本日、第82期名人戦7番勝負/第5局開幕「先手は藤井名人、豊島九段は再びの趣向」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

本日、第82期名人戦7番勝負/第5局開幕「先手は藤井名人、豊島九段は再びの趣向」

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初防衛を目指す藤井聡太名人に

タイトル返り咲きを狙う豊島将之九段が挑戦する

将棋界の「春の本場所」第82期名人戦7番勝負。

 

ここまで4局を消化し、藤井名人が3勝1敗とリード。

名人の怒涛の開幕3連勝のあと、豊島九段が一つ星を返して

迎えた大一番/第5局が本日より、北の大地・北海道は紋別市

「ホテルオホーツクパレス」にて、運命の幕を開きます。。

 

 

 

藤井名人の前期成績は54戦46勝8敗(.852)。

春の名人奪取から全てのタイトル戦に姿を現し

叡王棋聖王位立て続けに防衛した後、王座も奪取。

史上初の八冠独占快挙をあっさりと達成しました。。

 

竜王戦をストレート勝利で防衛し年内を締めくくた神童は

年明けに行われた王将戦で振り飛車相手に一局も終盤戦のない

前代未聞のド圧勝を飾り衝撃の防衛を達成、最後の棋王戦でも

盤石の防衛を果たし、年度内の八冠を維持しました。。

 

全タイトル防衛を目指す今期はここまで7戦4勝3敗。

名人戦と叡王戦の二つの番勝負を並行して戦いますが

名人戦は3連勝も叡王戦は同世代の刺客・伊藤匠七段の前に

激痛の連敗を喫し、1勝2敗とカド番に立たされます。。

 

31日に控える叡王戦の大一番/第4局を前に

防衛を決めたかった名人戦も第4局で初黒星を喫し

楽勝ムードから一転、一気に緊張感が高まる中で

本日の決戦を迎えました。。

 

対します、豊島九段の前期成績は

44戦24勝20敗(.545)。順位戦はA級で7勝2敗。

順位戦は終盤の勝負どころで息切れし、連敗を喫するも

開幕6連勝がものをいい、名人戦挑戦権を獲得しました。

 

今期は名人戦も含めて開幕6連敗スタートとなりましたが

名人戦/第4局で待望の初勝利を飾り、対藤井名人戦の連敗を

「12」で止めると、22日に行われた王座戦/1回戦も勝利で飾り

勢いを継続し、調子を上げて本局に挑みます。。

 

気になる両者の対戦成績は

ここまで37戦して、藤井名人が25勝12敗とリード。

 

第5局の先手は藤井名人

その初手で飛車先を突いた名人に対し

豊島九段は2手目△3四歩と角道を開け

対局はスタートとなりました。。

 

続く3手目に、藤井名人も角道を開くと

豊島九段はすかさず、開いたばかりの自らの角道を止め

振り飛車投入も示唆する、趣向の出だしをみせます。。