ロードバイク再デビューの記録≪再び足摺岬を目指して≫

ロードバイク再デビューの記録≪再び足摺岬を目指して≫

57歳になって、ロードバイクの再デビューを果たすべく、自身の記録用としてのブログです。

 

 

の続きです。


ハードに筋トレをしている人ならば「超回復」という言葉はご存知かと思います。

【12】筋肉のお話とパワーメーター:ロードバイクにパワーメーターは必要?

 

では、脚の筋肉の筋繊維に負荷をかけ過ぎないように走る事が大切という内容で書きましたので、
「そうか!脚の筋肉に疲労を与える走りは良くないのか!」と思った方がいるかもしれません。

これは、あくまで、サイクリング本番の日を最後まで楽しむ目的においての話であって、脚が使えなくなるような負荷をかけた走り方をしてはいけないという意味ではありません。

サイクリングの目的が、

「トレーニング」ならば、トレーニングの目的に合った十分な負荷をかける事が望ましいです。

楽に長距離を走れるようになる為には、自転車の走り方を向上させる事が望ましいです。

・有酸素運動能力を高める。

・無駄のないフォーム、ペダリングスキルを磨く。

・脚力を高める。

などなど、追及すべき事のひとつに、脚力を高める。というのがあるかと思います。

単純に

「ペダルを踏む力を強くする」事も大切なひとつです。詳しく言うと、ペダルを踏む力は全身の力の連動なのですが、べダルに近い脚の筋肉が出す力をアップさせる事も有効です。回りくどくなってしまいましたが、要は、脚の筋肉を鍛える。ということです。

 

筋肉を強くするには、筋肉に過負荷をかけて、筋繊維をあえて損傷させる事が有効です。

筋繊維に過負荷をかけて筋繊維が損傷すると、その後筋肉は数十時間かけて、傷んだ筋繊維を修復しにかかります。そこで修復された筋繊維は、それまでより少し強くなっているのです。

筋繊維を痛める⇒回復させてちょっと強くなる

この繰り返しで筋肉は強くなっていきます。この事を運動生理学やフィットネスの世界では「超回復」と言います。
なので、No.12の記事で触れた、筋肉に限界を超えさせないようにすべき。という内容とは矛盾しているように思う方がいるかもしれませんが、筋肉を強くする、トレーニング目的のサイクリングにおいては、過負荷な状態に追い込むのは、むしろメリットあるのです。

 

というお話でした。

いやらしいタイトルでごめんなさい。

必要か必要でないかは、「人による」と言うのが結論に決まってますね。

 

個人的な判断ですが、ロードバイクで多少の坂道を含むサイクリングをするのならば、「絶対あった方がいい」と思います。

 

【無くてもいい場合】

・コースの全てがほとんど平坦で、はぁはぁと息が上がるような坂が無い。

 

【あった方がいい場合】

・多少、アップテンポで走る事がある。

・坂道を含むコースを走る。

・ロングライドをする。

 

また、

・長い距離をなるべく楽に走りたい。

・ブルべやレースにいつか挑戦してみたい。

・ローラー台でトレーニングしたい。

という人もパワーメーターはあった方がいいと思います。

 

自分は、そんなに速いスピードでは走らなくて、ポタリングしかしないから。と言うのは、無くてもいい理由にはならないと思います。ゆっくりの速度でしか走らなくても、坂道を含むコースを走る場合は、その瞬間は必死で自転車を漕ぐ事になるでしょう。

人間は、運動する時、ある一定の強度、負荷までであれば、結構長く続けられるのですが、ある負荷レベルを超えると、息が上がり筋肉も動かなくなります。一時的に息が上がっただけならば、少し休めば復活するかもしれませんが、筋肉に「効いてしまった」場合、少し休んでも次の強い負荷には耐えられなくなる事があります。

 

A.歩く⇒誰でも結構長く続けられる。

B.ジョギング⇒普段練習してない人は数分で息が上がって走れなくなる。が、元々心肺系が強い人や、練習してる人は息が上がってもそこそこ走り続けられる。

C.重い荷物を背負って長い階段(又はきつい坂道)をダッシュ⇒1分ももたず倒れます。息もあがるし、太もももガクガクになる。

 

