暇老身辺雑記 -33ページ目

桜の開花が待ち遠しい

1月での桜の開花予想は阪神間では3月27日だったように記憶しているが、今日見た限りでは、つぼみのままだった。3月に入ってからの冷え込み続きで開花が遅れたのだろう。しかし、つぼみをよく見ると先端が赤みを帯びていた。遅くとも今月内には開花するのではなかろうか。大地震と原発事故のせいで日本中が喪に服したような状況の中で、花見気分にはなれそうもない。しかし、「年々歳々花相似たり」の桜を復興のシンボルとして眺めてみてはどうだろう。

NHK杯囲碁トーナメントで山田規三生九段初優勝

 一昨年、昨年と結城聡九段が連覇した後を受けて、今期は日本棋院関西総本部の山田規三生九段が初優勝を遂げた。このところ、各種棋戦での関西勢の活躍が続く。タイトルホールダーも井山名人、結城天元、坂井碁聖と今度の山田NHK選手権者の4人となった。

 井山名人が誕生するまでは、関東に比べ棋士の数が圧倒的に少ない関西勢が存在感を示すことは長らくなかった。しかし、井山、結城、坂井、山田はまだまだ若いし、関西棋院には今後タイトルホールダーになると期待されている若手の有力者瀬戸大樹七段と村川大介七段が控えている。

 関西勢の活躍は当分続くのではと期待している。

放射性物質の生物濃縮

 福島第一原発の放水口付近で採取した海水から、高濃度の放射性ヨウ素131が検出された問題で、東電や経済産業省原子力安全・保安院、専門家は26日、汚染水が原子炉につながる配管などから直接海に放出されたという見方を強めたそうだ。しかし、どの配管から放出されたのは特定できていないと見られる。したがって汚染水の垂れ流しはずっと続く事になる。福島氏の野菜や牛乳の出荷が停止となっているが、放射性物質の生物濃縮が海中で起こるために近海の海産物も食べられなくなる可能性が高い。生物濃縮と言うのはプランクトンや海草がまず放射性物質を取り込み、それらを小魚が食べ、それを大きな魚が捕食するいわゆる食物連鎖によって、どんどん放射性物質が濃縮される事を意味する。かつて、核爆発実験が盛んに行われていた頃、放射性物質をマグロが取り込んでいる事が問題となった事が思い起こされる。

 魚は回遊するものが多い。そのうち近海の魚が種類によっては食べられなくなるかも知れない。

マンションの停電

 昨日、住んでいるマンションの電気設備の定期点検が行われ、1時間近く停電した。勿論、事前に通知を受けていたのだが、加齢のためかすっかり忘れていた。パソコンで囲碁中継を眺めていたら、プツンと電源が落ち停電を思い出した。

 マンション暮らしでは、停電するとエレベーター、エントランスの電動ドアや機械式駐車場が動かなくなるし、水道もポンプで揚水しているために使えない。給湯器やストーブなどのガス機具も使えない。マンションでは長期間停電すると生きてはいけない事を、僅か1時間の停電で実感した。また地震被災地の方々のご苦労に改めて思いを馳せた。

第49期十段戦五番勝負第2局

 第1局は張栩十段が先勝したが、今日第2局が行われた。産経ネットで中継を見ていたが、序盤からの構想が功を奏して中盤では井山挑戦者の打ちやすそうな優勢を築いたように見えた。しかし最近優勢となった碁を次々と張に逆転されているので心配しながら観戦していたが、井山の中押し勝ちで終局した。久々の井山らしい堂々とした勝利であった。

 4月上旬に開催される第24回世界囲碁選手権・富士通杯の1回戦で井山は中国のトップクラスの古力九段と対戦する。今回の快勝をバネにして難敵を打ち負かして欲しいものだ。

