一昨日行われた白玲女流順位戦A級の8回戦で、西山女流三冠が伊藤女流四段を下し、9回戦を待たずに今期タイトル戦里見白玲への挑戦権を手にしました。私も週末金曜日はモバイル中継を見ていましたが、途中で西山さんが抜け出して完勝・・・と思いきや、そこから乱戦・激戦になり伊藤さんが先に持ち時間を使い果たして苦しいかなと思われましたが、西山さんも30分ほどの持ち時間の中で余裕をもって勝ち切ることが出来ずに最後は両者1分将棋での決着でした。西山さんは昔は終盤、優勢になるとなかなか逃さないという感じでしたが、この前のマイナビの第3局などもそうですが、やや終盤力に乱れがあるのか?(と言っても最後は勝ってますが...。)
北〕名人戦から女流順位戦へ。A級ラス前。西山朋佳女流三冠が伊藤沙恵女流四段との首位攻防戦を制し、里見香奈白玲への挑戦権を獲得。前期七番勝負の雪辱戦となる。「ホッとしています。昨年は不完全燃焼だったので反省を生かせたら。里見さんの独特の棋風にフォーカスしていきます」 pic.twitter.com/bJyhlCqkJ9
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 2, 2023
里見さんと西山さんの今期タイトル戦は、7月から清麗戦五番勝負が始まりますが、白玲戦七番勝負が昨年と同じようなスケジュールなら8月下旬から10月中旬にかけて行われます。10月になれば、また女流王将戦に始まり、女流王座戦、倉敷藤花戦と秋冬のシリーズが始まります。それらのタイトル戦はまだ先の話ですが、里見さんは、今月17日に女流王将戦1回戦の放送があり頼本女流初段と対局です。
トーナメントに出場するのは昨年失冠してしまったからとも言えますが、テレビで里見さんが見られるのは嬉しいと思って、とにかく相手が誰であれ油断は禁物、応援あるのみです。
里見さん、頑張れ~
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