台湾の温泉地:烏来で宿泊した烏来大飯店 | 舟水の世界ごゆるり街歩き

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               NHK教育番組「たんけんぼくのまち」で強烈な刺激を受け、小学校の頃から地理大好き人間。日々の散策からちょっとした世の中の宝箱を覗いて見ませんか?

2016年10月。秋雨が降りしきる季節、ごゆるり台湾旅行へと足を延ばしました。台北で1泊して翌日、早速、温泉地の烏来へと向かいます。

 

 
 

(2016年10月撮影)

毎度お馴染みのコリラックマです。世界中を旅するコリラックマ。このコリラックマをゲットしたのは、この2016年10月の台湾旅行の際、成田空港でゲットしたのがそもそもの始まりでした。コリラックマも新品なので、この当時は真っ白でした。

 

まずは台北駅から地下鉄に乗って、郊外の街:新店へと向かいます。

 

 

 

 

烏来で滞在したホテル:烏来大飯店の場所です。

烏来の顔とも言える場所に位置する烏来大飯店です。

烏来のバス停からも歩いて10分程度。スーツケースがあっても十分歩ける距離です。

 

 

 

 

 

(2016年10月撮影)

まずは、地下鉄に乗って、烏来への山の入り口にあたる台北の郊外、新店に到着です。「月台」は台湾の繁体文字でプラットホームを意味します。この時、コリラックマの撮影をしていて乗車券でもあるチップをプラットホームの線路内に落としてしまったのは、ちょっと苦い思い出でもあります。駅の改札で清算することとなりました。

 

(2016年10月撮影)

郊外の駅にしては綺麗に整備されている新店駅です。温泉の観光地:烏来への入り口として恥じない駅です。

 

(2016年10月撮影)

台湾は日本を旅行しているの同じ感覚です。

 

(2016年10月撮影)

新店から849番のバスに乗ること30分程だったでしょうか。坂道を登って、終点の烏来に到着です。よく見ると、台北駅のバスターミナルから一本で来れます。わざわざ地下鉄に乗って、途中の新店まで来る必要はありませんでした。

 

(2016年10月撮影)

終点の烏来には、バス乗り場のような建物がある訳ではなく、広場の駐車場がそのままバスの溜まり場になっています。溜まり場になっているとは言っても、常に1台の次発くらいしか待機していませんが(笑)

 

(2016年10月撮影)

到着したバスは、駐車場に収まり、運転手はしばしの休憩タイムです。

 

(2016年10月撮影)

こちらに停車していた先発の台北駅行きが出発のようです。バスのエンジンがかかると同時に、バスの周辺で待機していた乗客が一斉に乗り込みます。

 

(2016年10月撮影)

バス停にあった時刻表を見ると、1時間に4本程が運行されているのが分かります。台北までの運賃は45元(約150円程)です。

 

(2016年10月撮影)

台湾は繁体文字なので、日本人にとっては中国より旅行しやすいのが特徴です。

 

(2016年10月撮影)

烏来のバス停から川の反対側を見ると川沿いの温泉が目に飛び込んできました。思いっきり望遠で撮影しましたが、小雨降りしきる中でも、そこそこの人たちが温泉を楽しんでいます。

 

(2016年10月撮影)

今回、烏来で宿泊するのが、烏来大飯店です。川と川が合流する半島のような場所に見えている建物が烏来大飯店になります。ちなみに、烏来のバス停は、写真の左端に見えている道路の上にある黄色い重機のある辺りになります。バスを降りて、少し歩けば川に架かる橋があり、その橋を渡ったところにあるのが烏来大飯店ということになります。

 

(2016年10月撮影)

小雨が降りしきり、肌寒い日和となりましたが、霧が山にかかって、これはこれで風情を感じることが出来ます。

 

(2016年10月撮影)

バス停から歩いてすぐの場所から見た烏来大飯店です。今回宿泊したのは、最上階の右から2番目のお部屋でした。

 

(2016年10月撮影)

川に架かる橋までやってきました。烏来大飯店の全貌が見えます。建物は地下2階、地上3階建ての構造となっています。写真の見た目で3階に当たる部分が1階になります。

 

地下1階と地下2階は、少し、様子が変だな?と感じた方もいるかもしれませんが、これは、2015年夏に襲った台風によって、烏来は甚大な水害が起こった為です。つまり、川の水位が橋擦れ擦れまで上昇し、街は濁流にのみ込まれたのです。

