やはり、寅年だから、この展示の入場券にも印刷されている「龍虎図屏風(りゅうこずびょうぶ)」は見なくちゃね♪と行った訳です、はい、九州国立博物館に。
元旦から九博に来るひとなんてそんなにいないだろうと思ってたら、結構来てました(笑)。
まずは、妙心寺の開山に関わった花園法王や関山慧玄(かんざんえげん)禅師の像
会場の数箇所には「プチ禅カード」というものがあって、ストイックで近寄りがたいイメージの禅の世界をゆるいイラストで楽しく禅に関わる言葉や意味を紹介していました。
はい、全種類いただきました。
また、ここには掲載されていませんが、きれいな写真と禅語を紹介しているしおり(文庫本にはさむのにぴったり!)も自由にもらって良かったので、こちらもしっかりいただきました。
この部屋↓は、天井に狩野探幽の「雲龍図」(八方にらみの龍)があってさすが迫力でした。(コピーだけど)
ソファに座って、ぼーっと見上げてました。
また、妙心寺派の九州・沖縄の名宝もあります。
でた!沖縄県石垣市・桃林寺(とうりんじ)の金剛力士像!
表情も体型も"ガッチガチやぞ!"という感じで(どんな感じ?)色も赤っぽいからか、沖縄らしいなあ、と思った。
石垣島に今度行ったら、このお寺も行こ(笑)
この文殊五尊像は、運慶五代の孫と名乗る仏師康俊(こうしゅん)ほかが制作したことが知られています。
が、この"名乗る"という表現って何???とそこが気になった私(苦笑)
あと、福岡県にこんなすんごいの↓があったなんて。
福岡市・聖福寺 勅額(ちょくがく)「扶桑最初禅窟(ふそうさいしょのぜんくつ)」 後鳥羽上皇(ごとばじょうこう) 筆
ごとばじょうこうって、あの?ごとばじょうこう!?
下から見上げられることを計算して、上の文字ほど大きく書されているのが分かりましたわ。かっちょいー。
これがまた印象に残っています。↓
豊臣秀吉が息子の棄丸(すてまる)(鶴松)に与えた、全長203センチの豪華なミニ屋形船!
玩具船ったって、でかすぎ!さすがセレブ!
棄丸は、この船に乗って、家臣に引いてもらってたらしい。
でも3歳で亡くなったんだよなあ。。。
彼の葬儀は妙心寺で行われました。
で、出口も近くなったけど、龍虎図屏風が一向に見当たらないので、係のひとに聞いてみると
なんと
龍虎図屏風は2月9日からの展示だって!
がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。。。
とまあ、オチがついた元旦でした。
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開山無相大師650年遠諱記念
特別展「京都妙心寺 禅の至宝と九州・琉球」
平成22年1月1日(金・祝)~2月28日(日)
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※展示物の写真の使用は「九州国立博物館」から提供をうけたものです。
(おしまい)
<妙心寺の宿坊が載ってます>
宿坊に泊まる