休日の台北駅は出稼ぎ労働者のコミュニティースペース | 舟水の世界ごゆるり街歩き

舟水の世界ごゆるり街歩き

               NHK教育番組「たんけんぼくのまち」で強烈な刺激を受け、小学校の頃から地理大好き人間。日々の散策からちょっとした世の中の宝箱を覗いて見ませんか?

2016年10月。秋雨が降りしきる季節、ごゆるり台湾旅行へと足を延ばしました。台湾の訪問は2012年8月以来、約4年振りです。

 

 
 

(2016年10月撮影)

銀座から1000円バスに乗り、ごゆるりごゆるり成田空港到着です。日本航空を眺めてはいますが、搭乗するのはLCCのタイガーエアーです。

 

 

 

 

台北のローカル安宿が密集する太原路界隈の場所です。

台北駅や台北バスターミナルからも徒歩10分かからないくらいで辿り着くことが出来る安宿街は、寝るだけの一泊には大いに利用価値があります。

 

勘違いしてはいけないのは、清潔さ云々抜かす人にはお勧めできませんが、民宿や山小屋に寝泊まりが出来る方であれば、全然問題ないレベルです。バックパッカーであれば余裕を持って宿泊できます。値段が値段だけに、連れ込み宿的な利用も一般的に行われているので、そういうのが気にならないのであれば、そこそこ快適に過ごすことが出来ます。

 

台湾に着いて、初日寝るだけレベルなら、駅も近いので十分使える、そんなエリアです。

 

 

 

 

 

(2016年10月撮影)

台北空港到着後、空港間を結ぶモノレールに乗ります。

 

(2016年10月撮影)

台北空港では、出発前にネットで事前予約していたポケットWiFiを空港のコンビニで受け取ります。たしか受け取ったのは、コンビニ受け取りということで、少し不安でしたが、店員に予約コードを見せると、バックヤードの中から、名前が記載された包を持ってきてくれました。今回WiFIルーターをレンタルしたのは、WiFI自体が宿に無い旅館などに宿泊することにしていた為です。

 

(2016年10月撮影)

空港からバスに乗り、1時間ほどで台北駅到着です。

 

(2016年10月撮影)

台北駅、お馴染みの光景がこちらです。

 

国際的な労働者の流れを見てその国を知るというのは旅の醍醐味でもあります。休日の日曜日、出稼ぎ労働者のインドネシア人が台北駅舎内に集結し、終日座り込んでごゆるりとする様子は台北に訪れた事がある方なら一度は目にされたことがある光景だと思います。香港のビクトリアパーク、シンガポールのラッキープラザがフィリピン人出稼ぎ労働者の聖地となっているように、台北駅はインドネシア人労働者で盛り上がりを見せます(もちろん、フィリピン人、マレーシア人、ミャンマー人なども混じってますがインドネシア人が多数派を占めます)

 

この台北駅での彼らのごゆるりスポットですが、コロナの影響で台北駅での座り込みは禁止されていましたが、これを機にコロナ終息後も永久に座り込み禁止になりそうな動きとなっていましたが、その後、どうなったのか気がかりではあります。

 

 

(2016年10月撮影)

駅舎内には方位の表示もあります。どの方角に何があるか頭の中に入っている身としては、この方位の表示は何かと役に立っています。

 

(2016年10月撮影)

台湾のマスコットキャラ的なクマです。リラックマとは違います。

 

(2016年10月撮影)

駅には、台湾鉄道と京急が友好協定を結んでいるポスターがデカデカと掲げられていました。

 

(2016年10月撮影)

駅舎内にはLINEショップもあり、リラックマストア並みに客が入っています。

 

(2016年10月撮影)

こちらが台北駅の北側に隣接する京站時尚廣場というショッピングモールです。ビルの中がバスタ新宿のようになっており、台湾全土の長距離バスが発着するターミナルです。台湾の長距離バスは運賃がとても安く、乗り心地も快適なので、個人的には大好きです。乗車していると、バスの運転手の質も、中国大陸本土の運転手よりも、安全運行に心掛けているという感が伝わってきます。

