シェムリアップごゆるり滞在も丸一年。別にしたくて滞在している訳ではありませんが、このコロナ禍居住地のバンコクへ帰ることもできないまま、だらだら滞在が長引いています。一旦日本に帰国してから、手間暇をかければタイに帰ることは可能ですが、行ったはいいが、逆にビザの問題も出てくる為、中長期的にタイからのビザランなども考えると、あまりにもリスクと経費がかかる為、身動きが取れない状況は変わりません。シェムリアップに滞在する欧米人の中にも、タイに戻りたくてしょうがない・・・という欧米人が何人もいます。中には、タイに彼女がいるのに、カンボジアで閉じ込められ（志願して閉じこもり）、こっちで新しい彼女を作っている欧米人もちらほらいます。タイ人彼女にとってはコロナの始まりが縁の切れ目、カンボジア人彼女にとっては、コロナ収束が縁の切れ目に・・・なんて状況が見え隠れする欧米人と現地彼女の、持ちつ持たれつの関係です。
シェムリに足を踏み入れたのが2020年3月25日。コロナ様子見で、半年Smiley Guesthouseに滞在しましたが、コロナの長期化に備え、アパートメントに移ることにし、2020年10月頭からVilla Mandaにて 滞在していました。オープンとほぼ同時期に入居し、気が付けばあっという間に居住者の中では古株に（笑） その理由は簡単で、居住者がコロコロ変わってきたからです。退去していった居住者とその理由の全てを知っているのは自分くらいだと思います。各部屋によって、いろいろ癖がある訳ですが、庭側は音楽や人の声でうるさい、〇号室のトイレは排水の臭いがあがってくる。。。水漏れする・・・ 窓のフレームと外壁の間に隙間がありエアコンが効きにくいなど、この半年で集めたデータで、どの部屋が一番居住性が良いかを把握していました。オープン当初の9月後半から、10月、11月の約2か月間は、外から飲みに来るカンボジア人客で、毎日が祭りのような賑やかさの状態でしたが、11月終わり頃から、その熱も冷め、落ち着いた状態となっていました。
月日はアッという間に流れ、半年が経過した4月5日、ドイツ人経営者と共同名義で名前を貸しているカンボジア人：リカが相談があるんだけど・・・というので話を聞くと、３階の６部屋全て丸ごとフロア貸することになったので、２階に移動してくれないか、との事。リカも経営者として空室６部屋を埋めないと・・・という考えで色々模索していたようです。マッサージ店を経営するリカの友人が、マッサージスタッフの寮として６部屋借りてくれることになり、３階のフロア貸が条件となったとの事でした。２階と３階にそれぞれ３部屋ずつ歯抜け状態で空室があった為、３階に住んでいる住人３組が２階へ移ることになった訳です。一番最初に君に伝えておこうと思って・・・と言いにくそうに話すリカでしたが、こちらもVilla Mandaの経営の実情はよく分かっているだけに、ひとつ返事で快諾しました。と、同時にどこかに引っ越そう！とその瞬間気持ちが固まりました。個人的に物件とは、その部屋そのものであり、隣の部屋が全く同じものだとしても、それは全く別物という感覚だからです。過去に、出張族として全国を飛び回っていた時代は月の半分以上ホテルに宿泊していました。各地のお気に入りのホテルは何度も利用し、予約の際、部屋の号室の指定までしていた程です。そういったこだわりがあるからこそ、今回の件で引っ越しを決心したのは当たり前の事でした。
（2020年9月撮影）
25平米程程の部屋が1フロア6部屋×3階で、計18室あるVilla Mandaです。庭と屋上も付いています。昨年の開業時には、この一棟で月1200ドルがVilla経営者と物件オーナーが交わした契約でした。2021年に入り、蓋を開けての経営状況を鑑み、オーナーとの交渉で、その家賃はなんと月1000ドルにまで下げてもらっています。それを１部屋月120ドルの家賃で賃貸している訳です。
ロックダウンに備えてビールの在庫は相当数買い貯めしていたVilla Manda.酒類提供禁止でも敷地内のバーでは普通に飲めるので、昼飲みで訪れています。
話を元に戻すと、
「で、2階へはいつ移動すればいいの？」の問いに対し、明日、明後日にでも・・・とリカが言うので、そこは、オイオイッ！っていう感じでしたが、緊急事態を緊急事態とも思わない落ち着きと行動力だけは営業バリバリの時代に培われている為、軽～く受け止め、頭の中を150％フル回転させます。
シェムリアップで自分が求める居住性の場所に引っ越す＝物件探し＝EXPATS と瞬時にその公式が導き出されます。
EXPATSとは、売ります・買います・貸します系のサイトです。EXPATS Siem Reap などで検索すると一発で出てきますが、ちょうど1年前の今頃に、物件漁りでEXPATSを色々見ていると、琴線に触れる物件がちょこちょこ出ていたイメージがありました。今回、急遽ではあるもののEXPATSで掘り出し物の物件がないかと、ネットサーフィンに走ります。そこで奇跡的に発見したのが、JP Prana Hotel ＆ Spa だったのです。
その条件が以下
Beautiful Hotel/Residence room size 42 square meter for monthly rent with a wonderful swimming pool.
It’s a relaxing and quiet place !
Price: 135$
Additional charges on:
- Electricity: 0,25$/kW
- Water: 7$/month
Service’s included:
- Internet WIFI free
- Cable TV (60 channels)
- Swimming pool
- Parking space (for motorbike)
- Generator
Furnitures:
- A/C and fan
- TV
- Wardrobe
- Safe box
- Bathroom with hot and cold shower
- Refrigerator
- Table and chair inside
- 1 or 2 bed(s)
Our location: JP Prana Hotel & Spa, Psar Dam Krolanh Road East, Krong Siem Reap. Near feeling KTV, after Siem Reap International School.
