Mobile DAW
雑然と並べてみた小物たち。
車やバイクなど、とにかくモノを運べる乗り物を所有していないので機材運びには毎回一苦労なのです。
肩掛けのバッグにスコアや小物を入れて、片手にMacBook、更にもう片手にはカートに括り付けたAvid 003 Rackと Aard Syncを収めた3Uラック。
アスファルトをガタゴト引きずるのって精神衛生上かなり悪うございます。そんな風に運ばれることを想定したタフな造りではないだろうから、毎度電源が入らないとかノイズが乗るだとかのトラブルで修理送りはおろかその日のレコーディングがおじゃんにならないかとビクビク...
そこで
003 Rackの持ち運びは今後最小限にしようって決めました。
ProTools 9から純正I/Oじゃなくても起動するようになったし。
このブログで何度もくどいくらい取り上げていますが、これは本当に大きい。
とはいえ音質には妥協したくないので、本録りの時は今後も003 Rackを運び、デモやプリプロの時は前出のセットを持ち込むことにしたのでした。
超コンパクト! (-^□^-)
写真の他にI/OのACアダプタやiLok、マウスなどなどあるんですが、それを考えても肩掛けのバッグにすっぽり入りそうな予感。今週末のプリプロはこのセットで出動です!
さて、肝心の内容と選定のポイントを。
■EDIROL UA-5
自前ではなくて、ギターくんからの借り物です (・・;)
彼にはDIGI001を無期限貸し出し中で、これを機に無理矢理ProToolsデビューしてもらいました (+_+)
ProTools Software 6.4が最終で、PCIスロットにカードを挿すタイプのこのI/Oをまだ有効活用してもらえているのだから大変ありがたい話。元々はSONARユーザーだったそう。I/Oの自由度に乏しいバージョンのProTools(ゴメンね!)を手にした今不要になったこのI/Oが自分の手元に来たというわけです。
USBバスパワーにま未対応なのでちょっと大きめのACアダプタと。MIDI非搭載なので、後述のMIDI I/Fとセット扱い。
下手したら10年前後前の製品ですが、MacOS 10.6、Windows7向けドライバどちらもちゃんとあります。これはありがたい!もちろんCoreAudio/ASIO対応でProTools9との組み合わせにも何ら問題なし。
今のEDIROL製品がどうかはわかりませんが、入口・出口共に特異な癖も見られず好印象です。EDIROL,ちょっと見直した(`∀´)
EDIROL UA-5
http://www.roland.co.jp/products/dtm/UA-5.html
■YAMAHA UX-16
メーカー のWebサイトを見ると、発売は2001年!もう10年近く現行の定番製品だったとは。
EDIROL UA-5にMIDI非搭載なので用意してみました。特筆すべきは、他社のどれよりもコンパクトかつ無難なフォルム、そう、形重要です!(笑)
LEDランプもシンプル、赤いPOWERとMIDIシグナルに反応する緑のふたつのみ。見やすいLEDは安心感に直結しますね。
まっすぐ伸ばして約1.8m、取り回しもしやすい妥当な長さです。褒めすぎ?
