パリてくてく日記 -107ページ目

もみの木



12月に入ってパリもすっかりクリスマスの雰囲気が高まってきました。


お花屋さんやスーパー、マルシェでも”もみの木”が売られています。


よく見るのがこうやって枝が横に広がらないように白いネットを被せて売っている所。
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そして枝を広げて売られている所。

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まるで雪のように白く加工したもの。

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小さいものから大きいサイズまで売られていて、小さいものだとこうやって手で持って帰る人も良く見かけました。


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また、スクーターの足場?に割と大きいもみの木を乗せて走ってる人もいました。

正面から見たら顔が木で隠れてしまって、まるでもみの木がスクーターに乗って走ってるみたいな図になりちょっと恐かったけど泣

微笑ましかったのが、小さな男の子を連れたお父さんが、買い物カートにもみの木をいれ引っ張って歩いていました。でもこれはかなり大きな木だったから安定も悪くて倒してしまって。

そしたら子供がお父さんに、何か一生懸命言っていました。多分 「パパ、頑張ってー」みたいな。

パパ、照れ笑いしながらもかなり必死でえへへ…


でも、本物のもみの木を持って帰って家族で思い思いの飾りつけをするなんて、なんて贅沢で素敵な事だろうと思いました。

小さい頃、組み立てて作るプラスチックの枝のクリスマスツリーだったけど、毎年父と母に作ってもらったのがすごく嬉しかったのを思い出しましたニコ

あの男の子も大きくなってもクリスマスの思い出は忘れないんだろうなぁ・・・キラキラ


でも・・・ふと現実的な話し、クリスマスが終わるとこのもみの木はどうなるんだろ?

生きてるから毎年買う訳ではないんだよね。デコレーションを外して、また翌年の出番まで大切に育ててもらえるのかなぁ・・・? 


語学学校の先生も先週末(12月5,6日)にクリスマスの準備を全部すると言ってました。「準備は大変だしプレゼントも買わなきゃいけないし・・・あー、考えるだけで頭が痛い」!と がびょーんは

皆が「えっ?」って顔したらすぐに「あ、でもそれさえ済めばクリスマスを待つまで本当に楽しみだんだけどね」とも付け加えてにへv


何度か足を運んでいるパティスリーで、こちらに来たばかりの11月末はまだ見なかったブッシュ・ド・ノエルが売られているのを見ました。美味しそう。クリスマスだなぁハート


街角には教会でのゴスペルのコンサートの案内のチラシ等が張られたり、いろんな所でクリスマスの雰囲気を感じられます。




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ルーブル美術館

パリに着いて一週間が経ち、ようやくいろいろ落ち着いてきましたニコニコ


到着3日後には早速、語学学校が始まりました。

初日にはレベル分けテストがあり、筆記は半分以上を白紙のまま提出する有様で・・・354354

でも、インタビューではしどろもどろながらもなんとか答えていったら下から3番目のクラスになりました。

1番下ではなくて良かったと低次元レベルで自分を慰めたものの、超が付く程の初心者には変わらないわけで、授業についていくのが大変です。

先生が何について話しているかを理解する為に、何とか知ってる単語を拾おうと聞くことに必死で集中して、質問には理解したばかりの言い回しや単語を交えながらなんとか文章にして答え、と毎回授業が終わる頃はぐったりしていますどーん

でも、とにかく今は1月から始まるコルドン・ブルーのお菓子の授業についていけるよう頑張るのみです。


金曜の授業の終わりには先生が ”皆さん、週末は何をする予定ですか?” と聞いてきました。

私は ”ルーブル美術館に行きたい。だって聞いたから。無料だと。” と幼稚園生が答えるような文法で答えたところ、急に先生の顔が曇り ”Greve" と言うのです。

Greveの意味が最初わからなかったのですが、ストライキで多分休みになるだろうという事でした。

(*Greveのaccent graveはつけていません)

毎月第一日曜は主な美術館が無料になると言う事で楽しみにしていたのに・・・汗

聞いたところによると、日本でもこのストライキの事がニュースになったそうです。


でも日曜の今日、ダメもとでルーブルまで行く事にしました。

そうしたら、あれあれ、地下鉄を降りたところから既にたくさんの人が。

もしや、と思ったらなんとオープンしてたのです。やったー!キラキラ

フランスはストライキの多い国というイメージがあり、中に入ってもまだ半信半疑で、ついインフォメーションの目力の強いお姉さんに ”今日はストライキでお休みではないの?” と聞いたら ”今日は無料の日、やるわよ。でも明日は休むわよ” と。

わははー、すごいあげきゃー

ストライキをやったら大きな損害が出るのに、無料の日こそ開けてくれるその心意気(?!) 

