ジロール茸
もう季節は終りなのでしょうが、まだマルシェやスーパーでジロール茸を見かけます。
日本のレストランで働いていた頃、このジロール茸が箱で届くと美味しそう~!と思いながら、ハケで土を落としたりする作業が正直面倒で、山のように詰まってる箱をうらめしく思う事もありました
でもこのジロール茸、あんずのような甘酸っぱい香りがするので、別名「杏子茸」とも言われていているそうです。
実際、本当に甘いとても良い香りがして、掃除が面倒ながらも匂いを嗅ぎながら "アロマ効果だよ~"と自分を励まし、せっせと掃除していたのを思い出します。
さて、日本でも普通はなかなか手に入らないジロール茸、あったとしてもけっこう良いお値段だと思われます。
それが、こちらだと手が出やすいお値段で手に入るんです。(3000円/kg 位かな)
今回はスーパーで150g買ってみました。
(だいたい450円位になるはず計算で買ったつもりなのですが、部屋に帰ってレシートを確認したら80円位で打たれてたんです。これって、間違ってますよねぇ?ラッキーなような悪いような・・・・・。少々後ろめたさを感じ、まだその後そのスーパーに行ってましぇん。)
そんないわく付き?のジロール君を美味しく料理して食べてしまう事にしました
素材を生かしたいからシンプルなパスタに。
オリーブオイル、にんにく、エシャロット、
白ワイン、塩、胡椒でソースを作り、茹でた
パスタと和えます。
パセリのアッシェを散らして出来上がり
パンとワインを添えて、アッと言う間に簡単な夕食が出来ました。
ジロールも大きめに割いたので歯ごたえも良く、しっかり味わえました。
さて、コルドン・ブルーの上級に進まれたクラスメートの方々、全員が終了試験を無事に合格されたそうです
やったー!!
本当におめでとうございます
写真を送ってくれた方のアントルメを見て、その素晴らしい仕上がりに感動してしまいました
チョコレート細工がとても美しい~。もう本当にプロの方のケーキだなぁと感心してしまいました。
皆さん、今頃ようやくホッとされているのでしょうね。
大変、大変お疲れ様でした!!!
終わってしまうのはちょっと寂しいかもしれませんが・・・・・・最後の終了パーティー、思いっきり楽しんできてくださいね!
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ラデュレ
今日は語学学校の帰りに、マドレーヌ寺院の近くにある「ラデュレ」に行ってきました。
以前、マカロンはいただいた事はありますが、サロンでいただくのはこれが初めて。
(銀座三越のサロンに行った時は、すごい行列を見た瞬間あきらめました)
平日の15時頃だというのにショップもすごい人でごった返していたし、1、2階両方のサロンもほぼ満席でした。
お友達はイスパハンを注文
彼女は日本ではあまり甘いものを食べなかったそうですが、パリに来てかなり食べるようになったとか。
至るところに美味しそうなお菓子が溢れかえってますからね~。
危険な誘惑です
私はサントノーレ ローズ フランボワーズを注文
クレーム・シャンティがほんのりピンク色で可愛いかった。(写真が暗くてよくわかりませんが。。。)
ローズ・ウォーターやローズ・シロップ・フォンダンが入っていて、口にいれる度に華やかな風味が口いっぱいに広がって美味しかったです。
真ん中にはフランボワーズのコンポートも入っていて、その酸味が味のアクセントになっていました。
見た目はボリュームはありますが、パート・フィユテやシューも軽く、あっさり食べれてしまいした。
サントノーレ ローズ フランボワーズ / Saint-Honoré Rose-Framboise
美味しいし、雰囲気も良いし、思わず話しこんで少し長居してしまいました。
彼女はワーホリで来ているのですが、来月からはメーキャップとヘアメイクの学校に行くそうです。
いろいろチャレンジしようとしてる話しを聞いてとても良い刺激を受けました
美味しいものも食べたし、刺激も受けたし、たっぷり元気をチャージ出来ました
そうそう、ところでラデュレに入った瞬間、言い方が悪いかもしれないけどトイレの芳香剤のような匂いがして「あれ」?と。
でもそんなはずはないだろうから、誰かの香水かなと思ったんだけど・・・。
帰り際、2階のお手洗いに行こうと階段を上がりきった所でもまたこの強い匂い。
なんだろうとちょっとキョロキョロしたら、それはラデュレで販売しているキャンドルでした。
火を灯してそれはきれいだし、商品の紹介としてはいいのかもしれないけど・・・でもあれだけ強い香りのするものを食べ物を扱ってる所で焚いちゃうのはどうかな、とちょいとびっくりしてしまいまひたー
って、感じ方は人それぞれだと思うので良し悪しは言えないですが、いろいろ "へぇ~ " って思うような事が時々あって、ある意味おもしろいです
パリは今日も雨がシトシト。
でもちょっと暖かくて嬉しかった
明日は少しでも晴れますように
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ちりめんキャベツ
寒さが日に日に厳しくなってきているパリ・・・。
温か~いものが食べたくなります。
野菜もたっぷり食べたいと思い、今日は前から気になっていたちりめんキャベツをコトコト煮てみる事にしました。
スーパーでも、マルシェ(市場)でも、八百屋さんでもどこでも見かけるこのちりめんキャベツ。
見ての通り葉が一枚一枚ちりめん状になっているからなんですが、別名サボイキャベツともよばれているようです。フランスのサボア地方で作られたからだとか。
お店では "Chou Vert" (直訳すると緑色のキャベツ)と書いて売られていました。
このちりめんキャベツ、東京のデパートで売られているのを時々見かけて、いつも美味しそうだなと気になっていました。 ・・・・・でも、一玉たしか1200円位して、シワシワしてるからといってキャベツでこの値段は高いな~と思ってなんとなく手が出ませんでした。
なので、こちらでこれを見つけた時は嬉しくて!