■KORG nanoKEY
前出のUX16は自分以外の誰かが、ちゃんとした(!?)鍵盤を弾いてくれるとき用。対してこちらは自分用。既にあるMIDIトラックでソフト音源を鳴らすときの音色チェックやデモの入力など。なので一人じゃないときには持って行きません。
ベロィシティ付き超コンパクト鍵盤のパイオニア的製品といえます。これに続いてAKAIがLPK25 を、ICON i-KEY らを競うようにリリースしました。ただそのどれよりも薄さでは一番。しかしながらストロークは浅いわけで、強弱のニュアンスを表現しにくいというのも事実。思いの外短命でしたが、NAMM 2011で後継が発表されてました。 春以降発売の予定だそうで、地味に期待しています。
■
「Mac用」をうたう有線テンキーとしては唯一ではないかと。
MacBook単体でオペレートする場合、一番不便なのはBig Counterへの数値入力。フルサイズのキーボードならテンキーパッドの「=」キーで直接入力できるはずが、これができない。「=」キーを使わない場合のショートカットを知らないだけなのでしょうが、知っていたとしてもこれってあまりに多用するので、テンキーを持っていて損はないかと。
Audio I/Fはハブを介さないで使うのが大原則なので、この他のUSB機器、iLokが2本に今回のテンキーとMIDI I/F、場合によってはnanoKEYまで、これらを残りのUSBポート1基でまかなわなくてはなりません。忙しい。それでテンキーは念のため2ポートのハブ付きを選びました。
ただ残念なのは、本体側の[Control]とテンキー側のキーとの組み合わせは利かないという点。
例えばProToolsならTransportウィンドウを[Command]+[1]、Big Counterなら[Command]+[3]、といったような。フルキーボードにはやっぱり適いません。
周辺機器をここまでコンパクトにしてしまうと、デモも本録りも同じ高品位でMIDIが付いたI/Oが欲しくなってしまうところですが、お財布がまずいことになるので考えないことにしています ( ̄ー ̄)

車やバイクなど、とにかくモノを運べる乗り物を所有していないので機材運びには毎回一苦労なのです。
肩掛けのバッグにスコアや小物を入れて、片手にMacBook、更にもう片手にはカートに括り付けたAvid 003 Rackと Aard Syncを収めた3Uラック。
アスファルトをガタゴト引きずるのって精神衛生上かなり悪うございます。そんな風に運ばれることを想定したタフな造りではないだろうから、毎度電源が入らないとかノイズが乗るだとかのトラブルで修理送りはおろかその日のレコーディングがおじゃんにならないかとビクビク...
そこで
003 Rackの持ち運びは今後最小限にしようって決めました。
ProTools 9から純正I/Oじゃなくても起動するようになったし。
このブログで何度もくどいくらい取り上げていますが、これは本当に大きい。
とはいえ音質には妥協したくないので、本録りの時は今後も003 Rackを運び、デモやプリプロの時は前出のセットを持ち込むことにしたのでした。
超コンパクト! (-^□^-)
写真の他にI/OのACアダプタやiLok、マウスなどなどあるんですが、それを考えても肩掛けのバッグにすっぽり入りそうな予感。今週末のプリプロはこのセットで出動です!
さて、肝心の内容と選定のポイントを。
■EDIROL UA-5
自前ではなくて、ギターくんからの借り物です (・・;)
彼にはDIGI001を無期限貸し出し中で、これを機に無理矢理ProToolsデビューしてもらいました (+_+)
ProTools Software 6.4が最終で、PCIスロットにカードを挿すタイプのこのI/Oをまだ有効活用してもらえているのだから大変ありがたい話。元々はSONARユーザーだったそう。I/Oの自由度に乏しいバージョンのProTools(ゴメンね!)を手にした今不要になったこのI/Oが自分の手元に来たというわけです。
USBバスパワーにま未対応なのでちょっと大きめのACアダプタと。MIDI非搭載なので、後述のMIDI I/Fとセット扱い。
下手したら10年前後前の製品ですが、MacOS 10.6、Windows7向けドライバどちらもちゃんとあります。これはありがたい!もちろんCoreAudio/ASIO対応でProTools9との組み合わせにも何ら問題なし。
今のEDIROL製品がどうかはわかりませんが、入口・出口共に特異な癖も見られず好印象です。EDIROL,ちょっと見直した(`∀´)
EDIROL UA-5
http://www.roland.co.jp/products/dtm/UA-5.html
■YAMAHA UX-16
メーカー のWebサイトを見ると、発売は2001年!もう10年近く現行の定番製品だったとは。
EDIROL UA-5にMIDI非搭載なので用意してみました。特筆すべきは、他社のどれよりもコンパクトかつ無難なフォルム、そう、形重要です!(笑)
LEDランプもシンプル、赤いPOWERとMIDIシグナルに反応する緑のふたつのみ。見やすいLEDは安心感に直結しますね。
まっすぐ伸ばして約1.8m、取り回しもしやすい妥当な長さです。褒めすぎ?
