将棋世界2024年6月号(付録セット) [雑誌]
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4連覇を目指す藤井聡太叡王に
「藤井世代」の一番星・伊藤匠七段が挑戦する
第9期叡王戦5番勝負。
ここまで3局を消化し、伊藤七段が2勝1敗とリード。
難攻不落の絶対王者・藤井叡王からのタイトル奪取へ
王手を掛けてむかえた注目の大一番/第4局が、本日
千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」にて開幕。。
藤井叡王の前期成績は54戦46勝8敗(.852)。
立て続けに防衛した後に迎えた秋の王座戦も見事奪取に成功。
史上初の八冠独占を快挙をあっさりと達成しました。。
伊藤七段の挑戦を受けた竜王戦の防衛で年内を締め
菅井竜也八段の挑戦を受けた王将戦一で局も終盤戦のない
前代未聞のド圧勝で防衛を果たし幸先良く新年の幕開けを飾ると
棋王戦も貫禄の防衛で飾り、年度内の八冠を維持しました。
全タイトル防衛を目指す今期はここまで8戦5勝3敗。
叡王戦と並行して戦った名人戦は4勝1敗ですでに防衛。
まずは一つ懸念を払い、自身初の番勝負でカド番に立たされた
試練の本局へ、神童は全身全霊を懸けて臨みます。。
対します、伊藤七段の前期成績は
67戦50勝17敗(.746)。順位戦はC級1組で8勝2敗。
竜王戦、棋王戦の挑戦者に名乗りを上げ、順位戦も昇級と
立て続けに結果を残し、大ブレークを果たしました。
今期はここまで7戦して4勝3敗。
叡王戦/第2局で対藤井叡王戦待望の初勝利を飾ると
第3局では後手番で素晴らしい腕力をみせる見事な完勝で
堂々のタイトル奪取へ王手をかけました。。
36手目△5四銀。
上図での持ち駒
▲伊藤七段: 角
△藤井叡王: 角
気になる両者の対戦成績は
ここまで14戦して、藤井叡王が11勝2敗1持将棋とリード。
しかし、番勝負を重ねるごとにその差は縮まってきた印象も。。
本局の先手は伊藤七段。
互いに飛車先を突く出だしから、迷いなく突き進み
戦型は「角換わり相腰掛銀」となりました。。