Cの状態になると、脚の筋肉に効いてしまい、息は回復しても筋肉は回復しきりません。この状態になると、しばらく休んでも再び同じ事をした場合、早々に脚の筋肉が限界を迎えてしまいます。

 

【ここで少し筋肉の話】

筋肉は、筋繊維が集まって出来ています。

筋繊維は、ミクロの目で見ると、ミオシンとアクチンという2種類の繊維(タンパク質)が、注射器のポンプとシリンダーのような感じで繋がっていて、それぞれが滑り合いながらピストン運動のような動きをして伸張・収縮するようになっています。それらが束になって筋繊維を構成します。この筋繊維は、自分の収縮力を超えた力で伸展させられたり、長い時間繰り返し強い収縮力を発揮させられるとダメージを負います。筋繊維が損傷するのです。ダメージを負った筋繊維は収縮力を失います。

これを自転車を漕ぐ筋肉に当てはめて考えると、限界を超えた負荷にさらされた脚の筋肉の細胞(筋繊維)の中には、収縮力を失う筋繊維が現れてきて、徐々に使えない奴になっていくのです。収縮する仕事が出来なくなった筋繊維が増えてくると、どんどん力が出なくなります。きつい坂道を必死で登り続けた結果、脚の筋肉が疲労し過ぎると、いわゆる「脚を使ってしまった」状態になり、少々休んでも100%の状態に回復しません。(完全回復まで数十時間かかります。しかし、超回復に繋がるメリットもあり。)

 

この事が理解できると、パワーメーターの必要性が見えてきます。

いい状態でサイクリングしたければ、脚の筋肉が過負荷の状態になる時間をマネージメントしてやって、ダメージを与え過ぎないようにしなければなりません。その為には、「今、どれだけの負荷がかかっているのか。」「その結果としての心拍数がどうなっているか。」を知る必要があります。パワーメーターを付けてサイコンと連携させれば、今まさにどれだけの力を出しているのか。自分の限界の範囲内なのか、このままのペースで漕ぐと足の筋繊維にダメージを与えてしま(足を使ってしまう)って、その後の走りに影響してしまうのか。を判断する客観的な数値をサイコン上に表示させられるのです。


現在出力してる力(W)、ペダルの回転数、左右のパワーバランス(両足タイプの場合)、高機能なものだとペダルの位置ごとの力のかかり具合や、ペダルを踏んでる時、力の入ってる位置がどれだけペダルのセンターから外れているか?などのデータが出ます。

 

【心拍数について】

筋肉に大きな負荷がかかると、筋肉に多くの酸素を与えて二酸化炭素を排出させる為に、自然と心拍数が上がります。心拍数が上がったとしても、ある程度のところまでであれば、比較的長く耐えられる。あるところ以上に心拍が上がると短時間しか耐えられないと言った感じのラインが人それぞれあります。

 

もし、ローラー台などを購入して、少しでも自転車のトレーニングをして楽に遠くまで走れるようになりたいとか、ブルベやレースに出てみたいという人なら、個人的意見としてはパワーメーターは必須のパーツだと思います。体力をアップさせるだけなら、ガシガシ踏み込む練習をすればいいです。が、自転車のパワーは人間のわずかな体力だけなので、効率よく無駄に筋肉を披露させずに長時間走り続けられるように「マネージメント」する事は、サイクリングを楽しむ上で最重要な事のひとつかもしれません。

 

では、どんなパワーメーターがあるのか?どんなものを選べばいいのか?
については、後日書いてみようと思います。

 

【続き:超回復について】
ハードに筋トレをしている人ならば「超回復」という言葉はご存知かと思います。

長くなるので、別の記事にまとめようと思います。

 

 

 

 

2024年1月1日未明。

まだ外は真っ暗。

走り出したら暑くなるのはわかっていても、体が温もるまで寒過ぎると無駄に力が入ってしまって疲労するし、周囲を見る余裕が削られて楽しさ半減します。って事で、少し着込んで出発!