YAMAHA USB-MIDIインターフェース [UX-16]
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at 11.02.06
ヤマハ (2001-10-01)
売り上げランキング: 13
売り上げランキング: 13
■KORG nanoKEY
前出のUX16は自分以外の誰かが、ちゃんとした(!?)鍵盤を弾いてくれるとき用。対してこちらは自分用。既にあるMIDIトラックでソフト音源を鳴らすときの音色チェックやデモの入力など。なので一人じゃないときには持って行きません。
ベロィシティ付き超コンパクト鍵盤のパイオニア的製品といえます。これに続いてAKAIがLPK25 を、ICON i-KEY らを競うようにリリースしました。ただそのどれよりも薄さでは一番。しかしながらストロークは浅いわけで、強弱のニュアンスを表現しにくいというのも事実。思いの外短命でしたが、NAMM 2011で後継が発表されてました。 春以降発売の予定だそうで、地味に期待しています。
KORG SLIM-LINE USB KEYBOARD nanoKEY BLACK
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KORG (2008-12-12)
売り上げランキング: 205
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KORG スリム・ライン USB コントローラー/キーボード nanoSET White
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KORG (2008-12-14)
売り上げランキング: 780
売り上げランキング: 780
■

「Mac用」をうたう有線テンキーとしては唯一ではないかと。
MacBook単体でオペレートする場合、一番不便なのはBig Counterへの数値入力。フルサイズのキーボードならテンキーパッドの「=」キーで直接入力できるはずが、これができない。「=」キーを使わない場合のショートカットを知らないだけなのでしょうが、知っていたとしてもこれってあまりに多用するので、テンキーを持っていて損はないかと。
Audio I/Fはハブを介さないで使うのが大原則なので、この他のUSB機器、iLokが2本に今回のテンキーとMIDI I/F、場合によってはnanoKEYまで、これらを残りのUSBポート1基でまかなわなくてはなりません。忙しい。それでテンキーは念のため2ポートのハブ付きを選びました。
ただ残念なのは、本体側の[Control]とテンキー側のキーとの組み合わせは利かないという点。
例えばProToolsならTransportウィンドウを[Command]+[1]、Big Counterなら[Command]+[3]、といったような。フルキーボードにはやっぱり適いません。
周辺機器をここまでコンパクトにしてしまうと、デモも本録りも同じ高品位でMIDIが付いたI/Oが欲しくなってしまうところですが、お財布がまずいことになるので考えないことにしています ( ̄ー ̄)
WAVES V8 アップデートしました!
今年のNAMM 2011で「数週間以内に」とアナウンスされていたWAVES V8が早くもリリースされたのでアップデートしてみました。
普段愛用しているバンドルは...
Gold
Renaissance Maxx
CLA Classic Compressors
Studio Classics Collection
一番最初はGoldをV5の時に入手して、V6を通り越してV7にアップグレードするとき、Renaissance Maxxを追加(WAVES的には"Gold + RenMaxx"というちょっと変則的なバンドル)、昨年末の40% OFFセールの時にCLA Classic CompressorsとStudio Classics Collectionを導入してきました。Gold + RenMaxxは既にWUP切れ、無償でV8に出来たのは残りの2バンドルだけでした。つい最近V7にしたと思っていたのに、時の流れは早いものです。
V8になって、Gold以上のバンドルでV-Seriesが使えるようになったということですが、Studio Classics Collection持っている身としては少々複雑。GoldもRenaissance MaxxもV7のまんまでイイじゃん?となるところを、細かいバグの修正に期待しつつ、昔からあるL1やTrueVerbのUIが一新されたというので敢えてWUPに加入し直して全部V8にしてみました。
しかし先日のProTools9然り、一部の機能や製品をほんの少し前に買い足したものが、数週間か数ヶ月後の時期バージョンアップで標準実装されてくるというジレンマ。しかも今月に入ってWAVES毎月恒例のキャンペーンがよりによってPlatinum Bundleの20% OFF、Gold + RenMaxxからは$510(日本円で\40,000前半?)でアップグレードできるだと!?