いや、でも出来れば世界中から人々が集まるような美術館でストはやってほしくないのだよ・・・い^▽^;

でも、とにかく今日はルーブル美術館を充分に堪能する事が出来ました。

ふと、昔旅行で来た時の事を思い出しました。その日しか見れないからと朝から晩まで歩き続けて見て回り、最後はヘトヘトになった事を・・・。

でも、今回はしばらく滞在するのでまた来れるという思いと、無料という嬉しい日が毎月あること、そんなこんなで気持ちにも余裕ができ、今日は全部を見ずにとりあえず見たかった所をゆっくりじっくり堪能する事が出来ました。

美術館を出た時には外はもう真っ暗だったのですが、満足感でいっぱいで家路に着きました。



tablesalonのブログ-ルーブル

(今日は久しぶりの晴れ間がのぞきました)


tablesalonのブログ-ルーブル美術館

(いろんな言語が聞こえてきて世界中から人々が集まってるのを実感します)

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(夜のライトアップは本当に幻想的です)


また来よおっとおんぷ



今日はランチをしっかり食べたので夜は軽くチーズとバケットとワインにしよう。

でも、日曜でチーズ屋さんはお休み。

スーパーでチーズとワインを購入。(Riche Mazet Cabernet Sauvignon / Pie d' Angloys)

パン屋さんでバゲット(pichard)を購入。

締めて5.91ユーロなり。

約800円弱かな。

信じられない安さキラきゅんっ

ざっと見た感じチーズは日本の1/3位のお値段で買えるし(もっともっと安いものも)、ワインもお家用のテーブルワインなら400円位からあるし(これももっと安いものも)。

見てると、フランス人も手頃なお値段のワインを気軽にサクサク買っていく感じ。

でも安かろう悪かろうではなくて、さすがワインとチーズを生産している国、種類も量も本当に豊富で・・・これがデイリーフードなのだから、安いのではなく適正なお値段なのかもなと思ったりもしました。

でも日本の値段に慣れてるとちょっとびっくりでした。

どれもとても美味しくいただきましたハート



tablesalonのブログ-パン・チーズ・ワイン


ちなみにスーパーのチーズの陳列棚です。全然写りきれていない位、広い面積を使ってたくさんのチーズが売られています。


tablesalonのブログ-チーズ



心もお腹も満足。明日も良い一日になりますようにキラキラ


長くなりましたが、読んでくれてどうもありがとうハート




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パリ到着

パリへ旅立ちの11月27日。

期待に胸膨らませながら成田に向かった私。

空港でゆっくりお茶でもしようと余裕をもって行ったはずなのに、荷物の重量オーバーで5万円の超過料金になります、と。ショック!

急遽、郵便で荷物を送る事に・・・。

郵送代の8千円弱で済んだのでホッとしたものの、時間もなくなりなんだか慌しく飛行機に乗り込む事に。

トホホ、先が思いやられますあせる


コペンハーゲン経由でパリに着いたのは夜8時頃。

日本にこれから帰省される方のお部屋をしばらくお借りする事になっているので、その方のアパルトモンがある15区へ。

初めての場所でしたがスムーズに到着。

だがしかーし・・・EVがないので総重量40kg近い荷物を階段で7階(日本式で8階)まで運ぶ事に。

本当に・・・本当~に重かった。何度、腕が抜けるのではなく抜けたかと思った事か・・・しょぼん


でも苦労して上った甲斐がりました。

お部屋の窓から見えるエッフェル塔はとてもきれいで感激ラブラブ

ちょうど見た時が目が眩みそうになる位キラキラと輝きを放っていて驚いたのですが、これは毎正時10分間そのようなライトアップになるのだそうです。

それ以外は通常のオレンジがかったライトアップになっています。それでもやっぱりきれい。


tablesalonのブログ-エッフェル塔

(これは通常のライトアップ お部屋からの眺め)


翌朝お腹が減って7時頃目が覚め、まだ外も真っ暗なのだけど窓を開けて下を見てみると、バケットを抱えてるおじさん発見。

早速、私もブーランジュリーへいそいそと。 こういう時は階段もなんのそのにひひ

てくてく周辺を歩いてみると徒歩5分以内の所に4軒も。

どれも美味しそうなんだけど、一番多く人が並んでる所に私も並んでみる。

バケットにも惹かれたけど、大好きなショーソン・オ・ポンムとシューケットリングを買ってみた。

どちらも本当に美味しく、ペロリと食べてしまった。


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アパルトモンの周辺はスーパーだけでも4,5軒あるのですが、お魚、お野菜、チーズ、ワイン、コーヒー、シャルキュトリー(肉、テリーヌ、パテ、ソーセージ・・)、パン・ケーキ、はちみつ等、それぞれの専門店もたくさんあり見ているだけで幸せな気分になります。

出来れば日々のお買い物をこういった専門店でお世話になれたらなと思っています。

その為にはお店の人と会話が出来るようフランス語を頑張らなくては・・・。


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(ブーランジュリにはこんな美味しそうなケーキもたくさん。撮影はお店の方に了承済みです)

そうそう、最近お友達がメールでおくってくれた言葉。

”楽しいことばかりでもないかもしれないけれど、苦しいことばかりでもないと思うので” と。

なんか気が楽になる言葉で妙に心にスッと入ってきた。

パリにきてまだ一週間。

これからいろんな事が起こっていくのでしょうが、全てが良い経験になると信じ頑張っていこうと思います。


おしまい♪




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