一票の格差問題に関する最高裁判決

 読売新聞の記事を引用する。〔2009年8月の衆院選を巡り、議員1人当たりの有権者数の格差(1票の格差)が最大2・30倍となった小選挙区の区割りは、投票価値の平等を保障した憲法に反するとして、各地の有権者が各選挙管理委員会に選挙無効(やり直し)を求めた訴訟の上告審判決が23日、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)であった。〕

 

 今回の最高裁判決は大方が予想した通りであった。それにも拘らず、国会では格差是正のための真剣な議論は殆ど行われて来なかった。今回、立法府が事もあろうに違憲を犯していると指摘されたのである。国会議員が集団で憲法を踏みにじって来たと言う事実は、まさに笑えないブラックジョークである。是正措置を講じて来なかった国会議員全員が、訴追はされなくとも実質的には犯罪者でありながら、日本における立法を担っているのである。衆議院は直ちに是正措置を定めてから解散して、違憲状態を解消してから立法に当たるべきではないか。

放射能は本当に大丈夫か

 空気中の放射線強度が高まっても、野菜や牛乳から許容強度以上の放射能が検出されても、水道水や海水から平常値を上回る放射能が検出されても、枝野官房長官の見解は『直ちに人体に影響するものではありません』と決まり文句を繰返す。しかし、吸い込んだ空気中の放射性物質の微粒子は肺に沈着して内部被曝を起こすし、飲料水や食物の中の放射性元素は体内に取り込まれてからだの一部となってしまい、やはり内部被曝を起こす。短期間の一過性の放射線には問題がなくても長期間の被曝は大問題の筈だ。それを決まり文句で大丈夫と本当に言い切れるのだろうか。

 枝野氏の発言は、第二次大戦中の大本営発表を思い起こさせる。大本営は国民を安心させるために、日本軍の戦況が不利となっても有利と言い続けた。今の政府も、国民がパニックを起こす事を怖れて真実を伝えていないような気がしてならない。米国は自国民に福島第一原発から80km以上遠くに避難するように指示した。米軍機による上空での放射性物質の観測結果などを総合して判断した結果であろう。米軍の測定データが日本政府に伝わっているのかどうかは分からないが、長期間経ってから影響の出て来る放射能については慎重の上にも慎重な安全対策を講じなくてはならない。避難範囲を少なくても米国人並みの80kmにするべきだと思えてならない。

ACのコマーシャル

 福島原発の現況を知りたいとTVを点けると、垂れ流しのようにAC(公共広告機構)のコマーシャルが画面に現れる。大震災以降、赤星、仁科、オシムらの顔を何度も何度も見せられると拒絶反応が起こる。企業広告の場合は過度の繰り返しは却って反撥を招くとして避けるようにしているらしいが、ACはそんな事には全く無頓着なようだ。最近はACの広告を避けるためにNHKを多く視聴するようになった。多分そんな気分の人も多いのではなかろうか。

健気なハイビスカス

暇老身辺雑記

 自宅にはハイビスカスが3鉢あり、寒くなるとベランダから室内に入れている。そのうちの1鉢が夏以降、1輪ずつ連日花を咲かせている。『そんなに頑張らんでもええんちゃうか』と話しかけてはいるのだが。

大地震後の商品買占め

新聞の記事では全国的に特定商品の買占めが起こっているとの事だった。確かに、スーパー、ホームセンターや家電量販店に行くと、乾電池(単一、単二、単三型)は売り場から消えている。使い捨てカイロ、カセットボンベ型コンロ及びボンベ、トイレットペーパー、米、インスタントラーメンの有名銘柄、水のペットボトル、水貯蔵用のポリタンクなども、店によるが商品がなくなったり、一人当たりの販売個数が制限されたりしている。

買い込んだ物資を被災地に向けて発送している人も多いのかも知れない。しかし多くは、石油ショック時のトイレットペーパー騒動の際のように、先行き不安によるパニック買いのように思われる。日本人の特性かも知れないが、商品の消えた棚を見ると悲しくなる。