もう「欲しい時が買い時!」と思うしかないです。
とはいえWAVESのWUP(WAVES Update Plan)は素晴らしくて、ライセンスを取得して1年以内はメジャーバージョンアップがあっても無償で対応してくれるという"バージョンアップ保険"みたいな優遇措置が用意されています。しかも自分のように、複数のバンドルを持っているユーザーがいざWUPに加入し直そうとしたときに、結構高額になる訳ですが、WAVESはそんなユーザーのこともちゃんと考えてくれていて、$200で持っているすべてのバンドルを加入した日から1年間有効にしてくれます。今回は関係ありませんでしたが、とてもありがたい。今後のバージョンアップの時もお願いしたいところ。
そんなわけで、今回のV8アップグレードで新たに手にしたプラグインはゼロな訳ですが、マウスホイールでパラメーターを操作できたり、一部プラグインが先進的なUIになったり、プリセットの選択がしやすくなったり、"操作性"がかなり良くなった印象。
例えばTrue Verbだとこんなん
他にもいろいろ、今回からintel Mac専用になったりとか。
その辺の積もる話は国内代理店MIさんのWebサイトにて。
http://www.minet.jp/waves/v8
UIが変わっただけで出音に変化はないのですが、"見た目"ってモチベーションを結構刺激してくれるのです(笑)そういう精神論的な意味で出音が変わったりって、あると思うんだよなー
そして今日も、新UIに刺激されながら制作に打ち込みます (^_^;)

普段愛用しているバンドルは...
Gold
Renaissance Maxx
CLA Classic Compressors
Studio Classics Collection
一番最初はGoldをV5の時に入手して、V6を通り越してV7にアップグレードするとき、Renaissance Maxxを追加(WAVES的には"Gold + RenMaxx"というちょっと変則的なバンドル)、昨年末の40% OFFセールの時にCLA Classic CompressorsとStudio Classics Collectionを導入してきました。Gold + RenMaxxは既にWUP切れ、無償でV8に出来たのは残りの2バンドルだけでした。つい最近V7にしたと思っていたのに、時の流れは早いものです。
V8になって、Gold以上のバンドルでV-Seriesが使えるようになったということですが、Studio Classics Collection持っている身としては少々複雑。GoldもRenaissance MaxxもV7のまんまでイイじゃん?となるところを、細かいバグの修正に期待しつつ、昔からあるL1やTrueVerbのUIが一新されたというので敢えてWUPに加入し直して全部V8にしてみました。
しかし先日のProTools9然り、一部の機能や製品をほんの少し前に買い足したものが、数週間か数ヶ月後の時期バージョンアップで標準実装されてくるというジレンマ。しかも今月に入ってWAVES毎月恒例のキャンペーンがよりによってPlatinum Bundleの20% OFF、Gold + RenMaxxからは$510(日本円で\40,000前半?)でアップグレードできるだと!?