目的地はたつの市の新舞子浜。遠浅で砂浜が綺麗で、潮干狩りもできるところです。

 

 

出発した時はまだ暗くて、ライトの光に頼りながら走ってましたが、現地に着く頃までに徐々に周囲は明るくなってました。

夜が明けていく景色って、綺麗だし、なんだかいい雰囲気です。

 

 

 

 

 
さて、初日の出を楽しんだので、姫路に帰ろうと思ったのですが、西に進めば、海岸沿いアップダウンで有名な「七曲り(ななまがり)」があります。車では何度も通った事があるのですが、自転車で走った事はありません。ロードバイクのベテラン勢にとっては適度なトレーニングコースのようですが、ロードバイク乗ってサイクリングするのが約40年振りで、脂肪がたっぷり蓄えられた体ではキツイ事になるのは明らか。
ベンチプレスの大会にしばらく出てなくて、減量する機会が激減した今、大会に出る時の体重+10kg!
ロードのベテランさん、背中にロードバイク1台背負って、アップダウン走るの嫌でしょ?(笑)
 
まぁでも、試しに走ってみる事にしました。
 
ハァハァハァハァ。
あと10キロ体重落とさないと!
って思いながら、必死のパッチ。(←昭和の言い方)
自宅で3本ローラーの練習を頻繁にやってるお陰はかなり感じます。平坦基調では自分なりに安定した走りが多少できてるような気がして(あくまで気がするだけ)、力の無駄使いはそこまで酷くは無いと思うのですが、登りになるとそんな事言ってられません。立ち漕ぎではなく、ダンシングの練習をしなきゃダメだと感じながら、どうにかこうにか走り切りました。

〈パンクで走る車が・・・〉
相生の町を走ってる時、ガタガタと大きな音を立てて走ってる車が追い抜いて行き、「暴走族?笑」と思いながら信号で止まってるその車の横を通ったら・・・前輪がパンクしてる!しかもよく見ると、タイヤサイドがボロボロに切れて危険な状態。
ドアをノックしたらお婆さんが運転してました。パンクしてるからこのまま走ったら危険である事を伝え、とりあえずお婆さんと運転を代わって車を退避させて安全な場所に異動。さて、どうしたものか?スペアタイヤを積んでいたら交換してあげようと思ってトランクを開けてもらうと、スペアタイヤは積んで無くて、さぁ困った!僕は自転車。何もしてあげられない。1月1日の朝。目の前のガソリンスタンドも閉まってる。悩んだ末、とりあえず警察に電話して助けを求める。程なく警察官が2人来てくれて、事情を話すと、警察官が後を継いでくれるとの事で、一安心。後から連絡があって、レッカーを呼んで、レッカーの運転手さんが気を利かせてくれて、正月でも対応してくれるショップにお婆さんと車を運んでくれて、レッカーに乗った足でタイヤ交換してもらえたそうで、あぁよかった(^-^)
 
しんどい坂と綺麗な景色と、トラブルハプニングと最善の結末の1日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023.12.29

いよいよ、ようやくサイクリングらしい事ができる、本当の意味でのピナレロデビューの日が来ました。

姫路を出発、アイガー小野店~高砂神社~姫路。ストラバでは69.32kmでした。

 

 

 

アイガーはイートインできるパン屋さんで、しっかり美味しくてしかも高くないのが嬉しいお店です。近所にあったらいいのになぁと思うパン屋さんでお勧めです。最近のパン屋さんって、高いですよね?!クロワッサンが300円とか。パンを3つ買ったら約1000円。アイガーは他店だったら300円台になりそうなクオリティのパンが200円ちょい。安いだけじゃなくてしっかり美味しゅうございます。

 

クロワッサンのカレーパン。ここのクロワッサン大好き。
 

実は以前もミニベロ(DAHON K3)で来た事があるのですが、当然ながらピナレロの方が断然楽でした。ちなみに、K3もちっこい割によく走るのでとても気に入ってます。でも変速が3速しかないので、僅かでも勾配があると、ちょうどいいギアが選べなくてかなり割り切りが必要です。

K3。前回は一乗寺も上ったのでキツかった(;^_^A
 

パンを食べて休憩したら、まっすぐ帰るのはちょっと勿体ないので南下して高砂に向かいました。

 

 

 

高砂神社

 

