酒とバラの日々 -45ページ目

ポルトガルのデパ地下*10/3

メトロのブルーライン(Linha Azul)でサン・セバスティアン駅へ。

駅と直結していてとても便利なショッピングセンター(と思っていたら実はデパート)

『El Corte Ingles』(エル・コルテ・イングレス)


日本のデパ地下と比べると小さいけれど、大型ショッピングセンターと言うとちょうどしっくりくる大きさ。

海外のスーパーやショッピングセンターは値段も手ごろで見たこともない食材がたくさんで

彩り鮮やかでとても楽しい!

食いしん坊の私は、食べ物に囲まれているだけで幸せ。


このデパートはスペインの大手デパートがポルトガルに出店したとのことで

何か近代的、そのうえ遅くまで営業していてくれるのでありがたい。

(月~木は22:00まで、金・土は23:30まで営業とのこと)


明日はポルトガル最終日、リスボンをたっぷり満喫しつつお土産も買う予定だったので

明日のための下調べとしてやってきたのだ。


ポルトガルといえば缶詰、パテ、

というわけで缶詰売り場へまずは直行。

色とりどりの鮮やかな缶詰コーナー、ポルトガル名物の鰯もたくさん!

やっぱり海外のスーパーマーケットは楽しいな。


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賑やかな色あいの缶詰群には心はしゃいでしまい、あれも欲しいこれも欲しいと買いそうになってしまったけれど

なんとかぐっとこらえて缶詰鑑賞(お買い物は明日にまとめて、の予定だったので)。


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ちなみにポルトガルはどのスーパーも大抵魚売り場が充実していて

そのうえ名物のバカリャウ(干しダラ)が大量にかけてあったりするので

その日本にはない異国情緒な雰囲気がたっぷり味わえて、本当に楽しかった。


ここはスペイン系列なので生ハムもそこそこ美味しい、との情報を聞きつけて、

明日はたんまり生ハムを買ってホテルで楽しもうか、ということに決まった。

野菜も果物も、ワインもビールも、ありとあらゆるものが揃い、清潔感溢れる綺麗なスーパー。

わたしにはこのスーパーがキラキラと宝石箱のようにさえ思えたのだった。


すっかり虜になったポルトガルのビール、サグレスも売られていたのだけれど

6本セットや12本セットのものしか見つけられず、ここで買うのは断念。

お得な値段だったので残念。


便利なうえに中心地からも比較的近い、

そのうえフードコートもあって色々楽しめるこちらのデパート(大型ショッピングセンター?)は

地図左下。

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たくさんの種類の食べ物・生活雑貨が置かれているスーパーマーケットは、

まるでポルトガル食文化の博物館のようで

無料で楽しめるこの場所がとても気に入ってしまった。


明日はここのフードコートでランチしよう!と決め、この長い一日の冒険は終わりを迎えた。


・・・終わりを迎えたはずだったのだが、

この夜、最悪の腹痛と吐き気がホテルですやすやと眠っていた私を襲う。

死にそうになる私、対象的に、血色よい顔で眠り続ける旅の連れ。

同じものを食べて、同じ行動をしているはずなのに、この差はなんだろう!!!

と元気な顔を見るだけで憎らしくさえ思える。


最終日目前に起きたこの出来事は、旅の苦い思い出として私の心の中に刻まれた。

旅は美しいだけじゃない、痛みやつらさもつきものなのだ!、とトイレに数時間引き籠って悟った教訓である。



大人な靴

大人な靴がほしくて。


少しぐらい値がはってもいいから、長持ちして、フォーマルなところにも履いていけるような、

主張しすぎずでもどこか個性があって、

ヒールが少しあってもいいからしっかりした靴が欲しかったのです。


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このシリーズは、普段の価格だと私には少し高くて手を出さないのだけれど

