東電は06年には、(スマトラ島沖大津波を受けた国の要請で)大津波を想定、
防潮堤建設費80億円と試算しているが、東電旧経営陣は、想定外と無罪を主張。

しかし、原子力ムラの総本山・IAEAさえ、
福島第一原発を襲う津波の高さを、最大15メートルと試算しながら実効的対策を怠った」と、「想定外」を完全否定。
IAEA報告書、想定内の大津波対策を怠ったと「想定外」を完全否定

刑事に先立つ民事訴訟でも、東電に原発事故の責任有りと認定。
国、東電に賠償命令=巨大津波「(東電は)予見していた」

想定内の津波で・・2008年 東電「津波地震」津波高を15.7mと計算。
【40年間に津波対策として実行されたのは、6号機の非常用海水ポンプ電動機をわずか20センチかさ上げしただけなのだ。「たった一回の20センチ」、しかもこれとて・・】

証拠隠滅に5年の猶予が有りながら、有罪を示す証拠が次から次と露見。
それでも検察は、当初からの予定通り(安倍原子力ムラ政権への忖度で)不起訴にしたが、世論の後押しで、強制起訴に・・

国策無罪が大前提の原発裁判でなければ、有罪確実だが・・
原発を止めると左遷…エリート裁判官たちが抱える「大苦悩」

「津波予測不能」主張の東電、2002年に、旧保安院の津波想定要請を拒否

東電、06年にも大津波想定 防潮壁建設費80億円をケチらなければ・・・

吉田所長、東電被告3人に巨大津波想定と防潮堤の必要性〝御前会議〟で報告

原発事故 巨大津波の予測困難?東電の“未必の故意”認定せず不起訴??

福島第1原発〝津波対応〟拒否=東電の犯意?保安院・審査官が証言

5年経ってようやく! 福島原発事故 東電の勝俣元会長ら、29日に強制起訴

「津波予測不能」主張の東電、2002年に、旧保安院の津波想定要請を拒否



 東京新聞より
津波対策の「先送り」否定 東電の武藤元副社長
【福島第1原発事故を巡り業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力旧経営陣3人の公判は16日午後も東京地裁(永渕健一裁判長)で続いた。武藤栄元副社長(68)は被告人質問で、大津波の試算結果の報告を受けた後、専門家にさらに研究を依頼したことについて「時間を稼ぐ意図は全くなく、対策の先送りと言われるのは心外だ」と話した。

 東電の担当者は08年6月、国の地震予測「長期評価」を基に最大15・7メートルの津波が原発敷地を襲うとの試算結果を武藤元副社長に報告。元副社長の説明では、対策を決められる状況ではなかったため、土木学会に試算手法の妥当性の検討を委ねたという。】

 産経ニュースより
東電原発事故強制起訴、武藤副社長が被告人質問で謝罪「運転停止は根拠必要」

【東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣3被告の第30回公判が16日、東京地裁(永渕健一裁判長)で開かれた。元副社長の武藤栄被告(68)への被告人質問が始まり、冒頭、「多くの方に迷惑をかけた。当事者として深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 事故をめぐっては、武藤被告のほか、勝俣恒久元会長(78)と武黒一郎元副社長(72)が強制起訴された。最大の争点は、巨大津波を予見し、対策を取ることができたかどうか。昨年6月の初公判で3人は「事故の予見や回避は不可能だった」として、いずれも無罪を主張した。

 政府の専門機関は14年、「津波地震が福島沖を含む日本海溝沿いで発生しうる」との津波予測「長期評価」を公表。子会社は20年3月、長期評価を前提にすれば最大15・7メートルの津波が同原発を襲うとする試算を示した。

 武藤被告は同年6月に担当者から試算の報告を受けたが、すぐに対策に乗り出さず、土木学会に試算手法の妥当性の検討を委ねた。】一部抜粋