イメージ誘導にはご注意を! | 柑橘スローライフ

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過去記事に対してのコメント・ご質問等は大歓迎です。

 




上の画像を見て、
若年層を始めとした、
ごく普通の日本人の多くは、
こう思うのではないでしょうか。

これって、
バブル時代のディスコでしょ?

でもそれは不正解です。

知っている人はほくそ笑んでいる
と思いますが、

これは、バブル崩壊、数年後のディスコ...
まさに、その風景なのです。

バブルの崩壊というのは、
何となくのイメージではなく、
下のグラフからもわかる通り、
株価と地価の下落により、
はっきりしているものであり、
明確に90年12月ないし91年3月
といっていいと思います。

(年か、或いは年度で区切るかの違い)



しかし、上のお立ち台の画像は、
バブル崩壊後の91年5月に開店した
ジュリアナ東京のものであり、
かつ93~94年頃のものと思われるので、
明確に「バブル数年後」の光景と
言えるのです。

(※画質と扇子の色味などを見ると上側写真は

2000年代に入っての復活祭などかもしれませんが)

バブル絶頂期の日経平均株価は、
38,000円を超えましたが、
このジュリアナ東京全盛期は、
その半分以下の17,000円前後.....

デフレから未だに脱却できず、
依然、不況感漂う現在でも、
日経平均は20,000円を超えており、
それより低いのがこの画像の時代なのです。
全くバブルでも何でもないという事が
そのことだけでもわかると思います。

確かに本当のバブル時代にも

ボディコンの女性がお立ち台に上がり、
踊っていましたが、一寸違うのです。

本当のバブル時代、80年代後半の
女性達はもっと概して品がありました。
スーツ系が多く、間違っても下着を見せたり、
羽根のついた扇子やストールみたいなものを
振りかざしたりはしてなかったのです。

月1ぐらいのペースで私も行っていたので、
それはよく覚えています。

では何故、上の画像のようなものが、
誤って「バブル時代」とされるのか?

それは実に単純なことで、
テレビなどに代表されるメディア側の
特に若い制作スタッフ達が

「こんな感じだろ、バブルって?」

的なノリで画像をセレクトしているから、
ということなのだと思います。
深く考えたりはしないのです。

つまり、バブルというイメージが
多くの日本人の中で、賑々しく、
派手派手しいもの、という事に
なっているからなのだと思うのです。
よって、そのイメージに相応しい画像を
選ぶという事なのだと思います。


同じように、
多くの日本人が誤解していると
思われる話に続けます。

それは「日本の借金」です。
日本には1,000兆円以上の借金があり、
大変なことになっている云々、という、

これも誤った情報なのですが、

これに関しては、
私が4年前に書いた記事がありますので、
是非ご一読頂きたいと思います。

https://ameblo.jp/tachibana1/entry-11673443202.html
『「日本の借金」という言葉のディセプション』

しっかり読んで頂ければ、
日本には借金などはなく、
どういう事でそういう事が言われるのか、
その真相がお判りになると思います。

つい数日前も、NHKのアナウンサーが
「日本の借金1,000兆円以上」という
ボードを持ちながら話していましたが、
本当に驚いてしまう光景なのです。



そして、そうした誤った情報の最たるものが、
「戦前・戦中の日本人は悪いことをした」
というものでしょうね。

これに関しては、また別の機会に
書きたいと思いますが、
こうしたイメージの誤った誘導を常に
行っているのが、日本の大メディアなのです。
(小さなメディアは関係ありません)
これは理由と意図があって行っています。

純粋な日本人である我々は、
常に本当のところはどうなのか、
という視点で情報に向き合う事が必要ですが、
学校では教え(られ)なかった視点が必要と

なるので、なかなか難しいのです。

 

 

(※画像はWEB上からお借りしました)