 

帰りには徐々に暗くなってしまいましたが、夕暮れの景色が満喫出来て楽しかったです。

 

 

納車日(2023.12.21)つづき

 

川西まで取りに行って、帰ったらもう夜。

早速、試し乗りしたくて、アクリエ姫路までちょこっと走りました。

クリスマス前だったので、イルミネーションが綺麗です。

 

 

 

 

 

 

この日は、時間的な事もあって、ほんの数キロ走っただけで終了。

ピナレロ、とてもいい感じです。

2023.12.21

当初、11月下旬の納車予定だったのが、約1か月遅れて12月下旬にようやく納車となりました。

実は、お正月に初日の出ライドの予定をしていたので、納車がもっと先になったら困るなぁ・・・と少し心配していたのでした。

納車準備が出来たとの連絡を「コジーバイシクル」からもらい、姫路から川西まで取りに行きました。

コジ―バイシクルでは、とても詳しく説明をしてもらい、また細かいところまで手を入れてくれました。信頼できる最高レベルのショップのひとつだと思います。さっさと受け取って帰ろうと思ってたのですが、いろいろ質問したい事があったので質問しているとどんどん時間が過ぎていって、2時間程度は話し込んでいたと思います。かなり面倒な客だったかもしれませんが、オーナーの中井さんは全く面倒がらずに、全ての質問に対して、結論を的確に、そして主観ではなく常に論理的に説明してくださりました。これは僕にとってはとても有難かったです。

 

 

 

 

 

 

 

話は変わって・・・繰り返しになりますが、モデルはピナレロX1をベースにカスタマイズしてもらいました。

 

X1の標準状態からの変更点

コンポ:105機械式⇒105Di2(電動)

ハンドル周り:アルミハンドル⇒MOST(ピナレロ純正)カーボンエアロハンドル、ステム変更、ケーブル類フル内装化

油圧ホース:ノーマル(黒)⇒どこかの赤いやつ(これが案外お高かったw)
バーテープ変更

以上がコジ―バイシクルでやってもらった事です。完成車で購入すると、パーツ交換すると、普通は部品代追加になるはずですが、コジ―バイシクルではなんと、元々付いていたパーツ代を計算して、差額交換でやってくれたので、追加費用は相当抑える事ができました。(これをやってくれるお店を他に知らない。すごく有難い。)

 

 

加えて、自宅で

ホイール&タイヤ:重たいやつ+ピレリ⇒ELITEWHEELS Drive40D+GP5000+TPUチューブ

ディスクブレーキローター:105標準⇒デュラ RT-CL900

に変更しました。

もしご興味あれば↓ご参照ください。

 

 

 

さて、話は少し変わって、ピナレロXシリーズの事をよく知ってる人なら、

 

「電動化するんだったら、初めからX3を買えばよかったじゃん?!」

ってなると思います。もし友達が同じ事をしようとしていたら、僕ならそう言います。

が、そうしなかったのは理由があるのです。僕のしょーもない「こだわり」があるのです。

 

↓カーボン繊維を見たい!の巻↓

 

せっかくのカーボンフレームなんだから、「未着色のクリア仕上げでカーボン繊維がキラリと光るのを見たい!」のです。

少し時間を巻き戻して・・・2022年末頃だったか、2023年初頭だったかに、先に発表になったX3を見たくて、ピナレロジャパンに電話すると、サイクルモード2023に出展する予定との事で、2023年3月に開催されたサイクルモード大阪に見に行ってたのですが、
「赤/黒塗装、ピナレロのロゴは白」(←これはこれでかっこいい。好き。)と、

「マットブラック、ロゴはクリアブラック」(←近くでよく見ないとロゴがわからない)の2種類。実車をよく見ましたが、カーボン繊維は全く見えません。この時点で、2023年モデルへの関心は激減してしまったのでした。

するとしばらくして、X3の下位モデルとしてX1が発表になり、Youtubeはじめいろいろ調べていると、コンポがX3の電動105から機械式105にダウングレードしている事と、色がブラックとホワイトの2色展開になっている事がわかりました。この時点で、ブラックがどんな感じなんだろう?と再び興味津々。実車のあるお店を探してると、大阪の某有名店に在庫あるとの事で見に行きました。