もう「欲しい時が買い時!」と思うしかないです。
とはいえWAVESのWUP(WAVES Update Plan)は素晴らしくて、ライセンスを取得して1年以内はメジャーバージョンアップがあっても無償で対応してくれるという"バージョンアップ保険"みたいな優遇措置が用意されています。しかも自分のように、複数のバンドルを持っているユーザーがいざWUPに加入し直そうとしたときに、結構高額になる訳ですが、WAVESはそんなユーザーのこともちゃんと考えてくれていて、$200で持っているすべてのバンドルを加入した日から1年間有効にしてくれます。今回は関係ありませんでしたが、とてもありがたい。今後のバージョンアップの時もお願いしたいところ。
そんなわけで、今回のV8アップグレードで新たに手にしたプラグインはゼロな訳ですが、マウスホイールでパラメーターを操作できたり、一部プラグインが先進的なUIになったり、プリセットの選択がしやすくなったり、"操作性"がかなり良くなった印象。
例えばTrue Verbだとこんなん
他にもいろいろ、今回からintel Mac専用になったりとか。
その辺の積もる話は国内代理店MIさんのWebサイトにて。
http://www.minet.jp/waves/v8
UIが変わっただけで出音に変化はないのですが、"見た目"ってモチベーションを結構刺激してくれるのです(笑)そういう精神論的な意味で出音が変わったりって、あると思うんだよなー
そして今日も、新UIに刺激されながら制作に打ち込みます (^_^;)
SONY MDR-CD900ST の修理 その2
さて、今年初のエントリーです。
既に10日過ぎてしまいましたが、あけましておめでとうございます。
昨年を振り返ってみると、投資した年だったなと。
特にプラグイン系。セールを狙って買い漁り(笑)
制作中の音源は未だ1曲として完成を見ていないものの、いろんな試行錯誤が近い将来実を結ぶかと。
最早この場所が音響機器の買い物レポートみたいになっていますが、ありがたいことに、この筋の分野に興味あるなし関係なく、「読んだよ」と声を掛けてくれる周りの友人知人からの評判が上々です。「長いよね」ともよく言われますが。
今年もゆるーく書きたいことを書きたいときに書いていきますのでお付き合いくださいませませ <(_ _)>
さて、昨年も良い勉強になったヘッドホンの修理について、今回はまた別の個体をいじってみました。
所有のヘッドホンもかれこれ4個目。レコーディングに関わる人が今年は増えそうな予感、かつ増えてくれていろんな刺激が生まれることを期待して、その準備。
前回入手したCD900ST はだいぶ疲れ気味だった個体をカスタマイズしながら再生させるという試み。今回は「Rchが死んでいる」という個体をとりあえず普通に使えるように修理です。
まずはテスターで数カ所テスト。
ハンダごてを握るまでは、正直何処に原因があるのか分かりませんでしたが、配線を外しながら更にチェックしていくと、L-Rの渡りケーブル(渡り線、"渡り"とも)が断線していることが判明。これまた厄介な個体を手に入れてしまった。保守用として部品取りにしようかとも思ったのですが、今はヘッドホンの数を1つでも増やしたくて、直してみることにしました。
SONY純正の保守パーツは安くないので、ドライバー等々、代替えが利かないものは純正品を用意するしかありませんが、今回のようなケーブル1本だったら汎用品を使ってみようと会社近くのトモカ電気さんへ。今年も電線の件ではお世話になります... <(_ _)>
というのも、調べてみるとこの渡りケーブルだけってどうやら入手できないみたい。
頭上に当たる部分のバンドにケーブルが通った状態で1つのパーツ。参考までにSONYサービスステーションへ電話して聞いてみました。
HEAD BAND ASSY X-2113-142-2
\3,780
国内で唯一900STの修理をSONY公式で行っているメイクアップ・カンパニーさんから取り寄せた場合は少し安いみたい。
http://www.makeup-c.com/mitorizu/index.html
これはこれとして、今回はちょっといただけない。
そこで汎用品として用意したのがこちらのケーブル
MOGAMI 2368
外形は2Ø、何と40円/m !!
