コジ―バイシクル訪問の続きです。
ピナレロXを注文した後、納車まで2か月余り待たなきゃいけないので、その間にホイールを手配します。
ノーマルのホイールは、ピナレロと言えども重たい、いわゆる「鉄下駄ホイール」なので、そのままでは望む軽快さは得られません。ピナレロ側も、どうせ後から好みのホイールに交換するであろう事を想定しているので、あえてホイールにコストを掛けてません。買う側としても、その方が有難いです。中途半端にいいホイールが付いていても、結局交換するのだったら、無駄なコストになります。
さて、どんなホイールを選ぶのか。
実は既に決めてます。
エリートホイールズのDRIVE40D。
現時点で最軽量クラスのカーボンホイールです。リムハイトは40ミリ。
誰が見ても明らかなディープではなく、ややディープと言った感じです。微妙ですね。
このホイールはとにかく軽くて剛性が高い。そして安い。
一般的な標準装着ホイールが2000gを超え。
カンパニョーロ ゾンダ(アルミ)が10万円ぐらいで1675g。
同 BORA WTO 45 DB(カーボン)が 約45万円で 1520g。
マヴィック COSMIC SLR 40(カーボン) が約30万円 で1390g 。
DRIVEシリーズは、ディスクブレーキモデルはリムハイトに関わらず、現在本国からの海外通販のみで1189ドル。
ドル145円だとすると約17万円台。
40D:1260g
50D:1300g
(どちらも±30g ●●Dの●●の部分はリムハイトを示します)
比較すると、めちゃくちゃ軽い。
この重量に並ぶ他メーカーの物を探すと、数えるぐらいしかなくて、どれも50万円オーバー!さすがに50万円のホイールなんて買えません。このホイールの有難さを改めて感じます。
ちなみに、上記2モデルの他に、更にリムハイトの高い65Dと言うのもあります。
実は相方が1年ほど前からリムハイトの高いDRIVE50Dを使っていて、DRIVEを超える魅力感じるものがまだ無いので、最も軽量な40Dを選択したのでした。
注文後、約1か月で到着。
開封するとこんな感じ。
予備のスポークが入った箱。
付属品のロックリングが入った袋。
早速、アピールポイントの重さを量ると・・・
あれれ?1300g超えてるじゃん?
40Dは1260g±30gだから、重くても1290g以内じゃないと誇大表記じゃないか?
と思ったら、チューブレスバルブが付いたままでした。
これを外します。
約6g×2=約12g。
バルブを外して計測すると1293gでした。
これでも3gオーバーしてるじゃないか?!(細かいw)
詳しく問い合わせてみると、
「リムテープを剥がして量ってみてください。」とのこと。
なるほど、確かにこのホイールはリムテープを貼り付けてくれてます。(有難い)
一般的なリムテープは1つ約10g~20g前後なので前後で約20g~40g。
1293g-約20g~40g=約1270g~1250g
ふむふむ、これなら確かに規定内だと納得。好奇心で実際にリムテープを剥がして量ってみたかったのですが、このホイールはチューブレスレディ対応なので、リムテープは接着タイプなので剥がすと使えなくなります。それはちょっと勿体ないので、今回はこれにて納得。いつかテープを交換する際に、忘れなければ再度しっかり量ってみようかなと思います。
はじめからリムテープが綺麗に貼られてます。
ホイールに取り付ける物を並べてみました。(後にチューブは違うものに差し替えました)
105のスプロケ、マイナーチェンジ後の現状最新型、CS-R7101-12。
11-34Tで乙女ギアと言われていたのが今では標準になってます。
R7100から微妙にマイナーチェンジしてるそうです。
まずは半分を装着。ここまでは一体になっているのでサクッと装着できます。
残りを付けますが、残りは1枚1枚バラバラになっていて、スペーサーも挟むので、よく確認しながら装着して最後はロックリングを締めこんで完了。
次にディスクブレーキローターを装着します。
今回、せっかくの軽量ホイールを使うので、軽さ、性能の妥協はせずに、デュラエースの最新型RT-CL900を取り付けます。
センターロック式は取り付けが簡単。
ホイールに付属していたリングを締め込みます。
はい、できました。
ここからタイヤの取り付け。
使うかどうかわからないけど、一応コンチネンタルのブチルチューブも用意してたので重さを量ってみると、99g。
一方、TPUチューブだと約37g。ブチルの約1/3の重さ。軽い!
タイヤはコンチネンタル グランプリ5000。チューブが噛まないように少し空気を入れて、先にリム内に落としておきます。
このTPUチューブは軽量化の為に樹脂バルブなので、バルブナットが付いてません。走行中にホイールのバルブ穴とバルブとが微妙に接触してカタカタと音がしないように、バルブの根元にTPUチューブに付属しているシールを貼ります。
はい。完成。手前味噌で恐縮ですが、めちゃくちゃ軽いです。