そして値段を見てびっくり!!
東京で売ってたものより小さめですが、一玉たったの1,2ユーロだったんです。約160円くらいでしょうか
(他の所でも、1.2~1.5ユーロ位のものしか見ていないので、特別に安売りしているわけでなく、これが平均的なお値段だと思われます)
(日本での値段の高さは・・・?もちろん輸送費、関税代等あるんでしょうが。日本でもわずかに作られているそうですが栽培が難しいのかなぁ?また希少価値というのもあるのかな・・・など勝手にいろいろ考えてしまいますが、でも、もう少し安くなってくれたら嬉しいなぁ
)
さて、ようやく手に入れたちりめんキャベツ。
どうやって食べようかと迷った末、あまり手を加えずキャベツをダイレクトに食そうと思い、シンプルに料理する事にしました。
うそ・・・、ただ単に腹ペコだったから早く食べたかっただけで
で、作ったのがこちら。
まず、そのままの姿を記念に一枚。
お鍋にオリーブオイルと少しのバター。
アッシェしたにんにくとエシャロット。
そしてスモークされたベーコンにじっくり火を入れ、良い感じになったら白ワインをドボドボッと入れアルコールを飛ばし・・・。(あ、塩、胡椒もてけとーに)
その中にちりめんキャベツをドーンと!
(芯をくり抜いただけで。恥ずかしい程、大ざっぱ )
あとはひたひたのお水を加えて煮込むだけ。
コトコト、コトコト・・・・・
グツグツ、グツグツ・・・・
パカッ
でけた!
チーズをのせていただきます
美味しい~ (自画自賛
)
(すみません、全然美味しそうに見えない写真ですが・・・)
でも、ちりめんキャベツの食感と、自然の甘みと、またベーコンが良い仕事をしてくれとっても美味しくいただけました。
キャベツがクタ~となって嵩が減ったから、つい一回で半玉も食べてしもうた・・・・・。食べすぎです
お腹にも、お財布にもやさしくて・・・またリピートしたいと思います。
まだまだ気になる野菜がたくさんあるので少しずつ試していきたいなぁと思います
そして街のパティスリーのケーキの写真を少々。
う~ん、どれも美味しそう!
(3枚目の写真のケーキのように、黄色の "食用ほおずき"をケーキのデコレーションで使ってるのをけっこうよく見かけました。私は食べた事がないんですが、甘酸っぱくて美味しいんだとか。)
コルドン・ブルー東京校の上級に進んだクラスメートの方々は、今日が最終試験の日
自分オリジナルの配合、組み立て、デコレーションで一人一台のアントルメを作るのだそう。
出発前に何人かの方にお話しを聞いたら、どういうものにしようか、時間配分等も考えて相当悩んでいた様子。
私もそのまま進んでいたら同じように悩んでいたはず。
でも一旦、蚊帳の外に出た感じで話しを聞いてると、大変そうだなぁと思いながらも、その悩んでる姿が "すごいな" "頑張ってるな" "そうやって一生懸命やった事が、また大きな自信と成長になっていくんだろうな" などと内心感動してしまったのを思い出します
はい、実は感動に震えていたんですー
どうか、皆さん今まで頑張ってきた事全ての力を出し切って、納得のいく作品が出来ますように!!!
頑張ってくださいね!! 応援していま~す!!
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