これと併売されていたほんの少ーし太い2.16Øの2901は100円/m
でも今回は2芯で事足りるので2368。細ければいいといって何処のメーカーか分からないただの導線を使うのは心許なかったので、一応メーカー品を。
ここまでの部材調達までは順調。店頭へは普段使っている900STを持ち込んで太さを比べて購入したのですが、何とこれがハンガーの溝に入ってくれない。
本来はこうなるはず。
太さはほぼ同じなんですが、2368の方が純正のより硬く、融通が利かない感じ。
しばらく考えます。
素直に純正のバンド買おうかな...
と、そこでふと目に入ったのが長年メインとして使っているMDR-7506
ご覧の通り、ハンガーの構造がそもそも違うんですね。
これを応用して、穴を空けて通してしまえと。
早速ピンバイスを用意。
MDR-7506をお手本に、この位置へ穴開け。
MOGAMI 2368をこの手の修理に使うなら、ドリルの経は2.5mmがいいみたい。
1.5mm、2.0mm 2.5mmの3本が付属しているピンバイスを用意してみたのですが、2.0mmでは小さすぎで、"遊び"を考えると、2.5mmで空けるのが丁度いいみたいです。
穴を空ける位置は、もう少し上し上が良かったかと。ハンガーと少し干渉してしまうかも知れない位置。
余談ですが、あまり"改造"には私自身積極的ではありません。やむを得ずその必要があるとき一番に考えるのは、「元に戻せない改造はしない!」ということです。でも改造を平気で出来る技術、応用力みたいなのはいくらでも欲しいと常々思っていますが。今回穴こそ空けましたが、純正のケーブルに載せ替えたときも目立たないレベルかなと。
「元に戻せるように」というのは、世界遺産の絵画を修復する技術者の間でも常にテーマになっているそうです。というか規定がちゃんとあるんですって。
「改造」って定義が難しいですが、メーカーの保証が効かなくなるようなのは「改造」なのでしょう。
もっとも900STにはメーカー保証なんて元々なくて、壊れたら即修理なのであまり関係なしです。
パソコンだったら、ハードディスクを交換しても、工場出荷時のハードディスクを持っていれば、修理出すときに載せ替えて出せる...みたいな感じでしょうか。
3種類並べてみました。
左から...
今回の修理品。MDR-7506のハンガーにあるようなケーブルを留める機構がないのでちょっと暴れています。実用は問題なしですが、ここがどこかに引っかからないかというのが少し心配 (^_^;)
続いてノーマル900ST、7506。
修理代ですが、線材が1m 40円に、ピンバイスが1,000円強。えらい安く修理完了! (=⌒▽⌒=)
最後、いつもながらにこの方法で修理をされようとしている方へ、ご参考になれば嬉しいです。
既に10日過ぎてしまいましたが、あけましておめでとうございます。
昨年を振り返ってみると、投資した年だったなと。
特にプラグイン系。セールを狙って買い漁り(笑)
制作中の音源は未だ1曲として完成を見ていないものの、いろんな試行錯誤が近い将来実を結ぶかと。
最早この場所が音響機器の買い物レポートみたいになっていますが、ありがたいことに、この筋の分野に興味あるなし関係なく、「読んだよ」と声を掛けてくれる周りの友人知人からの評判が上々です。「長いよね」ともよく言われますが。
今年もゆるーく書きたいことを書きたいときに書いていきますのでお付き合いくださいませませ <(_ _)>
さて、昨年も良い勉強になったヘッドホンの修理について、今回はまた別の個体をいじってみました。
所有のヘッドホンもかれこれ4個目。レコーディングに関わる人が今年は増えそうな予感、かつ増えてくれていろんな刺激が生まれることを期待して、その準備。
前回入手したCD900ST はだいぶ疲れ気味だった個体をカスタマイズしながら再生させるという試み。今回は「Rchが死んでいる」という個体をとりあえず普通に使えるように修理です。
まずはテスターで数カ所テスト。
ハンダごてを握るまでは、正直何処に原因があるのか分かりませんでしたが、配線を外しながら更にチェックしていくと、L-Rの渡りケーブル(渡り線、"渡り"とも)が断線していることが判明。これまた厄介な個体を手に入れてしまった。保守用として部品取りにしようかとも思ったのですが、今はヘッドホンの数を1つでも増やしたくて、直してみることにしました。
SONY純正の保守パーツは安くないので、ドライバー等々、代替えが利かないものは純正品を用意するしかありませんが、今回のようなケーブル1本だったら汎用品を使ってみようと会社近くのトモカ電気さんへ。今年も電線の件ではお世話になります... <(_ _)>
というのも、調べてみるとこの渡りケーブルだけってどうやら入手できないみたい。
頭上に当たる部分のバンドにケーブルが通った状態で1つのパーツ。参考までにSONYサービスステーションへ電話して聞いてみました。
HEAD BAND ASSY X-2113-142-2
\3,780
国内で唯一900STの修理をSONY公式で行っているメイクアップ・カンパニーさんから取り寄せた場合は少し安いみたい。
http://www.makeup-c.com/mitorizu/index.html
これはこれとして、今回はちょっといただけない。
そこで汎用品として用意したのがこちらのケーブル
MOGAMI 2368
外形は2Ø、何と40円/m !!