 

烏来大飯店も、地下1階、地下2階は完全に壊滅してしまっていました。

 

(2016年10月撮影)

川に架かる橋です。写真の奥がバス停側、手前が、烏来大飯店側になります。

 

(2016年10月撮影)

橋には台湾の少数民族:タイヤル族の民族カラーでもある、赤・白・黒で彩られた独特の模様を見ることができます。

 

(2016年10月撮影)

橋を渡ると右手にあるのが烏来大飯店です。戦後から営み、60年の老舗旅館のようです。月曜日にやってきたので、平日価格のダブルルームで1泊1600元。約5000円です。日帰りでのデイユースも出来るようになっています。部屋の中のバスルームに、五右衛門風呂のようなコンクリートでできた浴槽があり、蛇口をひねると温泉が出てくるシステムとなっています。

 

(2016年10月撮影)

烏来大飯店のロビーです。広々とした吹き抜けとなっており、その昔は団体旅行の昼食利用や夕食利用などで利用されてきたような雰囲気を残しています。今となっては、旅行客の殆どが台北で宿泊しながら、日帰りで訪れる烏来となっていますが、このロビーを眺めていると、かつて旅行客で賑わっていた頃の夢の跡を感じることが出来ます。


(2016年10月撮影)

ロビーのある地上1階のテラスサイドも、食事利用者向けにテーブルが並べられています。

 

(2016年10月撮影)

今回滞在するのは、地上3階の303号室です。昔ながらのホテルキーに、値段シールで書かれた号室。なかなかイケてます。

 

(2016年10月撮影)

ホテルに滞在する時、個人的には、テラスの広さにこだわりがあります。設備は古くてもテラスが広ければ、宿泊ホテルとして選ぶ癖が昔からあります。ローカル感漂うホテルではありますが、場末の行楽地ホテルマニアとしてはハナマルです。

 

(2016年10月撮影)

 

(2016年10月撮影)

こんにちは~と、お隣のテラスを覗き込むことも可能です。

 

(2016年10月撮影)

テラスからは烏来のバス停の辺りが見えます。

 

(2016年10月撮影)

テラスから見えるこの光景ですが、この川の右側に堆積している土砂。これが2015年の台風で濁流が川に流れ込んだ時に出来た堆積物なのです。もともと、こんな土砂は無かったわけです。堆積した土砂をどうにかしないといけないということで、重機で細々と護岸工事がなされています。

 

(2016年10月撮影)

対面のホテルの地下2階も、当時の爪痕が見て取れます。修繕しようにも、もし、また、同じような事が起こったら・・・と考えると、経営者も簡単には修繕に踏み切れないようです。地下は、完全に「死に体」となっています。

 

(2016年10月撮影)

テラスから見渡す山際の霧。これこそ烏来の楽しみ方のひとつと言えます。

 

(2016年10月撮影)

成田空港で売られていたコリラックマも初海外で大満足です。

 

(2016年10月撮影)

こちらは、翌朝に撮影した写真です。少し霧が晴れたおかげで、山を至近距離に感じることが出来ます。

 

(2016年10月撮影)

テラスからは烏来の顔でもある、タイヤル族カラーの橋を一望できます。

 

(2016年10月撮影)

 

(2016年10月撮影)

さて、ここから2015年の夏の台風被害の様子を見ていきたいと思います。この川に架かる橋ですが、ここまで濁流の水位が上昇したのです。地下2階、地下1階など、たまったものではありません。

 

(2016年10月撮影)

橋の上に降り立ち、周辺の様子を確認してみます。地下2階、地下1階は壊滅状態で、窓ガラスなど全て破壊しつくされているのが見て取れます。

 

(2016年10月撮影)

こちらも同様です。橋より低い場所にある箇所は、完全崩壊です。

 

(2016年10月撮影)

よーく見ると、奥の方もえらいことになっています。

 

(2016年10月撮影)

崖にへばりつくように建てられた建築物の基礎部分が丸出しで、地下1階が完全に死んでいます。

 

(2016年10月撮影)

川の上流へと向かい、反対側からみてもこの通りです。かつては人が住んでいた地下1階は壊滅です。

 

烏来へとやってきた訳ですが、事前に台風被害の情報など、全く調べていなかった為、訪れていきなりこれは衝撃的な光景となりました。

 

 

こちらは当時のニュースの一部です。

 

 

 

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