注目の大一番。。本日は第9期叡王戦5番勝負/第4局「先手は伊藤七段、戦型は角換わり相腰掛銀」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

注目の大一番。。本日は第9期叡王戦5番勝負/第4局「先手は伊藤七段、戦型は角換わり相腰掛銀」

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4連覇を目指す藤井聡太叡王に

「藤井世代」の一番星・伊藤匠七段が挑戦する

第9期叡王戦5番勝負。

 

ここまで3局を消化し、伊藤七段が2勝1敗とリード。

難攻不落の絶対王者・藤井叡王からのタイトル奪取へ

王手を掛けてむかえた注目の大一番/第4局が、本日

千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」にて開幕。。

 

 

藤井叡王の前期成績は54戦46勝8敗(.852)。

春の名人戦から全てのタイトル戦に登場し、叡王棋聖王位

立て続けに防衛した後に迎えた秋の王座戦も見事奪取に成功。

史上初の八冠独占を快挙をあっさりと達成しました。。

 

伊藤七段の挑戦を受けた竜王戦の防衛で年内を締め

菅井竜也八段の挑戦を受けた王将戦一で局も終盤戦のない

前代未聞のド圧勝で防衛を果たし幸先良く新年の幕開けを飾ると

棋王戦貫禄の防衛で飾り、年度内の八冠を維持しました。

 

全タイトル防衛を目指す今期はここまで8戦5勝3敗。

叡王戦と並行して戦った名人戦は4勝1敗ですでに防衛

まずは一つ懸念を払い、自身初の番勝負でカド番に立たされた

試練の本局へ、神童は全身全霊を懸けて臨みます。。

 

対します、伊藤七段の前期成績は

67戦50勝17敗(.746)。順位戦はC級1組で8勝2敗。

竜王戦、棋王戦の挑戦者に名乗りを上げ、順位戦も昇級と

立て続けに結果を残し、大ブレークを果たしました

 

今期はここまで7戦して4勝3敗。

叡王戦/第2局で対藤井叡王戦待望の初勝利を飾ると

第3局では後手番で素晴らしい腕力をみせる見事な完勝で

堂々のタイトル奪取へ王手をかけました。。

 

叡王戦/第4局の棋譜中継はこちら

 

 

 

36手目△5四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲伊藤七段: 角

△藤井叡王: 角

 

気になる両者の対戦成績は

ここまで14戦して、藤井叡王が11勝2敗1持将棋とリード。

しかし、番勝負を重ねるごとにその差は縮まってきた印象も。。

 

本局の先手は伊藤七段。

互いに飛車先を突く出だしから、迷いなく突き進み

戦型は「角換わり相腰掛銀」となりました。。