もみじの華やかな花入れ | 萩焼(伝統的工芸品)専門窯元【陶房大桂庵樋口窯】のブログ

萩焼(伝統的工芸品)専門窯元【陶房大桂庵樋口窯】のブログ

山口県萩市にある伝統的工芸品萩焼専門窯元・陶房大桂庵樋口窯のブログです。

●大桂庵(陶房大桂庵樋口窯)とは・・・

山口県萩市で、土のぬくもりの伝わる手作りの萩焼を伝統工芸士認定の作家・樋口大桂が窯元として作陶し、皆様に直接販売しております。

 

●大桂庵の作品は・・・

偽りのない「本物」「正当」の萩焼の和食器・花器・茶道具・置物などを、ご自身でお使いの場合や贈り物としての対応も承っております。

 

●大桂庵でのお買い物は・・・

作品の品質・ネットショップとしての対応など、安心してご来店・お買物いただけます。

 

●ご不明な点がございましたら、大桂庵・樋口までお気軽にご連絡下さい。

電話 0838(22)1447 higuchi@taikeian.net

 

山の木々が少しずつ色づく季節となってきました。
萩の近辺でお勧めする「紅葉狩り」スポットはやはり「長門峡(ちょうもんきょう)」でしょうか。
10代の頃、原付免許を取得し片道40Kmの道を真っ赤なタントで1人ドライブしたのもちょうど今頃でした!(ナツカシイ!)

「紅葉を愛でる」・・・四季のある日本の風情としていつまでも忘れたくない感性のひとつです!

萩焼の作風にも「もみじ」と表現されるものがあるのをご存知でしょうか?

それは「御本手(ごほんて)」という作風で、昔の茶人が赤い斑点が多くあり華やかな風合いを「もみじ」、背景に青み(グレー)があり赤い斑点がぽつぽつとある風合いを「ほたる」と表現したことによりそのように表現されるようになったとか・・・。
又、その昔、赤い斑点のある作品を「御手本(おてほん)」にして作らせたことから、後に「御本手」と言われるようになったとも言われているようです。

この御本手は古萩にも残っているように萩焼の中に古くからあり、現在においてもポピュラーな作風ですが、同じように作り焼成しても釉薬の掛け方や窯の中に置く位置によって微妙に違うことなどによりこのような違いがあり、その違いをこのように表現するというのは風情がありとても素敵ですよね。

伝統的工芸品萩焼の指定材料にある萩焼の基本となる「大道土」に赤土を混ぜ砂を入れて作陶し、その段階で線彫などの細工もします。
その後、乾燥させながら全体の形を整え、さらに乾燥のタイミングを計りながら生地とは違う化粧土を杓で化粧掛けを施します。
この「化粧掛け」というのは古くからある技法で、化粧土の中に浸けて掛けるのを「ずぶ掛け」と言い、杓で掛け分けるのを「杓掛け」と言います。
しっかり乾燥させてから素焼きをし、木灰釉を掛けて還元焼成で本焼きをし窯出しをして焼ヒビなどが無いかをしっかりチェックして完成となります。

この花入は撫肩衝(なでかたつき)という花入として伝統的な形で、正面のヘラメと本体の上部・下部に線彫の細工があり、お花を生けずにそのまま置いておくだけでも充分な存在感があります。
やや細めですので玄関先やダイニングなどに一輪の花とグリーンでさりげなく生けていただくのもいいですし、たっぷりのお花を入れリビング・和室になど広い空間を華やかに演出していただくこともできます。
季節の生花や造花を入れていただき、癒しの空間をお楽しみください。

【Webで萩焼まつり】大桂庵出品作のご案内
「No16  花入細手御本手撫肩衝ヘラメ」
紅葉と表現される華やかな風合いが人気の御本手に伝統的な撫肩衝でいろいろな生け方やインテリアとしても楽しめる花入です。(高さ22cm程度)※パッキン包み
■サイズ 縦:8.2×横:8.2×高さ:22.1(cm)

https://e-hagiyaki.com/html/G.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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