幸運なことに新丸ビルの店舗でセールをやっていて

まさに理想どおりだったうえにサイズも偶然ぴったりのものがあって、

\25,000円⇒\14,000⇒\13,000まで値下げしていたので購入。

底のクッションがしっかりしていてヒール高は6センチ。


私の身長は167か168。

ヒールが高いとだんなサマの背を超してしまうし、歩いていても少し人ごみから抜き出る感覚なので

フォーマルな場面以外ではあまりヒールの高い靴は履きません。


が、最近ヒールもいいものかも、と思うようになりました。

姿勢がよくなるし、カッチリして見える。

自分の気持ちが、会社にいくぞと引き締まる。

やっぱり足元は重要なんだなと今更ながら思います。


それにしても、6センチヒールを履くと、私の身長は173か174。

やっぱり高いな、もう自分の身長には慣れたけど。

新人ちゃんは生まれ変わったら170センチぐらいの女性がいいと言っていたし、まあいいか。

それも格好いいかも、と最近思えるようになりました。


この靴で何より気に入ったのは裏側の真っ赤な色。

一見綺麗め黒の靴だけど、歩くときにチラリと見える真っ赤な色がとても好きです。


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思えばお財布もこんな感じ。

そういえば車で高速にのるとき、助手席の方にお願いして財布からお金を出してもらったのだけど

中を開けたら意外にも赤でビックリしていたっけ。

こんな意外性が好きなのかも。

黒と赤、どことなくイタリアな感じ。財布はたしかにイタリア製。


早く自分の足に慣れるといいな。

革はそういう楽しみがあるからスキ。


ここのところ、セールだからってはり切って大量に買うことがなくなりました。

今回もセールの時期に買ったのはこの靴と、

あとはポイントがたまっていて2600円で買えたニットぐらい。


いいのか悪いのかわからないけれど

少し大人になった気がしています。

でも後ろでだんなサマが、まだまだ財布がゆるんでいるぞーと反論してます。




バイシャ地区のレストラン*10/3

わたしたちが向かったのはバイシャ地区のレストランが並ぶ賑やかな通り。

両サイドに並ぶレストランからは店員が出てきていて、客の取り合いをするかのようにお店の宣伝をしていた。

移動の疲れと空腹感から、ガイドブックを丁寧に調べる気力もなくなっていたわたしたちは

静かそうなお店を適当に選びふらりと入ってみた。


『UNIDOS DO MINHO』

向かいのお店が一生懸命客引きをしているのと比較すると

あまりやる気を感じない客引き具合。

お店の中はわたしたち以外に1組しかいなかった。


もうなんでもいい!とにかく何か食べよう!

とメニューを見る。

そういえば、ナザレでカタプラーニャ(野菜と魚介類をトマトベースで煮込んだ料理)を食べ損ねたわたしたち。

すかさずカタプラーニャを注文。

鉄鍋で密閉して、野菜や魚介からのエキスがたっぷりでたスープ、

どっしりの量には本当にいつもびっくりさせられる。


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ここのお店は塩分量が多いようで、ワインがゴクゴクすすんだ。

もはやジュースのように飲んでしまう。

もちろん頼んだのはヴィーニョ・ヴェルデの赤。

すっかりはまったヴィーニョ・ヴェルデ、入っているか入っていないかぐらいの微炭酸は

決してお腹を一杯にさせることはなく、乾いた喉への喉ごしが最高なのだ。


もちろんいつものごとく最初に出される前菜。

手をつけなければお代は払わなくていいのだが、出されてしまうと必ず手をつけてしまう。

スーパーで売っていそうなB級グルメ的な鰯のパテは、いつもながらにパンに合う。

煮込み料理が出てくるまでの間に、前菜のみでワインをごくごく。


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この日1番食べたかったのはタコのリゾット。

ポルトガルといえばタコも有名。

ポルトガル人は日本人同様にタコをよく食べるのだ。

ポルトガルの魚料理は本当に日本人の舌によく合うと思う。

第2の故郷のような錯覚さえ起こしそうだ。

こちらのリゾットもかなりの塩味が効いていて、ワインなしだと少しきつそうだった。

塩味は強かったけれど、煮込まれたタコのダシは本当によい風味で

これは後で動けなくなるぞ、というぐらいに食べてしまった。


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それにしてもポルトガルでよく見かけるこの鉄鍋。

大きさも、そしてトマト色の煮込み料理との色彩バランスも本当によい。

家庭料理で素朴な感じで、ポルトガルにはそういった料理が多くて

魚介の煮込み料理やスープが好きな人にはたまらないだろう。

本当に素朴なのだ、全てが。

どこか日本に通ずると思うのはそんなところなのだろうか。


テーブルの中央に置かれたヴィーニョ・ヴェルデの赤ボトル、

あまりの値段の安さに驚いてしまう。

どのお店でも、基本的にヴィーニョ・ヴェルデはとてもお手頃な価格で置かれている。


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このお店は本当に暇そうで、

途中で一組お客さんが出て行ってしまったあとは、私たちの貸切状態となってしまった。

店員もこちらが呼ばない限りは奥のほうに消えてしまって

外の賑やかな通りの様子とはうってかわって、店の中はわたしたちの食べる音とお喋りの声のみが響き渡る。

おかげで少し、旅の疲れがとれたように思う。


バイシャ通りの小さなレストラン

白いビニールの屋根が目印。

ごちそうさまでした。


ポルトガルの食事でいつも思い出すのは

オレンジ色の、いかにも食欲をそそりそうな魚介たっぷりの煮込み料理たち。

ポルトガルは魚介の煮込み料理の聖地のような場所ではないかと思う。

何年も経った今でも、脳裏に甦るオレンジの鍋料理たち。


このあと生まれつきの食いしん坊による食べすぎがたたり、

真夜中に謎の腹痛で苦しめられることになろうとはつゆ知らず(←わたしだけ…)、

重いお腹をひきずって、会計を済ませたわたしたち、

散歩がてらにとホテルに戻る前にふらりとスーパーマーケットへ寄って見ることにして

ゆっくりゆっくり、夜のリスボンの石畳を踏みしめ歩きだすのだった。