、バランスが保たれる。
そこがない状態で、
今の不安や焦りをなくすための悩みや困りごとの解決アプローチは
その人の視点を「目先」に向け、視野を「狭く」させる。
余計、迷いや不安を生み出すことになりかねない。
これを日常生活で例えるなら、
問題解決は、風邪を引いたら、病院にいって薬をもらって治す対処療法と一緒。
それよりも大切なことって
そもそも風邪を引きにくくするための根本的な生活習慣や身体を整える、ということではないだろうか。
ココがベースにあった上で
「問題解決」を扱っていく順番が、大切だと思っています。
なので今後の事業では
もっと「長期的な視点」と「根底を築く」ことをベースにしたお手伝いをしたいと考えています。
時代がどんなに移り変わったとしても
自分の目的地が変わったとしても
これまでの経験やヒトやモノに引っぱられすぎず
「自分の"今"の幸せを、自分で見つけられる」＋「それを、自分の日常で生み出せる」
そんな２つの力や習慣を
１人１人が身につけられ、"自分"で使いこなせるようになる
ココを、１つのコンセプトにしていきます。
そう考えていくと
今までのように「言葉だけ」のセッションには限界があるなと感じています。
これは私の意見ですが、
この自己啓発の業界ってセッションや講座はたくさんあるけれど
ほとんどが『思考を使う要素』がとても多いなと。
※本人が「感覚的にアプローチしている」といっても
私からみたら「それ、思考だよね」と思うことも多いのです。
私もずっとそうでした。
感覚・感情を大切にしていても、どこかで「思考」へのアプローチだったなと。
なので、今後はセッションにおいても
思考や言語以外にも、『体感覚で理解できる』『その場で体験できる』ような体感要素をもっと取り入れていきます。
そうやって「感覚」と「思考」の両輪で、
「１人１人の求める、幸せの基準（当たり前）」を、横で一緒になって底上げできる居場所をつくっていきます。
実は今、仲間とともに立ち上げようと準備している
「大人のための学び舎(仮)」も、この体験・体感要素をベースにしていきます！！
そして、この心境の変化があってから
私に、新しい夢ができました。
それが、
在り方・生き方、マインドや精神性
男性性と女性性のバランス感覚、
感情や思考の扱い方、ライフバランスなど。
この業界で教えられているものを
「教育」としての「１つの文化」へ底上げしていきたい
という夢です。
この業界で教えられていることに興味はある。
だけど、なんか怪しいし、入りづらいし、そこにいる人たちと一緒にされたくないしな。
そう思っている人たちが
自分を知ることが
自分の気持ちと向き合うことが
自分の人生（生き方）や仕事（働き方）を考えることが
大切な人との関係を考えることが
決してすごいことでもなんでもなく
意識の高い人しかやれないことでもなく
修行チックな感じではなく
「純粋に楽しいな！」という感覚が
その人のベースにあるかどうかって、とても大切だと思うんです。
もっとこの考え方が
人の日常に「当たり前の感覚・距離感」となっている。
未来の子供に今の時代を説明した時に
「えっ、それってむしろ当たり前でしょ！
そんなのがわざわざ必要だと思っていたなんて、ある意味すごい時代だったんだねw」
そんな感じに、小馬鹿にされるくらいw
スタンダードな「１つの文化」にしていきたいなって。
そんな文化としての底上げに、
私個人としても、これから仲間とチームという形でも、注いでいきたいと考えています。
今回お伝えしたことは
１つ１つが大きなテーマとポイントなので
また小分けにしながら、
少しずつシェアできたらと思っています＾＾
久々の投稿で、長文失礼しました。笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！！
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