この写真ではカーボン繊維がわかりませんね(^^;


「ブラックのクリア塗装の下にカーボン繊維がキラリと輝いてる!しかも、ピナレロのロゴもシルバーになってしっかり主張してる!」

 

本当は、2010年代に流行ったカーボンの化粧織りが目立つ頃のようなものが理想だったのですが、最近は全く見なくなりました。X1ブラックのカーボン繊維は化粧織りではなく、不規則なカーボン層がそのまんま見えてるだけなのですが、それでもいい!明るい所でよく見ると、ピカピカ輝いてる!もう、テンション爆上がりでした。あっ、レース志向のFではなく、Xを選んだのは、前傾がきついと頸椎ヘルニアへのダメージがある事と、手足短いのでアップライトなジオメトリーでもそこそこ前傾になってしまうからで、アップライトなXが発表になった瞬間、他のモデルは視野に入らなくなりました。

このあたりが、他人からすれば僕のしょーもないこだわりで、フレームはX3ではなくX1が良かったのです。
完成車のX1はフレーム、BBだけを残して総入れ替えをしたので、実質バラ完ですね。

 

 

 

 

サイクルコンピューターのグロスアベレージ表示問題とブルべの関係

サイコンは、走行中の平均速度を表示させる機能があります。これは、信号待ちしている時や休憩でコンビニに立ち寄った時は走行時間としてカウントされず、自動的に一時停止してくれます。なので、実際に走っている時だけを走行時間と捉えてくれる賢い機能なので一般的には役に立つ機能なのですが、サイコンをもしブルべで使用する場合は注意が必要です。

 

〈ブルべについてちょっと解説〉

一般的なブルべは、200km、300km、400km、600kmがあり、それそれ時間制限があります。

200km・・・13時間半

300km・・・20時間

400km・・・27時間

600km・・・40時間

制限時間の根拠があって、「平均時速15kmの速度で走り切ればOK!」ということです。

しかしこれには罠があって、「休憩時間もトイレ時間も、ロングの場合は睡眠時間も全て含んでの時間」なのです。なので、サイコンに表示される走行中の平均速度では無く、スタートしてゴールするまでの全ての時間が対象になる平均速度なのです。これを一般的に「グロスアベレージ(グロス平均)」、略して「グロスアベ」と言います。

具体的には、

200kmを、平坦路は時速20km~30kmで走って、坂道は時速10kmに落ちたり、信号はゼロ発進しながら、サイコンに表示される平均速度がだいたい時速18kmを維持していたとします。およそ40kmごとにコンビニでトイレ休憩&軽い補給で15分を4回。うち1回はコンビニではなくご飯屋さんでご飯を食べて満腹になってちょっと休憩40分。この間の休憩時間は1時間40分。ロングライドではよくありがちな休憩だと思います。ブルべ中にこれを当てはめてみると、

200kmを時速18kmで進むと、約11時間。これに休憩時間1時間40分を加えると13時間40分。あれま、失格!
 

グロスアベは休憩時間が長くなるほど、どんどん落ちてしまうので、走行中の平均速度だけではなく、スタートしてからすべての時間が対象の平均速度(グロス平均)を気にしなければなりません。200km、300kmまでは24時間以内に走り切らなければならない事もあって、基本的に睡眠時間は取らずに走り切る事が一般的ですが、400kmや600kmとなると、ものすごい走力があって高速で走り切れる人を除けば、僅でも睡眠時間を取らなければ走れなくなってしまいます。この睡眠時間も走行中の時間にカウントされますから、この場合は一層グロスアベを意識する必要があるかと思います。

 

話をサイコン側に戻します。サイコンでは、平均速度を表示させる際、「停止中をカウントしない(走行中のみ計測)」のが一般的な設定になってる物が多いですが、「停止中もカウントする(グロス平均)」の選択ができるようになっているものが多いですが、どちらも並行して計測する機能を持つ機種を知りたくて、ブライトン、IGPSPORTS双方の販売店、メーカーにも問い合わせて確認したのですが、僕が調べた限りでは存在しません。ガーミンですら、デフォルトではできません。が、ガーミンの場合は、後からプログラムを追加する事でグロスアベレージの表示ができるようになります。