これと併売されていたほんの少ーし太い2.16Øの2901は100円/m
でも今回は2芯で事足りるので2368。細ければいいといって何処のメーカーか分からないただの導線を使うのは心許なかったので、一応メーカー品を。
ここまでの部材調達までは順調。店頭へは普段使っている900STを持ち込んで太さを比べて購入したのですが、何とこれがハンガーの溝に入ってくれない。

本来はこうなるはず。
太さはほぼ同じなんですが、2368の方が純正のより硬く、融通が利かない感じ。
しばらく考えます。
素直に純正のバンド買おうかな...
と、そこでふと目に入ったのが長年メインとして使っているMDR-7506
ご覧の通り、ハンガーの構造がそもそも違うんですね。
これを応用して、穴を空けて通してしまえと。
早速ピンバイスを用意。

MDR-7506をお手本に、この位置へ穴開け。

MOGAMI 2368をこの手の修理に使うなら、ドリルの経は2.5mmがいいみたい。
1.5mm、2.0mm 2.5mmの3本が付属しているピンバイスを用意してみたのですが、2.0mmでは小さすぎで、"遊び"を考えると、2.5mmで空けるのが丁度いいみたいです。

穴を空ける位置は、もう少し上し上が良かったかと。ハンガーと少し干渉してしまうかも知れない位置。
余談ですが、あまり"改造"には私自身積極的ではありません。やむを得ずその必要があるとき一番に考えるのは、「元に戻せない改造はしない!」ということです。でも改造を平気で出来る技術、応用力みたいなのはいくらでも欲しいと常々思っていますが。今回穴こそ空けましたが、純正のケーブルに載せ替えたときも目立たないレベルかなと。
「元に戻せるように」というのは、世界遺産の絵画を修復する技術者の間でも常にテーマになっているそうです。というか規定がちゃんとあるんですって。
「改造」って定義が難しいですが、メーカーの保証が効かなくなるようなのは「改造」なのでしょう。
もっとも900STにはメーカー保証なんて元々なくて、壊れたら即修理なのであまり関係なしです。
パソコンだったら、ハードディスクを交換しても、工場出荷時のハードディスクを持っていれば、修理出すときに載せ替えて出せる...みたいな感じでしょうか。
3種類並べてみました。
左から...
今回の修理品。MDR-7506のハンガーにあるようなケーブルを留める機構がないのでちょっと暴れています。実用は問題なしですが、ここがどこかに引っかからないかというのが少し心配 (^_^;)
続いてノーマル900ST、7506。
修理代ですが、線材が1m 40円に、ピンバイスが1,000円強。えらい安く修理完了! (=⌒▽⌒=)
最後、いつもながらにこの方法で修理をされようとしている方へ、ご参考になれば嬉しいです。