If you need more information or if you’re interested, please don’t hesitate to contact us:
- Facebook: JP Prana hotel & spa
- Tel: (+855) 012 559 046
- Email: jp.prana.angkor@gmail.com
結果的に以下のような行動を取りました。
4月5日夜、部屋の移動の話を打ち明けられ、その夜、朝までEXPATSでリサーチ、JP Pranaの月貸し条件を発見、設備・条件最高、ホテル検索サイトでの評価は9.0レベル
4月6日昼 アポなしで現地突撃訪問。EXPATSの条件を見てきたんだけど・・・で、全て話が通り、内見。１Fの部屋をレジデンス貸しているということで、１Fの空いてる1部屋を見せてもらう。（１Fの部屋はレジデンス貸に対応する為に各部屋に電気メーターが取り付けられていた） ２Fの部屋はダメなの？との問いに、電気メーターが付いてないから・・・との返事。ぶっちゃけ１Fの空いている１部屋は、琴線に触れること85％といったところ。キッチンは当然無く、自炊していいの？の問いに、ガスコンロ買って窓際でスクランブルエッグ等を作っている滞在者はいるよとの事。自炊するなら調理器具を一式揃える必要あり・・・ と、色々考えることがあったので、その日は一旦持ち帰る。
4月7日昼 再度アポなしで、もう一回見せてくれと突撃。このコロナの状況が終わるまでの長期滞在が前提の旨を告げると だったら２Fも見てみる？と話が急展開。２Fはベランダもあるから、そこで調理してもいいよ・・・そして、長期で住むなら部屋に電気メーター付けるよ！との事。電気メーターは3時間もあれば工事は終わるとの事で、じゃ、明日午後3時に入居するわ！との流れで、その場でデポジット100ドルを支払い契約成立。その日の夕方、明日Villa Manndaをチェックアウトする旨、告げる。
4月8日午後3時 入居。
以上が、電撃的な引っ越しの経緯です。
個人的な仕事や業務もスケジュールがタイトな時でしたので、かなり疲労困憊でした。しかし、精神的なタフさにはある程度の自信がある為、ゆるく乗り切りました。
（2021年4月撮影）
契約時にデポジット100ドル。もちろん、退去時、何もなければ全額返ってきます。つい二日前までにはこんなレシートを手にするなど夢にも思わなかった展開です（笑） チェックイン時には1か月の家賃135ドルと水道代7ドルの計142ドルが前払いとなり、電気代は1か月ごとに実費が請求されます。また、リネンは選択制。バスタオル・シーツ交換等、部屋の掃除をリクエストする場合は1回7ドル。自分で清掃を希望する場合は、シーツと枕カバー、バスタオルは自分で購入してくる必要があります。
◆ペット可、自炊可、
◆２Ｆの眺望抜群の106号室は、4月19日現在、空室。
2020年12月からコロナの長期化でレジデンス貸しを始めたとの事。確かにJP Pranaのフェイスブックを確認すると、その宣伝をしていましたが、その時点では月200ドルとなっていました。月200ドルでは思ったように人は入らなかったのか、4月の案内で月135ドルとなったようです。（ちなみにコロナ禍前の1泊の宿泊料金は35ドル～45ドルで回していたとの事） また、45平米のスイートルームが4部屋あり、そちらは月250ドルの家賃でOK（水道・電気代別途）
オーナーはフランス人の叔父さんで、前妻との間に生まれた20歳くらいの息子二人がスタッフとして常駐、2名ほどの女性スタッフも雇用しており、うち一人はタイ人とカンボジア人のハーフの女性で叔父さんのガールフレンドでもあります。7名程のフランス人がレジデントとして居住しており、ホテル内はTHE FRANCE。滞在して10日間、英語での会話を耳にしたことがありません。オーナーやスタッフが私に声をかけてくれる時だけ英語ですが、叔父さんの彼女だけは私にはタイ語で話しかけてくれます。
（2021年4月撮影）
ホテルを観光客に開放する、その時までごゆるりとお世話になる素敵な場所です。
JP Prana Hotel ＆ Spa の場所です
場所はシェムリアップインターナショナルスクールの隣です。
（2021年4月撮影）
6号線のアンコールマーケットの交差点を北上すること約800ｍ。左手にシェムリアップインターナショナルスクールがあり、その2つ隣がJP Pranaです。赤い車が駐車している場所がホテル前です。というか、4月8日に入居した直後に、まだ舗装されてはいないものの、道路を打ち付けて固められる工事が行われ、走りやすくなりました。カンボジア人に君はラッキーだよ！と言われ、ある意味ナイスタイミングだったようです。
（2021年4月撮影）
なお、16日から発令されたロックダウン。JP Pranaから北に100ｍ程行ったところが検問所となり、スバイダンコム地区滑り込みセーフ！でした。
（2021年4月撮影）
（2021年4月撮影）
ホテルの斜め前のコーナー。ここの商店で炊いた米を買えるのは便利で嬉しいのですが、コメの質が残念なので、早急に近場でコメがまずくない商店を見つけなくてはなりません。
（2021年4月撮影）
JP Pranaの真正面には、ごゆるり閉店のロブスターのレストランです。
（2021年4月撮影）
こちらが引っ越し先のJP Prana Hotelです。
ここで、ブログの字数がオーバーして保存できなくなったので、以下、写真のみです。
（2021年4月撮影）
（2021年4月撮影）
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