 

※間違いなどお気づきの事があれば教えてください。

 

サイコンをどうするか。何を選ぶのか。

悩む事は面倒だけど、悩みを解消する為に、いろいろ調べて知識を得る事は楽しいです。

 

まず考えたのは、無駄に高いものでは無く、自分にとって必要な性能・機能を満たした上で、現時点でコスパ高いものを選びたい。

どこまで求めるのか。どこは割り切れるのか。ここを明確にしていけば、ある程度選択肢が絞れてきます。

【僕的に求める性能・機能】

・ナビが優秀で見やすいこと。
・パワーメーターに対応してること。

・Di2に対応してること。
・バッテリーの持ちがいいこと。40時間程度もてば満足。(←ブルべを視野に入れてる)20時間だと、200キロライドまでなら十分だけど、300キロ以上になるとバッテリー切れになる可能性が高く、充電しながら走るか、必要な時に買い替えを検討しなければならなくなる。

・走行中アベレージだけでなく、「グロスアベレージ」も表示して欲しい。(ブルべ対策。実はこれが大きなネックになるのでした。後述。)

 

まず、候補となるメーカーをピックアップしました。

 

1.ガーミン

2.Wahoo

3.ブライトン

4.IGPSPORTS

 

1.ガーミン

現時点で恐らく最強のサイコン。デメリットは「高い」。

候補にするなら、

・Edge840Plus 約75000円

https://amzn.to/3HsuW7l

ソーラー充電できるのが嬉しい。32時間+ソーラー発電。

 

・Edge1040Plus 約11万円

https://amzn.to/429u54O

こちらもソーラー。35時間+ソーラー充電。

機能的に540は候補から外しました。
 

2.Wahoo
ポストガーミンと言われてるようですが、形が個性的で、僕の感覚では美しくない。少し調べている中で候補から外しました。

 

3.ブライトン

・Rider750SE 約35000円(センサー無し・本体のみ)

40時間のバッテリーは嬉しい。

 

・Rider S800 約53000円(センサー無し・本体のみ)

https://amzn.to/3Odkzbl

バッテリー35時間。十分。機能的にはとても優秀。

 

4.IGPSPORTS
・BSC300 15000円台~20000円前後

https://amzn.to/3u971GV

Youtubeでも多くのレビューがあります。ナビゲーション画面見やすく、GPS精度も文句無し。そして安い。バッテリー20時間。
イマイチな点は、本体内にコンパスを持ってないので、休憩でお店に入ったり、何らかの理由でGPS信号を失う事があった後、走り出す方向が一瞬迷う可能性あり。方向感覚の鋭い人なら問題無いのかもしれませんが、僕のような方向音痴にとっては、たまに困る可能性あるかも?あともう一点。光センサーが搭載されてないようで、トンネル進入や周囲が暗くなった時点で自動的にバックライト表示時には切り替わらない。時間設定のみで切り替わるとの事。夏場の夕刻、まだ全然明るくてバックライトじゃなくていい時に強制的にバックライトに切り替わったり、冬場、そろそろ画面が見にくくなってきたと思っても、設定時刻になってなければバックライトに切り替わらないというのをどう捉えるか。あと、Di2との連携は若干割り切りが必要。(サテライトスイッチ非対応)

 

・IGS630S 35000円~40000円前後

https://amzn.to/47WBndw

IGS630の改良版。バッテリー45時間。現時点でガーミンを除いて最優秀のひとつ。

 

しかし!