 

(2016年10月撮影)

台北駅から歩くこと約10分。太原路にやってきました。台北駅の北西エリアにある太原路。この界隈が古くからの商務旅館などが密集する、安宿街となっています。

 

(2016年10月撮影)

到着したのが日曜日ということもあり、人出はまばらです。

 

(2016年10月撮影)

このエリアだけは廃墟感がある宿やビルも多く、インドやミャンマーなどを旅しているような感じになります。

 

(2016年10月撮影)

今回宿泊するのがこちらの獅城大旅館です。香港の重慶マンション的な雰囲気が漂う、廃墟感満載の旅館です。エレベーターで2階に行くと、いかにも中国式な雰囲気のある、チェックインカウンター(帳場)があります。1室2名で1泊800元程です。客室内は昭和の香りが漂う、場末のホテルの部屋といったところでしょうか。ちゃんとエアコンもあります。

 

(2016年10月撮影)

室内から、ラブホのホテルの窓のような窓をスライドさせて開けると、下界を見渡すことが出来ました。対面のマンションでは、室内で全裸のオヤジが柔軟運動をしているのが丸見えです。

 

チェックインをして、荷物を置いて、夕食に出かけます。

 

(2016年10月撮影)

やってきたのは台北101内にある鼎泰豊です。今や世界各地にある鼎泰豊ですが、元々は1958年に台北市で食用油を取り扱う油問屋として創業したのが始まりです。1972年に小籠包を始めとする点心料理の販売を始めたところ美食家たちの評判を呼び、新聞や雑誌で一躍有名になったブランドです。

 

(2016年10月撮影)

101号店は鼎泰豊の総本山的な店舗という事もあり、終日大行列が出来る人気店です。この日ももちろん、店前では多くの人々が行列を作っていました。

 

(2016年10月撮影)

鼎泰豊を利用する際は、郵便局と同じように、まずは整理券をもらうために並ぶ必要があります。日本語を話せるスタッフが多いので、日本人と分かれば日本語で対応してくれます。台湾で日本語を勉強している大学生のアルバイトも多いそうです。

 

(2016年10月撮影)

およその待ち時間90分~100分。まあ、これが普通です。大体これで1時間くらいでテーブルに着けることが多い感じがします。

 

(2016年10月撮影)

日本語の表示を作るのは結構なことですが、こういう間違った日本語表記を見ると、日本人に実際に見せて最終チェックしてから看板を作って欲しいと思ってしまいます。せめて鼎泰豊の名に恥じないようにして欲しいものです。

 

(2016年10月撮影)

店前には鼎泰豊のオリジナルキャラクターが飾られています。

 

(2016年10月撮影)

なんと、来店記念のスタンプまであります。どれだけ聖地なのでしょうか?まさに鼎泰豊のメッカです。

 

(2016年10月撮影)

1時間ほどで店内に案内され、定番の小籠包を頂きます。

 

(2016年10月撮影)

至高の小籠包を頂きます。中華の名店と言われるお店は、薄味の味付けが絶妙なお店が多い気がします。

 

(2016年10月撮影)

ごゆるり夕食を終えて、店の外に出ても、まだまだ順番待ちをする人々が雨の中立ち尽くしています。待ってでも食べたい店の証です。

 

(2016年10月撮影)

小籠包を食べ終え、太原路の安宿街に戻ってきました。暗闇の中に輝く廃墟感が、鼎泰豊の味付けと同じくらい絶妙です。

 

(2016年10月撮影)

廃墟感漂う中、滞在している旅館のエントランスだけが、暗闇に中に輝いている何ともシュールな光景です。上の部屋は全て客室になります。

 

 

こうして台湾初日はあっという間に過ぎ去りました。

 

 

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