ミョウガは「年に3回」楽しめる。
これ、昨年まで知りませんでした。
7~8月の夏ミョウガ、10月の秋ミョウガ。
そして今、5月のミョウガダケ(茗荷竹)。
昨年のこの時期は私事で色々とあり、
茗荷竹どころではなかったのですが、
今年は楽しめます。
茗荷竹はまるで筍(竹の子)のように、
この時期、地上にニョキニョキ現れる、
茗荷の「偽茎」というやつで、
茗荷筍ではなく茗荷竹と書くのが
正解のようです。
庭に以前より生えてくるそんな茗荷竹。
密になって出ている所を間引くように収穫。
これはあまり市販する事は少なそうですが、
専門に栽培している地域もあるようです。
味覚は、普通の茗荷より爽やか版というか、
薬味というより、そのまま食べる向き。
スティック状で食べやすく、
酒の肴にはいいですね(こればっか)。
薄皮を1~2枚剥いで、
味噌をつけて食べる。
言わば谷中生姜的な風情といったところ。
とても冷酒に合います。
そして2か月後は夏ミョウガ。
こちらも楽しみです。
話は変わりまして、
神奈川のローカル散策。
数日前に訪れたのが丹沢湖。
小高い展望広場周辺では、
野焼きの跡があったので、そのためか、
植物は意外と少なかったのですが、
いくつかを撮影しました。
まずはマムシグサ(蝮草)
マムシグサはウラシマソウと似ています。
神奈川の低地里山にはウラシマソウが多く、
マムシグサはやや高い所になるのかな、
という棲み分けの印象があります。
マムシグサにはウラシマソウの持つ、
釣り糸状のものが無く、また葉より高い所
で花が咲くという決定的な違いがあります。
早くもトウモロコシ状の実ができています。
秋には真っ赤になりますが、
毒を持つため、食用は絶対不可ですね。
そして、画像を見つめると、
どうしても頬の部分に戦慄を覚えてしまう、
ネコノメソウ(猫の目草)
こういう模様、苦手な人も多いでしょうね。
下の画像は同日伊勢原市の里山で撮った
ノアザミ(野薊)の花。
そして同じ場所で蕾をつけた
ゼンテイカ(禅庭花)の仲間と思われる個体。
多分ムサシノキスゲではないかと思います。
目には青葉 山ほととぎす 初鰹