[将棋]昨日の女流王将戦1回戦の結果 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 昨日、女流王将戦1回戦の里見女流五冠vs頼本女流初段の対局が囲碁将棋チャンネルで放送され、少し変わった後手中飛車から序中盤は苦戦しながらもの、中盤の折衝を乗り切った後は一気に優勢を築いた里見さんが結果的に順当勝ちを収めました。
 
 ちなみに昨日の午後、私は老人ホームに居る母親のところへ行ってきました。これまでも2か月に1回くらいのペースで行っており、用事として父親死後の事務手続きで2月は準確定申告書にサインしてもらったり、4月は遺産分割協議書にサインしてもらってました。元々パーキンソン病を患っているので調子の良い日悪い日があり、一日の中でも体調の波が大きいのですが、昨日はまったく字を書けるような様子でもなく、声を出すのがやっとのことで、車椅子の母親にぴったり寄り添ってなんとか話が聞き取れるくらいの状態でした。
 
 夕方帰宅し、録画セットしていたので油断して忘れてましたが6時を少し過ぎてから慌ててテレビを付けたら、評価値グラフのパーセント的には頼本さんが最高で70%を超えるところまでいき形勢良しの展開。ただ、なかなかそのまま里見さんが一気に負けることは少ないとは思ってましたが、中盤の折衝で持ち時間が少なくなった頼本さんのミスを誘って逆転し、その後は里見さん必勝くらいの形勢になったところで、今度は娘が帰宅するので駅まで車で迎えに行くため観戦を中断。その後は夜ごはんの準備にとりかかり、昨日は鶏のから揚げを作りました。夜遅くなってから、見損ねた番組開始からの序盤戦と最終盤から感想戦までを見ました。と言うことで、自分の中では対局観戦と自分の用事が絡み合って時間経過の記憶がごちゃ混ぜになっているのですが、以下の写真では時系列で順番を整理し直し。
 

対局開始前のお二人の様子。テレビでは久々のノーマスク姿。しかしこのアングルでも結構険しい表情にも見え、対局者(頼本さん)は圧を受けているだろうなぁと。
解説は遠山六段、聞き手は本田女流三段。テレビ観戦をしていて、この人の解説は難しくて分かりにくいとか、面白くないとか思うことはほとんどありませんが、その中にあっても話しっぷりが丁寧で分かりやすい気がします。あと形勢表示や推奨手を見てる視聴者の人に、プロ棋士の人間的感覚とのズレなどを普通に話されていて分かりやすいかなと。ここはちょっと避け気味に話す人や、扱い方に苦慮されている感じの人も見受けられますし...。
後手中飛車の対抗形ですが、先手がすぐに角道を開けない出だしの流れでこうなった?のか、後手は5五の位取りを保留し、4四の歩を突いて角道が止まって銀対抗にはならない序盤戦に。
その後、後手は△5五歩、△5四銀と上がったところで先手から▲3五歩の仕掛け。
その後の応酬で頼本さんが成銀を盤の中央に配置し、後手の大駒が窮屈となり、先手の▲3四歩(打)が好手で、後手が困っているのではないか、里見さんもこの手をうっかりしていた可能性はあるかもとのこと...。
ただ先手にとって、抑え込みを図って優位を維持継続するのは気を使う変化を多々読み切らないといけないので時間が欲しいところ。にもかかわらず、女流王将戦はテレビ棋戦で持ち時間の25分は両者ともにですが、間もなく使い切ってしまう厳しい状況。
ずっと辛抱を続ける里見さん。頼本さんも必死の応酬でしたが...。
4筋、5筋からの後手の反撃が決まり、▲5五同銀で飛車を取って△5五角の王手飛車。駒割的には(飛車を取り合っても取らなくても)角銀交換なので決定的ではありませんが、後手の攻めが入って、両者40秒の秒読みで戦っては流石に勝負ありかなと。
その後も緩むことなく100手で里見さんの勝利。終局直後はやっぱり顔が怖い?・・・
からの、ほっぺたふっくらで、ややニッコリ。これは山崎八段の影響ですかね?里見さん、昔は指を唇に当てるポーズがちょっと幼さ交じりかもしれませんが癖だった(かわゆい)と思うのですが、ほっぺたふっくらは最近のブームなのか、前にもどこかで見た気もします。気がするだけかもしれませんが。(※6/22追記:ここですね。他にもあったはずですが。)