Youtubeのレビューを見てると、IGPSPORTSはナビで若干「癖」があるらしい。

 

・RidewithGPSその他、ルートデータを作れるアプリでパソコン上でナビデータを作っておいて、それをあらかじめインポートしてガイドさせるには優秀。

・上記ルート走行途中でルートを変更したり、出先でルートを作った際には、かなり「???」なルートを作る「癖」があり、修正が困難らしい。あらかじめルートを作ったものをガイドさせる専用と割り切りが必要っぽい。

 

■サイクルコンピューターのグロスアベレージ表示問題とブルべの関係

を書いてみましたが、長くなるので、次のページに。

 

 

 

ブルべでの使用を前提にすると、好ましいのはガーミン。ルート案内その他の機能についてはIGS630Sやブライトンの上位機種もサイコンとしては優秀なのですが、グロスアベレージの表示が出来ない事を割り切る必要があるようです。

 

 

ひとまず、借り物のガーミンEdge1030Plusをしばらく使いながら考えようと思います。

注文したピナレロはまだ届きませんが、手元にある自転車で練習はできます。

目標は足摺岬まで自転車で行く事ですが、ただ単に行くのではなく、楽しく走りたい。今行くと、ほぼ確実に苦行になってしまう。めちゃくちゃ急いでるわけではありません。しっかり準備して、道中を楽しみながら進みたい。そうできるかどうかは、走力、体力が大きく関係します。

 

少し僕自身の話になって恐縮なのですが、僕は長年ベンチプレスの競技者をしていました。ジムでトレーニングを教える立場でいました。自身、マッチョと言われてきていて、体力ありそうに見られる事が多かったのですが、実は見掛け倒しで、体力全然ありません。上半身の筋力は一般的な人よりあるのかもしれませんが、自転車に必要な筋力、体力はベンチプレスやボディビルとは全く別のものです。しかも、僕は生まれつき呼吸循環系の心肺機能が一般の人より低く、有酸素運動能力がかなり低いのです。ベンチプレスの大会では優勝してても、仲間とハードな筋トレをしている時は、一人で呼吸が上がって、ハァハァゼェゼェ言ってて呼吸が落ち着くまで時間がかかります。なので、長距離のランニングはできません。明らかに自転車には不向きな体質です。

でも、今回はそんな事言ってられません。

■トレーニングの目的

 

1.呼吸循環系の能力をアップさせる

2.ペダリングのスキルを磨く

3.持病の腰椎ヘルニア、頸椎ヘルニアの症状が出にくくなるように体を慣らす

 

先日まで持っていた、GIANTのロードバイクと固定ローラーは友人に譲ってしまったので、今はミニベロとGIANTのエスケープRXというクロスバイクしかありません。クロスバイクならローラー台の練習ができます。再度、固定ローラーを買い直すのか?いや、実走できる日は多くないので、ペアリングスキルを上げる為に、3本ローラーを買って練習する事が今の僕には有効と判断し、3本ローラーの機種選定を始める事に。

【望む条件】
・なるべく静か。
・買える価格。

・負荷をかけられる。

・パワーメーターを内蔵させられるシステムがあると嬉しい。

いろいろ調べた結果、ELITEのアリオン・マグという機種がピッタリかな?という結論。
 

 

ARION MAG 到着。

 

 

開封。

 

厚手のヨガマットと8か所の足の下にグロータック プルカット3を配置。

 

 

アリオンマグは元々静かですが、このプルカット3はさらに見事に振動と音を吸収してくれます。
友達2人を呼んで隣の部屋で使用中の音を聞いてもらいましたが、ほとんど音が聞こえないとの事でした。

初めての3本ローラーはフラフラで、チンニング台を補助棒にしていたのですが、10分程度漕いで、結局、補助棒から手をほとんど
離せずで終了。これ、乗れるようになるのか?という不安を抱いたまま終了。

 

コジ―バイシクル訪問の続きです。

 

ピナレロXを注文した後、納車まで2か月余り待たなきゃいけないので、その間にホイールを手配します。

ノーマルのホイールは、ピナレロと言えども重たい、いわゆる「鉄下駄ホイール」なので、そのままでは望む軽快さは得られません。ピナレロ側も、どうせ後から好みのホイールに交換するであろう事を想定しているので、あえてホイールにコストを掛けてません。買う側としても、その方が有難いです。中途半端にいいホイールが付いていても、結局交換するのだったら、無駄なコストになります。

 

さて、どんなホイールを選ぶのか。

実は既に決めてます。

 

エリートホイールズのDRIVE40D。

現時点で最軽量クラスのカーボンホイールです。リムハイトは40ミリ。

誰が見ても明らかなディープではなく、ややディープと言った感じです。微妙ですね。
このホイールはとにかく軽くて剛性が高い。そして安い。

 

