エティバ チーズ
昨日の夜には一旦やんだ雪も、また今朝から昼位までちらちらと降っていた。
いや~、本当に寒い
学校で日本人の子が、"でも、モスクワからの彼女達はけっこう薄着だよね " と言った。
なるほど、私なんか室内でもセーター含めて3枚位は重ね着しているのに(時には4枚)、モスクワの子は割と薄着。
先日も白い若干透けてる感じのブラウスにベストを合わせてただけで、見るからに寒そうだった。
ちょうど授業で気温の話しになり、そうしたら今日はモスクは-14℃だと言ってびっくり
ぶるる
そう考えれば最高気温が0℃位のパリは、彼女達にとってはそこまで寒く感じないのかなぁ。。。?
先生が、フランスの学生は今日で学校が終わり明日から冬休みに入ると言っていた。
先生も明日から2週間のお休みに入るそうでウキウキしていた。
ちなみに私は25日まで授業があるので、来週は違う先生が担当してくださるそうだ。
今までの先生は初老の方なのですが、すごいベテランで歯に衣着せぬ感じで、時にはそれぞれの国の特徴を皮肉込めてバッサバッサ切り落としていくので、最初こそ少しびっくりしたものの、かなりおもしろく、むしろその何事も躊躇しない人柄にすっかり魅了されてしまった
皆も先生を慕っていた。
また、いつも洋服のコーディネートが素敵で、とてもかっこいいパリジェンヌだった。
違う先生になるのがちょっと残念だな
さて、今日はようやくフロマージュリ (チーズ屋さん) で初のお買い物をした。
ずっと、専門店で買いたいと思っていたけれど、スーパーにも本当にたくさんのチーズが売られており、しかもとても安い・・・・なので、ついつい今まではスーパーで買ってしまっていたのだ。
でも、勝手に自分で目指しているものは "専門店でお店の人と会話をしながら買って、だんだん美味しいものも教えてもらえるようになる "こと。
だはー
目指してる事がそんな事なんて自分ちっさいですね。
そうは思うんですけど、そうなりたいんですよ
って事で、近所のフロマージュリに行ってみた。
スーパーではカマンベールやブリー等、柔らかくクリーミーなものを選んでいたので、今回はハード系を買おうと思った。
チーズ・フォンデュのイメージが強いのですが、15年ほど前スイスに行って初めて"グリュイエールチーズ"をブロックで食べ時、そのコクとナッティーな味に一気にファンになり、それ以来グリュイエール好きなので、今回もとりあえずはそれを買ってみようと思った。
でも、店頭に何種類かの味見があったので試してみたら、口に入れた瞬間、他のものより断然 "匂う" ものがあり、でも食べてみたらすっごく美味しい!
何ー、これ?!ってびっくり
エティバ・チーズ / Etivaz と書いてある。
他のものより高かったのすが、もう ”これだ~”と酔いしれてレジの方へ。
お店の人に200g位に切ってもらってお会計。
これで6,44ユーロ。 (860円位)
スーパーでは、もちろん種類や質が違うので比べるのはナンセンスではありますが、でもカマンベールでもハード系のコンテでも、ロックフォールでもと2~4ユーロで充分買えちゃうので、そう考えるとちょっと高いんですよね。
だから今日は贅沢した気分に。
夕食後に早速いただきました。
本当に味わい深く、木の実を思わせるような香ばしさもあり、ミルクの濃い感じのふくよかな味、塩気の中に甘みもあって・・・・・
う~ん、私がいうと多分全然伝わらないと思うのでこの辺でやめておきますが、とにかくとっても美味しいんです
このエティバ・チーズはスイスが原産なのですが、作られる量がとても少ないんだそうです。
と言うのは、「夏に、高地で放牧された牛のミルクからのみ」作られたものになるからだそうです。
(やはり冬の間、牧舎の中で藁を食べて出来たミルクと、夏のフレッシュな青草を食べて出来るミルクではその味も違ってきます)
しかもこのチーズを作れる期間は1年のうちきっかり5ヶ月のみ。
そして製造工程は全て手作業だそうです。
だからたくさんは出回らず、日本への輸出も少ないようです。
またひとつ美味しいチーズを知る事ができました
かわいい紙にチーズを包んでくれる。
見た目はシンプルだけどとっ~ても美味しい
そしてこちらシュトーレン。
アルザスはストラスブールで買ってきました。
たーっぷりの粉糖がかけらていますが、これは幼子キリストを
産着で包んだものに見立てているそう。
クリスマスの4週間前から、キリストの誕生を祝って各週末に
薄く切っていただきます。
街はクリスマス、年末に向けてイルミネーションがキラキラしています
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初雪
今日はパリで初雪が降りました
朝はまだ、「ん、雨?雪?」と一瞬わからない位で、道路も濡れた所が凍結していた位だったのですが、学校で授業を受けている間にも、大きな雪がしんしんと降り続け、外はアッと言う間に雪化粧となりました。
パリは冬に何度も雪が降るのかなと思っていましたが、先生曰くひと冬にほんの数回との事。
意外と早く初雪が見れちゃいました。 きれいだ
雪を見ると血が騒ぐ私 (何の血だ)、皆寒いと言って室内にいる中、私とブラジル人の女の子くらいが休憩時間に雪を触りに外にいきました。
(あ、あと校内禁煙なので、喫煙者の人が震えながら外で吸ってるくらいで)
雪玉を作って遊んでる私に先生が「若いわね~」と言ってきたから、「いえいえ、そんな事ないんですよ。いい歳いっちゃってるんですよ」 なーんて答えたかったけど、とっさにはそんなフランス語が出てこないものだから、「うぃ(はい)~~~」と語尾を伸ばしながら次のフランス語を考えているうちに、ただの酔っ払いのような返事しか出来ずにおわってしまった。
がっくし
何はともあれ、本当に寒かったけど、また違った雰囲気のパリの街が見れ嬉しくなりました
凱旋門、シャンゼリゼ通り。
ここはたくさんの人に踏まれて雪がちょっとグレーになっていました
夜には雨に変わってしまいました。
シャンゼリゼ通り。
そうそう、以前に "街中にはたくさんの「もみの木」が売られていて、それを買う人をよくみました。でもこの生きているもみの木にデコレーションして今年のクリスマスをお祝いした後はどうするんだろう "と、もみの木のその後の行方がとても気になっていました。
ようやく、3人のフランス人に聞く事ができたのですが、同じ答えが返ってきました。
「1月、2月になるとパリの道中に捨てられたもみの木でいっぱいになるよ」と。
ガーン
なんか、もしかしてそうじゃないかと頭の片隅に思ってたけど、そうでないでほしいと願ってた。
う~ん、役目が終わったら捨てられちゃって可哀そうだぁ・・・
予想外に私ががっくりしたからか、「あ、でも、暖炉がある人の家ならそれを切って燃やすんだよ」、「根っこはとってあるからまたそこから育てるんだよ」とフォローしてましたが・・・・ ほんとかなぁぁぁ?
でも翌日確認したら、たしかに根っこは切り落として売られていたので、それを生業としている園芸農家さんがまた根っこから育ててくれたら立派なもみの木になるのかなぁ。
とにかく1、2月には枝がでろーんっと下がって疲れきったもみの木が道路に並ぶそうなので、どんな様子なのか見届けたいと思いまする
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