「お嬢さんの説明は些か文学的に過ぎますね」
といった。
「式神というのは式に人格を与えたときの呼び方です。式というのは、葬式だの卒業式だのの式・・・・・・いや数式の式と同じです」
姑獲鳥の夏 / 京極夏彦
この後、京極堂には、この 式 という概念をとても丁寧に説明していただき✨
陰陽師Ø
斎宮のことが頻繁に会話に出てきたり、あるいは、暗示や催眠術といった手法で呪術をより理解しやすく説明するくだりに、ふと 「姑獲鳥の夏」があたまをよぎる
事象はひとつだとしても、その真実はそれをどう解釈するかによって幾通りにも
琴の音に
峰の松風
かよふらし
いづれのをより
しらべそめけむ
徽子女王
平安時代中期の皇族、歌人
重明親王の長女、朱雀朝の伊勢斎宮
のちに第六十二代村上天皇 (926-967, 在位946-967) の女御に
世にふれば
またも越えけり
鈴鹿山
むかしの今に
なるにやあるらむ
悲恋にまつわれば、つぎの歌もまたなかなか味わいがあるようだ
大淀の
浦たつ波の
かへらずは
変はらぬ松の
色を見ましや
え? 梅林さんだったんだー ((((゜д ゜;))))