一般的な標準装着ホイールが2000gを超え。

カンパニョーロ ゾンダ(アルミ)が10万円ぐらいで1675g。
同 BORA WTO 45 DB(カーボン)が 約45万円で 1520g。
マヴィック COSMIC SLR 40(カーボン) が約30万円 で1390g 。

 

DRIVEシリーズは、ディスクブレーキモデルはリムハイトに関わらず、現在本国からの海外通販のみで1189ドル。
ドル145円だとすると約17万円台。
40D:1260g

50D:1300g

(どちらも±30g ●●Dの●●の部分はリムハイトを示します)
 

比較すると、めちゃくちゃ軽い。
この重量に並ぶ他メーカーの物を探すと、数えるぐらいしかなくて、どれも50万円オーバー!さすがに50万円のホイールなんて買えません。このホイールの有難さを改めて感じます。
ちなみに、上記2モデルの他に、更にリムハイトの高い65Dと言うのもあります。

 

実は相方が1年ほど前からリムハイトの高いDRIVE50Dを使っていて、DRIVEを超える魅力感じるものがまだ無いので、最も軽量な40Dを選択したのでした。

注文後、約1か月で到着。

 

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開封するとこんな感じ。

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予備のスポークが入った箱。

 

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付属品のロックリングが入った袋。

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早速、アピールポイントの重さを量ると・・・

 

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あれれ?1300g超えてるじゃん?

40Dは1260g±30gだから、重くても1290g以内じゃないと誇大表記じゃないか?

と思ったら、チューブレスバルブが付いたままでした。
これを外します。

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約6g×2=約12g。

 

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バルブを外して計測すると1293gでした。

 

これでも3gオーバーしてるじゃないか?!(細かいw)

詳しく問い合わせてみると、

 

「リムテープを剥がして量ってみてください。」とのこと。

なるほど、確かにこのホイールはリムテープを貼り付けてくれてます。(有難い)

一般的なリムテープは1つ約10g~20g前後なので前後で約20g~40g。
1293g-約20g~40g=約1270g~1250g
ふむふむ、これなら確かに規定内だと納得。好奇心で実際にリムテープを剥がして量ってみたかったのですが、このホイールはチューブレスレディ対応なので、リムテープは接着タイプなので剥がすと使えなくなります。それはちょっと勿体ないので、今回はこれにて納得。いつかテープを交換する際に、忘れなければ再度しっかり量ってみようかなと思います。

 

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はじめからリムテープが綺麗に貼られてます。

 

ホイールに取り付ける物を並べてみました。(後にチューブは違うものに差し替えました)

 
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105のスプロケ、マイナーチェンジ後の現状最新型、CS-R7101-12。
11-34Tで乙女ギアと言われていたのが今では標準になってます。
R7100から微妙にマイナーチェンジしてるそうです。
 
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まずは半分を装着。ここまでは一体になっているのでサクッと装着できます。
 
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残りを付けますが、残りは1枚1枚バラバラになっていて、スペーサーも挟むので、よく確認しながら装着して最後はロックリングを締めこんで完了。
次にディスクブレーキローターを装着します。
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今回、せっかくの軽量ホイールを使うので、軽さ、性能の妥協はせずに、デュラエースの最新型RT-CL900を取り付けます。
 
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センターロック式は取り付けが簡単。
 

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ホイールに付属していたリングを締め込みます。
 

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はい、できました。

ここからタイヤの取り付け。

使うかどうかわからないけど、一応コンチネンタルのブチルチューブも用意してたので重さを量ってみると、99g。

 

一方、TPUチューブだと約37g。ブチルの約1/3の重さ。軽い!

 

タイヤはコンチネンタル グランプリ5000。チューブが噛まないように少し空気を入れて、先にリム内に落としておきます。

 

このTPUチューブは軽量化の為に樹脂バルブなので、バルブナットが付いてません。走行中にホイールのバルブ穴とバルブとが微妙に接触してカタカタと音がしないように、バルブの根元にTPUチューブに付属しているシールを貼ります。

 

はい。完成。手前味噌で恐縮ですが、めちゃくちゃ軽いです。